嫌いな人は飛ばして下さい。
明日5時起きなのに、何しているんだろう。
ほんと。
よしお年を。
ハグリッドが帰って来た。
ハグリッドには用がある為、ハリー達と一緒に行くことになった。
小屋に入るとハグリッドがいた。
そこら中に怪我をしている姿を見た時、私以外がびっくり顔だ。
「そんな姿で仕事する気?エピスキー。」
人間相手は始めてだったが、傷は癒えたようだ。
「すまねえ。」
その後を幾つか話をしていると、忘れかけていたあの人がやって来た。
奴には72通りの名前があるからな。
何て呼べば・・・
確か最初に会った時は、ガマガエル。
ハリー達に隠れるように促す。
ハリー達は理解したように、透明マントを被る。
私は3人分の紅茶を消す。
「貴方がハグリッド?」
「そうじゃが、失礼だとは思うが・・・いったいお前さんは誰ですかい?」
「私はドローレス・アンブリッジです。」
ガマガエルは、私がいるのを確認するとビクッとなった。
まだ後遺症は残っているようだ。
「なんで貴方がここにいるの?」
「授業がどこまで進んでいるかを、話に来ただけですよ。悪いですか?」
「悪くは・・・ないですが。」
「ドローレス・アンブリッジ・・・魔法省の人だと思ったが。あんたファッジのところで仕事をしてなさらんか?」
「大臣の上級次官でした。今は闇の魔術に対する防衛術の教師です。」
「そいつは豪気なもんだ。今じゃあの職に就く奴ぁあんまりいねえ。」
ハグリッドは感心したようにガマガエルを見ると、ハグリッド自身も椅子に腰をかける。
「それに、ホグワーツの高等尋問官です。」
「そりゃ何ですかい?」
ハグリッドには聞きなれない役職だろうな。
「私としては、何故貴方が今までいなかったのかが気になりますね。学校は2カ月前に始まっています。貴方の授業は、梨花先生が代わりに教えるしかありませんでしたよ。一体どこで何をしていたの?」
「あー、俺ぁ・・・健康上の理由で休んでた。」
「健康上の?」
「あぁ、動けるほどには回復したので、戻ってきたっちゅうわけです。」
「そうですか。」
「そうとも。」
ガマガエルは何かを値踏みするようにハグリッドを見ると、用は済んだと言わんばかりに椅子から立ち上がる。
「大臣には貴方が遅れて戻ったことは報告します。」
「ああ。」
「それに、高等尋問官として残念ながら私には同僚の先生方を査察するという、義務があるということを認識していただきましょう。ですから、近いうちにまた貴方にお会いすることになると申し上げておきます。」
ガマガエルはそう言うと、ドアの方へ歩き出す。
「お前さんが俺たちを査察?」
「ええ、そうですよ。魔法省は教師として不適切な者を取り除く覚悟です。では・・・」
そう言い残しガマガエルは小屋を出ていった。
私はガマガエルが城の方へと帰ったのを確認すると、3人に合図を送る。
「査察だと?あいつが?」
ハグリッドが唖然とした。
「そうなんだ。もう殆どの先生が査察を受けてる。」
ハリーは透明マントを片付けながら、ハグリッドに言った。
「授業でどんなものを教えるつもり?」
ハーマイオニーが恐る恐る聞く。
ハグリッドはその言葉に嬉しそうに答えた。
「おう、心配するな。いくつか取っておいた動物がおる。まあ見てろ、特別の特別だ。」
「どんなふうに特別なの?」
「教えねえ。びっくりさせたいからな。」
ハーマイオニーは遠回しに言っても通じないと判断したのか、切り口をかえた。
「ねえ、ハグリッド。アンブリッジは貴方があんまり危険なものを授業に連れてきたら、絶対に気に入らないと思う。」
「危険?馬鹿言え。お前たちに危険なもんなぞ連れてこねぇぞ!少し噛むかもしれんが・・・」
これはハーマイオニーの説得は、無理なパターンの奴だ。
「ハグリッド、アンブリッジの査察に合格しなきゃならないのよ。そのためにはポーロックの世話の仕方とか、ナールとハリネズミの見分け方とか、そういうのを教えているところを見せた方が絶対いいの。」
ハーマイオニーはハグリッドに訴える。
「それじゃあ面白くもなんともねえ。俺の持ってるのは、もっとすごいぞ。何年もかけて育ててきたんだ。イギリスで飼育に成功してるのは俺ぐれぇだな。」
「アンブリッジ先生は、ダンブルドア先生に近い先生方を追い出す口実を探しているの。頼むからふくろうに出てくるようなつまらないものを教えて頂戴。」
ハーマイオニーは必死に訴えるが、ハグリッドは聞く耳持たずだ。
大あくびをして、暖炉の火を弱くしはじめる。
「ハグリッドがどんな魔法動物を教えるかは、分からないけれど全ての人が見えるものにしなさいよ?見えなきゃ授業が成り立たないわよ?」
