Deathberry and Deathgame Re:turns   作:目の熊

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お読みいただきありがとうございます。

第五話です。

よろしくお願い致します。


Episode 5. Change of the Situation

「………………」

「おーい。サクヤちゃん、大丈夫? ねぇ、生きてるー?」

「…………あぁ、なんとかな」

「な、なんか燃え尽きちゃってるネ? 真っ白に」

 

 俺が勝利して、デュエルトーナメントが終わってから五分後。

 

 俺の目の前で、サクヤは魂が抜けたような面をして地べたに座り込んでいた。アリシャが言うように今の試合で完全燃焼しきったらしく、表情っつーか全身から覇気が抜けきっちまってる。ついさっきまでの気丈な女剣士の面影は欠片もない。

 

 俺はそれよりマシなんだが、こっちもこっちでやけに消耗した感じがしている。実際、最後の《剡月》発動から似非千本桜の迎撃までは、全力出しきった感がハンパじゃなかった。完全無傷で勝ったってーのに、疲労の度合いはHPを半分持ってかれたユージーンとの試合より圧倒的にデカい。やっぱ、慣れねえ戦いは負担大ってことか。

 

「……ょっ、とと。ふう、もう大丈夫だ。ありがとう、ルー」

 

 と、意外と早く回復したらしいサクヤがアリシャの支えから離れ、自力で立ち上がった。服を手で叩き埃を払う仕草をしてから俺に向き直ったその表情には、戦闘前の涼やかな双眸が光っている。

 

「……さて、一護君。トーナメント優勝おめでとう。完敗した私が言うのもなんだが、実に見事な健闘ぶりだった。軍団長、領主を続けて撃破したその強さに、最上の敬意と祝福を」

「スゴかったよー。ナイスファイト!!」

 

 二人はそう言って、真正面から俺を讃えてくれた。周囲にいた連中も、ユージーンを除いた全員が、一斉に拍手と歓声をあげる。小っ恥ずかしくなった俺は、おう、とだけ返し、そのまま手元に表示されたウィンドウに目を落とした。

 

 トーナメント開始前にサクヤから聞いた通り、俺の手元には四種の賞品アイテムが渡っていた。なんかレアっぽい鉱石四十個、ポーション各種、金、そんで……俺の死覇装。それも、高一の頃、死神になって間もない頃に着てたスタイル。記憶読み取りはSAOにしかねえハズ、とか思ってたけど、まさかALO(こっち)にもあんのかよ。イヤになるぜ、全く。

 

 茅場への怒りを堪えつつ無音でため息を吐いた俺が、ゲットしたアイテムをザッと確認してウィンドウを消した、その直後、

 

「待て」

 

 またもユージーンが俺の前に仁王立ちした。初戦で俺に負けたっつーのに、気後れする気配なんか一ミリも感じられない。まあ、この見た目でウジウジされてもキモイけどな、しょーじき。

 

「またなんか用かよ。まさか、もう一試合しろとか言うんじゃねえだろうな? トーナメントが終わった以上、俺がここに居る意味もねえ。そろそろ行かせてもらうぜ。もし止めようってンなら……」

「そんな話はしていないし、する気もない。が、一つ、話がある」

 

 血の気が多さじゃ俺とドッコイっぽいコイツをけん制するために、柄に手ぇかけて凄んでみたが、アテが外れた。将軍は俺の目の前でウィンドウを操作すると、一つのアイテムをオブジェクト化した。見たとこ、何かの巻物っぽいが……。

 

「貴様が今手にしたアイテム群。その中の鉱石ダグラスラトロン二十個と、このスクロールのトレードを申し出る」

「あ? トレードだ?」

「そうだ。このスクロールは《傷付く者(スカーペインター)》という特殊防具(・・)だ。伝説級(レジェンダリー)古代級(エンシェント)の位こそ設定されていないが、ヨツンヘイム内の祠で手に入れた、現在ALOに一つしか存在しない代物だ。入手の手間だけで言えば、件の鉱石を上回るだろう」

