カオスな4人衆!?最強のSランク武偵を目指せ‼ 作:サバ缶みそ味
しかも表紙は中空知ちゃんのようです。実に豊満であった(オイ
「‥‥思っていた以上に自由な連中だな」
ネモはため息をついた後、真面目に人の話を聞いていない4人組に軽くふっと笑った。
「イギリスの件は驚いたぞ…まさかお前達の様がマキリを退け、生きているとは思いもしなかった」
カズキ達は全く気にはしていないが、ネモという少女から大人の知性を感じさせ、神秘的かつ底を知れないほどの恐ろしい威圧をカツェ達は感じていた。ネモは小さな笑み浮かべる。
「それだけではない。イタリアでは【究極魔法・グランドクロス】を、イギリスでは【極限宝貝・エクリプス】を奪い返した‥‥悉く戦況を覆していったことは賞賛しよう」
「あれ?なんか俺達褒められてね?」
「ホントだ!あいついい奴じゃん!もっと俺を褒めたたえろ?」
褒められていると思って照れているカズキとタクトを無視してネモは話を続けた。
「‥‥それ故に我々はお前達を警戒しなければならない。正直に言えば我々は困惑している。何故遠山キンジではなくお前達なのか、何故お前達が止めることができたのか」
「ボクはなんとなーくわかる気がするんだよねー!だってこいつらネモよりも単純だもん」
「…ジキル博士、少し黙っててくれないか?」
出しゃばろうとしたジキル博士にネモは横目で視線を向ける。声色は落ち着いているが、気には障っているようだ。ジキル博士はテヘペロしながら数歩後ろに下がった。ネモという少女がカズキ達を敵視していることが分かるとカツェがカズキの前に立ち睨み付けた。
「てめえ…カズキ達を始末しに来たのか?」
「いいや、私は
ネモは笑みを崩さずにカズキ達を見つめる。彼女が何を企んでいるのか、本当の目的は何なのか、手の内すらも分からない。下手に動けば自分達がやられる、カツェは手を出せないでいた。
「じゃあ、目的は何だ?」
「そう殺気立つな。目的は単純だ‥‥国を変える。この国に根付いた腐った思想、象徴を根絶やし、国を造り直す。そして今一度、大戦を起こさせてもらう、ただそれだけだ」
「…はっ、第三次世界大戦でも起こすつもりかよ」
カツェが皮肉を込めて言ってみたが、ネモはその通りだと微笑みを浮かべて頷いた。
「理解が早くて助かる。今この世に在る廃る文明を崩壊させ、文明を過去へと戻す。戦争を引き起こさせ、世界の協調、融和を壊す。この国の、この世界のあるべき姿へと戻すためだ」
ネモの言っている事、やろうとしている事は本気だと嫌になるほど感じられた。彼女ら、『N』は本気で世界中に戦争を引き起こさせるつもりだ。カツェ達に威圧を放っているネモはじっとマイケルの方へと視線を変えた。
「‥‥その為にも、まずは大統領殿、貴方の偽善的な考えは我々の思想の妨げになる。願わくば、その身を引いていただきたい」
身を引けと言っているが、本当は大統領をここで始末するつもりに違いない。ネモの鋭い視線が大統領へと突き刺さる。マイケルは嫌な汗を流しながら首を横に振った。
「…悪いが君の、君達のやろうとしている事は見過ごすわけにはいかない。これ以上、犠牲を出させるつもりもない」
「犠牲?大統領殿、貴方は面白い事を言う。全てを成しえる為には犠牲はつきものだ。国を造るのも、貴方がその地位へ上り詰めたのも、犠牲があってこそだ。だから、お前の思想は偽善であり、矛盾しているのだ」
ネモは海底よりも深い青い瞳でマイケルをじっと見つめ冷たく言い放った。彼女から静かに、重い殺気が放たれる。そこにいる誰しもがビリビリと伝わり、重くのしかかった。
「‥‥つまり、どういうことだってばよ」
