フランドールの日記   作:Yuupon

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四月編3『猫耳メイド』

 

 

 

 

 ――そして地獄が始まる。

 

 

 

 

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 四月九日

 

 

 今日はめーりんとの厳しい修行の本格開始!

 正直二日前を思い出すとかなり憂鬱だけど自分の為になるし頑張ろうと思う今日この頃。

 で、やるぞーって気持ちで門に行く準備をしていると何故かお姉様が部屋にやってきた。

 

「あの、フラン。ちょっといい?」

「!!?」

 

 いや、まぁ当然だけどいきなり部屋の中に入ってこられたら驚くよお姉様。というかそれくらい分かろう? ノックは世界最大の開発といっても過言じゃないのよお姉様。もし着替えてたらどうするの? まぁ姉妹だしどうもしないけどさ。

 で、話を聞いてみるとどうやらお姉様は昨日私が作ったチャーハンのことで謝りたいと言っていた。別にいらないのに。

 というか「咲夜、料理の腕落ちた?」って言葉をポジティブに取れば、レベルは低いけど咲夜の味に間違われる程度には美味しかったってことだしね。普通なら別の人が作ったとか察するものだけど。

 で、謝罪なんていらないよと言ってみた。

 

「そ、……んな。お願い、許してフラン」

「いや、許すも許さないもそれ以前の問題だよお姉様。別に私怒ってなんか……」

「なんでもするから! そ、そうだ! 何か欲しいものはない? 今ならお姉ちゃんなんでも手に入れるわよ?」

 

 必死過ぎじゃない? というかなによ。ここまで鬱陶しいと逆に腹が立ってくるよお姉様。そんな(すが)るような目で見られても対応困るよ私。

 でもここで私は考えた。どうせそれもいらないとか言ってたらそのうち「フランなんか嫌いだー!」とか「うー……ううううー!!」とか言ってお姉様が逆ギレするのが目に見えているからだ。もしくは呆然と座り込むか。いずれにしても邪魔だし面倒なので適当に欲しいものを言った。

 

「じゃあ「ぱそこん」ってやつ頂戴? 前にお姉様が妖怪の賢者様から貰ったって話を聞いて気になってたんだ」

「そんなので良いのね! 分かったわ持ってくる!」

 

 要望を聞いたお姉様はパァア、と満面の笑みを浮かべると走って行ってしまう。面倒なお姉ちゃんだ。でも可愛らしいので別にいっか。

 とりあえず時間が押してるし早くめーりんのもとに行こうと私は歩を進めた。

 

「おはようめーりん」

「おはようございます。今日から本格開始ですから気合入れてくださいね?」

 

 門の前にはめーりんがいつも通りの様子で立っていた。

 今の私の状態は封印状態である。いつでも修行出来る構えだ。

 そして準備運動を終えるとめーりんからこんな事を聞かれた。

 

「妹様、亀の甲羅と猫耳メイド服はどちらがお好きですか?」

 

 何その質問。意味分からないよ。とりあえず個人的に亀の甲羅より猫耳メイド服の方が女の子っぽかったのでそっちをチョイスする。

 するとめーりんが「しばらく待っていてください」と言って紅魔館に入っていった。

 なんだろう? 私が首を傾げていると戻ってきためーりんの手にはなんと『フリフリの猫耳メイド服』が。

 なんとなく予想ついたけど一応聞いてみる。

 

「……その服をどうするのかな」

「着てください」

「…………」

「サイズは咲夜さんが合わせましたから大丈夫です」

 

 いや別にサイズは気にしてないよ。単になんで着る必要があるのか分からなかっただけ。まぁ可愛いから良いけどさ。

 でもメイド服はともかく猫耳はどういうことなの? とりあえず服に触れた時に魔力を感じたから何らかの魔法がかかっているのは間違いなかった。

 普段なら解析出来るけど封印されているとそれもできない。普通に可愛い服を着れるしいいか、と何も考えず羽織る。

 ……で、後悔しました。

 

「〜〜〜〜っ!? お、重い! なにごれぇ!」

「咲夜さんとパチュリー様お手製の重力服です! 本人の身体能力を計算し、強くなればなるほど重くなるものとなります! 良くお似合いですよ〜」

「えへへ……そう? ……って言ってられないよ! 重いよ! 一旦脱ぐ――脱げない!? どうなってるのこれ!?」

「あ、その猫耳メイド服ですがよくある呪われた装備よろしく私か咲夜さんかパチュリー様にしか外せない仕様になってます。本当にヤバイと判断すれば自壊しますけど……」

「自壊ってことは服が破けるの!? それはそれで私下着姿になるよ!? 待って紅魔館の皆は私を辱めたいの!?」

「いえ、大丈夫です。自壊するのは魔法のみですから普通の服になるだけなので」

「あ、そうなんだ……」

 

