【本編完結】ハリーポッターと転生した猫   作:響緑

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何に驚いたのでしょうか?
読んで見てのお楽しみです。

あ‼︎
忘れていた。
HAPPY NEW YEAR

遅いって?
今年初投稿だし、別にいいじゃんo(`ω´ )o

では本編へ‼︎


主人公、驚く

新年初めの日、ハリー達が部屋を尋ねてきた。

 

「閉心術のコツ?」

 

「きっとスネイプは、ハリーに“閉心術”を身に付けさせる気がないんだわ。だって、やり方が悪辣過ぎるもの。」

 

ハーマイオニーがスネイプのことを酷評するので、どのような訓練方法をしているのか聞いてみたところ、ハリーに碌な説明もしないで、一方的に、ハリーが覗かれたくない心を覗かれているとのことだ。

ハーマイオニーはもっと理論だとかコツだとか、説明をきちんとするべきだと主張している。

 

「・・・分かったわ。この後授業は?」

 

「ない。」

 

「そう。まず大切なのは、覗き込まれたくないと思うことかしら?例えば部屋に隠してあるお金のありかとか、人に見られてはいけないものを見せたくないと思うの。ここまではわかる?」

 

3人が頷く。

 

「これらを一箇所に集めて、壁を作るイメージよ。」

 

私は飾りの目を閉じる。

 

「レジリメンス。」

 

3人の心の中を見る。

 

「ハーマイオニー、その場所はすぐにバレるわ。変えた方がいいわね。ロン、モリーさんに怒られるからと言って答案を隠したらもっと怒られるわ。ハリー、アンブリッジ先生に言われたのに箒に乗っているの?ますますダンブルドア先生を苦しめることになるわよ?」

 

「へ?」

 

ロンがきょとんとした顔をしている。

 

「覗かれたように思わなかったでしょ?」

 

「えぇ。威圧感がありませんでした。」

 

ハーマイオニーが感想を述べる。

 

「私はまだまだド下手よ。では、ここで質問です。スネイプ先生は威圧感たっぷりなのは何故だかわかる?」

 

「それは・・・僕のことが嫌いだから・・・」

 

「ミスター・ポッター、不正解。ド下手な私でさえ気づかない物を気づかせる為、わざと威圧感たっぷりでやっているの。分からなければ、防ぎようもないし防がれないからね。スネイプ先生は間違えたことはしていないし、やってないよ。」

 

ハリーとロンは、うーんと唸る。

 

「暫くはスネイプ先生に習いなさい。私がやってもいいけれど、やることは決して変わらないわ。」

 

3人は部屋を後にする。

ヴォルデモートがハリーに開心術を使っていると、ダンブルドアから聞いた。

かなりの遠くから何故、開心術が成功するのかは不明のままだ。

おそらくハリーが1才の時、何かしらのことが起きた。

そう考えた方がいいのかもしれない。

 

 

 

DAの方は順調そのものだった。

ほとんどが基礎体力UP時に息切れしなくなったし、防衛で役立つ術はほぼ終わった。

これを開いてよかった。

・・・そう思っていた。

ある日の集まり、私は仕事が重なり行くことができなかった。

そこで事件がおきた。

ガマガエルにバレてしまったことだ。

ハリー達はすぐに校長室へ呼ばれ、私も呼ばれた。

用事を済ませて校長室へ入っていくと、ファッジ大臣もいるようだ。

話は大分進んでいるようで・・・

 

「コーネリウス、DAがなんの略かご存知かの?」

 

ダンブルドアが話し始めていた。

それを聞いた時、私は頼まれた1つが今始まるのが今だと確信した。

 

「・・・なんの話だ。DAがなんだと言うんだ。」

 

ファッジ大臣は迫ってきたダンブルドアから1歩退いた。

ダンブルドアは微笑んだまま、ファッジ大臣に告げる。

 

「ダンブルドア軍の略じゃよ。」

 

ファッジ大臣に電流走った様な顔をした。

ぎょっとなって後退りし、短い悲鳴をあげダンブルドアを見た。

 

「・・・貴方が?」

 

「そうじゃ。」

 

「貴方がこれを組織した?」

 

「いかにも。」

 

「貴方が生徒を集めて、貴方の軍隊を?」

 

「おお、そうじゃとも。コーネリウス。全てわしが計画したことじゃよ。」

 

ダンブルドアはそう言い切った。

続けてこう言った。

 

「校長を辞める前に1つ言っておこうかの。校長の座を梨花先生に任せよう。」

 

へ?

話が違うんですが・・・

 

 

回想

 

[まず始めに、わしに何かあった時の話じゃ。これは亡くなったとかではなく、解任された時だと思ってくれ。アンブリッジは何か見つけ次第、わしを解任するじゃろ。その時はミネルバに校長の職に付かせようと思っておる。君には副校長の座を就いて貰いたい。無理には言わないが頼めるか?]