「あれじゃね?車が…えー…車が空から落ちて来て、お前の人生をダメにするんだぞってことじゃね?」
「言ってる意味が分かんねえよ」
「ねむい」
ただし、ネモの言ってる事がよく理解できていなかった4人組にはネモの威圧も殺気もどうってことはなかったようだ。先ほどまで伸し掛かっていた重い空気が一転し、変な空気へと変わっていく。ネモは拍子抜けかのように肩を竦めて呆れるようにため息をつき、カズキ達へと視線を向ける。
「‥‥これまで幾つもの歴史の分岐点があったが、お前達は異質だ。特異点とでも言うべきだろうか」
「特異点には得意ってかーっ!」
「カズキ、それ面白いな」
カズキが出鼻を挫かせるかのように寒いギャグを言い放ち、更に変な空気を漂わせる。今はそれどころじゃないだろと、カツェがわなわなしながら心の中でツッコミを入れるが、真面目に話そうとしているネモの話を真面目に聞かない彼等にとってこの話は退屈なのだ。
「‥‥異質の者達よ率直に聞こう。菊池タクト、江尾ナオト、天露ケイスケ、吹雪カズキ、我らと同志となり、『ノーチラス』の一員となる気はないか?」
「そして…」とネモはずっと睨み続けていたローガンの方へと視線を変えた。軽い笑みを浮かべながら手を差し伸べた。
「ウルヴァリン…過去の英雄よ。この時代にお前が在るべき場所はない。我々と共に在るべき場所を取り戻さないか?」
ネモの勧誘にローガンは睨みを崩さず無言のまま動かなかった。ローガンを本気で誘っているのは分かるが、カズキ達を迎い入れようとしているのは本音ではない、このまま連れ込んで始末するつもりだとカツェ達には分かっていた。
カズキ達がどう答えるか、絶対に断るに違いないとカツェはカズキ達を見つめるが、肝心のカズキ達は変に悩んだように考え込んでいた。
「…それって時給いくら?」
「‥‥‥‥は?」
カズキの突拍子もない質問にネモが眉をひそめた。何を言い出すんだとカツェはずっこけそうになった。
「いや、だからさ、勧誘してるんならさ、こうメリットとデメリットを言うべきだぜ?こうもうまくプレゼンできねえ組織はやめとくぜ!」
「宗教勧誘みたいなもんだろ?頭が変な事になりそうだから断る」
「チラシなんかシラスなんか分からんしやめとく」
「母ちゃんが言ってた、『うまい話にはまずい事しかない』って。シラスは好きなんだけどノーシラスならお断りだぜ!」
言っている意味が分からない。ただ一応ながらネモの勧誘は蹴ったということは何となくわかった。彼らの発言にネモはただ静かに微動だにしなかったが、ジキル博士はニヤニヤしながらネモの肩をポンポンと叩いた。
「だらか言ったでしょ?こいつらに何を言っても無駄だって」
「‥‥そんな気はしていたがな」
ネモは呆れるようにため息をついてジキル博士の手を払いのける。彼らのおふざけに付き合いきれないのか少々、機嫌が悪いようだ。
「さて、英雄殿。貴方の答えはどうなのだ?」
ネモの問いにローガンは何も答えなかったが、後ろにいるマイケルの方へちらりと視線を向けた。
「おい…お前は過去を振り返るつもりはあるか?」
「…過去にはもう戻れない。だから私は進むしかない。だが、過去の事を忘れはしない」
マイケルは真剣な眼差しでローガンを見つめて答えた。その答えに、ローガンは軽く息を吐いてネモに向けて鼻で笑った。
「悪いが俺も戻るつもりは無い。寧ろ、お前の思想は危険すぎる」
ローガンは両手の甲から銀色の爪を出した。獣のように鋭く睨んでくるローガンにネモは笑みは崩さずやれやれと肩を竦めた。
「獣の牙は朽ちていない、か…残念だ。お前なら我々の考えに同順してくれると思っていたよ」