 途中途中よく分からなかったけどとりあえずこの服は外せないらしい。で、私が本気で不味い時は魔法が自壊する。そして強くなっても今感じているのと同程度の負荷を掛け続けるように設定。

 ……今更だけど私が習おうとしてた拳法となんか違う気がする。何がどうなってこんな本気で格闘家目指してます、みたいなメニューになってるんだろう。

 ……こうなるなら『優しい』コースを選べばよかった。

 でも泣き言も言ってられない。いくら重くとも私は誇り高き吸血鬼、スカーレット家の次女。一昨日走っている時も泣き言言ったり実際に泣いたりしたのは咲夜以外いない場所でのこと。

 人前では優雅に瀟洒にエレガントに。そうしなければお姉様の顔に泥を塗ってしまうのだ。

 

「……だいじょぶ。慣れたしやれる」

「そうですか。では今日のメニューですがこれから私と一緒にランニングをします」

「ランニングかぁ。どこまで行くの?」

「今日は初めですしまずは人里を抜けて博麗神社の横を通り魔法の森を抜けるあたりまでにしましょう。行って帰ってくるまでランニングです」

「えっ?」

 

 え? え?

 確か紅魔館から人里まで行くのに大体三〇キロ弱。そこから博麗神社まで一キロ。魔法の森までは分からないけど魔理沙に聞いた感じだと飛んで人里まで一〇分くらいって聞いたし一五キロくらい? 合計四六キロ。

 

「四時間で終わらせましょう。ちょっと早めのペースで行けば大丈夫ですよ。これが終われば午前中は休憩です」

「……でもこんなに重いのに?」

「ダイエットになりますよ。六〇〇gは体重落ちます」

「やろうめーりん! やる気出てきたよ!」

 

 何でそれを先に言わないんだ。引きこもり生活で私の体はなまっているし目に見えるほどじゃないけど余分な脂肪もあるに違いないのだ。行き帰りの九〇キロで六〇〇g。片道で三〇〇g。なんて素晴らしいんだろう。大丈夫、全力で飛べば数分もかからない距離だ。その程度私なら走りきれる!

 キラキラした顔で元気を出した私を見てめーりんは苦笑いを浮かべていたけど知ったことじゃない。「でもダイエットのやり過ぎはよくないですからね」っていう忠告は聞くけど。

 

「じゃあ行きましょうか」

 

 そうして走り始めたんだけど……。

 正直舐めてた。後から考えると馬鹿かと思う。かなりのハイペースで走ってきた私は人里に着く頃にはかなり疲れてしまっていたのだ。

 

「ふぅ……ふぅ……」

「良いペースですよ妹様! 頑張りましょう」

 

 めーりんが声をかけてくれるけどもう私は返事出来ない。周りに人が多いので苦しんでいないように笑顔を浮かべるので精一杯だ。でも誤魔化し切れているのか正直微妙。

 だって何故だか分からないけど周りの人の視線がやたら多かったし。しかもその顔が驚いたような感じだったからもしかしたら気付いたのかもしれない。……うぅ、恥ずかしい。

 そうして人里を通り抜け博麗神社に向かう階段の横を通り魔法の森へ突入する。

 で、ここでもひとつ誤算があった。

 

「グルルガァァ!!」

「なにあれー!? きゃああっ!! めーりん、なんか追いかけて来てるんだけどおおおっ!! 狼の妖怪が……ケホケホ! いやあああっ!!」

「妖怪から逃げるのも体力作りの一環です! 足を動かしてファイトファイト!」

「そ、んなの……ハァッ、ハァッ。無茶言わないで……」

 

 魔法の森に入った途端何故か妖怪に追いかけ回されたのだ。なんか目のマークがハート型だった気がしたけどそれはともかく、やたら私を目標に追いかけて来た。

 めーりんも居るのに不条理だよぉ……。お陰で魔法の森を抜けて帰り道になる頃にはふらふらになってしまった。

 フランがふらふら……なんでもない。

 とにかくもうこの時点で絶望感凄かった。だってここで半分だもん。もっかい魔法の森に入って帰らなきゃならないことが重く私の心にのしかかった。

 でも、私は負けず嫌いなタイプである。自分でも嫌なくらい負けず嫌いなのだ。本心じゃ「もうやだよぉ……」とか言ってしまいたいのに何故かそれが口に出せず、ポロポロと涙を零しながら走った。

 そして出発から目標の四時間たった頃、ようやく紅魔館に辿り着く。

 

「……も、ぉ……。だ、め……」

 

 頑張ったよ。私頑張ったよ。

 午前中はもうこれで終わり。ランニングが終わった段階でめーりんが猫耳メイド服の魔法を解いてくれた。あと封印も。

 ……悲しいことに普段の状態だとどれだけ疲れてても一、二時間あれば完全に回復しちゃうのよね。筋肉痛はどうもならないけど。

 そんなわけでお昼を取ったあとにめーりんの元に行くと何故か移動用の黒板を横に配置している彼女の姿があった。

 

