Deathberry and Deathgame Re:turns   作:目の熊

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この小説は拙作『Deathberry amd Deathgame』の続編となっております。

前作のキャラや設定等を引き継いでおりますので、もし宜しければ前作からお読みいただけると幸いです。

第一章の時系列は、第五章最終話終了から三か月後になります。
エピローグで一護が言っていた、現実世界への帰還が遅れる原因となった「余計な一悶着」の部分にあたります。


それでは、よろしくお願い致します。


Chapter 1. 『魔法と芸術は似て非なるもの』
Episode 1. Awake in the Cave


 ――声が、聞こえる。

 

「…………ろ……護」

 

 すぐ近くから、いや遥か遠くから、低い声が聞こえる。

 

「いつ……で……眠……ているのだ……前は」

 

 俺に向かって呼びかけるような、低く、懐かしい声。

 

「目を覚ま……ぬか……護」

 

 その声は段々と大きくなり、

 

「起きろ……護……一護!!」

 

 次の瞬間、俺の耳元で爆発した。

 

 

 

 

 ◆

 

 

 

 

「――ッ!!」

 

 ガバッと音を立てて、俺はその場から跳ね起きた。

 

 無意識のうちに呼吸が荒れて、自分の肩が上下しているのが分かる。同時に倒れ込みそうなぐらいの強い眩暈。まるで長い間寝っころがっていたところを叩き起こされた時みたいに、グラグラと視界が酷く揺らいだ。頭を軽く振ってそれを振り払いながら、俺はまだ半覚醒の頭をガリガリと引っかいた。

 

「……なんか、ミョーな夢見たな。頭痛えし、寝覚め悪ぃ」

 

 呼吸を整えつつボヤく。以前ならそのまま二度寝してたトコだが、幸か不幸か眠気はすっかり飛んでいた。ここ二年間、食欲の権化みてえな相方と同居してたせいで、朝食作りのために毎朝の早起きが強制されてたからか。いいことなんだろうが、何か認めたくねえな。

 

 未だにかったるい身体を起こし、首をゴキゴキ鳴らしながら立ち上がって……そのままピタッと止まった。

 

「……どこだよ、ここ」

 

 俺が寝っころがっていたのは、見覚えの欠片もない、薄暗くバカでかい洞窟の通路。そのド真ん中だった。

 

 周りに光源らしいものは一つもなく、けど辛うじて視界が確保できる程度の明るさはある。鍾乳石みたいな石のつららや通路を覆う爛れたような形状の岩壁は、かつて何度も通った現世と尸魂界の狭間、断界を彷彿とさせた。物音は吹き抜ける風を除いて全く聞こえない。もちろん、俺以外に動くものも全く見えない。

 

 一瞬、この場所が現実なんだか仮想なんだか分からず混乱した。薄暗い洞窟で一人昼寝に興じるようなシュミはねえし、そもそも俺の行動範囲内にこんな洞窟は存在しない。ンなことしてたら、確実に周りの連中から正気を疑われちまう。

 ……けど、霊の気配を感じないこと、それ以前に霊圧自体全く感知できないこと、何より視界の端に『一護/Ichigo』の文字と満タンのゲージ、それから昼の十二時過ぎを指す時間表示が見えることから、すぐにここが何なのかが分かった。

 

 ……つまり、俺は、

 

「――全ッ然、ゲームの中から出れてねえじゃねーかクソ茅場!!」

 

 ってコトだ。

 

「何が『生き残った全プレイヤーのログアウトを確認した』『ゲームクリアおめでとう』だよ! フツーにゲーム続行中じゃねえか!! つーかアインクラッドは崩壊したんじゃねえのかよ!? これっぽっちも壊れてねーぞ!! 出て来い詐欺野郎! もっかいこの手でぶった斬ってやる!!」

 

 天に届けとばかりに、俺はその場で絶叫した。

 二年間必死こいて鍛練して、七十五層まで命かけて戦ったってのに、その全てがパーになった(かもしれない)とか、こんな頭にクることがあるか。思考回路がグラグラ煮えたぎって、怒りで目の前が真っ赤になっちまうそうな気さえする。あンの野郎マジ許さねえ、絶対ブッ飛ばす。現実帰ったら死神になって直接殴りに行ってやる。そんで死刑になってそのまま地獄に堕ちちまえ。クシャナーダに延々食われてろ。

 

 一頻りの怨嗟を叫び尽くし、ゼーゼーと息をきらして仮想の身体に空気を取り込む。

 怒りはまだ静まんねーが、ココでいつまでもこうしてても仕方ない。とりあえずどっかの街に行って、他の連中と合流しねえと。俺だけ居残り、なんてクソ理不尽な状況じゃなきゃ、他のプレイヤーもどこかに居るはずだ。そんで、この現状を打破する方法を見つける。ひとまずはそれが最優先だ。

