カオスな4人衆!?最強のSランク武偵を目指せ‼   作:サバ缶みそ味

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 ほぼほぼ会話回です。
 2月18日はカオスな方々の武道館ライブだそうで…ほんと凄いです


63話

 結局キンジは一晩中カズキ達が大騒ぎしていたせいでよく眠れなかった。胃痛と頭痛に魘されつつ朝日が照らされる施設の外へと出た。

 

「あいつら…ほんっとぶれねえな」

 

 自分は師団や眷属の両陣営から追われる身になっているというのに、無所属でしかも眷属との繋がりもあるカズキ達が少し羨ましかった。ワトソンとカツェが言うにはすべての黒幕はバチカンであり、そしてその頭目であるシディアスを止めることができれば自分の濡れ衣だけでなく、混戦としたヨーロッパの戦役も終えることができるという事だ。あの喧しい4人組が宗教大国の組織とどう戦うのか気になるのが半分、心配なのが半分である。

 

「…朝は早いのね」

 

 そんな色々と頭に不安がよぎっている時に声をかけられた。キンジは振り向くと麦わら帽子を被り、片手に如雨露を持ったクラエスがいた。

 

「ああ、あのバカ達が五月蠅いせいで眠れなかったんだ。それより君は…?」

「毎朝菜園に水やりをするのが日課。ただそれだけ」

 

 彼女は笑わず、あまり関わりたくないというより我関せずとでも言うような態度でスタスタと通り過ぎていく。キンジはそんなクラエスの様子にポカンとしていたが、ただここにいてもすることがないのでさり気なく後についていった。

 

 勝手について来ていることにクラエスは何も咎めなかった。白と赤のレンガで囲った小さな菜園だがイタリアンパセリやルッコラ、ハーブやミントと立派なもので、クラエスはただ黙々と如雨露に水を入れては菜園に水をやっていた。

 

「…これ一人でやったのか?すごいな」

「そう、ありがと」

 

 こうも黙っては話しかけづらい。キンジは何とか話そうとするがクラエスは1人の方がいいのか即答してすぐに話を切る。レキのような寡黙で何を考えているのか分からないタイプではなく、違ったパターンにキンジは困惑した。何か話をしていこうと悩んでいたが、昨日彼女が言いかけた話を思い出す。

 

「な、なあ。社会福祉公社とか五共和国派との戦いとかってなんだ?」

 

 彼女たちが何者なのか、そして自分達とどう関わるのか、知る必要がある。キンジは気さくに尋ねてみた。すると今までこっちを見ないで黙々と作業をしていたクラエスがすぐに振り向いた。その速さに焦るが、彼女の無関心というよりもお前は何を言い出すんだとでもいうような眼差しに気付く。

 

「…日本の武偵が私達のことを知って何になるの?同情するつもり?それとも哀れむの?」

 

 クラエスの黒い瞳に冷静さだけでなく、静かな怒りが出ていると感じ、キンジはまずい事言ってしまったと気づき謝ろうとした。

 

「いや。あんた達が何者なのか、まずはそれを知る必要があるだけだ」

「ケイスケ…!?」

 

 キンジが謝る前にケイスケが遮った。いつの間にいたのかと言いたいが今はそれどころじゃない。ケイスケと一緒についてきていたカツェが苦笑いしてクラエスを宥めた。

 

「こいつもあたし達と同じで味方と敵に追われる身でな、あいつなりに情報をまとめようとしただけなんだ」

「そう…トリエラもジャンさん達も何も言わなかったのね」

 

 クラエスはため息をついて如雨露を置いた。

 

「魔女連隊の貴女もイタリア政府の公営組織、社会福祉公社は分かるわね?」

「ああ、それぐらいは当たり前だ。障碍者支援を目的に活動し、足や手が不自由な者、病気や事故で止む無く切断した者に当時のイタリアの医療技術で開発した『義体』を提供する公益法人だと…()()()

 

 表は?とキンジは首を傾げすぐにこういったものには何かあると気づき、ケイスケはあのクソ神父と知り合いだという事は絶対裏があると察して身構える。カツェの話にクラエスは黙って頷いた。

 

「そうね…本当は義体を付けた少女達と共にスパイ活動や暗殺活動、テロ組織に実力行使を行わせる組織よ」

 

 その話にキンジは目を丸くするがケイスケと同じように驚くようなリアクションを取らずただ黙って頷く。すぐ隣には自分と同じくらいの年でテロリストやってる魔女の隊長さんがいるのだから。

 

「全ての発端はイタリアで起きたクローチェ事件という五共和国派が起こしたテロ事件から始まった。クローチェ事件で政府や警察の信頼を失い、その事件から家族や職を失った者や首相の声掛けのもと政・官・軍が集い五共和国派に復讐するために設立されたのが社会福祉公社なの」

