アルスDQと愉快な俺ガイル勢たち!   作:アルスDQ

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どうもアルスDQです!今回は短編で比企谷母登場です!ではではどうぞー!


久しぶりに早く仕事が終わった!

----八幡side----

 

雪乃「比企谷君!」

 

結衣「ヒッキー!」

 

いろは「先輩!」

 

小町「ゴミいちゃん!」

 

俺、比企谷八幡は只今正座真っ最中です。何があったかというとエロ本が見つかりました。

 

まあ、悪いとは思うよ?

 

けどさ、朝起きたらまず雪ノ下・由比ヶ浜・一色がなぜかうちにいて、さらに俺の部屋にいるってどういうことなの?誰の許可があって入ってきたの?

 

小町の仕業だろうけどさ。

 

で、勝手にパソコンの中身や本棚漁るってどうなのよ?その上寝ていた俺を叩き起こしてそのまま朝飯も食わせずにずっと正座で説教されてる。さすがにおかしい。

 

が、そんな俺の意見など聞いてもらえずに今に至るわけだ。

 

雪乃「聞いてるのゴミ谷君?」

 

結衣「そうだよヒッキー!」

 

いろは「先輩聞いてますか?」

 

小町「ゴミいちゃんちゃんと聞いて!」

 

いや、朝起きたばかりで頭働いてないから無理なんですけど。

 

そんなときに…

 

ガチャ

 

比企谷母「ただいま〜」

 

八幡「お、お袋〜!」

 

なんとお袋が帰って来た。

 

比企谷母「…これどういう状況?」

 

 

・・・・・・・

 

 

----比企谷母side----

 

ふんふんふ〜ん♪

 

今日は仕事が早く…でもないけど久々に午前中に帰れる。家に帰れるって素晴らしい!

 

あ、コンビニで何か飲み物でも買ってこうかな?そうして近くにあったコンビニに入ってみて飲み物を買う。ついでに八幡と小町のやつも買っていこうかな。

 

すると…

 

比企谷母「MAXコーヒープレミアム?」

 

期間限定らしいが、これは八幡なら喜んでくれるはず!小町にはいつもと同じようなものにしてコンビニから出て家に向かった。

 

で、家に着いたのはいいが玄関に入ると靴が多い…。それも女物の。

 

まあ、小町の友達かな?

 

そう思いつつリビングの扉を開けると…

 

比企谷母「ただいま〜」

 

八幡「お、お袋〜!」

 

そこには正座している八幡に説教している小町と女の子が3人。しかも八幡はパジャマだし。

 

うん、意味が分かんない!

 

比企谷母「…これどういう状況?」

 

 

・・・・・・・

 

 

----雪乃side----

 

私たちが比企谷君に説教している最中に比企谷君のお義母様が帰って来た。これは小町さんも知らなかったようで驚いている。

 

比企谷母「…これどういう状況?」

 

小町「え、えっとこれは…」

 

比企谷母「まあ、いいや。あ、八幡これ。」

 

八幡「ん?これは!?MAXコーヒープレミアム!?どこで売ってたんだ!?」

 

比企谷母「んー、なんかコンビニで期間限定で売ってたから買ってきた。」

 

八幡「マジか!?サンキューお袋!マジ愛してるぜ!」

 

比企谷母「はいはい、私も愛してるよ。とりあえずパジャマ着替えてきな。それでしばらく部屋でじっとしててくれる?」

 

八幡「OK!任せろ!」ダダダダダッ

 

小町「ちょ、待って!今、お兄ちゃんと大事な話が…、というか小町には何かないの?」

 

比企谷母「あるけど、小町にはあとでね。で?何だって?」

 

小町「お兄ちゃんに話が…!」

 

比企谷母「ん?」

 

小町「話が…」

 

比企谷母「ん?」

 

小町「話…」

 

比企谷母「ん?」

 

小町「…なんでもないです。」

 

小町さんが折れた!?

 

比企谷母「で、八幡もいないことだし今の状況を教えてくれる?あ、小町は正座ね?」

 

3人「あ、はい…」

 

有無を言わせない言葉に私たちは返事をする。それにこのプレッシャー姉さん以上かもしれないわ…。

 

小町「え!?なんで小町だけ正座なの?」

 

比企谷母「小町、正座」

 

小町「え、いや…」

 

比企谷母「正座」

 

小町「え、その…」

 

比企谷母「正座」

 

小町「…はい。」

 

3人(((こ、怖い…、何この空気…)))

 

比企谷母「で、小町話してくれる?」

 

小町「…はい。」

 

そうして小町さんが話し始める。それにしても小町さんが冷や汗ダラダラ流しているなんてすごい状況だわ。

 

比企谷母「…なるほどね。」

 

小町さんから聞き終わると少し考えてからお義母様が言った。

 

比企谷母「…まあ、たしかに八幡がそれ持ってたのはダメといえばダメだけどね。」

 

そうよね!あ、あんな破廉恥なもの持ってるのはよくないわよね!