 

 大雑把に考えをまとめた俺は、手近な街は何処だか確認するためにメニューウィンドウを開こうと右手を宙に伸ばし……ピタリと動きを止めた。視線の先にある自分の手、そこにはいつもの黒コートじゃなく、簡素な緋色のジャケットの袖があったからだ。

 

 そのまま視線を移動させると、他の部分も様変わりしてることに今になって気が付いた。

 以前の卍解を模した黒一式装備は面影もなく、今着ているのは白シャツに緋色のジャケット。ズボンとブーツはシンプルな黒色で、防具は小さな革の胸当てだけ。背中に吊られていた武器は、いかにも初期装備って感じの飾りっ気のない片手剣だった。勿論、どれも見覚えのないモンばっかりだ。

 

 慌ててメニューウィンドウを開こうと再び右手を振ったが、何故か表示されない。何度やっても変わらず、ヤケクソになって左手を振ったらあっさり出てきやがった。もう何なんだよコレ。

 

 混乱しつつも、まずはこの見るからに弱っちい装備を変えようと一覧からアイテム欄を選択。と、そこには元がなんだったのか分からない位に文字化けしたタブがひしめいていた。指を振ってウィンドウをスクロールしてみたが、判読できそうなものは一つもない。

 

 もう状況的に「茅場の仕業説」じゃなくて「バグ説」の可能性が高けんじゃねえか、とか考えながら、今度はステータスの方に目を移した。

 

 こっちの方は四、五個のスキルが文字化けして読めなくなっている。曲刀やカタナ、挑発とかのスキルは熟練度そのままに残っちゃいるけど、『縮地』と『死力』が消えてるのは痛すぎる。せっかくのユニークスキルに自己強化スキルだったってのに。アレ、強化に何十時間もかけてんだぞ……怒りを通し越してウンザリしつつも、なんか以前ディアベルが言ってた熟練度だのスキルの愛着云々の話が、今になってちょっと分かった気がした。

 

 その代わり……なのかは知らねえが、スキル一覧よりさらに上、アバター名が表示されてるところに新しい項目が増えていた。

 

 見覚えがないのは『種族』『生命力』『魔力』の三つ。

 『種族』の項目横にはサラマンダーと書き込まれている。昔なんかのゲームでそんな名前を目にしたような記憶があったが、細かいところはすっかり忘れちまった。

 その下の『生命力』『魔力』は何かのパラメータの名前みたいで、それぞれ六百になっている。SAOでHPゲージが表示されてた場所、つまり視界の左上端にゲージが二本表示されてるから、これがそうなのか? 語感的にはHPとMP的な感じに聞こえるけど、実際のところはどうなんだか。

 

 そのまま一通りのタブを開いてみたが、それ以外には大きな異常は見つからなかった‥‥いや、ログアウトボタンが消えっぱなしだったか。その辺はある程度予想がついていたから、大して驚きやしなかった。むしろ、こんだけSAOと解離してんのにあっさり出られた方が驚きだ。

 

 あと、日付が2025年1月22日になってた。コレが本当に正確な時間表示をしてんのか、洞窟に単身放り出された今は確かめようがない。

 けど、もしこれが本当なら、俺はSAOクリアの日から年をまたいで三か月近く寝ていたことになるが……どう考えてもムリがあんだろ。三か月間誰にも気づかれず寝っぱなしで無事なんざ現実じゃまず有りえねえし、仮想世界ならもっと有りえない。確実にモンスターか犯罪者プレイヤーに殺されるからな。

 

 疑念は尽きないが、この辺はぶっちゃけ今気にしても仕方ねえ。分かったところで、現状が快復するとも思えねえしな。

 

 問題は、本来ログアウトボタンがあるはずの場所の一つ上、ヘルプボタンを押したときに発覚した。

 その上にあるオプションを開こうとして間違っただけだったんだが、表示されたウィンドウの文字を見て、俺は一気に硬直しちまった。

 

 いつもなら『Sword Art Online に関する――』という文言が出てくるはずの場所に表示された一文。

 

 それは、

 

 

 『――ALfheim Onlime 《アルヴヘイム・オンライン》に関するユーザーガイドライン――』

 

 

 だった。

 

 

 

 

 ◆

 

 

 

 

 《1. 製品情報》

 

 

 製品名:ALfheim Online

 

 サービス開始:2023年11月30日20時00分~

 (各種族領地首都エリア限定解放:同日12時00分~)

 

 開発・運営:(株)レクト・プログレス――

 

 

 そんな書き出しで始まったガイドから、今いるここが何なのかが分かった。

 

