【本編完結】ハリーポッターと転生した猫   作:響緑

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(・ω・)ノ
ストックが増えてきたので、あげて見ることにした。

Qなのにこんなに遅いの?
A大人の事情って言う奴があってな。

お気に入り登録40人突破!
UAは4500を突破‼︎
見た時の作者↓
(・・?)
∑(゚Д゚)
Σ(・□・;)

って感じでした。
これからもハリーポッターと転成した猫を楽しんでください。

土曜じゃないことは突っ込まないで下さい。


ミッション:ゲージから抜け出して箒を買え

それからというものの、スキャバーズは挙動不審になっている。

何かとロンの近く(内ポケット)にいるようになったらしい。

シリウスがホグワーツを襲ったことで、冬休みに帰宅する人が増えた。

ハーマイオニーもその1人だ。

(あれ?原作だとバックビークの無実を勝ち取るため、学校に残るんじゃないの?そう思っていたけど、クリスマスとその前後だけ漏れ鍋で暮らすそうだ)

漏れ鍋に泊まり、両親がクリスマスにやってくるらしい。

泊まると言うことは、買い物をするチャンスとも言える。

(他にロンやハリーなども一緒らしい)

勝負はクリスマス。

ダイアゴン横丁で箒を買わなければ・・・

その為には幾つかの課題が生じる。

 

その一

部屋からの脱出

ゲージから出られても、部屋からの出れなかったらアウトだ。

相部屋になるのはジニーだけかな?

窓からの移動も考えたが、通常世界に行きそうだ。

正規ルートを通ろう。

 

その二

人目につかれない

基本にして1番気を付ける点である。

部屋を出られたとしても、人目につかれたら戻されるがオチだ。

いかに人目に付かず、行けるかが難点だ。

ホグワーツで練習済みなので、そこまで難しくはないだろう。

 

その三

ダイアゴン横丁に入る

これが1番の難所。

知識が正しければ、裏庭にある壁の特定の煉瓦を杖で叩くと、ダイアゴン横丁に入ることができる。

つまり杖を持っていない私が、いけないようになっているのだ。

\(^o^)/

 

この課題を全てクリアしないといけないという鬼畜設定。

どれか1つ抜かしても行けないのだ。

とりあえず、ダンブルドアに相談しようかな。

 

 

 

さて、校長室にやって来ました。

そういえばどうやって中入ろうか・・・

確か、ダンブルドアが好きなお菓子を言って開く扉じゃなかったかな。

勝手に扉が開いた。

 

〔そろそろ来る頃じゃと思った。〕

 

〔なんでもお見通しにされてそうで怖い。〕

 

〔そうかの。で、何ようじゃ?〕

 

私はダンブルドアにシリウスに会ったこと、シリウスがハリーの為に箒を買いたいこと、私に買って欲しいということを話した。

 

〔なるほどの。それは難しい課題ばかりじゃ。〕

 

そう言ってダンブルドアは、二つの物を私に渡した。

 

〔しかし、猫のままだった時じゃ。この瓶に入っておるのは、人間に変われる薬じゃ。効果は10〜20分間と短いが、なんとかなるじゃろ。そして杖じゃ。本体は柊(ヒイラギ)、芯は三毛猫の尻尾で、長さは26cm。それなりに柔らかい。〕

 

三毛猫の尻尾ってかわいそうだな。

猫の状態で触れたが、綺麗な野花が咲いた。

 

〔見事じゃ。猫の状態でも、魔法の力を持っておるんじゃな。本当に猫かの?〕

 

〔少なくても魔法は、話の中での話しか知らないよ。〕

 

ハリー・ポッターでしか知らない。

 

〔もし困ったことがあれば、首輪についておる金具を2回叩くのじゃ。わしがすぐさま解決しよう。〕

 

もしかして、それを見越しての首輪だったの?

その機能もっと早く知りたかった。

わざわざここに来なくてもよかったじゃん。

 

 

(ダンブルドア視点)

 

本当に梨花は何者なんじゃ?

魔法の能力を持ちながら、柳沢(やなきざわ)魔法学校(日本の魔法学校)に行かなかったのはなぜじゃ?

11歳過ぎてから魔法に目覚めたのか?

少なくとも8才までに目覚めるはず。

 

「そうじゃ。」

 

宛先は柳沢の校長に、手紙をしたためる。

彼なら知っておるやもしれん。

 

「フォークス、少し遠いが頑張ってくれ。」

 

フォークスが窓から飛び出すのを見届けると、ある物を取り出す。

それはトムの日記。

 

「トム・リドル、やはり分霊箱を完成させていたんじゃの。ただ、1つだけとは思えんが・・・」

 

そんな独り言を呟いた。

 

out

 

 

冬休みが始まりホグワーツ特急に乗って、漏れ鍋に向かう。

クリスマスまでは2日。

そしてもう1つ課題が出てきた。

ゲージが変化した。

カドガン卿は大の猫嫌いであり、この間(ダンブルドアと会うために)出たことをハーマイオニーに報告した。

それを聞いたハーマイオニーは、驚きつつも新しいゲージを買ったのだ。

それによって、前まで使っていた合鍵が使えなくなってしまった。

 

「クルックシャンクス、今度はゲージから逃げだしたらダ・メ・よ。」

 

ア○ジェリアような言い方をしているな。

“今は悪魔が微笑む時代なんだ”

幻聴かな?

