バイオハザードの世界に来てしまった!   作:試作T‐ウイルス

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これからコードギアスとこのバイオハザードシリーズの2つではじめさせてもらいます。
試作Tーウイルスと言います。学生生活が忙しいために更新は不定期になる確率がありますが、更新を頑張っていこうと思います。

なにか気づいた点などがあれば、気軽に行って欲しいです。


biohazard Ⅰ
chapter 1


「………ここは何処だ?俺は確か、家に帰ってからバイオハザードⅠをプレイしていたところだったんだがな。しかし、何だか薄気味悪い場所だな?」

 

初めまして皆さん。そして、おはようございます。またはこんばんわです。俺は今年高校3年になったばかりの東城・信(とうじょう・しん)という。俺はただいま頭の中が混乱してしまっている。ハッキリ言って意味不明かも知れない。だけど、本当に俺は今起こっている状況がイマイチ飲み込めていないんだ。確か俺の記憶が正しければ学校が早めに終わり、何処にも寄ること無く真っ直ぐに家に帰り着くと直ぐにやり残していたバイオハザードⅠをプレイしていたはずだ。

 

――――――そうだ!思い出したぞ!俺はバイオハザードⅠのクリス編を最後のボスであるスーパータイラントをなんとか倒して、その後データをセーブしてから行ったんだよ。クリアしたデータをセーブを行うと急に眠気が襲ってきて眠くなり寝たんだ。そして何やら寒気がするなと思い、目をゆっくりと開けると気がついたら周りには木しかない。って言うか森のような場所にポツンと一人で立っている状況だったんだ。それで冒頭に戻るということなんだけどね。

 

(はて?いったい何故銃を持っているんだ?日本の国で銃は違法だよな…それに俺の着ている服装がおかしい?何故かは知れないけど服装が傭兵のような格好をしているんだろうか?ってこれはバイオハザード5のBASSのような服装ということが分かるな)

 

俺はガンオタクやミリオタと言われている部類に入っている。ハッキリ言って俺はそんなことはないと思っているのだが、周りの親しい友に聞いても『そんなことはない!!』と即答されてしまう。ただ、俺は銃の素晴らしさを皆に知ってもらいたくて熱く語っているだけなんだがな。

 

さて、そろそろ俺の今見に覚えのないモノたちを紹介するとしよう。

 

ハンドガン

→BERETTA M92FS (弾装15発、予備弾装15×3回分)

ベレッタ社で設計、開発された9mm半自動拳銃。登場以来、これまでの45口径拳銃が万能的に運用されてきた時代から9mmパラベラム弾の時代へと次第に推移していくことになる。その大きい出来事としては第一次大戦から1985年までもの間、アメリカ軍で長年運用されてきたM1911A1の更新にM92FSがM9として採用されたことにある。この銃器の登場は9mm弾普及の足掛けとなり、米軍が9mm弾を採用したことは全世界的に9mmピストルの普及につながった。折り重なった経緯もあって、軍や警察などでも根強い人気があり、部品点数を減らして信頼性を上げる構造も評価が高い。

マグナム

→IMI デザートイーグル(弾装10発、予備弾装10×2回分)

アメリカのマグナムリサーチ社が開発した世界有数の大口径の自動拳銃である。1985年にはリボルバー用の357マグナム弾が発射できる自動拳銃として発表を行うが、動作不良等が多く評価がさっぱりだったという一面を持つ銃である。非常に高い殺傷能力でも多く支持を集めたが、ドイツのHK社のMP5機関短銃と1kgしか差がないほど重い。

 

ショットガン

→ベネリ M1 スーパー90(弾装8発、予備弾装8×4)

ベネリ社がセミオート式の散弾銃の問題であった装填不良、ジャムが多かくポンプアクション式に比べると信頼性というものが劣ってしまうという点を独自のシステムを取り入れることにより、高い信頼性を示すことができ地位を確立する。そのあとはセミオート式散弾銃の先駆けとなる。軽く、散弾銃の中で連射能力が一段と優れているタイプである。銃身は短めで携帯に便利であり、多くの部隊で使用されている。接近戦ではずば抜けた威力を発揮するが、距離が伸びるほど破壊力が大きく下がるという短所がある。

 

ナイフ(1本)

