フランドールの日記   作:Yuupon

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いよいよ日記が本格スタートじゃい!




 


四月編2『めーりんの修行』

 

 

 

 

 四月六日

 

 拳法。

 それは現代において打つ、突く、蹴るなどの当身技による『徒手武術』を意味する戦闘技術らしい。

 代表的なものを幾つか挙げると日本拳法や少林寺拳法、中国拳法などが存在するがめーりんが得意とするのはそれら全てを統合し、『気』という概念を導入したものだとか。

 気っていうのはめーりんが持っている『気を扱う程度の能力』により使用できるもので魔力とか妖力に似た力なんだって。

 

 気を扱えれば魔力や霊力を持たない人間でも空が飛べたり気弾を放ったり出来るらしい。

 また女性向けのものとなるとダイエット効果やカロリー消化を効率よくできたりとか、後は身体の成長促進と健康を推し進めるとか。

 昨日聞いた『女らしさ』とかの部分はここにあるんじゃないかってめーりんが言ってた。

 

 で、起きました。朝の六時。吸血鬼が起きる時間帯じゃないけどそこは暗い地下室で495年過ごした私。もう昼夜とか関係無い。朝起きでも夜起きでもどちらでも対応出来る。

 吸血鬼は日光に弱いので『日焼け止めクリーム』を塗ってその上から魔法で擬似的な影を掛けて準備万端!

 これで日傘をささなくても日光の下を歩けるのだ。お姉様はあまり魔法に精通してないから知らないみたいだけど、このあたり495年の地下暮らしが役に立った。暇つぶしに大図書館で本を借りていて良かったと思う。

 

 で、門の前に行くと大きく伸びをしているめーりんがいた。

 ただでさえ大きなバストが伸びをすることで更に突き出てとんでもないことになっている。羨ましい。将来はあれくらい大きくなりたいものだ。

 

「おはよーめーりん! 昨日言われた通りに来たよー」

「あ、おはようございます妹様。ちゃんと起きれたようでなによりです。では早速始めましょうか?」

 

 おはようと挨拶をするとめーりんもにこやかに対応してくれた。

 で、拳法を教わることにしたんだけど……。

 

「で、これなに?」

「昨日のうちにパチュリー様にお願いして用意してもらったものです。妖怪の力を一時的に封印するバッジですね。ただ封印する為には対象の妖怪、今回は妹様にも手伝ってもらわなければなりませんが」

 

 ではこれを身につけてください、と手渡されたのは星型のバッジだった。めーりんの帽子に刺さっている星によく似ているタイプで私の帽子に嵌めていた。

 とりあえずめーりんの説明をまとめると拳法とは本来人間が行う技術だそうで元々身体能力の高い――それも鬼の力と天狗の速さを持つと言われる吸血鬼にやらせればどんな動きだろうと出来てしまうらしい。

 そのためにまずは一旦その力を封印し、一度人間と同じ土俵に立ってもらうのだとか。またそうすることで種族的な力に頼らない真の力を得られるとのこと。成長促進なども一旦種族としての力を封印し鍛えるからこそなるものではないかというのが彼女の持論だ。

 で、嵌めてみたんだけど。

 

「……力が入らないんだけど。なんか身体が重いし、あと魔力と妖力が扱いづらい」

「それが封印状態です。この状態で授業を行ってもらいます。で、ここでなんですけど修行には『厳しい』のと『優しい』のと二種類がありますがどちらにしますか?」

「具体的にはどんな違いがあるの?」

 

 尋ねてみると言葉のままだと返された。

 優しい方は疲れたらすぐにやめ、飽きればやめ、と緩い内容。

 厳しい方は一度始めたら完遂するまで辞めることを許さない本気の内容。修行の効果としては厳しい方が圧倒的に高いらしい。

 正直やりきらないといけないのはどの程度厳しいのか分からなくて怖いけど、こちらから頼んだことだからやっぱりこっちをやるべきだろうと思う。

 それに力が封印されたと言っても私は吸血鬼だ。ちょっとやそっとじゃ疲れもしない。なので厳しい方をやることにした。

 

「妹様の覚悟、分かりました。ではこの紅美鈴! 本気で修行をさせていただきます……と言っても今日は軽めですけどね」

 

 苦笑いしてめーりんは紅魔館の外周を指差す。

 

「とりあえず今日はこの直線を走ってもらいます。距離は二〇〇mほどですので最初の目標は九秒ですね。大体外の世界では一〇〇mの世界新記録がその程度と聞きましたしそうしましょう。あ、妖力とか魔力の使用は禁止ですよ」

「えー、そんなの遅すぎない? 普段なら一秒もかからないよ?」

「あはは、とにかくやってみてください。やったら分かりますよ」

 

