「――岐阜やぁぁ!!」
――端々が上ずる三葉の声が響くように聞こえる。
……季節は冬の特に寒気が厳しい時期を通り越して、今は春の陽気が少しずつ見え始めてきた3月の下旬――そんな日に、俺と三葉は車を使って二人で旅行に来ていた。
それは去年のクリスマスに三葉に渡したクリスマスプレゼント。二人で休みをしっかり取ることができたお陰で、今は2泊3日、この岐阜県飛騨へと旅行に来ているんだ。
飛騨といえば、三葉の生まれ育った地。……だからか、三葉のテンションは心なしに高かった。
「三葉、声大きいから!」
「あ……ごめんね? この景色見るの、ものすごく久しぶりだから」
「飛騨に入ってすぐのパーキングエリアで叫ぶものでもないだろ? ……まぁ気持ちがわからないこともないけど」
俺はここまでずっと運転をしていたため、少し肩を回して伸びをする。
東京から岐阜までの距離は馬鹿にならないからな。昔一度来たときは新幹線とローカル線を利用してすげぇ時間かかったから。
「……ちょっとさ。ここに来るのが心苦しいものがあったんだよね。私の生まれた地域はこの辺りだけど、私のいた場所はもうないから。……でもやっぱり実際にきたら、懐かしさからか――すっごく、嬉しいんやよ。ありがと、瀧くん!」
「……別に、俺も来たかったわけだし、そんなにお礼を言うこともないんじゃないか?」
「……ううん。本当に、ありがと」
車に寄りかかっていた俺の隣に寄り添い、体重を掛けてくる三葉。
……春の陽気が俺たちを包むように暖かくなるけど、目的地にはまだ着いていないんだよな。
「三葉、そろそろ再出発だ! 目標は飛騨高山!」
「お、おー!」
三葉は突然上がった俺の声音に同調するように片手を挙げてそう言った。
もう一度車に乗り込み、目的地へと向かう。ただ朝の6時から移動したから、先ほどまでテンションの高かった三葉がうつらうつらと居眠りしていた。
……昨日は今日が楽しみで全然眠れてなかったからな。今はゆっくり寝かせてあげよう。
俺は三葉の頭を軽く撫で、車の運転に意識を集中した。
「……飛騨。――糸守」
……俺は小さな声で、そう呟いた。
○●○●
――たまに。本当にたまに、私は夢を見る。
夢の中での私はいつも誰かを探して、誰かの名前を呼んでいる。
『――くん』
その名前はいつも目を覚ます頃には覚えていなくて、そんな夢を見ていたということさえも忘れてしまう。
だけどそれは忘れてはいけないことなんだ。決して、忘れてしまってはならないことなんだ。それを覚えようとしても、その覚えようとしたことさえ忘れてしまう。
そんな日が……何年も続いていた。
――最近はそれが一切なかったのに、今私は夢を見ていた。
『ねぇ……覚えて、ない?』
私の顔は嫌に緊張していた。目の前の顔の見えない「彼」に、少しだけ上目遣いでそう尋ねる。人の混み合った満員電車の中で、単語帳を見る彼に問いかける。
……そうだ。いつも私は不安に、彼にそう問いかける。背丈が自分と同じくらいの彼に、幾度となくそう問いかけた。
それでも答えはいつも決まって――彼には届かなかった。
私は覚えているのに、彼は決して覚えていない。いつも返ってくるのは「お前、誰?」という言葉だけ。
だから今回も同じなんだろう――そう思ったとき。
『――三葉』
――彼は、私の名前を優しげな声で呟いた。
満員電車の中なのに、その空間には私と彼しかいないような錯覚に囚われる。
電車の中が大きな草原の景色に変わり、風が強く舞い上がった。
『三葉。君の名前は……三葉?』
『――くんっ』
私は彼に手を伸ばす。手を開いて、縋るように手を伸ばし続けた。
いつもは届かないこの手が、今なら彼に届くような気がして。愛おしい彼に――私の手が温もりに包まれる。
