【本編完結】ハリーポッターと転生した猫   作:響緑

39 / 56
先週は出せずすみません。
忙し過ぎて、出せませんでした;^_^A
“2つ”ってなんでしょうかね?


2つ

「どうもクソウィーズリー双子。貴様等だけ人の5倍だ。覚悟しておけ。」

 

「は⁉︎」

 

「それはないぜ‼︎」

 

「先生にいちゃもんしたから、10倍。」

 

小さくなって始めての授業は、ウィーズリー双子がいる7年生だ。

この言い争いを他の人は暖かい目で見られている。

 

[可愛いな〜。]

 

[ロリっ子先生・・・ありだな。]

 

[梨花ちゃんをペロペロしたいな〜。]

 

前言撤回。

男子共は変態そのもの。

 

[可哀想。]

 

[梨花先生は梨花先生ね。]

 

[妹にしたいわ。]

 

女子は慰めの言葉が多いな。

(1人を除いて)

 

「男子生徒諸君、貴様等も宿題3倍。変なことを考えているんじゃない。」

 

そんなこんなで授業はワイワイした感じで終わった。

 

 

 

「成る程の〜。縮んでしまった原因は、ウィーズリー双子のせいじゃったか。」

 

「そうです。AB型G-BLOODと言うレアな血液が縮んだ原因だったと、ポンフリーが言っていました。」

 

[確か、別名は・・・]

 

「別名黄金血液ですね。」

 

ダンブルドアは少し渋い顔をした。

 

「心を読まんでくれんかの〜。」

 

「仕方ないです。この目が勝手に心を見てしまいますが、動物相手だと楽なので助かってます。」

 

[開いた原因は・・・]

 

「私も分かりません。今、ミス・コンスィーの父親が調べているようです。」

 

暫く考え、納得したようにうなづく。

 

「お主に任せたいことが2つある。読み取ってくれんかの?」

 

「はい、わかりました。」

 

 

 

ダンブルドアとの秘密の授業(?)を終え1週間後、コンスィーが私の自室を訪れた。

コンスィーも私と同じように、紐が体に邪魔にならないように巻きついていた。

 

「お姉ちゃん、一緒にお父さんの所に来て。」

 

「分かった。」

 

私は2人で電車に乗り込み、高級クィディッチ用品店へ訪れる。

店に入ると、奥から父親が出てきた。

 

「おかえり、クレア。」

 

「ただいま、パパ。この人がお姉ちゃんって言っている笹倉 梨花さんだよ。」

 

[お姉ちゃん?それにしては同学年のよう・・・]

 

「実験が失敗してこんななりになってしまいましたが、7才年上です。」

 

[‼︎]

 

「驚かないでパパ。この目が開いている時は、開心術を使っているのと同じなの。」

 

娘から説明を聞き、少し一安心した様子。

 

「私はロスベルク・コンスィーだ。先程はすまないね。早速だが、私が送ったそれについて説明する。“イールスターティオ-エイエ”と言って、悟りの目と訳するらしい。本来は閉心術の補佐的な魔法道具なのだが、私が君たちにあげた物は初期の物でね・・・その〜。」

 

「不具合が多く生じている問題商品。」

 

「ストレートで言えばそうだ。まさか娘にあげた物が初期の奴だったとは、思っても見なかった。」

 

そこで一旦お茶を飲む。

私も出されたお茶を飲む。

 

「梨花さん、今ならそれを外すことは可能だ。後1ヶ月もすれば、外すことは更に難しくなる。悟りの目をどうする?」

 

今なら外せるね。

でも私は・・・

 

「今更とっても話題になります。外せばこれに負けたことになってしまう。私はこのままで生活していくつもりです。」

 

「私もいいかな?みんなから可愛いって、思われているもん。」

 

「そうか・・・いいのだな2二人とも。それならわしは何もせん。何故目が開いてしまったのか、体に紐に付いてしまったのかについても報告する。目が開いた原因は黄金血液が原因だろう。同様に紐に関してもそうだと思っていいだろう。そんな不具合は調べても一切出てこなかった。」

 

「パパは知っていたんだね。」

 

「クレアが小さい時、大きな怪我をしてしまった時に医師に言われたよ。その時は少女の血液が一致したんだ。確か日本の子だったか?」

 

それってもしかして・・・

 

「3才の頃ですか?」

 

「・・・そうだが・・・」

 

と言うことは、あれは夢じゃなかったのか。

 

 

(回想)

 

私が小学6年生の時、献血車がやってきた。

私は興味本意で中に入り、血が少ない事実を知り献血をすることにした。

お母さんに報告したら、喜んでくれた。

しかし、その翌週ある手紙が届いた。

 

“笹倉 梨花様

この度は、献血をしていただきありがとうございます。貴方様はAB型G-BLOODと言う珍しい血液型だと分かりました。

追伸

この血液が必要な人がイギリスにいます。行ってくれませんか?”

