アルスDQと愉快な俺ガイル勢たち!   作:アルスDQ

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どうもアルスDQです!
今回はサキサキの依頼終了後のお話です!ではではどうぞー!


短編
お兄ちゃんに邪魔者はいらない…


これは大志君のお姉さんについて解決した後のことだ。私はふと思い出したことをお兄ちゃんに聞いてみた。

 

小町「あ!そういえば良かったね。ちゃんと会えて」

 

八幡「なんのことだよ?」

 

もう〜わかってるくせに〜

 

小町「だからお菓子の人。会ったなら言ってくれればいいのに。良かったね。骨折ったおかげで結衣さんみたいな可愛い人と知り合えて。」

 

しかしお兄ちゃんはそれを聞いて驚いてる。

 

八幡「由比ヶ浜が…お菓子の人…?」

 

え…、何言ってるの?…まさか、まさか!?

 

小町「え…、お兄ちゃん…し、知らなかったの…?」

 

八幡「あ、ああ…」

 

小町「お、お礼とか謝罪とかされてないの…?」

 

八幡「ああ…、されてない。依頼のお礼としてクッキー…いや、あれはクッキーじゃないな。小町も見ただろう?あの木炭みたいなやつだ。まあ、それしかもらってないが…」

 

う、嘘…。確か前お菓子持ってきたときに学校でお礼を言うっていってたのに…。1週間や1ヶ月ならまだしも1年あってまだお礼を言わないってどういうことなの!?

 

ペットを助けてもらっておいてお礼も言えないの!?お菓子さえ渡せばいいって思ってるの!?それとも何、お兄ちゃんならそれでいいやとでも思っての!?

 

…これは結衣さんと、いや由比ヶ浜さんとOHANASHIしないと。

 

お兄ちゃんは何やら考え込んでたが私も行動しないと…。

 

言葉次第じゃ絶対にユルサナインダカラ…

 

・・・・・・

 

次の日、由比ヶ浜さんと約束を取り付けファミレスで待っている。少し経つとやってきた。

 

結衣「やっはろー!小町ちゃん!ごめんね遅れて。」

 

小町「いやいや大丈夫ですよ!さあさあ座ってください!」

 

2人ともドリンクバーだけ頼む。そしてさっそく本題に移る。

 

結衣「で、話って何かな?」

 

小町「やだなー、結衣さんわかってるくせに〜。…ねえ、お菓子の人さん?」

 

そう私は言うと先ほどとは違いビクッとなる。ほら〜、わかってるじゃないですかー。

 

結衣「や、やっぱり覚えてたの…?」

 

小町「まあ最近まで忘れてたんですけどね〜。…で、聞きたいことがあるんですけどいいですか?」

 

結衣「そ、そうなんだ…。で、き、聞きたいことって何かな〜?」

 

なるほどなるほど、まだシラを切るつもりですかな?

 

小町「いやー、何簡単なことですよ〜。…学校でお兄ちゃんにお礼は言えましたか…?」

 

それを聞くと先程よりもビクビクしていた。

 

結衣「そ、それは…」

 

小町「あ、無理に言わなくてもいいですよ。」

 

結衣「え?」

 

小町「…だってお兄ちゃんからまだ飼い主さんからお礼言われてないって聞きましたからね。それにしても…」ギロッ

 

ビクッ!

 

小町「あれから1年が経つのに未だにお礼を言っていないってどういうことですかね?言葉次第じゃ小町キレマスヨ。」

 

まあ、すでにキレてるけどね♪

 

結衣「そ、それは…い、言う機会がなくて…」

 

小町「言う機会がない!?1年もあったのに言う機会がないっておかしいでしょ!?ふざけないでください!」

 

結衣「ひぃ!?」

 

つくづく小町の勘にさわることをいいますね。なんですかねこの人は。

 

小町「それにお礼を言うだけなのになんでそんなこともできないんですか!?それともあれですか?お兄ちゃんだからお礼なんか言わなくてもいいと思ってるんですか!?」

 

結衣「そ、そんなことないもん!」

 

小町「だったらなぜまだお礼を言ってないんですか!?…ちなみにお兄ちゃんをひいた車の人は乗っていた人と運転手、ご両親、みんなで謝りに来ましたよ。お兄ちゃんが入院中の時はもちろん、退院してからもわざわざうちまで来てね。…それなのに、それなのに。あなたはお見舞いにも来ずにただお菓子を持ってきただけ。お礼もろくに言えない…、本当になんなんですか!?」バァーン!

 

結衣「うぅ…」

 

小町「それに前々から思ってましたけどなんでお兄ちゃんのこと《ヒッキー》って呼んでるんですか!?お兄ちゃんのこと引きこもりだと思ってるんですか!?」

 

結衣「ち、違うよ!ただ比企谷だからヒッキーってだけで…」

 

小町「じゃあ私のこともヒッキーって呼べるんですか!?私も比企谷ですが。」

 

結衣「そ、それは…」

 

小町「やっぱり呼べないんじゃないですか…。はぁ…、もういいです。あなたには失望しました。お礼を言わずに1年も隠し、挙げ句の果てにはその助けてくれた人をすぐキモイキモイといい、変な蔑称をつける。そんな人とは思いませんでした…」

 

結衣「………」

 

小町「もう、お兄ちゃんに金輪際関わらないでください。…と、言ってもお兄ちゃんはあなたのことが嫌いだと思いますけどね。」

 

結衣「な、なんで…」

 

小町「同情で優しくされることが嫌いなんですよ。それにお兄ちゃんは優しい女の子は嫌いなんですよ?」

 

そういい、お金を出して私はファミレスを出た。

 

 

その後の職場見学の後、由比ヶ浜結衣は二度と奉仕部に来ることはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 

 

 

 

 

雪乃「そういえば、最近由比ヶ浜さん来ないわね。」

 

八幡「そうだな。」

 

雪乃「ケンカでもしたの?」

 

八幡「いや、してない。だいたいケンカなんてそれなりに近しい連中がすることだろう?俺と由比ヶ浜は近しい連中じゃない。ただの顔の知ってるやつだ。」

 

雪乃「そうよね…。あなたならそういうと思ってたわ。来ないなら来ないでいいわ。これであなたとまた2人きりだもの。」

 

八幡「俺もお前と2人きりの方が嬉しいからな。」

 

雪乃「そう、私もよ///そういえば、今日うちに来ない八幡?夕飯を一緒にとでも思ったのだけれど…」

 

八幡「お、いいぞ雪乃。雪乃の料理は旨いからな。いつでも大歓迎だ。」

 

雪乃「クスッ、なら今日はこれで終わりましょう。食材の買い出しもしないとね。荷物持ちお願いしてもいいかしら?」

 

八幡「おう、任せろ!」

 

そうして俺たちは部室を出てスーパーへと向かった。

 

 

 

 


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