チートな転生者〜魔法科高校の劣等生編〜   作:夜桜TOKAI

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今回も読んでくださりありがとうございます(〃▽〃)
ついにお気に入りが300超えました!皆さんありがとうございますm(_ _)m
今回は少しオリジナル要素いれてみました!

ヒロインの方なのですがとりあえずは要望が1番多かった深雪に決めました!
ですが主が一度真由美の方も書いてみたいというのがありまして今はテスト期間なので忙しいのですがテスト終わって余裕が出来たら分岐ルートとしてこの話から深雪ヒロインと真由美ヒロインで書いていこうと思ってます。一応ベースは同じですが深雪、真由美のイベントが違います



九校戦編ⅱ〜予兆〜

あれから数日、今日は発足式だ。あ、もちろんあの後達也はエンジニアとして正式にメンバーにはいったよ!何たってトーラス・シルバーのシルバーだからね。うちの家の稼ぎ口でもある。しかも一昨日飛行術式を完成させたという報告と術式のデータが送られてきた。……ハイスペックにも程があるだろお兄様。

呆れられずにはいれない俺がいた

 

「達也今の気持ちは?」

にやけながら俺はいう

 

「何とも言えないな。目立つし、一科生が目の敵にしてくるしな」

心底迷惑そうに言う達也

 

「フフ……まああまり気にすることは無いよ。それよりも達也には俺のCADも調整してもらうんだからしっかりしてもらわなければな!」

 

「お前のCADを俺が弄る要素がどこにもないんだが……それにお前はCADなしでも魔法を使えるだろうに」

 

「確かに俺は火遁とかを始めCADを使わなくてもかなりの魔法を使うことが出来るけど九校戦ではそれだけじゃ厳しいからさ、んー確かに俺も達也並にはCADいじれるけどやっぱり天下のシルバーが見てもらった方がいいだろ?」

 

「やれやれ、そういうことなら仕方ないな」

笑みを浮かべながら答える達也

 

 

そして発足式を迎えた。深雪が1人1人にバッジをつける……が俺と達也の時だけとろけるような表情を浮かべてたんだが。。。

 

発足式が終わり、校内では九校戦へ向けた準備が一気に加速した。俺は深雪と雫、ほのかと共に毎日閉門ギリギリまで練習している。達也はCADの調整と、深雪の仕事の肩代わりで、これも毎日遅くまで駆けずり回っている。エリカやレオは運動部に所属していて下働きを仰せつかってるようだ。美月に関しては唯一文化部だからこの1週間は彼女が1人で他のメンバーを待っていることが多い。

そしてこれはアイスピラーズブレイクの練習の際の出来事

 

それは雫の一言から始まった。

 

「深雪、次は翔一とやってみたら?」

 

『え!?』

俺と深雪の声が重なる

 

「だって女子ではもう全員と試合したでしょ?なら次は男子とやってもいいんじゃないかな?って思ったんだけど。もちろんその後私たちもやるけど」

 

「それでなぜいきなり俺と?」

 

「そこは女子のトップである深雪と男子のトップの翔一が最初に試合をしてそれから私達がその後翔一と試合をする」

 

「……よくわからんのだが」

 

「まあ、気にしないで」

おい!投げやりかい……

 

「私は別に構いませんが……翔一はよろしいのですか?」

小首を傾げながら聞いてくる……可愛いと思った俺を誰が責められようか!!

 

「俺も大丈夫だよ!それに……久々に歯ごたえのある人と対決出来ると思うと、不謹慎だけどすごく気分が高揚する」

深雪はかなりの魔法師……それだけで俺は気持ちが高ぶる

 

「翔一って何気に戦闘狂?」

俺は完全にスルーした。

 

 

俺と深雪は向かい合う。間には12本の氷柱が並んでいる。

 

「深雪手加減はなしだ。全力でこい」

 

「もちろんです!……その前にお願いがあるのですがよろしいでしょうか?」

 

「なんだ?」

何だろうお願いって

 

「私が勝ったら九校戦が終わったあと1日私に付き合ってください!」

頬を染めながら最後は勢いよく言ってきた。

 

「そんなことか、いいよ!でも俺は負けないよ?」

 

「本当ですか!?……絶対に負けられないです!」

さっきよりやる気が出てるように見えるのは気のせいでしょうか……

 

「じゃあやるか!雫合図頼んだよ」

 

「任せて……始め!」

 

合図と共に俺の氷柱は熱波が襲った……がそれは深雪も同じこと、奇しくも俺と深雪は同じ魔法を使っていた

 

「氷炎地獄か!まさか同じ魔法で来るとはね」

 

「私もびっくりしました!まさか翔一さんが使えるなんて思ってませんでした」

軽口を叩き合う深雪だかその表情には余裕が無い。たいして俺は飄々としてる。

俺がムスペルヘイムを発動させようとした瞬間俺の氷柱を冷気が覆った

 

……これはニブルヘイムまずい!!