 

『AB型G-BLOOD?ねぇねぇ、このG-BLOODって何?』

 

『ママもわからないわ。でも・・・』

 

すると母は、何処かに電話をかけ始めた。

何処だろう?

 

『じゃ、行こうか。』

 

そう言って腕を掴むと、周りがぐにゃんぐにゃんに揺れ始めた。

今思えば、あれは付き添い姿現しなのだろう。

着いたのは

 

『ホスピタル?』

 

『英語が読めるの?そうよホスピタル、病院よ。』

 

ローマ字読みが英語に近かったとも言えるけど・・・

中に入ると、看護師に連れられてある病室に連れられた。

そこには3才くらいの女の子がいた。

 

「Hi,That child is Claire,is not it?」

 

母が英語で父親と思わしき人に話しかける。

 

「That’s it.」

 

「I broght my child who can help her.」

 

母がそう言うと、私の方を見た。

 

「That child?」

 

「That’s right.」

 

その後の記憶は曖昧だ。

曖昧じゃなくなった時には日本にいた。

母に聞いたら、面白い夢だねと言われた。

 

end

 

 

私は昔クレアと会ったことがあり、更にはクレアに血が流れていることになる。

 

「クレアが何処かであったと思ったのは、私の血が流れているからだったのね。」

 

「それって・・・」

 

「思っていることで合っているわ。」

 

「もう少し調べてみようと思っている。それと・・・」

 

隣の部屋へと手招きされた。

クレアを残して隣の部屋に移動する。

 

「これはクレアには秘密にしておいてくれ。私は長くて後2年くらいの命だ。私が亡くなったら、クレアにこの手紙を渡してくれ。」

 

そう言って手紙を渡された。

私はその手紙を大事にしまう。

 

「クレアに言われても黙っていてくれ。・・・まあ、気づいておるかもしれんが・・・」

 

私達はロスベルクに別れを告げ、ホグワーツに帰る。

クレアは何も聞いて来なかった。

気づいていたのかな?

 

「コンスィー、今日はもう遅いわ。早く寮に戻りなさい。」

 

「梨花先生、一ついいですか?」

 

お姉ちゃんって呼ばないのは、重要なことなんだろう。

 

「何かな?」

 

「この目が開いてからはないけれど、気がついた時には何処かの部屋に入ったり、食べていたりすることがあるの。これってもしかして・・・」

 

「そのもしかしてかもね、私の血がその原因を作っているかもね。名前をつけるなら無意識かしら?」

 

納得した様にクレアは寮へと戻っていった。

しかし私は危機感を感じていた。

飾り目があるから、認識されている様なものだと考えられる。

もし、飾り目がなかったり壊れたりしたら・・・

能力が開花してしまう。

そんなことが無い様にしっかり守らないと・・・

 

 

数日後

ハリーがまたやらかしてしまった。

いや、正確にはハリーとウィーズリー双子なのだが・・・

スリザリンとの対戦後、マルフォイがウィーズリー一家やハリーの母を侮辱。

それに反応して3人でタコ殴りしてしまった。。

それを見たガマガエルが、3人を終身クィディッチ禁止令と判決した。

時間を戻そうにも、観客席(ガマガエルの斜め左前)にいたため無理。

結局、シーカーにジニーがやることになったらしい。

ハリー、あなたこの小説の主人公でしょ?

しっかりしなさいよ。

はあ。

私は疲れてしまった体を休めるため、自室へと帰ることにしよう。

そうしよう。




備考
・ロスベルク・コンスィー
クレアのお父さん。
高級クィディッチ用品店の店長。

・クレアとあったことがある
クレアにも少し笠倉の血が流れていることが判明。

・無意識
友人「まるで古○池こ○しじゃないか‼︎」

友達「無意識を操る程度の能力か、最強じゃねえか‼︎」

友人「それがどっこい、核融合を操る奴や死を操る奴なんかもういるんだぜ?」

友達「馬鹿げているぜ‼︎」

作者「小説から離れるから、それ以上はまた別の時に言って⁉︎」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。