Fate/Victory Order    作:青眼

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少々無理があるかもしれませんが、今回でvsセイバー・オルタ戦は終わりです!長かった!途中でオルタと黒鋼のやり取りを見て感想を貰った時は、もう少し長くしようかと思ったのですが、あまりグダグタやっても話が進みませんしね。

それはそうと、皆さんはcccコラボを満喫しましたか?私はもうアイテムの交換が終わったので、素材回収とサクラチップ集めをしています!
勿論、今回のガチャ報告もしますよ!楽しみにしていてくださいね!


決戦(4)

「行くぞ騎士王―――魔力の貯蔵は十分か?」

 

エミヤのその一言と共に、二十は超える剣が出現してオルタを襲う。前後左右を同時に襲う剣弾。そして、それは全て投影した贋作。この世界で既に記録され、複製された偽物。

 

「厄介だが……この程度!」

 

だが、さすが騎士王。最優のクラスを得て現界し反転(オルタ)化した存在とはいえ、未来視に近い高ランクの『直感』スキルは変わりない。迫りくる剣弾に致命傷となるものだけを聖剣と、『魔力放出』で飛ばす斬撃で的確に弾く。

少しでも剣弾が近づけば、エミヤの戦い方の十八番。『壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)』による絨毯爆撃で終わらせれるのだが、手数がまだ足りない。固有結界、エミヤの持ちうる中で最強の切り札(カード)切ってもなお、彼女との戦力差は縮まらない。

 

それはそうだ。何故なら、エミヤは何かを真似る(・・・)事に、自分のものではない何かを作る(・・)事に特化した英霊だ。たとえ無限の剣を持とうとも、究極の一を持つ彼女には決して届くことはない。だが、それは一人で戦う時に限った話だ(・・・・・・・・・・・・)

 

「んじゃまぁ、そろそろ行くとしますかねェ! 我が師、スカサハより教わりしルーン魔術。その身でとくと味わいなァ!」

 

クー・フーリンが獰猛な笑みを浮かべながら、手に持つ杖を大きく振るう。周囲に金色の光と共に文字が浮かび上がり、炎の弾丸となってオルタを襲う。剣弾と火球による二重の攻撃。並みのサーヴァントなら一つ、また一つと直撃し、忽ちその身を爆散させる筈だ。

だが、今敵対しているのは並の英霊(サーヴァント)ではない。動乱にあったブリテン島を復興させようと奮起し、手に持つ聖剣で常勝不敗をその手にした騎士王が相手なのだから。

だからこそ、常勝不敗の相手をするならば、その相手は勝利の女王(ヴィクトリア)が相応しい―――!!

 

「はぁぁぁぁぁっ!!」

「ふんッ!」

 

左手に構えていた盾を外したブーディカさんが、その左手に黄金の剣、右手に愛剣を携えてオルタに斬りかかる。二刀流となったブーディカさんを見て驚いたのか、いや、彼女の左手に握られた剣に驚いたオルタが目を見開いた。

 

「驚いたな。貴様がその剣を、『勝利すべき黄金の剣(カリバーン)』を持つとはな。だが、以外に様にはなっている。貴様ならば、我が聖剣を持つに値するだろう」

「それはどうも! でも、私にこの剣も、貴方の剣を振るう資格は無いよ!!」

 

三振りの剣による剣戟が縦横無尽駆け巡る。一撃一撃が強力なもので、彼女たちの周囲の土が吹き飛ぶ。黒い聖剣に抗う黄金と白銀の剣。その周りを覆うように剣弾と火球が飛び回る事から、場違いだとは思ったが、とても美しく思えた。

 

「我らに勝利を―――『約束されざる勝利の剣(ソード・オブ・ブディカ)』!!」

「吹き飛ばせ、『風王鉄槌(ストライク・エア)』!!」

 

ブーディカさんの剣による斬撃と、オルタの黒い聖剣の風の刃がぶつかり合う。互いの攻撃は拮抗し、二人の中央で爆発し、二人の距離を引き離す。その間に、彼女は剣を構え直している。

