転生したは良いんだがタイミングが遅すぎた   作:執筆使い

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主人公の名前決まったぞー!!

ただ、それを出すのはもう少ししてからかなぁ...

因みに最初の方の下りはアニメオリジナルのサブタイトルから取っています。


神の修行 そして...

 カミナリよりも速く...

 

 

 シュババババ!!

 

 

 雲よりも静かに...

 

 

 スゥゥゥ...

 

 

 マグマよりも熱く!!

 

 

 ドゴオオオオオン!!

 

 

 神の修行をわかりやすく言うとこんな感じである。何方かというとこれは内面的なトレーニングになるのかな?そして今、俺は最強最大の敵と戦っている所だ。

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ...はぁ...まさか...自分自身と戦う事になるとは思わなかった。」

 

 

「...」

 

 

 そう、俺は今俺自身(を模った人形)と戦っている。悟空人形の話を知っているだろうか?髪の毛と命の水を用いて人形につけるとそいつと実力が同じ人形が生まれるのだ。

 

 

「しかも...人形だから全く気配が感じねぇ。」

 

 

「そいつ、お前と同じ実力。体力も、気も、戦い方も同じ。気を感じとらないとお前、勝つのは難しい。」

 

 

「わかってますよ...ポポさっ!?」

 

 

 ガシィッッ!!

 

 

 いきなり急接近した人形。かろうじて相手の拳を受け止めることはできた。不意打ちまでして来るとは...最早こいつは唯の人形ではない。もう1人の俺自身だ。

 

 

「デリャリャリャリャリャ!!!」

 

 

「...」

 

 

 バババババ!!!

 

 

 こちら側から攻撃を仕掛けるが全て無駄のない動きで躱されてしまう。

 

 

「それじゃあ、唯我武者羅に攻撃してるだけ。人形に勝てない。」

 

 

「やっぱ駄目か...くっ。」

 

 

「!」

 

 

 シュババババ!!

 

 

 カリン様の時は唯単に壺を取るための修行であった。この修行のお陰で無駄な動きを省き、気をほんの少し扱う事が出来たのだが...それでも目の前の俺自身には勝てない。あいつに勝つには、心を空にして隙を見つけなければならない。

 

 

「よし...」

 

 

 心を落ち着けて...

 

 

「...」シュン

 

 

 見え...ない!?

 

 

 バキィ!!

 

 

「それ、心を空にする違う。何も考えてないだけ。」

 

 

「ゴホッ!? ゲフッ?!」

 

 

 駄目か...一体どうすりゃあいい。まるで歯が立たない。

 

 

「!」シュン

 

 

「また来やがった!?」

 

 

 バキィ!!

 

 

 

 

 .........................................

 

 ..............................

 

 .................

 

 

 

 

 

「が...ぐぅ...」

 

 

「...」

 

 

 あれから数時間以上は戦っただろうか...戦い始めのが大体昼ぐらいで、今現在日が暮れ始めてる。

 

 

「(夕日...綺麗だなぁ)」

 

 

「!」シュン

 

 

 考える事さえ出来なくなって来たな...

 

 

 ガシィッッ!!

 

 

「!?」

 

 

 今、この人形の拳が見えた。証拠に、こいつの拳は俺の手のひらに掴まって動かない。

 

 

「! これは...」

 

 

 そうか...心を空にするって...

 

 

「こう言う事だったんだな!!」

 

 

 バキィ!!

 

 

「!?」

 

 

 どうやら驚いているみたいだな、あの人形。そりゃあそうか、今にも負けそうな奴に一発貰ったんだからな。

 

 

「ふぅー...」

 

 

 俺は一先ず体勢を立て直して目を瞑る。自分の体に流れている気。これは...ポポさんの気か、凄いな。そして...

 

 

「捉えた!!」

 

 

「!」

 

 

 瞬間、人形が俺に向かって飛びかかる。

 

 

「(まだ...まだだ...今!!)」

 

 

 ガシィッッ!!

 

 

 そして向こうが拳を突き出した瞬間、俺は躱しながら伸びきった腕を掴み取り

 

 

「デェリャアアアアアア!!!」

 

 

 ズドン!!

 

 

 一本背負いを決めた。

 

 

「はぁ...はぁ...どうだ!!」

 

 

「どうやら気を読み取る、出来た様だな。」

 

 

「はい!これもポポさんの教えが上手かったからです!」

 

 

 本当...神の神殿での修行は大分為になったな。神様(デンデさん)はとある準備があるので余り自分の修行を見てもらう機会がなかったけど(まあ、彼が武道を知ってるか微妙な所だし)、本当ポポさんの教えはわかりやすい。

 三代位前の神様の頃から付き人をやっている程長く生きている事から、彼の教える武道はかなり洗練されているんだよなぁ。下手したらピッコロさんより強かったり...流石にないか。

 

 

「それにしてもお前、飲み込みが早い。まさか2日でものするとは思わなかった。」

 

 

 そうなんだよなぁ...何故か俺は飲み込みが滅茶苦茶早い。早い内に強くなれる事はいい事なのかもしれないが、納得がいかない。だってそれは気の遠くなる程長い年月をかけて編み出した武道を否定してるみたいなものだ...

 

 

「(これがサイヤ人だからなのか、俺を転生させた神の特典なのかはわからないが...やっぱり素直に喜べないんだよなぁ)」

 

 

「どうやら終わったみたいですね。」

 

 

「あっ、神様。お疲れ様です。」

 

 

 さて、デンデさんは俺が修行してる間に何をやっていたか?勘のいい人ならわかるだろう。そう、悟空さんとウーブさんの卒業試合を明日行う為の場所の準備をしていたのだ。地球で10本の指に入る位の実力者同士の試合だから、なるたけ頑丈な部屋にしたらしい。

 

 

「(という事は、明日か)」

 

 

 明日、どう動くか?それによって運命が分かれる所だ。

 相手はピラフ一味。今の俺だったら万に一つも負ける事はないかもしれない。だからと言って気を緩めてはいけない。

 

 

「(悟空さんに会えるのか...楽しみだなぁ...っとぉ駄目だ駄目だ!? こんなことで気を緩めてはいけない)」

 

 

 ...気を緩めてはいけない。

 

 

 本編開始まであと1日

 

 

 To be continued...

 

 

 

 




尻尾に関しては自分のズボンに穴を開けて事なきを得ました。

ミスターポポの実力って実際どのくらいなんだろう...まさかガチでピッコロさんより強かったりするんでしょうか?

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