 

小町「そ、そうだよね!」

 

けれども…

 

比企谷母「けど、そもそも何で八幡の部屋に入ったの?それも寝ているのに。」

 

小町「そ、それは…」

 

比企谷母「しかも寝ている八幡がいる中でパソコン勝手に見たり、本棚とか漁ったりしているけどそれはいいの?私でさえ勝手に触んないけど。」

 

4人「うぅ…」

 

比企谷母「で?発見した後、八幡を叩き起こしてパジャマから着替えさせないで説教?それも朝ご飯すら食べさせずに?流石に理不尽過ぎない?八幡だって叩き起こされた挙句、いきなり説教されるとか普通思わないわよ。」

 

4人「………」

 

比企谷母「それでどうしてあなたたち3人は勝手に八幡の部屋に入ったのかしら?小町は妹だからまだいいけど。」

 

いろは「それは…」

 

結衣「小町ちゃんが…」

 

雪乃「入ってもいいですよと誘って来たので…」

 

小町「ちょ!?み、皆さん!?」

 

比企谷母「小町」

 

小町「は、はい!」

 

比企谷母「お小遣い今月、500円減額。」

 

小町「そ、そんな!?買いたい物あったのに。それ買うのにあと500円…」

 

こういう意地悪いのは比企谷君に似ているわね。流石、比企谷君のお義母様。

 

比企谷母「そもそも本人が寝てるのに勝手に入れちゃダメでしょ。それに勝手に人の物見て。何だったら今度八幡に小町の部屋にある、何千枚もの《お兄ちゃんコレクション》見せる?」

 

小町「や、やめて///!そ、それだけはダメ〜///」

 

3人(((うゎ…、ブラコンだ。)))

 

流石にドン引きしたわ。比企谷君もシスコンだけれども小町さんもブラコンなのが改めてわかったわ。ドン引きしたけれど…

 

比企谷母「そもそも最近何かとお義姉ちゃん候補?とか言ってその3人とかに入れ知恵してるみたいだけどあんたお姑さんじゃないでしょ?それは本来なら私になるよね?小町は今後余計なことはしない、わかった?」

 

小町「…はい。」

 

比企谷母「それで…」ジロッ

 

と、思っていたらこちらに目線を変えた。

 

比企谷母「あなたたちは…」

 

いろは「え、えっと…」

 

比企谷母「えー、ちょっと待ってね…」

 

そう言うと鞄の中から紙の資料みたいなものを取り出した。

 

小町「お、お母さんそれは?」

 

小町さんも気になったのか聞いてみた。正座のままで…

 

比企谷母「ん?これ?ああ、八幡の周辺にいる人の情報というか資料?」

 

4人「へ!?」

 

比企谷母「中学のあれ以来八幡の周辺にいる人は一通り調べないと危ないと思ってね。調べちゃった♪」

 

3人(((や、やばい!この人色々やばい!)))

 

比企谷母「で、えっと。それで雪ノ下雪乃さんに由比ヶ浜結衣さん、一色いろはさんね。」

 

比企谷母「まずは雪ノ下雪乃さんね。雪ノ下建設の御令嬢で次女、家族構成は父・母・姉。一人暮らし、家族仲は悪く、特に母親と悪いね。成績はよく、学年1位で幼馴染に葉山隼人君がいるが、小学校のある出来事以来嫌っていると。」

 

雪乃「は、はい。」

 

比企谷母「次に由比ヶ浜結衣さんね。家族構成は父・母との3人暮らし。普通のご家庭ね。八幡とは同じクラスで料理が壊滅的に下手。成績は下から数えた方が早いが、雪乃さんに教わってからは少し上昇中と。」

 

結衣「は、はい!」

 

比企谷母「最後に一色いろはさんね。家族構成は由比ヶ浜結衣さんと同じね。八幡の後輩で高校1年生で生徒会長を務めている。自分の計算した可愛さで男子達を虜にしたが、逆に女子から嫉妬を買う。そのせいで生徒会長に勝手に推薦されそこで奉仕部に相談して色々あり、自らの意思で生徒会長になると。」

 

いろは「は、はい!」

 

比企谷母「まあ、ぶっちゃけ私としては八幡が恋人作ろうと、結婚しようとどっちでもいいわけよ。八幡が幸せならね…。」

 

いろは「そ、そうなんですか?」

 

比企谷母「ええ、その代わり八幡が幸せじゃないならその相手を必ず潰すけどね♪中学の時のように・・・」

 

結衣「中学のとき?な、何かあったんですか?」

 

比企谷母「まあ、あれ?私何やったっけ?」

 

小町「お母さん覚えてないの?相手のうちまでいってその家族に道端で土下座させてたじゃん…」

 

え!?だ、だからクリスマス会のとき折本さんは比企谷君の顔をみた途端震えだしたのね。この人うちの母さんより怖いかもしれないわ…

 

比企谷母「そうだっけ?まあいいか。だから3人とも八幡と付き合ってもいいけど八幡を不幸にしたら…わかるわね?」

 

3人「は、はい!」

 

 

 

その次の日、雪乃・結衣・いろはは八幡に対していつもより優しく接したのだが、熱があるのか?と言われかなり心配された。

 

3人はいつも自分がどう思われていたのか知ってかなり落ち込んだとさ。

 

 

 

 

 

・・・・・・・

 

 

 

 

比企谷母「まあ、付き合ってはいいとは言ったけど結婚してはいいとは言ってないんだけどね♪八幡は渡さないよ♪」

 

 

 

 

 

 

 


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