 

「行くぞ―――今一度、我が聖剣を受けるがいい!」

 

ほんの数秒で聖剣の魔力が貯まる。剣からは嵐のように黒い風が吹き荒れ、周囲の剣や土を吹き飛ばす。その剣を下に構えた時、今まで俺たちの一番近くにいたマシュが動く。

 

「皆さん! 私の後ろに下がって」

「いや、いい。ここは私の手番だ。手出し無用で頼む」

 

エミヤがオルタの正面に立つ。後ろには守るべきマスターである俺たちと、後方支援のクー・フーリンがいる。エミヤが相手になると思っていなかったのか、オルタが嘲笑うように声を高くして口を開く。

 

「ほう。貴様が相手になるかアーチャー。だが、貴様の作る贋作では相手にならんぞ。先ほどの盾も、令呪によるバックアップがあってようやくだった。貴様の力では、私の相手にはならん」

「確かにそうだな。だが私はーーーいや、()は何としてもお前を止めないといけないんだよ。セイバー(・・・・)

 

どこか懐かしそうに呟くエミヤの後ろ姿に、何故か俺はその姿がとても儚いものに見えた。ここにいるエミヤは、確かにあの(・・)聖杯戦争を勝ち抜き、その果てに守護者となった存在だ。故に、あの剣を投影することは可能。だが、それは余りにも無茶だ。どんな反動が来るのか分かった物じゃない。

 

「アーチャー! 無理はしなくていい! マシュの宝具でこの場は」

「すまないなマスター。どうしても、ここだけは譲られない。彼女が反転したというのであれば、それを止めるのは俺の役目だ。信じてくれ、お前のサーヴァントが戦うところな」

 

少しだけこちらに顔を向けて、苦笑するエミヤを見て。俺は内心で引き留めようとした思いが消える。彼は本気だ。なら、それに応えるのがマスターの役目だろう。

 

「……分かった。なら、せめての餞別だ! 最後の令呪、三角目の令呪の魔力を持って命ずる!! 次の一撃を全力で放て(・・・・・・・・・・)!!」

「了解した、その思いに全霊で応えるとしよう。投影開始(トレース・オン)………ッ!」

 

気合の入った声とともに、エミヤが投影を開始する。直後、その両手に閃光が奔る。この場にいる誰もが目を細め、その輝きに目を見開く。

エミヤの両手に握られていた青と白で彩られた黄金の剣。それは、遥か遠い、もう微かな記憶しか残っていない少年の頃、その心に焼きつけた、彼の王の持つ黄金の剣。目の前に立つ堕ちた騎士王とは違う、本来の約束された勝利の剣(エクスカリバー)。その贋作。

 

「相変わらず、酷い出来だ。だが―――十分だ」

 

自身が投影したそれを見て失笑するエミヤ。だが、それは彼の持ちうる剣の中でも最強の一振り。贋作であろうと、それを作るに至るまで過程はエミヤという一人の人間が歩いた人生の一つ。

 

「――――――――――はっ。面白い、面白いぞアーチャー」

 

エミヤの持つ剣を見て、オルタはそれをとても面白そうに笑った。だが、それは先ほどの嘲笑う表情ではない。どこか、遠い所にある知人と出会ったような、そんな優しい笑顔だった。

 

「来るがいい。貴様の持つ聖剣(それ)と、私の聖剣。どちらが強いか―――」

「間違いなく私の物は偽物だ。だが、これを抜く以上私は負けられない。たとえ、対峙する相手が本物であろうとも―――」

 

両者、互いの持つ聖剣を両手(・・)で構える。黄金の光と黒い暴風。二つの力が剣からあふれ出す。いつの間にか、剣弾も火球も斬撃も収まり、優しい風が荒野を吹き抜ける。一陣の風が吹き抜けた直後、二人は剣を振るう―――

 