「防具? その見た目でか? それどうやって装備しろってんだよ」

 

 まさか身体に巻きつけろ、とか言うんじゃねえだろうな。

 

 俺がアホなことを考える一方で、将軍はクソ真面目な無表情を微塵も変えずに、俺の質問に応える。

 

「装備する際は、これを開いた状態で中に記載された呪文を詠唱する。そうすることで身体に傷跡のペイントが付加され、同時に支援効果が付く。貴様のような高機動型プレイヤーであっても頑健な防御支援を受けられるのだ。特殊防具という位置付けにより、フルコーディネートタイプの防具との併用も可能になっている」

「へぇー、変わってんな」

 

 名前的には、完全に防御を捨てたアイテムっぽいのにな。けどまあ確かに、それがホントなら俺向きの防具(?)だ。余りで二十個もあるし、別にトレードしてやってもいい……、

 

「ちょ、ちょっと待て! 一護君、私もトレードを申し出たい!! ダグラスラトロン三十個と、この古代級防具である《不動の鬼篭手》でどうだろうか。大幅な属性補助が付くから、君の《剡月》の更なる強化がかかることだろう。《黄泉の礼装》で防御性能は十分に底上げされているのだから、ここは攻撃力強化のかかるこの篭手を選ぶべきだと、私は思うぞ? どうかな?」

 

 慌てたように言いつつ、サクヤが金色に輝く篭手を提示してきた。金ぴかはシュミじゃねえが、確かに攻撃力アップも大事……、

 

「何を言う。単なる古代級防具一つとあの鉱石三十個が釣り合うものか。寝言は寝て言え、シルフ領主」

「そちらこそ、初戦敗退の分際というものを弁えたらどうだ? 冠詞すら付かない、得体の知れない防具を交渉に持ち出さないでくれ。それに、過剰な防御力強化は体捌きを劣化させる原因にもなる。ここはやはり攻撃力強化が第一だろう。釣り合っていないと言うなら、同系統の鎖帷子とアンクレットも付けよう」

「ふん、後出しにしてきたということは、不釣り合いなトレードを仕掛ける気があったということを認めたようなものだな。美貌と知性を併せ持つと持て囃される女領主が、随分とセコい真似をする」

「し、失礼だな! ちゃんと追加で提示するつもりだったさ。それをそっちが口を挟んできたから、言えなくなったのだ。全く、これだから逸るばかりの血の気の多い戦馬鹿は困るのだ」

「おい貴様、今何と言った? もう一度言え、緑の羽虫めが」

「何度でも言うさ。血の気の多い戦馬鹿は困ると言ったんだ。動きだけでなく耳の機能まで鈍重なのか? 赤トカゲ君?」

 

 サクヤとユージーンの間に、バチバチと視線の火花が飛び散る。また完全に当事者ガン無視なんだが……っつーかコイツら、仲悪ぃな。

 

 バカとか阿呆とか、段々とレベルの下がっていく言い争いを傍から眺めていると、

 

「…………ア!! そうだ思い出した!!」

 

 今まで静かだったアリシャがいきなりバカでかい声を出した。そのあまりの声量に、俺と取っ組み合い寸前だった二人が硬直する。

 

 何事だよ、とツッコむ前にアリシャはウィンドウを開くとせわしなく指を動かし、

 

「えーっとえーっと……あった! コレだ!!」

 

 バカでかい声と共に、バカ長い太刀をオブジェクト化させた。

 

 見た目はフツーの太刀なんだが、サイズかおかしい。全長百五十センチの刀身は、十センチくらいの幅を持つ超肉厚仕様。その辺の奴に装備させたら確実に先端を引きずるハメになるくらいに巨大なそれを、アリシャはジャンプして地面に突き立てた。

 

「古代級名刀八種が一! かの伝説級《霊刀カグツチ》に次ぐ攻撃力を誇る最凶の化け大太刀!! 飢えた刃を持つ《餓刀シュテン》!! コレでどう?」

「なんだと!?」

「る、ルー!! いつの間にそんなものを手に入れていたんだ!?」

「ふっふーん。チョット前に手に入れてたんダ。ウチじゃ誰も装備できないから、近々競売にかけよっかな、なんて思ってたんだけどネ」

 