 困ったような声で言っためーりんに促されて私はスタートラインに着く。その時の私の顔はきっと余裕顔だったはずだ。

 だってたった二〇〇mだ。その程度刹那の間に駆け抜けることが出来る。お姉様だって同じことを言って似合わない妖艶な笑みを浮かべることだろう。

 でも実際走ってみるとそれは私の驕りだったらしい。

 

「ストップ……タイムは一三秒ですか。流石、人間離れした記録です」

「……ハァ、ハァ。なにごれぇ……やたら疲れてるんだけど」

「そりゃあ五〇〇年近く引きこもっていればそうなりますよ。むしろこのタイムが出せたことが驚きです」

 

 なんだろう。足が進まない。吸血鬼の速さに慣れた視界はスローモーションのように見えた。それくらい遅かったのだ。

 それに私には体力が無いらしい。これが引きこもっていた弊害か。ニートとは怖い。あともう五〇〇年篭っていたら太っていたかもしれないという考えが頭を過ぎり余計に恐怖を煽る。

 

「では、次は私が走りますね。これ、ストップウォッチです。外の世界から流れてきたものなので使い方を教えますね。こちらのボタンを押して――――」

 

 で、ストップウォッチを受け取りめーりんのタイムを計ることに。力を封印した状態で、と考えて九秒は厳しいんじゃないか、と思う私をよそに飛び出したタイムは恐るべきものだった。

 

「タイム……五秒」

「っはー……久々に本気でやりました。ま、こんなもんです。妹様は私より素養が高いと思いますので、修行すればまだまだ伸びると思いますよ」

 

 その結果を受けて私は真面目に修行しようと思った。

 理由は色々あるけど、何より私の為になるものだと確信できたからだ。

 今日はこの他にも素の力だけで巨大な大岩を動かしたりと修行の結果がどの程度のものか、ということと種族的な力を解放したらどの程度高まるかなどを教わった。

 まずは拳法の前に体力作りかららしい。引きこもり生活が仇になった形だが頑張っていこうと思う。

 ……目指せ、お姉様超え!

 

 

 #####

 

 一方、

 

「私超えって、あの子本気で下剋上を……」

「んなわけないでしょ。単に分かりやすい目標定めただけよ。さっさと次めくりなさい」

 

 わなわな震えるレミリアに対し冷静なツッコミを入れる霊夢であった。

 ――いつも通りである。

 

 

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 四月七日

 

 今日も朝の六時起き。

 早速修行か! と思っていると門の前でめーりんの他に咲夜も居た。なんだろうと、と思い挨拶がてら近寄るとめーりんからこんな説明をされた。

 

「妹様おはようございます。今日の最初の修行ですが、これから咲夜さんと一緒に人里に行ってください。実は紅魔館の大図書館の蔵書の一部は鈴奈庵という貸本屋から借りているんですが、今日がその返却日ですのでそれを背負って行ってもらいます。あ、もちろん力は封印してくださいね?」

 

 初めの修行は本を返しに行くことらしい。これ、体のいいお遣いじゃないかとも思ったけど咲夜も付いてくるし違うのだろう。

 あと、一つ条件も付けられた。

 

「鈴奈庵まで走って行って下さい。返す期限が今日の午前七時ですから間に合わないと延長金を払わなければなりませんから」

「うー……」

 

 めーりんの意地悪。でも厳しい修行は私が望んだことだから仕方ない。うー、と唸る私を見て咲夜が微笑んでいた。咲夜も意地悪!

 仕方なく本の入った鞄を背負うけど、重い! 何冊入ってるの? え、五〇冊? 馬鹿なの? ……二人とも嫌いだー!

 内心半泣きで走って持って行くことに。咲夜は人里で買い物があるらしいのと監視役らしい。サボることが許されない私はひーこらひーこら走っていく。

 そして汗だくになって半分ベソかきながら鈴奈庵に着くと時刻は午前六時五八分。ギリギリセーフだった。

 鈴奈庵の店主さんである小鈴さんに「ありがとうございました」と笑顔で受け取ってもらった時には思わずやっと終わったー……と脱力してしまった。疲れていたからアレだけど、紅魔館以外の人と話すの久々なのに意外にいけるものね。

 けれど、私のお遣いはそこで終わらなかった。

 

「小鈴さん。こちら次にお借りしたい本のリストですが……」

「はーい。えっと、これとこれと」

 

 ??? 何が何だか分からない私をよそに小鈴さんは数十冊の本を集めると私が背負ってきたバッグに詰め始めた。

 その時点で嫌な予感はしていた。いやだって、そんな……いやいや。言葉に出来ない悪寒が喉元をせり上がる。

 しかし現実は非情だった。

 

「ではこちらをどうぞ」

「ありがとうございます。では妹様、頑張って下さい」

 