「卑王鉄槌。極光は反転する―――光を飲め!!」

「禁じ手の中の禁じ手だ。この光は、永久(とわ)に届かぬ王の剣―――」

 

黒い聖剣から溢れ出すは、全てを飲み込み粉砕する漆黒の波。黄金の聖剣、その偽物から溢れ出るは、全てを包み消滅させる金色の奔流。

 

「『約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)』!!」

「『永久遥か黄金の剣(エクスカリバー・イマージュ)』!!」

 

互いの真名開帳により、剣から放たれる光量も増す。互いが互いを喰らい尽くさんとぶつかり合い、その激しさは増していく。令呪によるバックアップを受けている為、エミヤの方が有利に見えるが、その上で拮抗するオルタの聖剣の威力が異常だ。

 

「―――ッ! ぐおぉ!!」

「中々に面白かった。だが、ここまでだアーチャー!! 我が聖剣に飲まれ、消えるがいい!!」

 

オルタの叫びと共に、黒い波が更に勢い増す。信じられない、あれだけの威力でも異常だというのに、まだ威力が増すというのか。その力は、先ほどのマシュに放ったそれを上回っている。

―――駄目だ。どう頑張っても、エミヤの宝具では彼女の聖剣には勝てない。数秒後、エミヤの体が闇に飲まれる姿を、俺は幻視した。

数秒後、黒い波が遂に黄金の波を飲み込み始めた。だが、絶体絶命な状況でありながら、目の前の男は笑った。

 

「―――はっ。笑わせないでくれよセイバー。まさか、俺の持てる武器がこれだけだとでも思ったのか?」

「何――――ッ!?」

 

エミヤの嘲笑と共に、荒野に突き刺さった剣たちが光の粒子となってきえていく。そしてそれは、エミヤの握る聖剣へと吸い込まれていく。

粒子を取り込んだ聖剣の輝きが増す。光があふれ、飲み込まれかけた黄金の波が、逆に漆黒の波を吞み下す。

 

「馬鹿な、こんな、事が―――!!」

「あの、気に入らない金色のアーチャーの模倣だよ。彼は、自分の持つ財の補助を受ける事で、乖離剣の威力を上げていた。それを私流の置き換えたまでの事。決して、あんな男の真似事なぞしたくはなかったのだがな」

 

どこか困ったように呟くエミヤ。その表情はここからでは見えないが、きっと苦笑いを浮かべているに違いない。自分とは相性が悪く、決して相容れる事のない関係にある二人なのだから。当然なのだろうけれど。

 

無限の剣も、その全てを束ねれば本物をも挫く強靭な刃となる。それをエミヤは証明した。さっきとは違い、今度は黄金の波が黒い波を飲み込み始める。形勢逆転。今度は自分の持てる力の全てを振り絞ったオルタが追い込まれる形となった。

 

「―――認めよう。今は貴様が、いや。貴方が強い。立派になりましたね、シ―――」

 

その言葉は、一体誰に送られた物なのか。黒い波を飲みつくした黄金の奔流がオルタを覆う。世界最強の聖剣、その贋作の一撃は真作の聖剣を凌駕した。黄金の勢いは彼女を飲み込むに留まらず、そのまま世界の果てまで迸る。決して晴れることのない荒野の空にまで昇り、雲を引き裂いてその先にある黄昏色の空を見せる。

直後、何かが崩れる音と共に光が奔る。今まで展開していた固有結界が崩壊し始めていた。墓標の様だった剣の群れは既になく、どこか晴れ晴れとした夕焼けが一面を照らしていた―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――ここは、大空洞の中か?」

 

 固有結界が消滅するとともに、俺たちはさっきまで戦っていた場所、冬木市の山奥にある大空洞にまで戻っていた。周りにブーディカさんや狭間がいることから、どうやら無事に戻ってこれたようだ。その事に安堵するが、目の前で倒れているエミヤを見て俺は目が丸くなった。

 