 ここはVRMMO『アルヴヘイム・オンライン』。

 略称ALO――「アルヴヘイム(Alfheim)」なら略称はAHO(アホ)じゃねえのかよ――とかいうゲームの世界。つまり、俺が二年間閉じ込められてた忌まわしい剣の世界、『ソードアート・オンライン』とは別種の仮想空間ってワケだ。

 

 ジャンル的にはガキの頃に読んだ絵本みてえなファンタジー世界で、プレイヤーは九つの種族から一つを選んでキャラを作る。

 俺のステータスにあった『サラマンダー』ってのは、その中で火を扱う妖精の種族名らしい。なんでコレになったのかは当然不明……まさか、サラマンダーの象徴(カラー)と、俺の地毛(カラー)が同じ赤系統ってのが原因じゃねえだろうな?

 

 ステータスに増えてた生命力と魔力ってのは、やっぱHPとMPって解釈で合ってたらしい。つまり、SAOと違って魔法があるってことになる。

 その代わりに、ソードスキルの類が全く無い。筋力やら敏捷力のパラメータも無い。武器スキルもたとえ鍛えたとしても単に装備できる武装が増えるだけで、戦闘力とは直接関係はない。

 

 要は、ステータスの高さじゃなくて、装備のグレードと自分自身の戦闘技術がモノ言うゲームってことだ。ファンタジーなのにけっこうキツイっつーか、シビアにできてんのな。

 

 オマケにこのゲーム、他種族間ならプレイヤーキルしても基本的にお咎めナシらしい。

 

 どうも種族間で争って最終目標に到達するのが前提らしく、世界地図的なモノを見る限りじゃ、種族ごとに領地(テリトリー)が決まってる。

 地理的には大陸の中心を円形の山脈が陣取り、その外側に各種族の領地、内側に央都アルン、あとは各地に点在する中立域って感じで、その中の種族の領地内だけは他種族が不利になる設定。けど、そこ以外なら、どの種族がどこにいようが自由みたいだ。

 

 ゲームの今んところの目標(グランド・クエスト)は、アルンの中心にある世界樹とかいうデカい木を制覇することなんだとか。

 

 この世界のプレイヤーは背中に生えた妖精の羽根で飛ぶことが出来る。ただし、飛行時間に制限があって、日光か月光で回復する必要がある。

 その制約が外れるのが、この世界樹の中にあるダンジョンを制覇した種族への特典だとかで、各種族が世界樹攻略のために競って力を高めてるらしい。

 

 正直、グランド・クエストのクリア報酬が無限飛行とか、ショボくねえか? と思ったが、よく考えりゃ俺は死神として散々空中を生身で闊歩してきた身だ。慣れきってる俺の感想はイマイチ当てにならない。

 実際、プレイヤーには高評価らしく、要望の多さに耐えかねた運営が大規模メンテ(去年の11月1日0時から2日の6時まで、三十時間もかけたとか何とか)で滞空時間を少し伸ばしたみてえだ。やっぱ身一つで空を飛ぶってのは、老若男女共通のロマンなのか。

 

 んで、そんな妖精世界のどの辺に俺がいるのかっつうと、アルンの南側、山脈をブチ抜く「ルグルー回廊」って名前の洞窟ダンジョンの中らしい。

 歩いてマッピングしてきたワケじゃないから出口までの道は分かんねえけど、挟域マップ上の現在座標と世界地図を比べた感じじゃあ、アルン側の出口までそう遠くはないみたいだ。

 

 状況は大体飲み込めたが、じゃあ何で俺がココにいんのかっつートコだけは相変わらずさっぱりだった。

 

 ぶっちゃけ、SAOの中に取り残された方が、イライラは増すけど理解はできた。ただ単に出られてねえってだけだからな。

 でも今俺がいるのはSAOとは別のゲームで、しかもステータスが中途半端に引き継がれてるとなると、もうワケが分かんねえ。事故ったのか誰かが意図的にやってんのか、それさえ不明だ。こーゆーまどろっこしいのは苦手だっつうのに……。

 

 けど、ボヤこうがじっと待ってようが、どうせなんも解決しやしねえ。沸いて出たモンスター共にうっかり殺された、なんてことになったらシャレにもならない。SAOの二年がガチで無駄になるなんざ、絶対にゴメンだ。

 

 とにかくさっさとこの陰気くさい洞窟を抜けて、外部と連絡をとる手段を見つける。そう決めた俺は抜き身の剣を片手に洞窟の奥、アルン方面へと歩き始めた。

 

 ……が、地図も無しにいきなりほっぽり出されたダンジョンをそうすんなり抜けられるはずもなく、無駄にアッチコッチを歩き回るハメになっちまった。

 

 目印になりそうなモンもない、似たような岩壁が延々続いているせいで、ずっと同じところをグルグルしてんじゃねえか、なんてホラーな考えが頭をよぎる。目覚めてからプレイヤーに一人も会えていない現状が、俺の不安感を地味に増長していった。