世紀末覇者の声が、聞こえたような気がした。

多分、気のせいだ。

そうに違いない。

そうじゃないと私が困る。

 

「猫がゲージを抜け出すなんて、凄いことじゃないの。何か悪さをしているわけではないんだし、変えなくてもいいじゃん。」

 

まさかのジニーからの援護射撃。

いいぞ、もっとやれ‼︎

 

「ええ、そうだわ。クルックシャンクスは何も悪さをしていない。でも、猫アレルギーを持っている人がいるかもしれないのよ?その人がクルックシャンクスの毛やフケで、発作を起こしたら私の責任になるわね。」

 

「それは・・・そうだけれど・・・」

 

ハーマイオニー、心配し過ぎだよ。

ホグワーツには猫アレルギーを持つ人は、1人もいないと聞いている。

(ダンブルドアから聞いた。)

 

「猫アレルギーがいたら、もう発作を起こしているかもね。」

 

「それはどう言うことよ、ルーナ。」

 

そう、同室にジニー以外にルーナがいるのだ。

元は父親と一緒に帰る予定だったらしい。

それが急な仕事が入り、家に帰れないため漏れ鍋に泊まることになったらしい。

 

「城の中を毎日歩いている、ミセス・ノリスの毛やフケがそこら中にあるはずよ。」

 

まさかのルーナから、追加の援護射撃きたー。

これで勝つる‼︎

 

「調べて分かったことなんだけれど、猫アレルギーの人には大きく分けて猫が持つヒスタミンがダメな普通型と、ある特定の猫がダメな特殊型がいるって本に書いてあったわ。」

 

そうなのか?

人間の頃に猫アレルギーについて調べたけれど、特殊型についてなんて聞いたことも見たこともないよ。

私もまだ調べが足りなかったのかな?

いや、この世界ならではなのかな?

 

「歴代校長のエバラードも、特殊型猫アレルギーだったらしいわ。ミセス・ノリスがOKでも、この子がダメな子がいるかもしれないじゃない。」

 

ハーマイオニーを口で負かすことができる人は、存在しないかもしれない。

とりあえず、このゲージから抜け出さないと・・・

 

 

 

クリスマス当日。

みんなが準備やら何やらで忙しそうにしているのを、ゲージの中から見ている。

合鍵の方は完成し、後はタイミング次第だ。

早過ぎたり、遅すぎたりすると発見される可能性がある。

 

「「「メリークリスマス‼︎」」」

 

おっ。

始まったか。

まだ行くには早いかな。

少し考え事でもしよう。

スキャバーズをどうやって捕まえるか。

原作と同じなら、鼠のままで逃げヴォルデモートの所に行くんだよね。

猫である私が捕まえるのも一つの手だろうけど、そんな上手く行くわけがないと思っている。

んー。

なんとかするしかないよね(汗)

そろそろ行きますか。

ゲージから抜け出して・・・

 

「あっ、猫さん。抜け出して来たの?」

 

ルーナが、タイミングよく部屋に帰ってきた。

まさかこんなに早く、帰ってくるとは思ってもみなかった。

 

〔ニャー〕

 

「何を咥えているの?ダイアゴン横丁ね。連れてってあげる。」

 

へ?

どう言うこと?

 

「猫さんこっちよ。」

 

後をついて行くと、レンガの所まで無事に辿り着いた。

 

「いってらっしゃい猫さん。帰りは来た道を帰れば、かなりの確率で誰にも合わないから。」

 

本当、ルーナって不思議ちゃんだな。

映画でも、何を考えているのか読み取れなかったな〜。

何を考えて私を送り出しているのかわからないけど、ご好意はありがたく受け取っておこう。

 

・・・

・・・・・

 

「ルーナ、ここにいたのね。」

 

「そこら辺に漂っていたラックスパートを、逃がしていたの。」

 

「?」

 

ハーマイオニーは頭にハテナマークを浮かべた。




備考
・漏れ鍋にてクリスマスパーティー(原作変更)
原作ではバックビークのことで残りますが、今作では違います。

・幾つかの課題
どれも失敗は出来ない。
どうあがいても無理ゲー?

・ダンブルドアから2つのプレゼント
1つは人に変わる薬(脱狼薬から引用)
もう1つは杖。

・梨花の杖
本体は柊(ヒイラギ)、芯は三毛猫の尻尾で、長さは26cm。
それなりに柔らかい。
猫でも魔法の素質がある。

・首輪
金具を2回叩くと、ダンブルドアとの会話が可能。

・柳沢魔法学校(原作変更)
日本の魔法学校の名前。
原作ではマホウトコロとなってますが、今作ではこれで行きます。

・課題の追加
過去の作者「更なる絶望を主人公に与えよう」
今の作者「辞めて、もう作者のライフはゼロよ‼︎」
未来の作者「出来上がったのが、この無理やりかんだよ。どうすんだよ‼︎」

・ガドガン卿、猫が嫌い(原作変更)
そのまんまの意味。

・ア○ジェリアの後に世紀末覇者
○油のアル○ナですね、分かりません。
これもタグ必要になりそうな予感。

・特殊型猫アレルギー
猫のアレルギーの追加。
実際にはありません。

・エバラード(原作変更)
特殊型猫アレルギーの一人。
歴代の校長らしい(作者はそこまで知らない)

・不思議っ子 ルーナ
作者は思うんです。
作品には1人くらいは、不思議っ子がいると思うんですよね。

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