「お、おいアーチャー!! 大丈夫か!?」

「あ~、ちょっと今近づくな坊主。なぁに、ちょっと魔力を使いすぎて意識が飛んだだけだ。直に目を覚ますだろうさ」

 

 クー・フーリンが指を軽く振ってエミヤの体にルーンを描く、すると、彼の傷ついている体がゆっくりと修復されていく。体中が酷い切り傷だらけだったが、特に両腕が酷かった。聖剣の投影を行なった代償か、酷い火傷を負って爛れている。意識が飛んでいる今も激痛で頭を顰めている。

 

「とまぁ、アーチャーの渾身の一撃で吹き飛ばしたのはいいんだけどよ。結構しぶてェな。テメェ」

「―――当然だ。だが、流石に今のは堪えた。鎧も完全に破壊され、右腕も満足に振るえないからな」

 

 クー・フーリンの声に応じるように、冷たい声が空洞に響き渡る。声がした先にいたのは、バラバラに砕け散った鎧を纏い、右腕から先が黒ずんだ赤に覆われ、重傷を負ったセイバー・オルタだった。陶器の様な透き通る肌に鮮血が滲む。その姿は、敵だと分かっていても痛々しかった。

 

「全く、勝負はアーチャーの勝ちだが、戦いはまだ終わっていないというのに、満足そうに眠りおって。だらしがない事この上ない」

 

 眠っているエミヤを罵倒するも、どこか嬉しそうな表情(かお)で言うオルタに、彼女が反転する前の姿を重ねてしまう。どうしてだろうか、彼女とオルタは別の存在だというのに。やはり、根っこの所では同じなのだろうか。

 

「さて、アーチャーは倒れたが、私はまだ死んではいない。聖杯戦争はまだ終わっていないという訳だが、相手は誰がする? 私は誰でも構わんぞ」

 

 傷ついた体に鞭を打って、まだ動く左腕で聖剣を構えながら戦う意思を見せつける。どこからどう見ても瀕死な彼女だが、向けられる殺意は衰えることはない。常勝不敗の騎士王だからこそ向けられる殺意に、冷や汗をかく。

 だが、そんな彼女の前にあの人が立ちはだかった。長い髪を纏めていたゴムを外し、赤く長い髪を靡かせた彼女が、後輩(騎士王)の前に。

 

「なら、私が相手になるよ。これ以上、貴方を戦わせないためにも、ね」

「―――そうか。私の最期の相手は、貴方か。勝利の女王(ヴィクトリア)

 

 左に盾を、右手には既に愛剣を抜刀したブーディカさんが立ちはだかる。自分の故郷、ブリテンを守ろうとした先達者を目の前にして何を思ったのか。俺には分からない。だが、彼女がどこか眩しそうに目を細めたのだけは見えた。

 

「では、最後に介錯をお願いするとしよう。行くぞ、ブーディカ!!」

「できれば、貴方とは戦いたくなかった。けど、これも因果。全力で相手をさせてもらうよ! 騎士王!!」

 

 オルタとブーディカさんが勢いよく駆け出す。互いに全力を込めた剣がぶつかり合う。一合、二合と何度も剣と剣をぶつけ合う。オルタが黒い風を纏わせながら剣を振るうと、ブーディカさんは左手の盾でしっかりとそれを受け止め、それを弾き飛ばす。

 攻守が変わり、今度はブーディカさんが剣を振るうと、オルタは正確に聖剣で弾き、軽やかに踊るようなステップで攻撃をかわす。一進一退。そんな言葉が合う戦いだ。

 

「ははっ、全く、貴方は本当に強いな! 流石は、当時最強と謳われたローマに復讐し、ブリタニアを守らんとした女王! 我が故国を私の代まで守り通した母だな!」

「私はそんな立派な存在じゃないよ。ただあいつらが、ローマが許せなくて復讐しただけさ! ブリタニアを守ろうとしたのは事実だけど、奴らに復讐したかった意志の方が強かったしね!」

 