ハグリッドは驚きの顔をした。
それはそうだ。
出そうとしているのはセストラルだからね。
・
・・・
・・・・・
結局、ガマガエルが偵察した時にやったのは、地味でつまらない授業だったそうな。
○
アーサーが倒れた。
その知らせを受けたのは、クリスマスも近い日だった。
このことは、ダンブルドアとミネルバさんに任せよう。
部外者である私が、動揺しているような素振りを見せてはならない。
それと今、やらないといけないことがある。
『美味しいわね、この紅茶。』
金色のロングヘアーを幾つかに分けて編み、紫一色のワンピースを着て、薄くピンクに染まった傘をさし、不思議なことに上半身のみ出した状況で寛いでいた。
下半身は何やら奇妙なものの中に入っている。
『自己紹介させて頂くわね。現実と理想の隙間妖怪、八雲紫よ☆〜(ゝ。∂)』
少しウザい。
いや、ウザい。
『それで、何が目的ですか?』
『いきなり、本題ね。そうね・・・私が考えている理想郷の住人になってもらいたくて、声を掛けたのよ笹倉 梨花さん。・・・いいえ、クルックシャンクスちゃんと言った方がいいかしら?』
(魔法の方の)開心術は見事に防がれた。
少し前から見ていたのね。
『貴方の前に出たのは、今年が分岐点だと言うことよ。もし、悪の方に行けば世界は終わる未来。もし、善の方に行けば貴方の終わる未来。とても残酷な世界ね、ここは。』
確かにそうだ。
進んでも戻っても、この世界の運命は私にかかっているような言い回しだからだ。
『なら、私は私自身と世界を守る未来を作るまでです。』
一瞬きょとんとするものの、すぐに扇子で口元を隠した。
『ふふふ、本当にそんな未来になるかしら?貴方がどんな選択をするのか・・・楽しみにしているわね。』
そう言うと奇妙なものの中へと消えていった。
(紫サイド)
理想郷に帰ってやること・・・それは。
『れ〜〜〜い〜〜〜か〜〜〜ち〜〜ゃ〜〜ん。』
完全に死角をついて抱きに行くこと。
貰った‼︎
『そぉい‼︎』
『ぎゃうん。』
登場した瞬間グーパンチで殴られる。
緊急回避しなければ、即死だった。
『おいおい
『うるさいわね
靈華と言われたのは、この
妖怪・人間関係なく拳で異変を解決する。
黒のロング、肩を少し出す巫女服を着ていた。
対して魅魔と呼ばれたのは、よく遊びに来る幽霊の一種。
緑髪のショートヘア、青の服が印象的で月の杖を持っている。
幽霊の特徴として足がない。
(出せることはだせるらしい。)
『そんな奴でも・・・』
魅魔にそんなことを言われるとは、思ってもいなかった。
どうしよう、泣きそう。
『あら、紫。帰って来ていたの?』
『チンキー、魅魔達が虐める〜。』
『あら、可哀想に。なでなでしてあげる。』
やっぱチンキーのなでなでは最高ね。
『神綺、紫を甘やかすなよ。ろくな大人にならんぞ?』
『そうなんだけどね〜。なんだか可愛いペットに見えて来てね〜。』
なでなでしてくれている人は、神綺。
気軽にここに来ているが、魔界の神だったりする。
サイドテールが特徴的で、この中では一番(胸囲が)小さい。
『で、どうだったんだい?最近、外の世界を見ているんだろ?面白い奴でもいたかい?』
『ええ、サードアイを持つ不思議な人間。今日はその子にあって来たわ。』
魅魔がほう〜、とつぶやく。
『どんな奴だろうが私の敵ではない。』
靈華はそういいながらお茶を飲み始じめた。
会えるといいわね。
備考
・彼女には・・・
突然のネタスタート。
ちなみに作者はそのゲームは知りません。
(元ネタ:イー○ック)
・アーサー怪我
主人公はいけませんでした。
・初対面
ここまで来て主人公と紫さんが対面します。
主人公の第一印象「うざくて嘘くさいおばさん」
・重要な選択を任される主人公
主人公が決めたことによってENDが変わります。
主人公が闇に堕ち、世界は終わりを迎えるBADEND。
主人公が戦い、ヴォルデモート共に死ぬノーマルEND。
主人公が戦い、ヴォルデモートを倒すHAPPYEND。
今は考えているのはその三択かな?
・靈華
先代巫女の名前。
格闘で戦い鎮圧して来たとされている巫女で、飛ぶ際は亀に乗る。
だが神社は妖怪が集まりやすい=人が来ない=賽銭箱は空。
・魅魔
魔理沙の師匠(?)的存在。
足はなく、幽霊の一種だと思われている。
・神綺
アリスの母親(?)的存在。
魔法界の神らしい。
と言うことで旧作から三人を出して見ました。
旧作についてはあまり記述がなく、書くのに苦労しました。
詳しくはググって下さい。
なんで書いたんだろう?