【本編完結】ハリーポッターと転生した猫   作:響緑

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遅れてすんまんそん。
超がつくくらい忙しくて投稿できませんでした。
そして眠い(サッカーの見過ぎ)。

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おい、サブタイトルネタバレするなよ!

サブタイトル「だか断る。」

作者「(´・ω・`)」


ダンブルドア死す!ゆかりんの計画とは

あれから三ヶ月が過ぎた。

 

「よし、これでいいわね。」

 

「私の方も終わったよ。」

 

紫さんから連絡がきた。

全員分の記憶操作と蛇の寿命の操作、及びハリーの中にあるヴォルデモートの一部の撤去が、完了したとのこと。

校長室へと訪れた。

 

「ダンブルドアさん、ハリーの分霊箱をなくしました。」

 

「・・・それはどう言うことじゃ?あれを引き離すことなど出来ないと思うんじゃが・・・」

 

「詳しいことは後で紫さんにでも聞いてください。」

 

「ふぉふぉふぉ。梨花よ、これからどうする。」

 

「壊してもハリー自身にはなんともならないので、破壊しておきたいですね。分霊箱はどうしたんですか?」

 

「わしが壊しておいた。」

 

なんて分かりきった嘘なんかつくのだろう。

 

「嘘言ってもばれますよ?ハリーの体調を変えるものを、貴方が壊すわけないじゃないですか。」

 

「そうじゃったの。こればかりはわしがしよう。君ばかりに任せては、わしの立つ瀬がないからの。」

 

少し不安は残ったが、ここはダンブルドアに任せよう。

少しは人を信頼しなくては・・・

 

 

(ダンブルドア視点)

 

「八雲 紫。お主は何故この世界に干渉する。」

 

「あら、つれないことを言うのね。面白そうだからよ。」

 

面白そうか。

その為だけに、この世界にやって来たと言うのだろうか。

いや、違う。

狙いはわしの他に姿を見せたあの二人じゃろう。

 

「それで、わしを殺すのじゃな?君のことじゃ分かっておる。」

 

少し意外そうな顔をしている。

 

「そうね、貴方には死んでもらうわ。私は直接手を下すわけじゃないけど・・・貴方は私を知りすぎた。」

 

やはりか、君は知ってはならない存在ってわけじゃな。

何処かの神か、それと同等の存在なんだろう。

 

「ふぉふぉふぉ、そうか。ならば遺書でも記そうかの。」

 

「ポジティブね。」

 

「元からじゃよ。」

 

end

 

あれから更に数日が過ぎた。

ダンブルドアから分霊箱の破壊完了の知らせと、紫から蛇の死亡を聞かされた。

これで残す分霊箱は、ヴォルデモート本人のみとなったわけだ。

 

「闇の帝王も今頃焦っているに違いないわ。何か行動を起こすに違いない。」

 

「それに関しては、私も同意見よお姉ちゃん。なるべく早く決着をつけようとするんじゃないかしら?」

 

確かに・・・

ヴォルデモートは、ハリーを殺そうとするかも知れない。

ここはホグワーツ城に戻るべきだろうか?

いや、戻らない方がいい。

私が行ってしまえば、更にホグワーツ城が狙われてしまう。

ことの成り行きを見守ろう。

 

「ご主人様、新聞紙取って来たよ。」

 

「ありがとう、お燐。」

 

新聞紙を持ってきてくれたお燐に感謝し、撫でてあげる。

しかし、その手はすぐに止まった。

 

“ホグワーツ校長ダンブルドア死す⁉︎魔法界が揺らぐ‼︎”

 

「ダンブルドアが、死んだ?」

 

あり得ない。

あり得るはずがない。

 

「嘘だよね?お姉ちゃん。」

 

「分からないわ、でも・・・悪い予感がするわ。こいし、行くわよ。」

 

「分かった、お姉ちゃん。あれでいくの?」

 

「えぇ。演技は得意でしょ?」

 

「任せて。」

 

 

 

ダンブルドアの死亡が新聞に出た二日後。

私とこいしはホグワーツ城に辿り着いた。

 

「ミス・笹倉、わざわざ遠い所から・・・」

 

「お久しぶりです、ミネルバ先生とポンフリー先生。お元気そうで何よりです。遅れてすみません。」

 

「仕方ないことです。その子は?」

 

私の後ろで隠れているこいしのことだ。

こいしに気づいたミネルバ先生は、口を開く。

 

「もしかして後ろの子は、ミス・コンスィーでは?」

 

「コンスィー?私、クレア。よろしくね、おばちゃん。」

 

「おば、おばちゃん・・・」

 

ミネルバ先生の顔が一瞬引きつった。

こいしもミネルバ先生をおばちゃんと呼ぶなんて、凄いことを言いますね。

 

「ミネルバ先生すみません。この子かなり重い記憶障害で過去のことはあまり覚えていないんです。」

 

ポンフリーがハッとして呟いた。

 

「もしかして・・・」

 

「そうですね。父の死によって、精神的に記憶を消しているのもしれません。名前と年齢、私のことだけ覚えていました。」

 