 手渡された本の詰まったバッグ。もうすでに肩が痛い。足も痛い。若干筋肉痛だった。顔とかの汗は咲夜が拭いてくれたけど正直泣きそうだった。

 でもそこで一つ天啓が浮かぶ。そう、咲夜の役目は私の監視だけではない点だ。彼女の元々の予定は買い物である。ならしばらく休むことだって……。

 

「では一分お待ちください、妹様」

 

 絶望した。宣言通り咲夜は一分で全ての買い物を終えた。

 彼女が持つ力『時を操る力』で店屋までの移動中の時を止めたのだろう。あとは買うものを選び買うのみ。あまりにも早い帰還に私は絶望した。

 

「では帰りましょうか。走って」

「うー! ううううわあああん!!」

 

 私は泣いた。でも頑張って走りきった。メンタルが負けそうだったけどやり抜いたあと猛烈な達成感があった。

 紅魔館へ帰ってきた私は借りてきた本の詰まったバッグを咲夜に渡し、数分の休憩を挟む。水分補給もしっかりと摂った。

 しかし修行は終わらない。次に案内されたのは紅魔館のまだ使われていない庭の部分だった。

 

「……はー、はー。ここで何するの?」

「妹様は私が家庭菜園とフラワーガーデンをやっていることをご存知ですか?」

「うん、けほっ、知ってるよ」

「そこで妹様にもガーデニングを体験していただこうと思いまして」

「へー……それで?」

「耕してください」

「え?」

「この土地を耕してください。範囲はここからここまで」

 

 そう言うとめーりんはそこらへんに落ちていた枝で一辺二〇mくらいの四角形を地面に描いた。

 正直かなりな広さだ。普段ならともかく力を封じられた私にとっては。

 

「あと、道具の使用は認めません。当然ながら妖力や魔力もです。素手で耕してください」

「what?」

 

 本当にwhatだ。意味不明だった。いや、百歩譲って畑を耕すのは良しとしよう。でも素手? 

 

「やり方はこんな感じです」

 

 疑問符を浮かべているとめーりんが拳を地面に叩きつけた。

 ズンッ! という音と同時に拳の落下点から数mの地面にヒビが入る。さらに何だろうか。地面の中で力が反発しあって中の土が軟らかく、石が破壊されるのを感じた。これを感じられたのは私が『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』を持つ故だが、あの一撃で地面がかなり開墾されたという事実は私の常識を破壊した。

 

「ガーデニングの前段階です。何を植えるのかは任せますが、ここを妹様のガーデニングスペースに生まれ変わらせてください」

 

 それだけ言ってめーりんは「じゃあ門番の仕事に戻りますので何かあったら言ってください」と行ってしまった。

 あとに取り残される私……。正直心の底でもう勘弁して欲しいところだったけど『こちらからお願いした』という一点が私の良心を揺さぶる。折角修行内容を用意してくれたのに放り捨てるのは悪魔としても仁義に欠けた行いだろう。何より情けない姿は見せたくない。

 泣きべそかいていたくせに何を言ってるんだという意見もあるかもしれないけど単純に悔しかった私は素手での開墾に取り掛かる。

 具体的には拳を握り、振り下ろした。

 

「やーっ!!」

 

 しかし上手くいかない。ドゴッ!! という良い音が響いて地面に穴が開くだけだ。めーりんのように力が全体に伝わらない。

 試しに手加減してみると、それでも力が伝わるのは周囲三〇センチが良いところで開墾されてもいない。

 なんだか悔しくて全身泥だらけになりながら少しずつ地面を掘り返し、また地面を殴ったりを繰り返した。

 結局その日の修行が終わったのは午後の六時過ぎ。でも一生懸命にやったお陰で大部分の開墾が終わった。

 やっている内に思い出したけど、ここ私のガーデニングスペースになるんだよね。一体何を植えようか今から考えておこう。

 そう思うと辛い労働にちょっと楽しさが見えてきた気がした。

 

 

 #####

 

「美鈴……フランにそんなことをやらせるなんて」

「ってか妖怪の力の封印ってなによ。博麗の巫女の専売特許じゃないの? ……それと前向きねこの子。私が紫あたりにそれ強要されたら自分から頼んだにせよ逃げるわよそんなの」

 

 

 #####

 

 

 四月八日

 

 

 修行は厳しい。今更ながらに昨日のはキツすぎると思う。

 全身筋肉痛だし素手で開墾したせいで指も痛いし、今日はどうなるんだろうかと戦々恐々しながらめーりんの下に行くと、

 

「今日は明日からの修行の準備をしますので咲夜さんに別のことをお願いしておきました。以前、料理を教わったという話ですしこれも女の子の修行の一環ですから」

 

 とのことだった。

 やったー! 割と本気でやったー! あの苦行は今日はない! それに料理を教えてくれた時もそうだったけど咲夜なら優しく教えてくれるだろう。一応めーりんの修行も咲夜の修行後に用意しているらしいがそれくらいなら大したことはない。