→M9

アメリカ軍がM16A2を採用したのと同時期に採用された銃剣でM7バヨネットの後継機にあたる。本来のバヨネットは、銃への取り付け機構と刺殺性能を持つだけの単純な武器であった。しかしM134ガトリング機関銃では小口径で制圧力のある火器を携行する現代戦闘において、銃剣戦闘の発生は希と考え専用の銃剣ではなく多目的な用途で使用可能なデザインを採った。 M4A1 MPBSは銃剣機能の他にセレーションが設置され、シースとの組み合わせでカッターにもなる。またシースには小型のユーティリティポーチが装備可能で、ピストルマガジンや砥石を収納可能。

 

パスポート

→俺にとって作った覚えのない代物。当然日本という祖国の外に一歩も出たことがない。つまり作る必要がなかったということである。しかし、おかしなことに存在している。

 

name:東城・信(とうじょう・しん)

 

sex:男性

 

the date of one's birth:1983年6月1日

 

from :日本

 

career:日本人でありながら、両親が民間軍事会社のPMCに所属していたために幼き頃から軍事に関することを英才教育された。天性の才能を発揮しめきめきと銃の事を覚える。戦場に初めてたったのは13歳の頃で初めて人の命の重さについて知る。

 

その後は1年ほど日本で精神を療養して、再び両親のいる民間軍事会社PMC『リライト』に戻る。そこから徹底的に自分の体を鍛えていく。同時に英語等の一部の言語を覚え、CQC、爆弾関係、銃の整備等の技術も習得することに成功している。そこから数多の戦場を経験していき学力は一般人程度はあるらしい。体育等の運動関係には素晴らしい成績を残すも、座学などの勉学には目立つ成績は残していない。

 

指令書

 

『拝啓 民間軍事会社リライト社 この度はアメリカ中西部ラクーンシティにおきましてアークレイ山地では、孤立した民家が10人前後のグループに襲われてしまい住民が食い殺されてしまうという猟奇事件が発生してしまいました。私たち警察も犯人を特定を行おうとしましたが、捜査は難航している状況にあります。その為に以前から友好関係にある民間軍事会社リライト社にも合同で捜査を行いたいと思います。ラクーンシティの特殊作戦部隊S.T.A.R.S.(Special Tactics And Rescue Service)の共同作戦のために人員1名の提供をお願いいたします。この度の作戦は危険なものが付く可能性がある為、誠に勝手ながら優秀な人員を選出してもらうようお願いします。なお、本作戦に自衛の為に銃などは持参してもらいます。

 

更には作戦に参加するのは特殊作戦部隊S.T.A.R.S.のアルファーチーム、ブラボーチーム隊員計12名が参加いたします。

 

以下が本作戦に参加する人員の名前と配置です。

 

S.T.A.R.S.アルファチーム

 

アルバート・ウェスカー(Albert Wesker)配置:LDR

 

クリス・レッドフィールド(Chris Redfield)配置:PM

 

ジル・バレンタイン(Jill Valentine)配置:RS

 

バリー・バートン(Barry Burton)配置:BUM

 

ジョセフ・フロスト(Joseph Frost)配置:OM

 

ブラッド・ヴィッカーズ(Brad Vickers)配置:RS

 

S.T.A.R.S.ブラヴォーチーム

 

エンリコ・マリーニ(Enrico Marini)配置:LDR

 

ケネス・J・サリバン(Kenneth J.Sullivan)配置:PM

 

リチャード・エイケン(Richard Aiken)配置:BUM

 

フォレスト・スパイヤー(Forest Speyer)配置:OM

 

エドワード・デューイ(Edward Dewey)配置:RS

 

レベッカ・チェンバース(Rebecca Chambers)配置:RS

 

以上が今回の作戦に参加する部隊の名前です。

 

選出頂いた隊員はアルファチームのLDR(リーダー)であるアルバート・ウェスカー(Albert Wesker)

氏の指示に従っていただきます。 

                          発ラクーンシティ警察署長』

 

財布の中には日本の共通通貨である“円”では無くアメリカの共通通貨である“ドル”に変わっていた。更にはカードなどを入れる場所には、恐らく俺の民間軍事会社リライト社での身分を示すIDと名前顔写真が入ったカードが入っていた。

 

これらを入れる為に某猫型ロボットと同じような四次元ポケットのようなポーチがある。これのために普通では余りアイテムを持てないのだが、これを持っているため6個しかもてないが8個持てるようになっている。“なんで?”という感じになっているが、これで持ち運びが簡単になる等事でありがたいものである。ハッキリ言ってこれはある種のチート機能のようなものではないのかと思ってしまう。まぁ、貰った?のだから有り難く貰っておくべきだろう。