 

「そして五共和国派を潰すために開発されたのが『義体』だ。所謂サイボーグみたいな奴だけどな。重症負傷者や重度な身体障害者を選び義体を取り付ける。そしてそのデータをもとに民生用義肢へフィードバックし実績をあげる。世間を欺くのにいい隠れ蓑となったわけさ」

「じゃあクラエスだけじゃなく、トリエラって子もその義体がついているのか?」

 

 キンジの質問にクラエスは黙って頷いた。ジーサードの様な義手みたいなものかとキンジは納得したようだがケイスケは話を聞いてクラエスに尋ねた。

 

「公に知られてないってことは…義体に何かあるんだな?」

 

「察しの通りよ。義体を取り付ける際に脳に『条件付け』と呼ばれる洗脳措置をされるの」

「せ、洗脳!?」

 

 クラエスの発した言葉にキンジはぎょっとする。そんなキンジにカツェはヤレヤレとため息をついて肩を竦める。

 

「あのな、あたしら魔女連隊だって捕虜の中で使える奴がいたら洗脳手術だってする。裏じゃ当たり前だぜ?」

 

「魔女連隊のやり方とは違うけども…『条件付け』によって洗脳処理を終えた後、義体を使い、体の8割が強力な人工物に変えられ通常以上の身体能力が備わるの。でもその条件付けというのが薬物、暗示、電気的刺激を用いて『義体の担当官及び社会福祉公社に忠実である事』、『殺人に抵抗を持たない事』『目的の為には自己犠牲を厭わない事』を植え付けていく」

 

「義体とされた人間を忠実な兵士に仕上げる反面、記憶障害や味覚障害、薬物依存、短命化っていう副作用が生じるんだ。そんでその義体の適合者が脳の適応力により、未成年女性だけだ。その少女達に大人の担当官がつき、銃器の扱いを教え、訓練させ、躊躇いなく相手を殺せる兵士へと作り上げていった」

 

 キンジは何も言えなかった。ただの武偵として、世界にはイ・ウーといった秘密組織やカツェのようなナチス残党のテロ組織だけではなく、政府が裏で設立した少女を人殺しを躊躇いなく行わせる兵士に変える組織もあるなんて知らなかった。という事はクラエスもトリエラもその洗脳措置をされたというのかと察するが、決して『可哀想だ』なんて思わなかった、いや思ってはいけなかった。ケイスケは真剣な表情で頷いた。

 

「そうしなきゃならない程、政府は五共和国派に復讐したかったんだな‥‥」

「そうね…政府は社会福祉公社を使い、何度も五共和国派の連中を駆逐していったわ。私はその途中で担当官がいなくなってその戦いに出る機会があまりなかったけど…トリエラは他の仲間たちと共に銃器を手に持ち、多くの人を殺めてきたわ」

 

 クラエスがその話をした途端に急に虚しく、そして悲しそうな瞳をして一瞬俯いたのをキンジは見た。

 

「色々と五共和国派と戦って最後に起きたのが新トリノ原発テロ事件だ。社会福祉公社に絞られて弱体化した五共和国派が建設途中の新トリノ原発発電所を占領。政府は社会福祉公社を投入させ鎮圧させた」

「でもその戦いで多くの仲間や職員の人たちが死んでいったわ…」

 

 クラエスは無表情ながらも語っていたが、その声はとても虚しく悲しそうであった。

 

「その戦いで五共和国派は完全に壊滅。復讐を終えた時、公社もテロの被害や政府の軍事介入により崩壊寸前。でも規模を縮小することによって依存され、職員は元の職へ復帰。研究職は残り純粋な義体研究機関となり、他の義体の子達は洋上に浮かぶ大型船の本部へと研究職員と共に移っていったわ…」

 

 これが社会福祉公社だとクラエスは付け加えて語った。そんな裏にしか生きていく道しかない者もいる。ただそれを噛みしめることしかできなかった。

 

「でもそれで終わりじゃない。初期から戦い続け役目を終えた義体の子は船上の施設へ移り…短命の副作用や持病で亡くなったわ。そしてトリエラだけはこのイタリアの地に残った」

「トリエラだけ?なんでだ?」

 

 クラエスが言うには船上の施設へ移る際、トリエラだけは頑なに断りこの地へと残ったという。

 

「条件付けは時には欠陥がある。トリエラは新トリノ原発テロ事件で致命傷を負い死んでもおかしくない程の重体になるけども、奇跡的に生還した。担当官がその戦いで殉職したからその記憶を消すため条件付けを行ったのだけど…担当官との絆がとても強く根付いてて、名前や顔は忘れても自分には命よりも大事な人がいたという記憶だけが残ったの」

 

 条件付けを終えて目覚めたトリエラは何かとても大事な物を失った虚無感を抱き、泣いていたという。

 