 最近毎日が充実しているけど昨日みたいなのは辛過ぎる。まぁお姉様なら誇り高き吸血鬼が物事を途中で投げ出すなんてあり得ないわ、とか言いそうだけど。

 ともかく咲夜の下に行くと今日は全体的な家事について教えてくれるそうだ。

 まずは部屋の掃除である。

 

「掃き掃除? 拭き掃除?」

「違いますよ妹様。掃除にもやり方と手順というものがあります」

 

 そう言って咲夜は例えば、とお姉様が尊敬している吸血鬼『ツェペシュの銅像』を指差して、

 

「例えばこの銅像の掃除ですが真鍮ブラシで汚れを取った後、薄い中性洗剤で洗浄……あとは水気を取ってワックスで仕上げるといったように細かな手順があります。いずれも高級品が多いので丁寧に扱わなければなりません」

「ふーん。単に拭くだけとか洗うだけじゃ駄目なんだね」

「はい。他にも扉の取っ手ですが、銀製なのは分かりますか?」

「うげ、吸血鬼に銀って毒じゃなかったっけ?」

「確かに銀製のナイフや銀製の十字架などはよく知られていますが取っ手なので問題はありませんよ。普段から扉の開け閉めはしますよね?」

「あーなるほど」

「で、話を戻しますがそちらの取っ手は銀製なのでシルバーダスターというものを使って磨きます。時間が無い時は拭くだけにしますが妹様には正式な手順を教えていきたいので」

 

 瀟洒に咲夜は告げる。その恭しい動作の一つ一つが私にとっては大人な雰囲気だった。出来る女ってやつだろう。

 それから私はカーペットの洗濯方法とかも教わった。ウール製のキリムはお湯を使わず冷水に頭髪用洗剤と塩を加えて色落ちしないように軽く……とかなんか暗号みたいだ。

 でも綺麗にした後の部屋を改めて見回すととてもスッキリした気分になる。なんというか、心が洗われるというか。

 意外に重労働だけど達成感は中々のものだった。やったぞ、って気分になる。

 

「では次にお待ちかねの料理といきましょうか。お昼を一緒に作りましょう」

「お昼ごはん!? 出来るかなぁ……」

「はい、妹様なら出来ますよ」

 

 ニッコリ笑顔で言われてやる気が出てきた。

 今日私が作るのはチャーハンだ。材料はご飯と溶き卵、ベーコンにネギ。

 ポイントとしては高温にしたフライパンに油と卵を入れて、油を含んだ半熟卵になったところにご飯を入れて手早くまぜることで、ご飯粒の表面に卵の膜をつけることができパラパラになるんだって。

 一般の家庭の火力ではパラパラにならないらしいけどそこは紅魔館! キチンとした設備があるらしい。

 そうして出来たチャーハンは大成功だった。咲夜のアドバイスを幾つももらったけど自分で食べた時美味しくて嬉しかった。

 紅魔館の皆のお昼ごはんにも出すとお姉様が「咲夜、腕を落とした?」と言っててちょっと悲しかったけど……。

 まぁ咲夜の技術を一朝一夕で身に付けるのは無理だし妥当な評価だけどね。

 

 ……それは妹様が作ったものですよって言ったあとのお姉様の慌てっぷりと下手なフォローの仕方がおかしくてちょっと笑いそうになった。はしたないから下を向いてたけど。ごめんねお姉様。でもフォローしなくて大丈夫だよ、全く傷ついてないから。

 

 ちなみにめーりんが用意していた修行は昨日終わりきって無かったフラワーガーデンの開墾だった。

 三〇分くらいで終わったのであまり覚えてない。とりあえず昨日の私、よく頑張ったとだけ言っておこう。

 

 

 #####

 

 

「え? 下を向いてプルプルしてたからてっきり泣かせたのかと思ってたのに……」

「はいはい勘違い勘違い。つか妹にまで下手くそなフォローって言われるのはどうなのよ……」

「お、王はフォローなんてしないの! 不遜でありカリスマであるべきだからそんな技術必要ないわ」

「そのカリスマが妹に負けつつあるんだっつの」

「うー……」

 

 自分の行動が子供っぽいとは分かりきっているレミリアだが言い返せず声にならない反応を見せる。

 実際吸血鬼の年齢としてはまだ子供なのだが。

 

「ともかく次読むわよ。レミリア、呻いてないで手を動かしなさいよ」

「わ、分かってるわよ」

 

 そうして二人は日記を読み進めていく。




 めーりんの修行終わらせるのにちょっと時間がかかりそうなので、マンネリしないように頑張る所存!


 今回出てきたネタ

・めーりんの修行(ドラゴンボール三巻の亀仙人の修行より)
・咲夜さんによる掃除説明(ハヤテのごとく一巻より)

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