(おいおい、俺自身がどういう訳かS.T.A.R.Sチームの傭兵として雇われているようだな?ハッキリ言ってどうなってんだとしか言えないんだよな。しかし、これを見るからには俺に前の肉体とは違うのかもしれないな?それにここはバイオハザードのオープニングで出てくる場所ではないのか?この薄暗さと森を見るからには、さてとそろそろ行くとするか?でなければワンコことケロベロスが追っかけてくるかもしれないからな……………あれは!?ヘリコプター?つまり、この辺にヘリコプターを持っているのはラクーンシティのS.T.A.R.S.チームしか持っていないはず。バイオハザードⅠのオープニングだとするならアルファチームのヘリコプターだな。さて、少し急ぐとするか?)

 

東条が考え事をしていると彼の上空に何やら音が聞こえてくる。いったい何の音だと思い上空を見てみると1機のヘリコプターが飛んでいたのである。その飛行しているヘリコプターにはS.T.A.R.S.と書いてあり、何処かに飛び去っていく。恐らく、通信が途切れてしまったS.T.A.R.S.ブラボーチームの探索のために移動をしているんだと思う。

 

俺はそう言うと洋館があると思われる場所に向かって走ってく。この時右腰付近に付いているホルスターからハンドガン(BERETTA M92FS )を取り出して安全ロックを解除して右手に持つ。原作のオープニングにはケロベロスが数匹この近くにいることを思い出したからだ。それに今起こっているのは夢ではない。噛まれたり、引っ掻かれたりしたらいっかんの終わり、つまりゲームオーバー()を意味することが分かっているからだ。この世界はゲームなどではない。現実(リアル)な世界という事なのだから、それにせっかくこの世界に来たんだからバイオハザードシリーズの全ての事件などに介入していくのも良いだろうと思う。まぁ、先ずは目の前の事件を解決していこうと思う。

 

それから数分ほど走り続ける。俺はふと思ってしまう事がある。

 

(どういう事だ?何故こんなには全力で走っているというのに息切れの一つも起こさないんだ?俺はここまで体力はなかったはずだ!)

 

東条は高校時代の持久走等は余りいい記録を出すことができていない。精々中の下か中の中と言う記録しか出す事の出来なかったのである。その為今の現状に彼は少し戸惑ってしまっているようだ。だけど、これはある意味ラッキーな事である。

 

(しかし、この生物兵器が蠢く世界で生き残るためにこれくらいのものがなければ簡単に死んでしまうだろうな。前の身体能力では死ぬ確率の方が圧倒的に高い。これも何かの特典なのか?あと銃の腕前はどれくらいのモノなのか、早く知りたいものだな。さて、そろそろ洋館が見えてくるはずなんだがな?何だこの音は………銃声!?なるほど、既に近くの場所にクリス達が近づいて来ていることが)

 

東条はこの今いる世界があの地獄の黙次録のようなところである。その為に多少の身体能力が高くなければこの地獄からは生きる事も生還することも出来ないのである。そこから再び10分ほど走り始める。

 

彼は再び足を止める。突然何かの音が聞こえてしまったからである。いったい何の音かと思い再び聞こえてくるのかと思ったからだ。

 

バンバン 

 

(おや?このシーンはケロベロスから逃げ込むシーンなのかな?可笑しいな、まだ洋館に到着していないというのかな?ってこっちに来ているな。怪しまれてしまうかもしれないかも知れないが、見て見ぬふりをする訳にはいかないな) 

 

俺は右手に持っているハンドガン(BERETTA M92FS )をしっかりと握っているのかを確認する。この時俺はどういう訳かしっくりと銃が手に馴染んでいるようである。恐らくパスポートに書いてあった軍事訓練、実践での経験値が特典のようなもので入ってきているのだろうと推測する。

 

そしてだんだんクリスやジル達の足音が近づいてくる。

 

「そこの人たち!こっちに逃げ込め!急げ!俺も援護する!」

 

「いったい誰だ君は?しかし、援護してくれることには頼もしい!急げ!」

 

俺はハンドガン(BERETTA M92FS )を構えて1発、2発と銃撃をこちらに来ているケロベロスに向かって

打ち込んでいくのである。放たれた銃弾は真っ直ぐに俺の狙った場所に向けて飛んでいき、グチャ、グチャと音を立てて、ケロベロスの体は地面に横たわるのである。その後俺は後ろの残っている2匹のケロベロスに向かって牽制射撃を行う。

 