 剣を交わし、言葉を交わし、力をぶつけ合う。黒い風が鎌鼬の様にブーディカさんを襲う。それを車輪の盾で防ぎながら、剣を振るって斬撃を放つ。あらゆる角度から放たれる攻撃に対応する二人、互いの生死をかけた戦いだというのに、どこか楽しそうに二人は笑っていた。

 

「負けられない、貴方にだけは負けられない!」

「それはこっちも同じ。勝利の女王の名にかけて、貴方を倒す!!」

 

 言葉を交わす度により過激になる二人の戦い。互いの剣をぶつけて鍔迫り合いに持ち込む。黒と白の剣が火花を散らす。獰猛な笑みを浮かべながら二人は距離を取り、オルタは片手で構え直した。

 

「………あまり、長々と戦うのも終わりだ。次の一撃で終わらせるとしよう」

「ええ。そうしましょう。それじゃ、どちらが勝っても、恨みっこ無しって事で!!」

 

 左手に付けていた盾を外し、剣を両手に構えるブーディカさん。それを見たオルタは剣に魔力を纏わせ、『魔力放出』を使って、ジェット機かくやの速度で飛び出して来る。それに対し、ブーディカさんは迫ってくるオルタを見据える。

 数秒後、金属同士がぶつかり合う音が空洞に響き渡る。そこにいたのは、互いに剣を振りかぶった二人の女性。白い服装の女性と、黒い服装の少女。

 

「ーーーッ!」

 

 白い服装の女性、ブーディカさんの腹部から血が走り、口からも血が溢れ出る。一方、黒い服装の少女、オルタはその場で佇んでいた。

 

「ーーーふっ、どうやら、知らず、私も力が緩んでいたらしい。最後の最後で、手を止めるとはな。聖杯を守り通す気でいたが、己が執着に囚われたあげく敗北してしまった」

 

 どこか遠い所を見ている様な目だった。聖剣を握っていた手を離し、彼女は独り慟哭する。直後、彼女の腹部からブーディカさんより多く血が噴き出す。聖剣は淡い光と共に消え去り、痛みを感じていないのか、傷ついた体を無視して続ける。

 

「結局、どう運命が変わろうとも、私一人では同じ末路を辿るということか」

「ーーいいや、それは違うよ。貴方の末路は確かに悲しい物だったかもしれない。けれど、けれどねーーー」

 

 剣を鞘に仕舞い、どこか悲しそうな表情を浮かべたブーディカさんが、オルタの言ったことを否定する。それはきっと、彼女にしかできない事で。

 

「貴方はブリタニアを、ブリテンを護る為に戦った。結果がどうであれ、守ろうとしたことに変わりはない。それが、私にはとても誇らしい。私の後輩は、こんな立派に育ってくれたんだって」

「………全く、貴方には敵わないな。流石は、ブリテンの母だ」

 

 あのオルタが困った様な笑みを浮かべ、俺と狭間たちに顔を向ける。その目にはもう殺意は篭っていなくて、この先に待つものを知って、それに挑む俺たちを見守る様な目だった。

 

「遠き未来の魔術師、カルデアのマスター。そして、我が祖国の英霊。ブーディカと契約した者。黒鋼研砥よ。精々気をつけるがいい」

 

 そこで一度言葉を切り、これから先に起こる戦いに挑むであろう俺たちに、その言葉を放つ。それは、俺たちの運命を決めづける物。

 

「グランドオーダー………聖杯を巡る戦いは、まだ始まったばかりだということを」

 

 満足そうに笑って、オルタは金色の粒子と共に消えて行った。特異点F。冬木市における戦いは、こうして幕を閉じたのだった。




ここまでの既読、ありがとうございました!

これであとは、みんな大好き杉田が裏切って、俺たちの戦いはこれからだ!的な事を言うだけですね!え、他にも大事シーンがある?ま、まぁそれは次回のお楽しみという事で!

感想・誤字脱字・設定の食い違い等がありましたら、指摘してくださると嬉しいです。

次回は28日に、ガチャ報告をする予定です!お楽しみに!

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