「トリエラはフリーの傭兵になって自分の中に残った虚無感を埋めるために戦い続けている。彼女の身を案じた人たちは政府の諜報組織の局長となったジャンさんを筆頭に『教会』という小さな組織を設立させ彼女をそこへいさせてあげているの」

「クラエスもトリエラが心配なのか?」

 

 ケイスケの質問にクラエスは初めて苦笑いをして頷いた。

 

「ええ。エッタ、リコ、アンジェ、エルザ、ペトラ…たった3年で多くの友達を失ったわ。そしてバチカンにシディアスという五共和国派の生き残りがいる…トリエラはその戦いで死ぬつもりかもしれない。私はそんな彼女を止めたい…のかもね」

 

 それは自分にそんな力があるのかという不安と自分の力では彼女を止められない諦めを含めた苦笑いだった。これまで黙って聞いていたキンジは自分の拳を強く握りしめていた。

 

「俺達に何かできないのか‥‥」

「できないことはないけど…ただ何も知らず、彼女と接してあげるべきなのかもね。丁度あの賑やかな人たちの様に」

 

 今までキンジに対して無表情だったクラエスは軽く微笑み向こうを指さす。その先には賑やかに話すカズキとナオト、彼らの話を聞いているトリエラの姿が見えた。

 

「うーん…貴方達の言う『たっくん』ってどんな人なの?」

 

「たっくんはすっごい喧しくて、すぐに突撃して、なんか自滅する。あと足臭いんだぜ!」

「あながち間違ってないけど、足は臭くないだろ。あと断末魔がすっごく五月蠅い」

 

 カズキとナオトはタクトの印象を思い出しながらトリエラに説明する。カレーが好き、よく叫ぶ、『たっくんスーパー弱いね!』等とタクトがどんな人か話すがトリエラは苦笑いして頷く。

 

「よ、要は凄く賑やかな人ってことね。たっくんまで揃うと何かお祭り騒ぎになりそうね…」

 

「でもたっくんは盛り上げ上手なんだぜ!」

「次お祭り騒ぎになるとしたら冬が過ぎて春の花見かなー…」

 

 カズキとナオトは去年の花見を思い出しながら語る。そんな二人の話にトリエラはキョトンと首を傾げた。

 

「花見…?お花でも見るの?」

 

「花見ってのはあれだ。春になると暖かくなって桜の花がこうプワッて咲くんだ。その景色が綺麗だから皆で桜の花でも見ましょってわけでお祭り騒ぎするんだぜ!」

 

 桜の花と聞いてトリエラは成程と頷く。それならローマにも日本の散歩道と呼ばれた桜の街道がある。自分は見たことは無いが、今でも数千本の桜の木が春になると咲かせると聞く。

 

「へー、並木道でお祭り騒ぎするの」

 

「へっへー、甘いぜトリエラちゃん。ローマにも桜があるけども俺達がいつもやる花見の場所は桜がやべえ程あるんだぜ‼ナオト、見せてやりな!」

「俺かよ。ほら、こんなの」

 

 ナオトはスマートフォンを使って、花見の写真を見せた。その写真を見たトリエラは目を見開いて驚いた。辺り一面、鮮やかな桃色の花を満開させる何百、何千以上もの桜が景色を見栄えさせ美しいものへと変えていた。そんな驚いているトリエラにカズキはニッと笑う。

 

「そうだ!今度トリエラちゃんも見に来て一緒に花見をしようぜ‼」

「え!?わ、私も!?」

 

「たぶんたっくんがいたら言いそう」

 

 カズキの提案にナオトもふっと笑って頷いていた。突然の事にトリエラは戸惑うが、カズキ達はウキウキしていた。

 

「わ、私なんかが貴方達と一緒に楽しんでいいのかな…?」

 

「そんなこと言うなよ!俺達は友達、ソウルメイトじゃないか!来るもの拒まず、がモットーなんだぜ‼」

「そのモット―、初耳なんだけど?でも面白いし楽しいと思う」

 

 カズキとナオトのニッとする笑顔を見てトリエラは大きく息を吐いて苦笑いをした。

 

「ふふ…お誘いしてくれてうれしいわ。でも…やらなきゃいけないことがあるから、またいつかね」

 

「よーし‼そうと決まればいつかやろうぜ‼ナオト、忘れずメモしとけよー?」

「いや、カズキが覚えとけよ。俺忘れっぽいし」

 

 それならケイスケに頼もうぜとカズキは言いだし、すぐ近くにケイスケの姿が見えたので二人はケイスケの下へと駆けだしていった。そんなカズキとナオトの後姿を見ていたトリエラは少し切なそうにつぶやく。

 

「…その日まで、生きているかしら…」

 

___

 

