転生先は...え?
「と言うわけで貴方は、私のミスで死んでしまいました〜♪」
「いやふざけんな」
思えば...何の変哲の無い人生だったなぁ
小、中、高と特に変わった出来事もなく
友達と言える奴は居るにはいたんだが大親友というわけでも無く
そんな俺自身も平凡で個性も何もないし...せめて
「彼女...欲しかったなぁ」
お父さん...お母さん...〇〇(友達の名前)...俺は一足先に、あの世へ逝くよ...
「って、言うとでも思ったか? 大体何で俺が交通事故で死んでるんだよ」
「だから、私のミスって言ってるじゃないですか〜♪」
...腹立つな。こんなんでも神様になれんのか? ちっとも反省の色も見えないし。
「ミスした事は謝りますよ。だからお詫びと言っては何ですが、ここはひとつ提案といこうではありませんか。」
「どうせ、何処か好きな世界に転生させるとかだろ?」
「よくわかりましたね!」
いやだって...こんな白い空間で、しかも神様っぽいのがいて「ぽいじゃ無くて本物ですよ」心読むなし。それで提案ときたら神様転生だろう。
「...一応聞くが、元の世界には?」
「戻れません♪」
...やっぱりか。ま、もう一度生き返って何の変哲も無い人生を送るよりはマシか。
「それじゃあ、ドラゴンボールの世界にサイヤ人として転生させてくれ。」
「了解♪一応サービスとして、年齢は生前と同じにするから。」
...それってサービスって言えるものなのか? 実質16年間を無駄にしてる様なものだろ?
「それではドラゴンボール...の世界へ。」
「え? 今なんて言いました?」
なんかタイトルの後に英語二文字聞こえた様な...無いよね!? あったとしても一文字だよね!?
「ドラゴンボールGTですよ♪生憎Zや無印は空きがありませんので。因みに本編開始一週間前となっています♪」
「嘘だろおおおおおおぉぉぉぉぉ...」
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「ぉぉぉぉぉおおおおお!?」
ズドオオオオオン!!!
「痛てて...ここは一体...」
かなりの高さから落ちたけど...流石サイヤ人、頑丈な体でなによりだ。
そして、周囲を見てみると、テントに...森...そして高い塔...うん
「大丈夫か!?」
「だ、大丈夫です。物凄く痛いですが...付かぬ事をお聞きしますが、ここは何処でしょうか?」
「ここは聖地カリンだ。」
やっぱりか...まさか落ちた先がカリン塔の前とは...手間が省けた。
「すいませんが、登ってみても良いでしょうか?」
はっきり言って、GTは無理ゲーだ。地球人の殆どは敵になるわ地獄から強敵が復活するわドラゴンボールが敵になるわ...それも元をただせばピラフ一味が究極ドラゴンボールなんてものを解放してしまったからだ。
だったらその前に俺が阻止すれば、GTのイベントは粗無くなったと言っても過言ではない。その為にもカリンの塔経由で神殿に行かないと。
「成る程...良いだろう。だが、先ずは私の息子に勝ってからだ。ウパ!!」
息子がウパ...という事はこの人ってもしかして...
「はい! 父上!!」
「相手をしてやりなさい。」
「(ボラさんだったのか!? 通りで何処かで見た事があると思った)」
「...わかった。手加減は無しで頼む。こう見えて頑丈らしいから。」
「はい! では早速行かせてもらいます!!」
まさか最初の相手がウパだとは思わなかったよ!!
To be continued...
実際究極ドラゴンボールが解放されなければGTの強敵は出てこないんですよね。
Dr.ミューに接触しない為、ベビーの復活は原作より後になる(しかも、ベビーは地球にサイヤ人が居る事を知らない)。
Dr.ミューが生存してる事により、超17号が誕生する事もない。
超17号編が無い為被害者も存在せず、邪悪龍を呼び出す事がなくなる。
因みに主人公の服装は、ワイシャツにズボン(高校生の夏服)
戦闘力は30です(気を使えない為)