彼は私の手をしっかりと掴んで、決して離さなかった。
『――もう絶対に、離さない。なぁ、三葉。お前に、言いたいことがあるんだ』
『……何? ――くん』
『それは――』
――だけども、夢はいずれは覚める。
彼が何か大切なことを言うけれど、私には届かない。
いつも同じ感覚。夢が覚めるとき、私はこれが夢であったことを自覚する。そして何よりもそれを覚えようとして、そしてすぐに忘れる。
それがいつもは苦しくて、悲しくて、空しく形なく私に残る――だけど今日はそれがなかった。
だから私は、夢の中の学生の頃の私はこう言った。
『――またね、瀧くん!』
――そして私は、また全てを忘れた。
「三葉、三葉。起きて」
「んん……」
――私は、瀧くんの優しげな声で目を覚ます。
車は既に停車していて、瀧くんはシートベルトを外して私の肩を揺すっていた。
……なんだろう。今、心なしか、いつも以上に心が暖かい気がした。
「……なんか良い夢でも見たのか? めちゃくちゃ顔が緩んでいるけど」
「……わかんないや。でもうん――すっごく良い夢を見た気がする。良い夢を見たあとで瀧くんに優しく起こされるんだから、すっごく幸せものだよね」
私はそんな小恥ずかしいことを恥じることなく瀧くんに言うと、瀧くんはすぐに視線を逸らして頭の後ろを手で押さえた。
それは瀧くんが緊張しているか、恥ずかしがっている証拠。私は瀧くんの腹部にぎゅっと抱きついた。
「……三葉。そうしてると、動けないぞ?」
「いいの~。……今は少しでも瀧くんの傍にいたい気分やの~」
「良いけどさ。……ったく、三葉ってたまに子供っぽくなるよな」
そう言いながら瀧くんは私の頭を、髪を梳くように撫でる。
……気持ちいい。性的ではなくて、精神的に。私にとっての旅行はどこに行くかではなく、瀧くんと行くっていうのが重要だからね。今回は場所も最高ではあるんだけど。
それに昔から旅行っていうのは縁がなくて、たぶんこれが二回目。さやちんとテッシーと卒業旅行に行って以来だ。
「良いでしょ? 恋人の前だと彼女は気を抜くものやの!」
「……まぁ三葉は外面めちゃくちゃ気にするもんな。昔から――って、昔ってなんだよって話か」
瀧くんは自分で言った言葉に首を傾げる。むむ……もしかしたら四葉の奴、私の昔のことを話したな?
これは帰ったらちょっとオハナシを……でも、今の反応は何か少し違う気がした。
まるで、本当は覚えているはずなのに忘れてしまった。……そんな感じ。
「……ところで瀧くん。目的地に着いたのかな?」
「おぅ。三葉がにやけながら眠っている間にな」
「に、にやけてないよ!?」
瀧くんは悪戯っぽくそういうから、私はすぐに反論する。
……それと共に、私はそっとフロントウィンドウから見える景色を見た。
「……飛騨や」
「おう。まずは食べ歩きしよう! 俺、飛騨の名物とか色々調べたから食べたいもの多くてさ――三葉、案内してくれよ?」
「――うん! 私に任せて!」
――そうして私の永遠に思い出として残る、楽しい旅行が始まった。
●○●○
「やっぱり飛騨牛使ったものが多いんだな」
「そうやよ。やっぱり飛騨といえば飛騨牛って言う人も多いし、メジャーやしねー。でもそれ以外にもおいしいものはいっぱいあるんやよ!」
俺は三葉と隣がけの席に座って、先ほど近くのお店で買った飛騨牛の玉焼きを食べていた。見た目はたこ焼きみたいだけど、中身は飛騨牛がふんだんに使われていておいしいんだよ、これが。
三葉の方にはみたらし団子があり、それもおいしそうだ。ただ、俺の知っているみたらし団子とは違うみたいなんだけど……
「ここのみたらし団子は普通の甘だれじゃなくて醤油の香ばしい味付けやの。素朴だけど、これがおいしいんだー」