「何故日本に?聖マンゴ魔法疾患傷害病院にいたのではないですか?」

 

「私に会うために病院を抜け出したらしいです。どうやって来たかは分かっていません。」

 

これが私達が考えたシナリオである。

ちなみに聖マンゴ魔法疾患傷害病院には、クレア・コンスィーの患者名簿がちゃんとある。

暫く話した後、墓石の前で手を合わせ目を閉じる。

“後は私達に任せて下さい。”

すると、死んだ時に見た駅のプラットホームが現れた。

そこにはダンブルドアがいた。

 

「梨花、君はこの時代の人間じゃ無いんじゃな?」

 

いきなり本題ですか。

 

「そうですね、ダンブルドア校長。私は今から多分5年後の未来に猫を庇って死にます。そこに貴方がやって来て、この世界に連れて来てくれます。」

 

納得したように、髭を弄る。

 

「なるほどの。笹倉夏実による時間操作と、エニウル・ブラックの魔法生物除けの防御術のせいで見つからないわけじゃ。お主はハリーの二つ上で生まれながら、この時代は飛ばされた時間なんじゃろう。」

 

「薄々は感じていました。幼い時の記憶はすごく曖昧で、時代が飛んだように思ってました。」

 

「さて、本来の君を見つける旅にでも出ようかの。校長、任せたからの。」

 

「はい、わかりまし・・・へ?」

 

ふと目が開くと、ベットで寝ていた。

 

「お姉ちゃん、よかった。お参りしてたら倒れたの。」

 

小声で話しかける。

 

『こいし、演技は忘れていない?』

 

『一瞬忘れかけたけど、忘れてないよ。』

 

それはよかった。

ミネルバ先生が気づきこちらを覗く。

 

「ミス・笹倉。大事なお話があります。校長を引き継いでくれませんか?」

 

「遺言ですか?」

 

「えぇ。」

 

かなり用意周到なことを・・・

 

「私よりミネルバ先生の方が適任です。」

 

「そう言うと思いました。ダンブルドア校長も考えていたみたいです・・・が、校長と寮監を掛け持ちは厳しいので、寮監を任せてもいいですか?」

 

「それくらいなら大丈夫です、任せてください。」

 

こうして二度目となる教師生活をすることになったのだ。

 

 

翌日。

私は日本魔法省から派遣されたと言う形で紹介された。

私を知る者は暖かい拍手で向かい入れた。

 

「ミス・笹倉は私の代わりにグリフィンドール寮監と変身術に着いてもらうことが決定してます。何か一言を。」

 

「笹倉梨花です。生徒は平等に加点や減点をして行くので、覚悟して下さい。分からないことがあれば、いつでも聞きに来て下さいね?」

 

こうして私は、二度目となる教師生活を送ることになった。

食事が終わるといの一番に来たのは、ネビルだった。

 

「久しぶりね、ネビル。学校生活はどうかしら?」

 

「充実しているよ。」

 

ちょっと赤くなるネビル。

 

「ただいまのキスはしないのかしら?」

 

ちょっとからかってみる。

すると、ネビルは近づき唇にキスをした。

 

「おかえり。」

 

なんで平然とやるのよ。

かなり顔が赤くなるのが分かる。

 

「昔のままじゃないのは、僕も変わるんだよ。」

 

以前の彼ならこんなことをしなかったことを、平然とやってのけたのだ。

 

「あ、明日の準備もあるから今日は帰りなさい。」

 

「分かったよ。」

 

ばたん

 

・・・

・・・・・

 

・・・ネビルも成長したわね。

じゃなくて‼︎

もっとしっかりとファーストキスをしたかったな〜。

1秒にもみたなかったが、凄く長く感じた。

もしかして誰かが化けている?

いや、それはない。

ポリジュース薬なら定期的に飲まないといけない訳だし、変身呪文はかなりの確率で見分けることができる自信がある。

本当に変わったのね、ネビル。




備考
・ゆかりん神
神ではなく創設者であるが、似たようなものでしょ(焦)

・ダンブルドア死亡(原作変更)
死ぬ時期を少しばかり早めました。
原因は紫の事を知り過ぎた、ただそれだけ。

・ミネルバ、おばちゃん呼び
え、演技の為とは言え、やり過ぎた感は否めない。
後悔はしている。

・ダンブルドア、旅に出る
一話と繋げるようにプラットホールでのお別れ。

・二回目の教師生活
こんなつもりはなかったんだけどなー。
当初の予定では、教師ではなく校長(笑)となるつもりでしたが・・・

・ネビルの成長
映画を見直して、ネビルがかっこよくなっていて驚きました。
これはこれでありかもしれないですね。

次回は時間通りに出されるよう気をつけますσ^_^;
さてさて、あと数話で終わりがみえてきた。

友達「IFストーリーを期待しているぞ。」

友人「ヴォルデモート側についた話とか考えているんだろう?」

作者「や、やめて‼︎I考える時間がないよ。」

友達「僕アカやめればいいじゃねぇか。」

作者「ゔっ、それも・・・そうなんだけど・・・」

気が向いたら書くかも知れませんが、IFストーリーは書かないかも知れないです。


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