 どうやら相当に上等なモンらしく、驚く二人をチラ見したアリシャは俺に向き直り、また悪戯っぽい笑みを浮かべる。

 

「この刀の特殊効果は《強欲喰らい(グリードイーター)》。自分の持ってる武器の中から自由に一つ選んでその特殊効果を強奪、より増強した状態で使用できるようになるヨ。キミの曲刀に宿る《剡月》も、より強化された状態で使えるようになる。相場を確認してもらえば分かるケド、相場は鉱石全部とトレードで釣り合うカナってところ。けど……」

 

 そう前置きして、アリシャは笑みを更に深め、

 

「今回は大サービス! 半分の二十個でいいヨ? とってもお買い得!!」

「お、おいルー!! 何を言っているんだ!? 最低でも三十はないと、必要な数の古代級武器が作れないだろう!?」

「マーマー、サクヤちゃん落ち着いてってば」

 

 トーナメントでボロ敗けしたはずの最下位(アリシャ)が、二位(サクヤ)を宥める。ついさっきボコボコ負けてギャースカ騒いでいたアホネコの面影は、もう何処にもない。

 

「レプラコーンの《複合鍛練(ユニオナイズ)》を使って格下の鉱石も混ぜれば、ダグラスラトロンは二十個で足りるでショ? 古代級の冠詞は外れてレア度は落ちちゃうけど、性能をほとんど落ちない。その代わり、ウチが二十個で手を打てば、将軍も交渉できる余地が生まれる。この意味……分かるよネ?」

「ぐっ…………」

 

 ユージーンが渋面を作る。それを見たサクヤが成る程、と得心言ったような顔をして頷き、元の涼やかな微笑に戻った。俺もなんとなく状況が分かってくる。

 

 ようはアレか。レア度を捨てる代わりに、ユージーンに貸し一つ、って感じか。目先の利を捨てて後の布石を打つのが名軍師のうんたらかんたら、って歴史でやった気がする。意外とネコミミ女は頭良いみたいだ……相変わらず俺抜きで話しが進んでるトコだけは、納得いかねえけどな。

 

 笑みを浮かべるサクヤとアリシャ、苦虫噛み潰したみたいな面のユージーン。

 

 この三人から俺が解放されたのは、それからたった十分後のことだった。

 

 

 

 

 ◆

 

 

 

 

 《黄泉の礼装》

 

『死神の代行者である男が着ていたとされる、漆黒の着物。仲間を想い、仲間のために刃を振るった男の魂は、今もなおこの服の中で生き続け、着る者に勇気と力を与えるだろう――』

 

 

 ……イヤイヤ、ドコの三文ファンタジー小説の用語解説だよ。っつーか魂って……俺死んだみてえな扱いになってねえかコレ。

 

 交渉を終えて、サクヤ達と別れた一時間後。

 無事に辿り着いたアルンの安宿で、俺は死覇装……もとい《黄泉の礼装》の説明文を読んで無言でツッコミを入れていた。

 

 俺がここにいる原因について、何かの情報の足しになるかと思ってたが、まあ見事に使えねえな。ぶっちゃけ、アイテムの説明文になんかを期待する方がアホっちゃアホなんだろうが……にしてもコレはねーよ。

 

 内心で愚痴りながら纏った死覇装を見下ろす。二年ぶりに着た真っ黒い和装は憎たらしいくらいに再現度が高く、身体によく馴染んだ。背中に背負ってるのが例の出刃包丁型の斬月だったら、文句なしなんだけど、そこまで都合よくはねえか。

 

 代わりに背負ってんのが、アリシャからトレードでもらった《餓刀シュテン》だ。あの後曲刀に付いてた《剡月》を付加させたせいか、地味な黒色だった柄は緋色に染まり、鍔には炎に似た紋様が浮かび上がっている。冗談みてえにデカい大太刀を鞘なしのまま赤い鎖に結合している姿は違和感アリアリなんだが、そこまでALO(ここ)に長居する気はねえし、別にいいか。