 

「私は大丈夫です。しかし、そうなってくるとミネルバ先生の授業はどうするのでしょう?校長が教えていいのでしょうか?」

 

[そこは考えておる。すでにオッケーをもらえそうな者もおる。大丈夫じゃ。]

 

「それならいいのですが・・・」

 

end

 

 

何処で私に変わったのか、ダンブルドアの心を見ると“分霊箱を探すのに丁度いい”と考えていた。

分霊箱が何なのか、少し調べて見る必要がありそうだ。

 

「貴方は私を陥れようとしていたのだな!」

 

「その通りじゃ。」

 

ダンブルドアは朗らかに言い返した。

ファッジ大臣はダンブルドアを見ると、恐怖と喜びが入り混じったような顔をして軽く笑う。

 

「ウィーズリー!今のを全部書き取ったか?ダンブルドアの告白を、一語一句。」

 

「はい、閣下。大丈夫です。」

 

パーシーは待ってましたと言わんばかりに答えた。

 

「すぐさま日刊予言者新聞に送れ!・・・さてさてダンブルドア。お前をこれから魔法省に連行する。そこで正式に起訴されアズカバンに送られるのだ。」

 

「残念じゃがコーネリウス。わしはびっくりワクワク脱出ゲームを楽しんでいる時間など無いのじゃ。ということで失礼させてもらおうかの。」

 

「お前はたった1人で私たち4人を相手にする気かね? え?ダンブルドア。」

 

「いやまさか。貴方が愚かにも無理やり、そうさせるなら別じゃが。」

 

「そのまさかだ‼︎ドーリッシュ、シャックルボル‼︎かかれ‼︎」

 

すると次の瞬間、ダンブルドアはフォークスを掴み姿を消した。

フォークスを使った姿現しか何かだろう。

辺りには静けさが響く。

スネイプが入ってきたことにより、パーシーが発言する。

 

「君が梨花だね。何故ダンブルドアは君を選らんだ?」

 

「それはわかりません。・・・が、選ばれた以上やり遂げるつもりです。」

 

「あんなの無効だ‼︎こんな人事異動は認めん‼︎」

 

ファッジ大臣が吼える。

 

「それはどうでしょう。」

 

「なんだ、スネイプ‼︎私に楯突くつもりか‼︎」

 

「この手紙を梨花先生にあげるよう言われている。」

 

私はスネイプからその手紙を受け取る。

 

「私、アルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドアは、何かしらのことで校長の座を降りた際、笹倉 梨花に校長の候補者にすることをここに示す。」

 

その後に日付や何やら書いてある。

書いた日は1月の始め。

こうなることを分かっていたかのような気配りだ。

 

「準備のいいジジイだ。ウィーズリー帰るぞ!」

 

「あ、はい!」

 

はあ、どうしようか・・・。

と言うか私に校長の座が務まるとは思えない。

今すぐにでも譲りたい気持ちで一杯だ。

 

「我輩としては、ダンブルドアが決定したことには従うつもりだ。もって、貴様の下に付くつもりはない。我輩は我輩が思った道を行くまでだ。」

 

なにこのツンデレ、かわいい。

それにしても校長って何をしているのだろうか。

 

 

(ダンブルドア視点)

 

「貴方はその選択をしたのね。」

 

話しかけてきたのは、謎の女性。

初めて会ったのは、去年の年初めの時。

何食わぬ顔で寛いでいた。

フォークスが敵対していないことを見ると、悪い奴ではないのだろう。

いつも上半身しか出ていないから、守護霊か何かだろう。

 

「貴方のその選択により、少しばかり未来が変わるわ。」

 

「君は占い師か何かかの?」

 

「私は理想を作っているただの旅人よ。また会えたら会いましょ?」

 

彼女はふっと消えた。

彼女は何を知っていて、何者なのかわからない。

じゃが、わしはわしができることをやるだけだ。

ヴォルデモートよ、分霊箱は壊させて頂く。




備考
・ハリーについて考察
結果を知らないからこそ、色んな事を考えられる。
知っていたらまた別の展開になるのだろうな〜。

友人「ほう、書くのかそれを・・・」

作者「やめて!もう作者のライフは0よ!」


・校長になりました(原作変更)
多分ハリポタ初の、主人公が校長になる話です。
新しいことに手を出す=作者の首を絞める=作者ってドM?
いや、そんなことは無いはず・・・(多分)
本来はミネルバが校長で、主人公は副校長でした(お正月までは・・・そうでした)。

・ツンデレ(?)スネイプ
これはツンデレなのだろうか?
ちょっと自信がない;^_^A

・紫とダンブルドア
ダンブルドアは守護霊だと思っていて、使い主が占い師だと思っています。
紫は面白いおもちゃとしか思っていません(笑)

後お気に入り200突破‼︎
本当にありがとうございます。
これからも頑張っていきます。

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