 その夜はカズキ達は会議室のような場所に集められ、これからどう動くか今後の動きについての話になった。ジャンの言う話によると、ローマの各地を自分含め大人数で探し回ったがタクトの姿が見当たらなかったこと、バチカンの穏健派の情報でシディアスはローレッタ、メーヤを使い更には他の祓魔使いと人員を増やして虱潰しに探しているとの事だった。

 

 幸運の能力を持っているメーヤがいるならいつここへ辿り着くか分からない。時間の問題だとキンジは固唾を飲む。一方でシディアスが動いたと聞いてトリエラとクラエスは真剣な表情で頷く。

 

「シディアスが…あいつが動くというなら…五共和国派の残党を使ってくるに違いない」

 

「シスター達を欺くことはできるが、連中は厳しいだろう…シディアスを引きずり下ろす証拠は揃ってきている。動くとすれば迅速にバチカンに向かい、シディアスを捕えるのが先決となるな…」

 

 そうなれば長居は無用になる。ジャンのここをすぐに離れるという話を聞いたカズキとケイスケはどうしてもタクトを見つけてここへ連れて行きたかった。

 

「あの‼もう少しだけたっくんを見つけるまで待ってくれませんか‼」

「あのバカはかくれんぼだけはうまいからな…俺達も一緒に探す」

 

「しかし…君達は『たっくん』を見つける方法があるのか?」

 

 探すというなれば手はもっと必要になるし、カズキ達までも探させるわけにはいかない。尋ねられたカズキ達は唸りながら深く考え込んだ。

 

「町のど真ん中にカレーを置いて誘き寄せる!」

「たっくんの暴露話をして誘き寄せる」

「…たっくんの母さんを呼んで誘き寄せる」

 

「お前等チームメイトを何だと思ってんだ」

 

 樹液の臭いに誘き寄せられるカブトムシかとキンジはツッコミを入れた。というよりもこんな面子によくそんな方法をお構いなく述べれるなと肩を竦める。同じようにクラエスと理子は呆れていた。

 

「ま、まあ、君達の気持ちもなんとなーく分かるが…今は時間がない。一日でも早くシディアスを捕えなければならない」

 

 今夜でもすぐに移動して、バチカンへ向かうという方針になり各々準備をするようになった。タクトの行方が気がかりである中、大部屋で支度をしていたカズキはふと思い出した。

 

「あれ?というか何でジャンヌは攫われてんだっけ?」

 

 そのカズキの言葉にカツェもワトソンも理子もふと気づいた。もとはキンジを裏切り者として偽らさせ両陣営に追われる身にさせる手だと思っていた。

 

「そういえば、ジャンヌはバチカンに攫われたという事になるけど…」

「誰がジャンヌを攫ったんだ?」

 

 バチカンと疑っていたが、メーヤもローレッタもその他のシスター達もそんな事は立場上できない事になる。となれば五共和国派の残党か?否、ジャンヌは能力者であり不意を突かれない限り後れを取らないはず。

 

「そうなると…シディアスに誰か協力者がいるってことになる。キーくん、これはちょっとまずいかもよ」

「じゃあ敵は五共和国派以外に別の誰かがいるのか!?」

 

 カズキのさり気ない一言で気づいたキンジ達だが、その隅にいたリサがふとピクリとした。

 

「リサ、どうかしたのか?」

 

「ケイスケ様、リサにも何の臭いか分からないのですが…何かよからぬものが近づいてきてます…!」

 

 リサはかなり焦っている様子で不安そうに見つめた。リサは鼻と耳が優れている。ケイスケはその言葉の意味を理解した。

 

「カズキ、ナオト‼急いでトリエラ達に伝えろ‼もう襲撃が来てるぞ‼」

 

 ケイスケの怒声を飛ばしたと同時にどこかで爆発音が響いた。もう来たのかとカズキ達はギョッとしていたが、すぐさま部屋にトリエラが扉を蹴とばす勢いで入ってきた。

 

「あんた達、すぐに戦える用意をして‼」

 

「トリエラちゃん、一体何があったの!?」

 

 カズキは焦りながら尋ねる。

 

「正門の方からメーヤ率いるシスター達、裏門から五共和国派の残党が壁を爆破させて入ってきた‼」

 

 その言葉にキンジと理子はギョッとした。前の方からはメーヤを筆頭に師団のシスター、後ろの方からはテロリスト集団こと五共和国派の残党が押しかけて来て挟み撃ちになってるという事になる。その言葉を聞いてカズキはごくりと生唾を飲みドヤ顔をする。

 

「なるほど…ゼンミウノトリャコウモノオオカミュってやつだな‼…」

「そこで噛むなよ!?」

 

 緊迫した雰囲気が台無しである。キンジのツッコミが虚しく響いた

 




 無理やり嚙ませるというのってなんか難しいですね
 動画を見てどう噛んでいるのかよく観察しないと…(白目

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