交渉が決裂した。問題は此処からである。間違いなくここからネモと戦闘になる事は避けられない。人数ではこちらが勝っている。しかし、ネモから数なぞどうってこともない雰囲気が漂っており、彼女の実力も底を知れない。カツェ達は警戒しながらネモを見つめていた。
「やっぱりダメだったね、ネモ。これからどうするんだい?」
カズキ達と同じように重い空気を全く気にはしていないジキル博士がケラケラとネモに尋ねた。ネモは大きくため息をついて顔を上げた。その瞬間に、先ほどとは比べ物にならない威圧と殺気が伝わった。
「
間違いない。ネモはここでカズキ達を始末するつもりだ。ネモはジキル博士と同じような邪悪な笑みを浮かべ、両腕を前へ突き出し、広げた両手で菱形の印を作った。
「お前達が遠山キンジと同じように可能にする力を持つならば、私はその対、不可能にさせる」
すると、ネモの左眼が碧く光りだした。その光は増して碧く、碧く大きくなっていく。それが一体何なのか、カズキ達はキョトンとしていたが、カツェには見覚えがあった。かつてドイツで、イタリアで鵺がやっていた左眼から放つ緋色の閃光と似ていた。つまり、ネモの碧い光が何を意味をするのか、すぐに理解できた。
「お前ら、すぐにそこから離れろ‼」
カツェの咄嗟の叫びにカズキ達はビクリと反応してすぐに動いた。カズキ達は動いた数秒後、ネモの左眼から青いレーザービームが放たれた。カズキ達はギリギリのところを躱せたが、彼らが数秒前位にいた場所に青い閃光が走る。
「おいおいマジかよ…!?」
「やべえぞ!?あいつ、言うなれば古に伝わりし、真の英雄は目で殺す!最近邪眼がヤバイ、毒々しおりちゃんアゲアゲパーリーバージョンだ!?」
ネモがレーザーを撃ってきたことにケイスケは絶句し、タクトは目を輝かせた。ネモは攻めてを緩めずに照準をカズキ達に向け、再び碧い閃光を放とうとした。
「やらせるかよっ‼」
カツェが懐から水の入った小瓶の蓋を開け、水の弾幕をネモに向けて飛ばした。ネモの左眼の青い光は消えたが、ネモに向かって飛んだ水の弾幕はネモの目の前で見えない壁にぶつかるかのように弾けて消えた。ネモは不敵な笑みを見せてゆっくりとこちらへ近づいてきた。
ゆっくりと向かってくるネモにローガンが勢いよく駆け、アダマンチウムの爪を振りかざした。ネモの顔にかけ、目、口、そして体にアダマンチウムの爪が通った。
「‥‥っ!?」
しかし、ローガンは驚愕した。確かにネモを爪で切り裂いたはずなのに、ネモは倒れることなく立っていた。顔が割れることなく、血も一滴すら流すことなく、まるで立体映像に攻撃したかのように無傷だった。ネモは不敵な笑みを崩さずローガンを見つめる。
「ご自慢の爪で私を倒せることが可能と思っていたか?」
ローガンは舌打ちをして後ろへと下がった。相手がどんな能力を使っているのか、正体すらも分からない。無暗に攻撃すればまずい。
「どうする!ここで親玉を叩くか?」
ずっとカメラを持っていたフランクが嫌な汗を流しながらジョーク混じりで尋ねてきた。そんなフランクにヤンが苦笑いで首を横に振る。
「やりたいけど‥‥逆に返り討ちにされそう」
「本来の目的の大統領の親友に会えたんだ。ここで組織のリーダーと戦うのはヤバイな…」
本当ならば戦って諸悪の根源を潰しておきたい。だが、あまりにも実力が違いすぎる。下手したらここで全滅され兼ねない。カツェは水を口に多く含み、勢いよく霧を吐いた。大きな加湿器が爆発したかのような量の霧がネモの前を遮るように漂いだす。
「ここから逃げるぞ‼後ろを振りかえらずに走れ‼」
「え?なんで?みんなで戦えば楽勝じゃね?」
「たっくん、レベル3でダークドレアムに挑むもんだぞ‼」