「ほぅ、どれどれ」
俺は三葉の突き出してくる団子の一つを頬張る。口内に広がるのは三葉の言うとおり香ばしい醤油だれの少し焦げた味。それが餅と絶妙なバランスで、辛さの後でもち独特の甘さが戻ってくる。
「うまいな、これ。三葉、今度作ってよ」
「うん! でも流石にフライパンでこれは再現するのは難しいかな?」
そう言って、俺が口をつけた団子の残りを食べる三葉。……いや、別に気にしないけどさ。特に意識したことなかったけど、これ外ですることではない気が……
「ん? どうしたん、瀧くん?」
「……何でもないよ」
とはいえここで反応したら馬鹿だ。俺は知らないふりをして残りの玉焼きを食べて、次のグルメを探した。
…………のは良いんだけれど、やはり俺が選ぶのは飛騨牛系ばっかりだな。
俺は飛騨牛まんを頬張りながら時間を確認する。……二人でゆっくり食べ歩きをしていたから時間は予想以上に過ぎていた。
「おっと、もうこんな時間か」
「ん? どうしたの?」
「ああ。そろそろ次の場所に移動しようと思ってな。また高山には明日来る予定だし、早めに切り上げて旅館に向かおっか」
高山で旅館を借りても良かったんだけど、俺はちょっと温泉に入りたくて、旅館はここから車で一時間ほどの場所にある下呂温泉に予約したんだ。
俺たちは三度車に乗り込み、再び移動する。三葉は車に乗り込む前に買った食べ物をたまに摘みながら、調子よく話題を振ってきた。
基本的には地元のこととか、最近あった出来事といった内容。
「っていうか瀧くん、この前私の会社まで来たでしょ? あれのせいで私、先輩とか後輩にめちゃくちゃからかわれてるんだからね!」
「大切な資料を家に忘れる三葉が悪いからな。っていうか届けてあげたのにそれはないだろ?」
「……嬉しいけど、なんか自分の彼氏を見せびらかしてるみたいで、気が良くないって言うかさ。うん、本音は複雑なんよー」
少し頬を膨らませる三葉に、俺はつい笑ってしまう。
「なに笑ってるんー!? 私、真剣なんよ!」
「わかってるって。……そんなこと言ったら三葉、めぐ先輩になんか言っただろ? 最近、謎に余所余所しいんだけど」
「え、別に何も言っていないけど……敢えて言うなら、朝会ったら瀧くんとよろしくお願いしますって言うくらいで――」
「それだから。三葉、気づいて。もうそれしかないから」
そんな他愛のない会話を続けながら目的地へと向かう。
……俺と三葉は会話が途切れることがあまりない。趣味とかが合うってのもあるんだけど、会話をしていたら次々に話題が思い浮かぶんだよ。もちろん他の人とでは気まずくなったりすることが多いんだけど、三葉とはそれが一切ない。
無言の時間でさえ心地よく感じるときもあるんだ。
「え、でも私は瀧くんの上司の先輩だから言っているだけで」
「……まぁ別に良いんだけどさ――ちなみに前のしつこい男はどうなったんだ?」
「ああ、あいつ? あれは女子社員の結束のお陰であれ以来、仕事のこと以外では女の子と一切話せなくなったよ?」
「……一因となった俺が言うのもなんだけど、ご愁傷様だな」
三葉に言い寄ってきた報いを受けていると思えばなんとも思わないけど、やはり少し同情してしまうな。見た感じ女遊びが激しいっぽい上に、三葉の会社は女性社員の比率が高いから、さぞかし居心地が悪いだろ。
「ただ最近は本当に反省しているから、ちょっと緩和しているみたいだけど――私には滅多なことがないと近づいてこないよ」
「それなら良し。また付きまとわれたらすぐに言えよ? 飛んでいくから」
「うわ、瀧くんが私を縛り付けてくるんよー」
三葉は笑いながら冗談を言ってくる。
……そう話している間に、目的地に到着した。