 

 宿を出ると、目の前にはアルンの白亜の街並みが広がっていた。雑多な装備のプレイヤーが行き交い、そこかしこで店が開かれた賑わいを見ていると、SAOの市街地をふと思い出す。二年の歳月を費やしてクリアしたのに、まだ現実に帰れないなんて、あの頃は思いもしなかった。

 

 相方だったリーナ。

 

 肩を並べて戦ったキリト、アスナ、クライン、エギル。

 

 皆で強くなるために奮闘したディアベルや黒猫団の連中、武器関係で世話になったリズベット、情報を仕入れてたアルゴ。

 

 思い返せばキリがねえ。一緒に生きて帰るために、各々のやり方で戦っていた仲間達。

 

 連中は無事に帰れたのか。それとも、俺と同じようにこの世界のどっかを彷徨ってんのか。生きてんのか、それとも……。

 

「……ヤメだヤメだ。SAOを生き延びたアイツらが、こんなトコでくたばるワケねえだろ。俺がウダウダ考えても仕方ねえし、とっとと現実と連絡とって帰るのが先決だ」

 

 頭を振って思考を切り替え、辺りを見渡す。賑わってんのは大いに結構だけど、問題はどうやって連絡をとるか、だ。サクヤたちに頼むって手もあったにはあったが、手前の問題は手前で何とかすんのがフツーだ。別にクリアを強いられてるワケでもねえし、自分で解決策を探すことにした。

 

 一応、アテはある。

 世界樹のふもと辺りに、外部のGMってのにメッセージが飛ばせるインフォメーションセンターがあるらしい。幸い目印になる世界樹は街の中心にデカデカと突っ立ってるから、見つけんのにも手間いらずだ。そっから外に「仮想世界から出られてねーんだけど」的なメッセージを投げる。それで万事解決だろ。

 

 そう決めて、俺はその場で跳躍。世界樹目掛けて《音速舞踏》の構えに入った。目測で一キロ以上ある道のりをチンタラ歩きたくねえし、コレで一気に行く。

 

 周囲の連中が向けてくる視線をガン無視して、羽根を渾身の力でフルスイング。ドンッ!! という空気の壁をブチ破る音と共に、超加速して世界樹に突撃――。

 

「――あ、ヤベ」

 

 忘れてた。

 

 今の俺は《黄泉の礼装》と、ユージーンから受け取った《傷付く者》の支援効果で身体能力がかなり向上してる。どっちも今までの拾いモンとはワケが違う、マジのレア物だ。

 

 そんな状態で、ついさっきの試合と同じ感覚で《音速舞踏》を使えば、果たしてどうなるか……なんて考える前に世界樹に到達。減速なんざ碌すっぽ出来ねえまま、ズドォンッ!! という衝撃音と共にその太い幹に激突した。

 

「……またかよ、痛ってーな、クソ。流石にちょっと勢いつけ過ぎか」

 

 木にめり込むんじゃねえかってレベルの衝撃のせいで、頭が軽くフラフラする。頭を無意味にさすりつつゆっくりと下降して地面に降りた。

 

 と、運の悪ぃことに、降りた先には目撃者がいやがった。しかも三人。全員揃って唖然とした顔でこっちを見ている。

 

 三人の内、二人は男、一人は女だ。

 

 女は後ろで結い上げた金髪に勝気な翡翠色の瞳。腰には長剣を帯びている。緑を基調にした軽装備から、俺と似た機動力重視のスタイルっぽいってことが分かる。

 

 その女の隣には、頭一つ分小柄な男プレイヤーが立っている。緑の髪を坊ちゃんヘアーにして、泣く一歩手前みてえな気弱そうな顔つきをしてる。防具は三人の中で一番簡素で、多分シーフ型ってヤツなんだろう。

 

