【本編完結】ハリーポッターと転生した猫   作:響緑

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さがそうぜ! ド◯ゴンボール。
現代にあったら、貴方は何を望みますか?
私は任天堂スイッチが欲しいです。
それでマリオオデッセイをするんだ〜。


・・・
・・・・・

本編と関係すらない(;´Д`A


探し出せ!スリザリンのロケット

しかしダンブルドアの姿はなく、ペットであるフォークスしかいなかった。

 

【飼い主は?】

 

【暫くすれば帰ってくる。】

 

暫く待つと、ダンブルドアが指を負傷した状態でやってきた。

 

「わしとしたことが・・・」

 

まだ私達の存在には気付いてないらしい。

 

「“油断しておった”ですか。蘇りの石に魅入られて、指にはめたんですね。油断でもなんでもないじゃないですか?」

 

私の発言でようやく気付いたようだ。

私は指に応急手当を施すことにした。

 

「おー帰っておったか。二匹ほど増えておるが・・・」

 

「コンスィーがペットにしたのよ。」

 

納得した様に軽く頷く、ダンブルドア。

続けざまにコンスィーが質問する。

 

「おじちゃんおじちゃん。R・A・Bって何だと思う?」

 

「どうゆうことじゃ?」

 

「スリザリンのロケットを盗んだ人?か暗号か。もしかしたら教え子なのかもって思って・・・」

 

そう言うとダンブルドアはある一冊の本を出してきた。

その本は一年程前に見た、私の父が映っている卒業写真だとすぐに分かった。

 

「梨花の父の卒業写真じゃ。お主も見たじゃろ?この写真。奴は頭が歴代で一番悪くての、二回も留年したんじゃ。」

 

よほどなことがない限り留年しない魔法学校で、二回も留年したんだ。

そんな人が、魔法省を驚かせる魔法を作り出すのだから、バカと天才は紙一重なんだろう。

 

ペラ

 

ペラ

 

「おー、あったあった。多分じゃが、R・A・Bと言う奴はこいつで間違いないじゃろ。」

 

名前はレギュラス・アークタルス・ブラック。

確かにR・A・Bだ。

と言うことは、シリウスの家に存在していることになるかな?

よし、次はシリウスの家に向かうとしよう。

 

「お燐お燐、ご主人様と話しているあの人誰?」

 

「あの方を知らないの?アルバス・ダンブルドアだよ?」

 

「アノバス・ダンベルドア?変な名前だね。」

 

お空ちょっと惜しい。

いや、惜しくもなんともないけれど・・・

 

「ふぉふぉ。アノバス・ダンベルドアとは、面白い名前じゃの。」

 

ダンブルドアさんも乗らないで下さい。

 

「一応、応急手当はしましたが、ポンフリーかスティーブ先生に見て貰って下さいね。」

 

報告を終え、四人はシリウスの家に向かった。

 

 

 

無事シリウスの家に忍びこんだ私達は、クリーチャーに遭遇した。

遭遇した時は驚きの顔をした。

 

「貴方がクリーチャーね、レギュラス・アークタルス・ブラックが持って帰ったスリザリンのロケットはどこに隠したのかしら?」

 

「おー、お嬢様方。私はその様な者は見たことがありません。」

 

[何故それを∑(゚Д゚)屋根裏部屋には行かせない。]

 

「そう、屋根裏部屋に置いてあるのね。」

 

[‼︎まさかその目は・・・悟りの目では?]

 

「そうよ、これは悟りの目って言われているアイテムに違いないわ。」

 

クリーチャーも知っている様に頷いた。

なんでも、レギュラスも持っていた様だ。

 

「案内しましょう。」

 

二人とも三匹は屋根裏部屋へと赴いた。

 

「なんと・・・‼︎」

 

「うにゅ?なんか整理されてないね。」

 

「違うよ、荒されたんだよ。」

 

屋根裏部屋は嵐がきたかの如く物が散乱していた。

 

「じゃ、私が。元あった場所に戻れ“イディ オリジナリ ロケショナリ ナットゥ”。」

 

コンスィーが唱えると、散らばった物が整理整頓されていく。

クリーチャーはスリザリンのロケットがあった場所で、呆然と立っていた。

 

「な、なんということか。これでは、主人に顔向け出来ない。」

 

ん?

人形があるわね。

そうだ。

最近身につけた能力が役に立つわね。

 

「貴方が見ていた記憶を私に見せて頂戴?メモリージャック」

 

この能力は話すことの出来ない人形など、目がある物が見た記憶をその目を通して見ることが可能。

サードアイの応用して編み出した技と言ってもいいかな?