「なるほど!所謂負けイベってヤツか‼」
「それどころじゃねえよ!?今回はちょっとヤバすぎだろ!?」
タクトはキョトンとしていたが、ケイスケの例えで理解した。ネモの実力が底を知れない程にヤバイという事をやっと理解し、4人組も急いでその場を離れようと駆け出した。
「‥‥特異点をみすみす逃がすと思うか?」
ネモは逃げ出していくカズキ達に向けて静かに、冷徹に言い放った。すると、カズキ達の足下からキラキラと碧い光が蛍の群れの様に舞い上がった。光量は次第に増していくと、ふと水に濡れた様な冷たい湿った感触が体に伝わり始めた。そして、水中にいるように無重力な空間が広がり出し、全身が浮遊するような感覚と共に水圧で見動きづらい感覚が感じ始めた。
「‥‥っ!?」
カズキ達は声も出ない事に、息ができない事に気付いた。どういう訳か自分達は空気中と水中の狭間にいる。ネモが何かの力を使って自分達のいる空間だけ水中に変えたのだろうか、どういった手なのか分からない。ただ分かるとすればここで始末するつもりだということ。
「——っ!?」
更に浮力が増すと、タクトがふわりと浮き出してパニックを起こしたようにジタバタしだした。浮遊しだすタクトをカズキ、ケイスケ、ナオトがタクトの体を掴んで引き戻す。
水の濡れた感覚と圧してくる水圧の感覚が強くなりだした時、4人は本気でヤバイという事を悟った。息もできない、声の出ない空間に閉じ込められ、この状態が続けば窒息死してしまう。
死という恐怖と感覚が4人に伸し掛かると、握る手が強くなった。4人の頭の中では誰もが同じことを考えた。
((((こんな所で、死んでたまるかっっっ‼‼))))
突然体に力が入ったかと思った瞬間、カズキ達を取り囲んでいた空気と水中だった空間が割れた水風船のように弾けた。浮力が消え、重力を感じられ、息ができ、声が出せる。
「ぶはっ!?うおっ‼声が出せる‼」
「やったーっ!よく分からんけど助かった!」
「はあっ…お、溺れ死ぬかと思った…!」
「何が起きた‥‥?」
「っ‼」
カズキ達は喜びあい、カツェ達は今のは何だったのかと驚愕していたが、ネモは大きく目を見開いて驚いていた。どういう訳かネモは驚いて動けないでいる。窮地を脱することができるチャンスだとローガンはすぐさま大声を出した。
「兎に角走れ‼」
ローガンの怒号を合図に、カズキ達は只管走りだした。後ろを振り返らず、ネモが次に何をしてくるか気にもせず、この場から離れるように駆けだしていった。
ネモはカズキ達を追いかけることはせず、ずっと立ったままだった。微動だにしていないネモにジキル博士は惜しむかのように、ネモに声をかけた。
「あーあ、まさかネモのご自慢の瞬間移動の攻撃を抜けだすなんて‥‥ドンマイ★」
「‥‥あれは何だったのだ…」
ネモはジキル博士を完全に無視して鋭い目で先を睨んでいた。この能力をまさか意味の分からない連中に破れるとは思いもしなかった。ただ分かるとすればあの4人組が何らかの力を使って脱出…無力化させたという事。ネモは暫く考え込んでいたが、すぐに飽きたかのように踵を返した。
「‥‥やはり思った以上の特異点だったか。ジキル博士、奴らを逃がすな」
「そんな無茶をいってもなー…まあ、一般兵は配備してるからある程度はやっておくねー」
この場から去ろうとするネモにブーブーと文句を言いながらジキル博士はネモの後に続いていった。
「それで、どうするんだい?このまま行くと、あいつらやらかすよ?」
「構わん…アメリカで奴らが勝っても、どう転んでも我々が有利だという事には変わらない…が、手は先に打っておく」