 そんで残る一人。身長は女プレイヤーより若干高い程度。ツンツン尖った髪を逆立たせ、背には不釣り合いにデカい大剣。コイツも軽装備だが、背負った剣の柄に手をかけているせいか、感じる圧力は一番デカい。適度に力が抜けた立ち姿といい、全身真っ黒な装備といい、まるでSAOの中で『黒の剣士』とか呼ばれてたアイツみたい……、

 

 

「一、護…………?」

 

 

 瞬間、俺は目を見開いた。

 

 黒衣のソイツが、同じように目を見開いたまま、確かに俺の名前を読んだ。一護、と。

 

 SAO並、とまではいかないが、俺の今の姿は現実のそれに比較的似ている。オレンジの短髪もブラウンの瞳も、ついでに悪い目つきもだ。だから、コイツがSAOのプレイヤーじゃないとしても、現実世界の知り合いなら俺だと気づくかもしれない。

 

 動揺した精神を落ち着かせる俺だったが、

 

「え、この人、知り合いなの? キリト君(・・・・)

 

 女プレイヤーの方の問いかけに、再度衝撃が走った。

 

 やっぱり、やっぱりそうなのか。

 

 コイツは、本当にあのキリトなのか。

 

 一人で前線に籠り、二刀を振るい、アスナと一緒に最後まで戦ってた、あのコミュ障気味の、ソロ最強の剣士なのか。

 

 問いかけに対し、「あ、ああ。多分な」という曖昧な返事を返すソイツに対し、はやる気持ちを押さえながら、俺は問いかけた。

 

「……なあアンタ。一つ訊きてえことがある」

「な、何だ」

「十九層で会った死神……って言って、何のコトだか分かるか?」

 

 その問いに、黒衣の剣士は目を限界まで見開き、

 

「……ああ。マツリ、だろ」

 

 絞り出すように、あの喧しい女死神の名を返してきた。

 

 これでもう確定だ。アイツの情報はキリトと俺、二人知らねえハズだ。それを知ってるってことは、コイツはキリト本人に間違いない。

 

「やっぱお前かよ、キリト。久しぶり……っつった方がいいのか、一応」

「じゃ、じゃあやっぱり、お前……!」

「ああそうだよ。俺だ、一護だ」

 

 そう言って笑う俺に対し、驚愕の表情を崩さないキリトは一瞬絶句し、けど流石にすぐ復活した。

 

「なんで……なんでお前がここにいるんだよ!? お前はまだ昏睡したままのはずだろ!? なのにどうやってALOにログインしたんだよ!?」

「あ? 好き好んで入ったわけじゃねーよ。つかその言い方だと、テメーは無事に帰れてんのか。んじゃあ全員が現実に戻れてねえワケじゃねえんだな。そりゃ良かった。なあキリト、まだ帰ってねえのって俺だけか? あのクソ科学者がトチったんだか何だか知らねえけど、未だにログアウト出来ねーんだ」

「いや、俺だけもなにも……ああもう! ちょっとこっち来い!! リーファ! レコン! 悪いけど少しその辺で待っててくれ!!」

 

 そう言うが速いか、キリトは俺の手首をつかむと強引に引っ張り、世界樹から市街地へと下る階段を一気に駆け下りだした。

 

「おわ! テメ、何しやがる!!」

「いいから来いってば!!」

「え!? ちょ、ちょっとキリト君!? どこ行くのよ!?」

「終わったらメッセージ飛ばすから!!」

 

 突如慌てたような表情になったキリトに引きずられるようにして、俺はアルンの街並みの中へと引き戻されていった。

 




感想やご指摘等頂けますと、筆者が欣喜雀躍狂喜乱舞致します。
非ログインユーザー様も大歓迎です。

これで一護の装備が整いました。

次回は久々にキリトとの会話です。あの小っこいピクシーも出ます。
一護の現状について、現時点から推測していきます。

またもや物足りない内容で終わってしまったので、投稿を早めます。
なんだか週に三回の投稿が常習化しそうな気が……。

投稿は九月十四日の午前十時を予定しております。

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