でもこの技は、二ヶ月前までしか見れないのが難点だけど・・・(今現在)

 

 

 

記憶を見てみると、一ヶ月前ある男性がスリザリンのロケットを盗む姿が鮮明に映っていた。

現れた者に私は見覚えがあった。

不死鳥の騎士団のメンバーにいた、マンダンガス・フレッチャーだった。

 

「ちっ。金になりそうなもんがこれしかねぇ。仕方ねぇ、これでも盗んでおくか。」

 

 

 

これがこの子が見た最後の記憶。

その後は小さな風をおこし、部屋をぐちゃぐちゃにしてそこから先は地面しか映っていなかった。

 

「厄介ね。」

 

そう、厄介なのだ。

私は不死鳥の騎士団で、数回に渡り顔を合わせている。

そのため、日本にいることになっている私が取りに行くとなると、問題が生じる。

お空とお燐は人間化にはなれるけど、羽や耳を隠せないのは問題だ。

 

「お姉ちゃん、お姉ちゃん。」

 

「何かしら?」

 

「泥棒したのは誰だったの?」

 

「不死鳥の騎士団のメンバーにいた、マンダンガス・フレッチャーという男よ。」

 

「ハゲのヒゲあり、酒飲んだみたいに赤いおっちゃん?」

 

へ?

コンスィーは一度もあったことが無いはず。

なんで知っているのだろう。

 

「二週間前だったかな?その人とピンクのおばさんが物々交換している所を見たよ?」

 

ピンクのおばさんって、もしかして・・・ガマガエル?

あんなミンチになっていたのに、復活していたんだ;^_^A

これで楽して盗めそうだ。

 

「コンスィー、そのおばさんから盗めそう?」

 

「任せて‼︎」

 

そう言うと、存在が消えた。

自分の能力をうまいこと扱えているね。

 

 

(コンスィー視点)

 

今私は魔法省に赴いているの。

職員が沢山いるね。

やっぱりこれが本来の姿なんだろうね。

 

「おい、聞いたか?アンブリッジ裁判員が裁判長になるって話。」

 

「聞いた聞いた、裁判長が杖を盗んだ疑いがかかって処罰されたらしいね。」

 

アンブリッジ?

何処かで聞いた名前、誰だったっけ?

 

・・・

 

無意識の赴くまま歩くと、誰かの私室だと思わしき所に辿り着いた。

ピンクのソファー、ピンクの絨毯、ピンクの棚・・・

元々あった物以外はピンク色。

この部屋、少し前に見たことがあるような・・・

 

「あら?鍵かけ忘れたのかしら?」

 

入ってきたのはピンクのおばちゃん、そっかアンブリッジってガマガエルのことだった。

首にはネックレス的にかかってはいたけど、多分だけどあれがスリザリンのロケットかな?

これはあの商品が使えるかも。

WWWにて販売されているリプライスハンド。

この商品の凄い所は、掴み手の所で掴んだ物を別の物へ入れ替えることが出来るユニークな商品。

例えば忘れ物などを思い浮かべ、石など掴める物を掴むと忘れた忘れ物と変わるの。

相手の物を盗む時でも使え、10分間位は盗まれたことに気付かないというイタズラ商品でもあるの。

盗み目的で使うとサイレンがなる仕組みだ。

欠点として、1kg以上の物及び人は呼び寄せることは不可能らしいけれど、いい商品だね。

盗むなら今ね。

 

・・・

・・・・・

 

成功(^∇^)

ちなみに変えて首につけたのは、R・A・Bが置いていった偽物。

お姉ちゃんの所に戻ろう。

 

end

 

 

「お姉ちゃん、帰ってきたよ。」

 

手にネックレス的な物を持って帰ってきた。

蛇語で話すと開いた。

 

「お疲れ様、校長の所に行くわよ。」

 

「分かった。」

 

校長室に姿現しをすると、前回とは違い椅子に座っていた。

 

「ご苦労じゃった、残るは2個じゃな。」

 

「そういえばハリーには伝えたんですか?」

 

「いや、まだじゃ。話す機会は伺ってはおるが、中々話せなくての。」

 

その調子だと、ハリーには私から伝えないといけなくなりそうね。

 

「そ、そういえばあの二匹はどこにおるんじゃ?」

 

話を変えるために振ったよね?

それ。

 

「三匹と一緒に遊んでいるわ。それなりに仲良さそうね。」

 

会って数分もしないうちに打ち解けてしまった。

私の努力は一体?

 

「次は何を狙うじゃ?」

 

『そうね、近場のカップを狙うつもりよ。』

 

「酒場でカップを割るじゃな。」

 

「違うよ、風呂場でカップを壊すんだよ。」

 

「・・・日本語で内緒話をするのは、まだまだ先になりそうね。」

 

小さく呟いた声は、二人の笑い声によって消えていった。

さてと、グリンゴッツ魔法銀行に向かうとするか。

その時気づいていればよかった。

何故か学校にいたマルフォイに聞かれていたことを・・・

 

「報告すべきだな。」




備考
・アノバス・ダンベルドア
ダンブルドアのこと。
お空が聞き間違えただけ。

・イディ オリジナリ ロケショナリ ナットゥ
オリジナル魔法:元あった場所に戻れ。
これがやりたくて、翻訳機を買った。
後悔はいっぱいある(予想以上に高かった)。

・メモリージャック
人形の見た光景を見ることができる。
アリスもできるのかな?

・リプライスハンド(オリジナル)
本編通りのことができます。
だだし悪用をしようとすると、警官が現れる。
なぜそうなるかは、本人達も知らない。

・聞き耳するマルフォイ
なぜそこにいる‼︎
それは次回以降に・・・

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