そして特殊作戦部隊S.T.A.R.S.(Special Tactics And Rescue Service)と背中にロゴが入っている男女4人と東条は洋館の中に入っていく。そして茶髪の筋肉質の男が最後に入って急いで洋館の正扉を閉める

のである。その後東条とウェスカーを除く2人以外は今まで走ってしまっていた為に荒くなってしまっている息を整えている。

 

「すまないな。君の援護のおかげで助かったようだ。私の名前はアルバート・ウェスカーと言う。君の名前はいったい何と言うんだ?(しかし、この男何処かの書類で見たことがある。いったい何処で見たのか?)」

 

「いえ、俺はシン・トウジョウと言います。シンと呼んでください。(何やら俺のことを怪しそうに見ているようだな)」

 

東条は目の前の金髪の髪をして黒いグラサンをかけている男から話をかけられる。この男は有名ということがわかる。俺の世界で悪役として活躍したアルバート・ウェスカーである。確かこの時はラクーンシティS.T.A.R.S.のアルファチームの隊長とアンブレラの幹部をしていたはずだ。それにこの後の世界で厄介な存在となる男である。そしてクリスとの因縁を持つ相手となる男である。

 

「(やはり、署長からあった増員メンバーの傭兵だったか………まて、確かこの男は……)そうか?ところでシンには幾つかの質問をさせてもらう。一応これでも警察だからね。いったい何故このような場所にいるんだ?それに見たところ君の身体つきは一般人ではない。傭兵のような体つきをしている。シンはいったい何故銃を持っているんだ?」

 

ウェスカーがそう言うと他のS.T.A.R.S.メンバーも何故と言う表情をしている。

 

「俺は民間軍事会社リライトに所属しているもの。そして今回の作戦のためにリライト社より増員として来たんです。銃はこれに書いてあるとおりに自衛の為に持ち込んだものです」

 

俺はそう言ってから指令書をウェスカーに手渡す。するとウェスカーは俺から渡された指令書に書かれている内容を確認する。

 

「そうか?君が今回の作戦のために増員として派遣されると報告のあった者なのか。この指示書によると指揮権は私にあるようだが」

 

「それは大丈夫ですよ。上からは指示に従うように言われていますので」

 

ウェスカーは分かったと言ってこれからのことを切り出した。しかし、サングラスで顔の表情を全て拝見する事は出来ないが、あの目の下は俺のことを実験のデータを取るために使わせてもらおうと考えているのだと分かる。

 

「まさか幼い顔をしている少年が傭兵とは思いもしなかったな。俺はバリー・バートン(Barry Burton)、S.T.A.R.S.ではBUM(バックアップマン)を担当している」

 

「俺はクリス・レッドフィールド(Chris Redfield)PM(ポイントマン)だ」

 

ジル・バレンタイン(Jill Valentine)、部隊でRS(リア・セキュリティ)を担当しています」

 

俺は今いるS.T.A.R.Sメンバー全員の名前を紹介してもらった。もともとは知っているのだが、一応今回会うのが初めてという事にしている。さて、俺たちがこれからどうするかを考えようとする。

 

ウワアアアアアアアア!! 

 

「この声はケネス!」

 

突然悲鳴のような声が聞こえてくる。

 

(おっと、原作開始の合図だな。さて、今回はどっちのルートで回っていくんだろうか?クリス?それともジル編になるんだろうかな?)

 

俺が原作開始の合図である悲鳴を聞きながら、どちらのルートになるのかを考えていると

 

「ジル、済まないが様子を見てきてくれないか?」

 

俺はウェスカーの言葉を聞いて確信した。

 

「(今回はジル編ということになるのか。さて、このまま残ってしまうとクリスみたいに拉致られてしまい、監禁されてしまうな。って事でクリスには悪いんだけど俺はジルと行かせてもらうよ)ウェスカーさん、ジルさんはRS(リア・セキュリティ)ではキツいかもしれない。俺も一緒に行かせてもらっても良いだろうか?一応PMCではクリスさんと同じPM《ポイントマン》を担当している」

 

「それもそうだな。では、ジルとシンにお願いするとしょう(まぁ、ここは彼がいったいどれくらい戦えるのかを見せてもらうとしよう。俺は当初の計画通りに進めさせてもらうとしよう。出来れば、すぐには死んでもらっては困るな。大事なデータが取れなくなってしまう。先ずは………)」

 

「分かった」と言って俺とジルは悲鳴の聞こえたと思われる扉の向こうにいく。

 

 

 

 

 

 

 


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