造られた4本腕   作:habanero

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また遅れましたぁあああああああ!
ごめんなさぁぁぁああああああああああああい!

諸事情で少し投稿が遅れます…


懐かしき場所

『母様から貰った情報では、別荘に居るらしいぞ』

 

「俺を殺して、いい気分でいるだろうな」

 

『だろうな、もうすぐ死ぬけどな』

 

そうこう言っている間にもうすぐ着きそうだ。

 

『あそこの山の中に別荘がある』

 

「そこか…」

 

山の中にはかなり立派な建物が建っていた。

中には4人ほど居た。

全員殺す標的だ。

 

真吾は高度を上げ、雲の上まで来た。

 

「この世から消えてもらおう」

 

4本の腕を別荘に向ける。

 

そして

 

超高密度圧縮熱線を放った。

 

放たれた先にあった山は跡形も無く消えた。

 

『おー消えたなー』

 

「これで終わりだな」

 

『今回は意外とあっさり終わったな』

 

「時間をかける必要も無いからな」

 

『確かにな。で、これからどうする?』

 

「帰るに決まってるだろ」

 

真吾は学園に向けて移動した。

 

 

 

 

IS委員会関係者4名が殺された事はまたもニュースで取り上げられた。

 

超高密度圧縮熱線を見た者は大勢いた。

 

IS委員会は、それを放った正体を探したが一向に見つかる気配が無い。

 

分かった事はIS、そのISが放つ何かは異常な威力を持っている事だけだった。

 

山が一つ消える程の威力、IS委員会は今回の事件を起こしたISをテロ犯罪の行為で行方を追うらしい。

 

そんな事になっているとは真吾は知らず、IS学園が帰って来ていた。

 

「…懐かしいな」

 

『主人よ、生き返ってからまだ1週間も経ってないぞ』

 

「それでもだ…」

 

(時間的には放課後か…ちょうどいいな)

 

真吾は学園内に入っていった。

 

 

 

生徒会室には楯無・リーナ・レーナ・虚さん・本音・簪と、いつものメンバーがいた。

 

 

「正体不明のISねぇ…はぁ」

 

楯無は手元にある資料を見ながら溜め息をついた。

 

そこにリーナとレーナが近づいてきて

 

「「ママ大丈夫?」」

 

心配そうな目で楯無を見る、楯無は資料を置いて二人の頭を撫でる。

 

「大丈夫よ、少し休憩しましょうか」

 

「今、紅茶を淹れますので少しお待ちを」

 

虚さんは紅茶を淹れに行き、他はソファに座った。

 

「リーナちゃんとレーナちゃんは勉強進んだ?」

 

「うん!」

 

「虚お姉ちゃんが教えてくれた!」

 

「ふふっ、よかったわね」

 

二人の頭を撫でる。

 

「お姉ちゃん、さっきの資料って噂のIS関係?」

 

簪は先程、楯無が見ていた資料について聞いた。

 

「そうよ、正体不明のISが放ったものらしいけど」

 

「どれ?見せて」

 

「いいけど、一応これは秘密だから外には洩らさないでね?」

 

簪は頷くと、楯無は資料を渡した。

 

資料を渡され、簪はそれを受け受け取って見る。

 

「…凄い」

 

「これで山が一つ無くなったのよ」

 

「山が一つ…」

 

簪は驚愕していた。

 

すると

 

「これパパのに似てる!」

 

「え!どれ!…本当だ!前見た時と少し違うけど似てる!」

 

「…本当?」

 

「「うん!」」

 

楯無は驚き、喜んだ。

 

「…早く帰ってくるといいね」

 

二人を撫でながら微笑んだ。

 

「「えへへ」」

 

虚さんは人数分の紅茶をテーブルに置き

 

「でしたら、真吾さんに沢山褒められる様に沢山勉強がんばりましょうね」

 

リーナとレーナは満面の笑みで

 

「「がんばる!」」

 

「わたしも褒められるようにがんばるー」

 

「本音は寝て寝てばっかじゃん」

 

「うへぇーかんちゃんきびしー」

 

「本音、あなたはちゃんと仕事をしなさい」

 

虚さんに叱られる本音

 

「よし、もう少しがんばりましょうか!」

 

楯無の一声で皆、各々の作業に入った。

 

 

 

 

 

 

 

(ふふっ…真吾君……待ってるわよ)




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