設定的に矛盾は殆どしてませんし、ストーリーも良くできているのに...そう思う今日この頃。
グゥゥゥゥ!!
「...燃費悪すぎだろ。」
塔を登る事5時間...かな? ちょくちょくボラさんから貰ったおにぎり(最初は5個程あった)を食べつつ進んでるが、直ぐに腹が減る。
「大切な食料をここで失う訳にはいかないし、まだ我慢」
グギュルルルル!!
「...くそぅ。」
残り半分となったおにぎり一つをを頬張りつつ、俺は現在すべき事を考えていた。
「(確か悟空さんが初めてカリン塔に登った時は丸一日かかっていた。それで、今の俺の身体能力から逆算すると...後2日はかかるのか?)」
だとしたら不味い。ピラフ一味が神殿にやって来るまであと一週間...仮に塔のてっぺんに着いて、神様の神殿に行くにしても恐らくそれに相応しいかテストされる可能性がある...下手したら門前払い(門無いけど)されるかもしれない。少なくともここでもたついてたら駄目だな。
「ふぅ...ペースを上げるぞ。」
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「これが...最後か。」
あれから10時間くらい経ったのだろうか?遠目には塔のてっぺんらしきものが見えて来た。
「よし...食べ...」
ビュオオオオオオ!!!
その時、強い風が吹いた。最後のおにぎりを吹き飛ばす程の強い風が。
「嘘...だろ。」
食料が底を尽き、体力も限界に差し掛かっていた。最早精神も疲弊して
「(ああ...俺はこんな所で落ちて死ぬんだな)」フラッ
『少年よ。自信を持つのだ。お前なら、きっと出来る。』
「...はっ!」
そうだった...こんなところで弱気になってる場合じゃない。こんなところで立ち止まってる場合でもない。
「ありがとう...ボラさん。」
絶対...登り切ってやる!!
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100メートル...
「ウォォォォ...」
50メートル...
「まだ...まだ...」
20メートル...
「もう少し...」
10メートル...
「まだ終わる訳には...」
骨や筋肉が軋み、視界もぼやけてきている。脇腹は空腹を通り越して激痛を訴え、手足は痙攣し始めている。それでも俺は
「今チクショォォォ!!」
諦めない。
「俺は...強くならなければいけないんだあああああああぁぁぁぁぁ...」
ガシィッッ!!
良し、穴に掴まる事が出来た!! 後はよじ登って...!?
「グ...グギギギギ...」
ここに来て...腕に力が入らねぇ...くそ...落ちる
ガシィッッ!!
誰...か...手を...掴ん...
「全く...様子を見に来てみりゃあ人が落ちそうになってるだぎゃあよ。」
この...人は...
「まさか今時、こげな場所に来る馬鹿がいるとはよぉ...」
「俺を...神殿...に。」バタン
駄目だ...もう疲れ...
To be continued...
ヤジロベーの喋り方がわかんねぇ...合ってるかどうか不安です。間違ってたら指摘お願いします。