 

 加えて、

 

「グガアアアアアアアアァァァッ!!」

「うるっせえ!!」

 

 当然のように湧き出てくるモンスター共が、鬱陶しくて仕方ない。

 

 これがSAO攻略当時ならレベル上げになるってンで我慢できたんだが、生憎今はそれどころじゃねえ。こっちは一刻も早く出たいってのに、連中は行く手を塞ぐみたいにわらわらウジャウジャ出現する。

 

 ジリジリ溜まってくるフラストレーションをぶつけるようにして、咆哮を上げて襲い来るオーク型モンスターの顔面を一撃でカチ割った。

 分厚い包丁を振りかざし緋色の巨体を揺らして突進してきたオークは、断末魔も上げずにその場で即消滅。視界の端っこでそれを見届けつつ、俺はさらに片手剣を振るう。

 

 突っ込んできたオーク共の先頭二体のうち、右の奴の首を刎ね、もう一体は蹴り飛ばして余所にやる。

 後続の一体が突いてきた包丁を身体を捩って避けつつ、すれ違いざまに胴を一閃。追撃の刺突で後頭部をブチ抜きHPを削りきった。

 

 続けて真正面から振り下ろされた包丁は裏拳でそらし、カウンター気味に剣をフルスイング。乱杭歯の並ぶオークの口を一息に引き裂いた。悶絶するオークのこめかみを柄で殴り飛ばし、ラストの袈裟斬りで息の根を止める。

 

 さらに前進しようとした瞬間、背後で鈍いイヤな音が響いた。咄嗟に飛び退いた直後に、俺のいた場所に無数の針が撃ち込まれる。

 

 腹に響く重低音と共に砕けていく針状弾丸の出処は、宙を飛び回る蜂型モンスターだった。

 敵の位置を速攻で捕捉した俺は、動きの鈍いオークに背を向けて猛ダッシュ。思いっきり踏み込んで跳躍し、空中に浮かぶ蜂のバケモノを蹴り飛ばした。尻の針をこっちにむけて次弾発射の構えを見せていた敵はあっけなく墜落。再びテイクオフする前に、首を斬ってトドメを刺した。

 

「……こーゆー時だけは石田の弓の方が便利だな。なんつーか、殺虫剤みたいで、よっ!!」

 

 脳裏に浮かんだメガネ滅却師のすまし顔を掻き消しつつ、前方の敵に斬りかかる。

 

 敵の強さはアインクラッド換算で五十層レベルで、数もせいぜい二十体に達しないぐらい。油断しなけりゃ死なねえが、初期装備しかない今、数の暴力で袋叩きに合うのだけはゴメンだ。

 

 ソロで状態異常食らうのもイヤだし、飛んでくる攻撃を極力回避しながら、迫るモンスターを片っ端から斬り倒して、

 

「――テメーで、終わりだ!!」

 

 最後のオークの攻撃を弾き、返す刃で顔面を引き裂いた。

 

 攻撃がなんとなく頭近辺に集中しちまうのは、多分虚退治でついたクセだな、と自己分析しながら、剣を振り払って背中の鞘に納める。

 微塵も負担に感じない軽さのそれを背負うと何だか不意に斬月が懐かしくなり、そういや仮想世界(こっち)に閉じ込められてもう二年過ぎてんだよな、と脈絡もなく思った。

 

親父(ヒゲ)はともかくとして、遊子と夏梨には心配かけちまってンだろーな……いい加減さっさと戻んねえと」

 

 虚退治も他の連中に任せっきりにしちまってるしな、つーか受験とかマジどうすんだよ俺、と現実世界の問題を思い起こしながら、未だ先の見えない洞窟の奥へと足を進めていった。




お読みいただきありがとうございます。
感想やご指摘等頂けますと、筆者が欣喜雀躍狂喜乱舞致します。
非ログインユーザー様も大歓迎です。

……はい、続編を書かせていただきました。
活動報告では「ALO編書けない」とかほざいていたのに書きました。しかも半年以上経ってから。オマケに原作の流れガン無視です……前作を読んでいただけた方、もしいらっしゃいましたら、本当にすみません。

最早存在抹消レベルで放置していた拙作ではありますが、この度再び拙い筆を執らせていただくこととなりました。引き続き読者の皆様のお暇を潰せるような作品を目指し、日々精進して参ります。

後ほど活動報告の方に今後の予定(この続編はSAO原作のどこまで書く予定なのか、等)を書かせていただきますので、よければご覧くださいませ。

次回、早速となりますが他キャラ視点を含む予定です。
苦手な方はご注意ください。

投稿予定は九月六日の午前十時を予定しております。

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