●○●○
旅館にチェックインして、俺たちは部屋に入って少しの間のんびりとしていた。
普段はあまり座敷の部屋にいることが少ないからか、俺にとっては旅館の部屋ってすごく新鮮なんだよな。
逆に三葉はこういう和風の部屋の方が慣れているのか、どこか落ち着いていた。
「畳って久しぶりだなー。……それにしても良い旅館だね。結構お金掛かったんじゃない?」
「それを何とか抑えるために結構前から予約してたんだよ。……まぁ俺も無事昇給したし、これくらい大丈夫だよ」
――テッシーの所属する会社との契約をこぎつけたことと、ここ最近の俺の仕事に対する姿勢を評価されたからか、俺の給料は上がったんだよな。もちろんまだまだ些細なレベルではあるんだけれども。
……三葉は畳の上に寝転がる。畳の上で伸びをして、目を瞑った。
「三葉、ちょっと油断しすぎ。スカート捲れてるぞ?」
「え、うそ!?」
三葉はすぐにスカートを押さえて起き上がる――まぁ嘘だけどな。
それ気づいたのか、三葉はじぃっと俺を見てきた。
「……瀧くん?」
「悪いって――まぁ無防備なのは本当だぞ。いくら俺だからってちゃんとしないといけないときもあるんだからな」
「いいでしょー? ほら、瀧くんも!」
……三葉は俺の腕を引っ張って、その勢いのせいでそのまま一緒に寝転んだ。
「……せっかくの旅行なんだから、固いことはなしだよ?」
「…………それもそうだな」
俺は一度だけ三葉にキスをして、もう起き上がる。
――だめだだめだ。最近は流されやす過ぎる。っていうか去年のクリスマス以降回数が増えている気がする。
……息を整えよう。俺は冷静、雰囲気に流されるばっかの男じゃない。
――俺は三葉に手を差し伸べた。
「――浴衣に着替えて、足湯巡りに行かないか?」
「……うん!」
一瞬不満な表情を伺わせるも、三葉はすぐに笑みを戻して俺の提案に頷いたのだった。
――俺と三葉は部屋に用意されていた浴衣に着替えて、荷物を持って外に出る。
世間はもう春休みだからか家族連れや外国人の観光客も多く、中には卒業旅行で来ている学生の姿もちらほら見えた。
……そんな周りを気にせず、俺と三葉は手を繋いで観光する。
時たま足湯に浸かり、そこにいるおじさんなどに効能を聞いたり、お土産ショップによって四葉や友達のお土産を探したり……。
その途中、足湯カフェなるものがあってその中に入っていったりと、中々な有意義な時間を過ごす。
……よし、三葉はプラン通り楽しんでくれているみたいだ。結構色々考えていたから不安はあったけど、上手く言っていて良かった。
――そう、安心していたら少し眠くなってきた。
「それでね、瀧くん――」
……三葉の声が聞こえる。俺の名前を呼ぶ声。……その声がどこかで聞いたことがあるような気がした。今ではない、もっともっと昔のこと。
――そして俺は、意識を軽く手放した。
○●○●
「それでね、瀧くん――って……ふふ」
私が調子よく話していると、瀧くんは私の肩に頭を乗せて寝息を漏らしていた。
足湯に浸かりながら会話をしていた私たちだったけど、瀧くんはどうやらお疲れのようで、眠っちゃったみたい。
……ここまでの運転をずっとしてくれていたからね。私は周りの人通りを確認して、瀧くんの頭を太もものほうに誘導する。
瀧くんの頭を摩りながら、私は穏やかな気持ちになっていた。
「君は年下の癖に頑張り過ぎやよ――でもこんな風に外で眠っちゃうくらい、私には心を開いてくれているってことだよね」
そう考えると途端に嬉しくなってしまう。
甘やかされるのも好きだけど、自分から瀧くんを甘やかすのも好きなんだよね。
そうして瀧くんで遊んでいると、不意に私たちに近づいてくる人影があった。
「こんにちは」