「……どしたの?」

「はい、妹様! 実は拳法を極めるにはただ体を動かしていれば良いわけではないのです。頭の中まで鍛えてこそ真の格闘家というものです。そこでお勉強をしようと思いまして!」

「いや、思いましてじゃないよね。そもそも私格闘家目指してないんだけど……」

「本当は寺子屋に入れるのが良いのですが、手続きに手間取ってまして五月からになりそうです。ですのでそれまでは不肖、紅美鈴が教師として妹様に様々なことを教えていきたいと思います」

「……私寺子屋に入るの? 来月から? え、ちょっと待ってよく分かんない」

 

 駄目だ。会話が通じない。

 まぁ勉強にも興味があるから良いけれど。それによく考えると私って魔法以外の勉強殆どしてないし。

 

「では最初は国語です。こちらの文章を読んでください」

「う、うん」

 

 言われるがままに音読する。

 それからミッチリ一時間勉強をした。本は沢山読んでいたので大概の漢字は読める。心情などもなんとなく分かる。

 それからは昼寝をしたり、またガーデニングスペースの開墾を行ったりと忙しい一日だった。

 ……後半が雑だけど疲れたんだよ。今日一日動いて。

 あぁ、そうだ。もう一個追加しておこう。部屋に帰ったらぱそこんが置いてあった。でも疲れてとても触る気になれなかったよ。

 とりあえず明日あたりにめーりんに話して修行を午前中だけにしてもらおうと思う。これじゃ修行以外何も体験出来ないし何より辛すぎるから……。

 

 

 

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「……序盤の私の扱い雑じゃない、これ?」

「鬱陶しがられてるじゃない。アンタ。つかカリスマ本当にヤバイわよ。それにしてもこの修行内容……前に早苗から聞いたことあるような気がするんだけど。確か……どらごんぼーる?」

「何よそれ?」

「早苗が前に言ってたそんな感じの名前の漫画に出てくる修行内容に似てる気がしただけよ」

「ふーん……」

 

 そこで紅茶を口に含みレミリアが話を変える。

 

「そういえば、人里でフランの人気がで始めたのはこのあたりなのよね……」

「そりゃあんな可愛い女の子が精一杯笑顔浮かべながら猫耳メイド服で走っていたらねぇ……」

「ふふん、流石私の妹ね」

 

 自分のことじゃないのに嬉しそうに頷いてレミリアは次のページをめくる。

 

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 四月十日

 

 

 やりました。交渉の末にめーりんとの修行を午前中のみに減らすことが出来たよ! しかも五月から入る予定の寺子屋がある日は修行無しらしい。これで大分自由に動けるよ。

 

 で、今日なんだけど午前中の修行はまた新しいものだった。

 封印モードで猫耳メイド服。その上で木に縛り付けられたよ。縛られるのって初めてだけどなんだろう……大図書館にあった本に出てくるお姫様とかってこんな感じに縛られてるんだよね。

 そう思うとちょっと嬉しくなったような気も……いやないな。

 とりあえずその修行内容が木に縛られた状態で反射神経を鍛えるとか。縛られた私目掛けて小さな弾幕を放つから避けろとか言われた。

 無茶振りね。これ間違いなく無茶振りだよね。

 ちなみに今日の最初は咲夜も一緒だったんだけど、猫耳メイド服の私を見た途端倒れちゃった。一瞬紅い血が見えた気がしたけど目眩だろうか。

 咲夜は人間だしもし病気とかならちゃんと治してほしい。

 ……話が脱線しちゃった。

 とにかく、やってみたけど難しいね。めーりんが放つ弾幕は水で出来たものだった。当たってパチン、と弾けるたびに飛沫がかかる。

 

「この修行の元祖は弾幕の代わりに(はち)でやっていたんですよ」

 

 修行中、めーりんがそんなことを言っていた。ゾッとする話だ。

 結局全身びしょびしょになってしまった。猫耳も水でへにゃりと垂れる。

 でもやっていて気付いたけど最初より危機感知できるようになっていた気がした。ランニングで妖怪に追いかけられたからだろうか? 縛られているという一点がかなり回避をしにくくさせていたが普段の弾幕ごっこの甲斐もあり半分は避けれた。びしょびしょだけど。

 

 そして午後。

 めーりんの修行がないことがこんなに楽だったなんて引きこもっていた時は知らなかった。……知らなくても良かったけど。

 それはともかくだよ!