___
「うおおおおっ!?やっべええええっ!?」
タクトの甲高い絶叫が響き渡る。ネモから逃げきることはできたものの、今度は森の中から銃をひっさげた黒スーツの男達が現れて、カズキ達に向けて撃ってきたのだった。完全に殺す気でいる事からFBIやCIAではなく、ネモとジキル博士の手の者だろう。飛んでくる銃弾から逃れるために木陰に隠れる。カズキ達はひょっこりと顔を覗かせて様子を伺った。
「Yehaaaaaっ‼」
「おらああああっ‼」
「ふんっ‼」
ヤンはガントレットで殴りながら、フランクは相手をジャイアントスイングしながら、ローガンは銃弾をくらっても全く効かないかのように動き、倒していっていた。
「やべー…これがアメリカンスタイルってやつか!」
「違うからな!?ちょっと違うからな!?」
「よーし‼俺達も当たって砕けろーっ‼」
カズキが勘違いしそうなのでカツェがすかさずツッコミを入れる。負けられないと対抗心が付いたのかカズキとタクトも気合いの声をあげて前衛へと駆けだしていった。省みないスタイルにカツェがヤッケになった。
「ああもう‼なんですぐに突撃するんだよ!?」
「止めるに止められないもんな」
ケイスケは冷静にツッコミを入れてカズキとタクト、ヤン達を援護していく。しかし、思った以上に数が多い。ただ大統領の親友に会いに行くという事だったので補充分の弾を用意し忘れてしまった。ヤンやローガンが前衛として戦っているが、ここで立ち往生しているとネモに追いつかれかねない。ケイスケは内心焦りながら、自分も突撃しようかと考えていた。ふと、ケイスケはナオトが明後日の方向を見つめていたことに気付いた。
「おいナオト、寝てるんじゃねえよな?」
「‥‥いや、視線を感じた」
その時、タクトに向けて撃とうとしていた黒スーツの男が何かに撃たれた様に突然倒れた。それを始めに次々と他の黒スーツの男達も倒れていく。何処からか誰かが狙撃をしてきたとケイスケ達は辺りを警戒しだす。
「ふぅ、やっと見つけましたよー…!」
何処からか聞き覚えのある少女の声が聞こえてきた。カズキ達はもしかして、と警戒を緩めて辺りを見回した。ガサゴソと茂みを搔き分ける様に転がり出てきたのは遠山キンジとジーサードの妹こと遠山かなめだった。かなめはカズキ達に元気いっぱいな笑顔で元気よく手を振った。
「タクト先輩、カズキ先輩、ケイスケ先輩、ナオト先輩‼お久しぶりです‼」
「かなめちゃーん‼」
「かなめちゃん、スポーン‼」
カズキとタクトが返す様に大喜びで返事をし、ケイスケは安堵の笑みをこぼし、ナオトは無言でピースをした。緊張感がない奴がまた増えたとローガンはため息をついた。
「さっきの狙撃はかなめの仲間か?」
「レキ先輩の狙撃ですよ。他にも私達の仲間も来てます!」
ケイスケの質問にかなめは元気よく答えた。まさかレキもアメリカに来ているとは思っていなかったが、心強い。
「タクト先輩達がアメリカに来ているって聞いて、もしかしたら先輩達も騒動に巻き込まれてるのではないかと思って探したんですよ?ところで、何でこのところに?」
「うーん…大統領の親友に会いに?」
タクトがマイケルとローガンの方に指をさした。かなめは指をさした先を見つめると目を丸くして驚愕した。
「えええええっ!?ちょ、だ、大統領!?そ、そっちの方は、あ、あの『ウルヴァリン』!?た、タクト先輩、今度は何をやらかしたんですか!?」
なかなか敵キャラの大物感を出すというのは難しいですね…緋弾のネモの能力はなんだかややこしそうなのでこちらのネモはシンプルかマイルドにしようかと思います。
ようやくかなめちゃん達と合流。どんどん仲間が増えるよ‼(白目