「あ、こんにちは」
それは結構年配の優しそうなおばあちゃんだった。どこか雰囲気が私のおばあちゃんに似ている気がする。
「おぅおぅ、ようねてるのぉ……君はそん子の恋人かい?」
「はい。……東京から旅行で来ているんですよ」
「よぉきたな――って言っても君はここらへんの出身じゃないんかい?」
「よ、よくわかりましたね――はい。糸守出身です」
「…………そうか。糸守の」
おばあちゃんは一瞬言葉に詰まるも、すぐに納得したような表情になった。
「……あれは悲劇としかな、言えん。まさか誰も、あんなことが起きるとは思うわけないんやからなぁ」
「……そうですね。でも、死傷者はゼロだったんですから……」
「――時に君。君は、もしや姓は宮水かい?」
――するとおばあちゃんは、突然そんなことを言ってきた。
私はそのことに素直に驚き、何もいえなくなっていると、おばあちゃんはすぐに私に声をかけてくれた。
「やっぱそうか。……そうかそうか。これも何かの運命、なんやなぁ」
「あ、あの……どうして分かったんですか?」
「……昔なぁ。君にそっくりなごっつ別嬪な娘とここで話したことがあるんや。その子は宮水神社の巫女でな? ……名前は宮水二葉って、名乗っ取ったよ」
……それは、私のお母さんの名前だった。
そうか……お母さんはここに来て、おばあちゃんと話して、そして私もここに来て、おばあちゃんと話している。
何か、どこか運命を感じてしまうよ。おばあちゃんの言うとおり。
「……糸守、綺麗なところやったな」
「はい。……あの時は何もなくて嫌って思っていましたけど、いざ帰れなくなると悲しくなります」
「そりゃそうや。……でも君には、大切なものが既にあるみたいやね」
おばあちゃんは私の太ももの上で眠っている瀧くんを見つめて、そう言ってきた。
「君たちを見てたら、昔の君のご両親のことを思い出すわ。あの子らも、ここに来て同じことをしてたからなぁ」
「……お母さんとお父さんが」
「そうや――ちょうど君がお腹におる頃にな」
――私は本当に、そのことをロマンチックに感じた。
「……だからや。懐かしいと思って話しかけたら、その子が子供やった。……なんか変な感動を覚えたわ。こうやって何事も結ばれていくんやなって」
「――ムスビは神様の所業ですから。ムスビこそ神だけが成せる業。宮水の女は、そのムスビのためにいるんです」
「……心の中にずっと残っているんやな。君にとっての糸守は」
「――はいっ!!」
……私が強く頷いた時だった。
それまで心地よさそうに眠っていた瀧くんが、目を覚ました。
「……三葉? ごめん、俺寝てたのか」
「瀧くん。……おはよう? ちょっとだけお寝坊さんやよ?」
少しわざとらしくそういうと、瀧くんは微笑を浮かべた。
私はそれを笑顔で返し、そっとおばあちゃんの方を見た――
「……あれ?」
――でもそこには、おばあちゃんはいなかった。
……ちょっと前までそこにいたのに、おばあちゃんはどこに行ったんだろ?
「三葉? どうしたんだ?」
「うん……さっきまでおばあちゃんと話していたんだ。それでちょっと目を離したらいなくなってて……」
私はつい先ほどまでそこにいたおばあちゃんの場所を見て、不思議に思う。
……それが一体なんだったのかは分からないけど、今の会話はすごく大切であったように思った。
こんにちは!
旅路編の本格的な開始の一話目です! 今回は導入編の序章で、まぁよく分からない描写があったと思いますが、気にせずお楽しみいただけたら幸いです。
終わりが近づいてきて、色々と思うところはあります。
でも自分が一番描きたいはこの最後のお話なので、どうかご期待ください!
それでは次回は旅行のお話の続きとなります!