即座に特化型に持ち替え……ターゲットマルチロック、発動!

その瞬間深雪の12本の氷柱が爆発した。

 

「そんな!?」

深雪が悲鳴に近い声を上げる

 

「勝者……四葉翔一」

俺の勝ちが宣告された

 

「そんな……翔一さんとの約束が……」

項垂れる深雪……勝負よりもそっちが悔しいのか!?でもね……

 

「深雪、この勝負深雪の勝ちだ」

この一言に深雪もだが驚きの声を上げた

 

「最後に使った魔法本当は使うつもりはなかった。いわゆるあれは奥の手。つまりあれをこの俺が使わされた時点で俺の負けだ」

 

「しかし……」

 

「深雪、《俺》に奥の手を使わせたんだ。不満か?」

俺の部分を強調する。もちろん紫水のことを言い当てている

 

「いえ、……では翔一の言うことに納得することにします。なので九校戦が終わったら……お願いしますね!」

とてもいい笑顔で言ってくる……しかも上目遣いで。断れるわけないよね?

 

「抜け目ないなぁ。なら楽しみにしてるとだけ言っておこうかな」

俺も笑顔で応じる。すると雫が

 

「翔一、深雪に使った魔法……あれは何?」

あぁーやっぱり気になるか

 

「んーあれは烈火爆発(ブレイジング・バースト)俺のオリジナル魔法だよ。一条家の爆裂をイメージして作ってみた。この魔法の最大の特徴はターゲットを20までマルチロックして撃てること。その代わり若干爆裂よりは威力が劣るけどね。一応今回アイスピラーズブレイクにおいての俺の切り札だよ」

 

みんな唖然としてる……

「それって絶対に負けないじゃない!!」

千代田先輩が言ってくる

 

「だからさっき言ったように俺にこれを使わせたんで深雪の勝ちと言ったんですよ」

 

という出来事があった。もちろん深雪の後ほかの人とも試合をした。

 

 

八月一日。いよいよ、九校戦へ出発する日になった。

今現在俺と達也はバスの外で最後のメンバーを待っていた。

 

「ごめんなさ〜い」

遅刻すること一時間三十分ようやく全員集合した

 

「遅いぞ、真由美」

摩利先輩はため息混じりの笑みを浮かべながら言う

二人は大型のバスへ乗り込んでいったと思ったら会長が手ぶらで、でてきた。

 

「忘れ物でもしたんですか?」

達也が聞く。

 

「ううん、そうじゃなくて。ごめんね翔一くん達也くん、暑い中外で待たせてしまって」

 

「問題ないですよ。俺達は魔法使ってますから汗一つかいていません」

 

「それに事情はお伺いしてますので」

 

その後会長のサマードレスの評価を問われたが達也と声を揃えてお似合いですよと言ったら頬をふくらませバスの中に言ってしまった。

 

 

そして今俺の前には会長と市原先輩に良いように遊ばれている副会長がいるわけで……その時

「危ない!!」

叫んだのは千代田先輩だった

ほんの短い間の見世物は突如終わりを告げ、いきなりスピンし始めてガードに壁に激突した大型車が、どんな偶然か。宙返りをしながら俺達の方に飛んできた。

直撃は避けたが……炎を上げながらこのバスへ滑ってくる

 

「吹っ飛べ!」

「消えろ!」

「止まって!」

瞬間的に無秩序に発動された魔法が、無秩序な事象改変を同一の対象物に働きかけた。その結果、全ての魔法が相克を起こし、事故回避が妨げられる。

「バカ!、止めろ!」

摩利先輩は叫ぶが既に遅かった。

 

「……仕掛けてきたか」

俺はひとりでに呟き飛雷神でバスの屋根に飛び後のバス……達也が乗ってるバスに一度視線を向け元に戻す

 

次の瞬間無秩序に発動していた魔法式が一瞬で全てかき消された。

 

「流石達也だね……水遁・水陣柱!」

大型車の下から勢いよく水柱が飛び出しそれを押し上げる

 

「水遁・水弾!」

大型車を前方に押し出す。

 

そして、バスは止まり危機は回避された

 

すると会長がバスから降りてきて俺見て驚愕する

 

「なっ!?なんで翔一くん屋根の上にいるのよ!……まさかさっきの水の魔法は翔一くんが?」

 

「まあ、一応さっきの水の魔法は俺がしました」

 

「あんな魔法なにより水がないところであのレベルの魔法を発動するなんて……」

 

そんなこんなでノーヘッドドラゴンによる攻撃は塞がれたのであった。

 




いかがでしたか?

テスト期間なので更新時間が遅くなりそうですが並べくはやくにあげられるようがんばります!

また、投票、感想くださった方ありがとうございます!今後も感想等お待ちしております( ̄^ ̄)ゞ

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