 さっそく昨日お姉様からもらった「ぱそこん」を弄ることにした。

 「でんぱ」ってやつと「電気」があれば使えるらしい。電気の通ったコンセントはあるので、説明書を読みながら悪戦苦闘しながら電源をつけると画面が表示された。

 ようこそ、と書かれた画面だ。ローマ字表を見比べながら設定されたパスワードを苦労しながら打ち込んでようやく準備万端!

 

 いんたーねっとってとこをクリッククリック! あとは調べたいものを検索すると出てきたりするらしい。

 念のため「でんぱ」確認をすると『YUKARIN17』という『Wi-Fi』が通っているらしかった。

 ゆかりん17……誰だろ。妖怪の賢者様の名前が八雲紫だからその人かな? でも17って……。

 

 ともかくしばらくやってみたけどよく分からなかった。

 先生が欲しい。切実に。

 そう思って咲夜に聞くと「河童」って種族がこういったものに詳しいらしい。妖怪の山に住んでいるらしいので今度会いに行こう。

 

 

 

 

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「……紫ェ」

 

 霊夢は呟いた。

 レミリアの顔も微妙そうだ。ハァ、と溜息を吐いて彼女は述べる。

 

「フラン、騙されちゃだめよ。あの人実年齢(ピーーーー)」

「……あれ? 今規制音入らなかった?」

「む、八雲紫の実ね(以下の発言はスキマ送りにされました)」

 

 ……………………。

 思わず無言になって顔を見合わせる二人だった。

 

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 四月十一日

 

 

 今日も修行である。

 紅魔館の近くにある霧の湖ってところで泳ぐ練習だ。水着は咲夜が一晩で用意してくれたらしい。

 紅いフリフリの水着だった。上下が分かれているタイプで可愛い♡

 咲夜ありがとう!

 で、ここで思い出したんだけどそういえば私、泳いだことないんだよね。ほら、そもそも流水って吸血鬼の弱点だしそれに近しい水の溜まった場所で泳ぐなんて危ないしやったことなかったの。

 

「初めてですか……あ、じゃあ水泳の楽しさを教えてあげましょう!」

 

 そんなめーりんの監督のもと一緒に泳いだ。最初に浸かった時は冷たかったけどだんだん慣れてくると気持ちよくなってくる。

 初めての水泳はとても楽しかった。修行は毎回辛いものが多かったので特に。

 

「じゃあ今日の修行は泳いで霧の湖を一周しましょう」

 

 その提案もいつもよりは楽なものだった。拍子抜けするくらいに。

 

「ちなみにこの修行ですが、元祖は人食いサメの居る湖を往復しています」

 

 その元祖は気になるけど一先ず置いておこう。

 今回の修行は楽なものだった。湖一周の半分あたりまで泳いでもまだ体力には余力があったし。

 ただひとつ。

 …………近くに住む氷の妖精が空から弾幕を放ちさえしなければ。

 

「アイシクルフォール!!」

「ちょ、チルノちゃーーーー」

 

 そんな掛け声と同時に降り注いだのは尖った氷の塊。普段ならいざ知らず今は修行中である。当然ながら封印状態だ。で、そんな状態で弾幕なんか受けたらどうなるかなんて予測つくだろう。

 

「ひゃああ! 冷たい!」

「妹様!? 大丈夫ですか?」

「……うー、なによこれ。なんでいきなり攻撃が……?」

 

 そりゃ湖だ。大量の氷が降ってくれば水温が下がる。それも近くに落ちればなおさら。

 折角楽しかった気分が台無しだった。両腕で体を抱きしめるようにして空を見上げると氷妖精がいる。「あたいったらサイキョーね!」とドヤ顔だ。その隣で大人しそうな緑妖精があわあわしていた。

 いきなり攻撃してきた理由は謎だ。めーりんが追い払っていたけど次会ったらこの借りを返してやろう。弾幕ごっこだ。

 

 午後はなんかやる気でなくてゴロゴロ過ごした。

 最近動き過ぎたせいで体が怠い。

 そういえばガーデニングスペースに植えるやつをそろそろ決めないとなぁ。明日にでも人里に行こうか……。

 

 

 

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「……フラン、随分と充実してるわね。色々と」

「今更だけど、あの門番。よく勤務中に寝たりしてるから修行も甘々かと思ったらとんだスパルタね……」

 

 そこで霊夢は溜息を吐いてレミリアに問いかける。

 

「どうせだしアンタもやってみたら? 美鈴の修行」

「全力でお断りするわ」

 

 迷いなく答えたレミリアの顔はとてもいい笑顔だったという。

 

 

 

 







 今回出てきたネタ
・猫耳メイド服の自壊(最後にパチュリーが全裸になる動画より)
・ダイエット(女の子の宿命)
・妖怪から逃げる(ドラゴンボール三巻の恐竜から逃げるシーンより発想)
・フランがふらふら(……言うことはない)
・YUKARIN17(八雲紫さんじゅうななさい)

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