【本編完結】ハリーポッターと転生した猫   作:響緑

23 / 56
遅れてすみません;^_^A
久しぶりの休日だった為、ゲームをしまくってました。
何か忘れていると思っていたら、投稿するのを忘れていた。
慌てて書いたから、誤字があるかもしれないことを先に謝っておきます。
いいサブタイトルが浮かばない;^_^A
後に変更するかも?

報告
お気に入りが120、UA15000近くまでいきました。
本当にありがとうございます。


魔法薬作り

試練発表の次の日から、魔法薬作りを再開した。

時にはネビルやハーマイオニーの知識を汲みとり、完成に近づいていく。

 

「これからの課題は、少なくとも半日持つようにすることね。あまり人前で飲むようなことは、ない方がいいし。」

 

「でも今の限界は3時間なんだよね?」

 

『今回の課題は迷路なんだし、下手したらそれ以上かかるわよね。入る前に荷物検査するから、持って行くことは出来ないしね。』

 

今日はネビル、ハーマイオニー以外に梨沙と健一も参加している。

健一は何やら考え込んだまま、動きがない。

 

『健一どうした?具合でも悪いのか?』

 

『いや・・・脱狼薬に使われようとしたけど、相性がダメだったから抜かれたと聞いたことがあったんだ。もしかしたら、その材料がいいかもしれないと思ってね。』

 

それは初耳だ。

もしかしたら、ハーマイオニーが知っているかも?

 

「ハーマイオニーは知っている?脱狼薬から弾かれた材料。」

 

「確か、エンスケ(しょう)の破片とウィザーエンスケの欠片だったような気がするけど・・・」

 

へ?

そんな生物いるの?

こういう時はポチだよね。

 

〔エンスケ匠とウィザーエンスケって?〕

 

〔知っておりますとも、お嬢。エンスケ匠はM.O.M.分類:XXXXで、エンスケというスケルトンと、爆発魔の(たくみ)の混合生物で違いないでしょう。弓の精度はかなり高く、100m離れていても6割を当て、近づいたら爆発をして玉砕を狙ってくる。対してウィザーエンスケはM.O.M.分類:XXXで、こちらもウィザーというドラゴンの一種とエンスケのスケルトンの混合生物で違いないでしょう。混乱状態と吐き気の弓を撃ってくる。人間とは友好的で、攻撃をしない限り攻撃はしないとされています。〕

 

どちらとも厄介そうだね。

手に入れることは難しいだろう。

どう入手しよう。

 

「ふぉふぉ、その2匹が必要なんじゃな。」

 

「そうなんです・・・よ。」

 

いきなりダンブルドアが現れたことに驚くネビル。

何しに来たのだろうか?

学校内は姿現しができないはずだよね?

 

「そんな君らにプレゼントじゃ。」

 

渡されたのは2つの卵。

どちらとも鶏の卵より若干大きく、白色と薄黒色をしていた。

 

「どちらとも後2日か3日で生まれるじゃろ。」

 

ダンブルドアがたんたんと話す。

もしかして、エンスケ匠とウィザーエンスケの卵?

 

「でも・・・その2匹って、魔法省が飼うこともましてや育てることも禁止して・・・」

 

ハーマイオニーが独り言を呟く。

軽く頷くダンブルドア。

 

「わしが渡したのは、()()の卵じゃ。この卵から産まれたのが何で、その生物はどういう生態をしているのか。これがわしから君達への宿題じゃ。危険のようならわしがなんとかしよう。」

 

つまり、ダンブルドアの独断で飼ってもいいらしい。

ダンブルドアが立ち去ると、梨沙が口を開いた。

 

「どう育てようかな?」

 

確かにそれはどうなんだろう。

 

〔ポチ、育て方とか分かる?〕

 

〔流石に専門外ですが、大抵の動物は始めてみたものを親と認識します。多分両方ともこの方式でしょう。〕

 

子は親をみて育つ。

さて、誰を親と見るのかな?

 

 

 

2日後

みんなで卵を見ている。

ポチから生まれる兆しがあったからだ。

どんなのが生まれるのかな?

名前は知っているが、写真があるわけではない。

 

〔生まれるぞ‼︎〕

 

ポチがそう言うと、卵が亀裂し始めた。

 

ピキッ

 

こっちの方はエンスケ匠の方かな?

なんとも困った顔をした、二足生物が産まれてきた。

骨がむき出しになっているスケルトンの特徴と、匠ならでわの緑と黄緑と白の3色。

手には弓を持っていた。

もう片方は翼を生えた四足生物だ。

黒いドラゴンをそのまま骨にしたような感じだ。

 

『かわいい。』

 

梨沙が独り言を呟いた。

確かにかわいいけれど・・・梨沙の感覚少しずれているね。

2匹はまっすぐ歩き始めた。

その先にいたのは・・・

 

〔なんで俺だ。男だぞ。乳は出ないぞ。〕

 

ポチでした。

 

 

2日前

 

「卵を育てたことある?」

 

「ないわ。みんなないと思うわ。」

 

私の問いかけにハーマイオニーが答える。

みんな頷く。

暫く沈黙が続く。

 

〔俺が温めておこう。これでも卵を温めることには、慣れているんだ。双方とも同じ温度でいいんだな?〕

 

ポチが名乗りでた。

このことは慣れている人(?)に任せた方がいいに決まっている。

 

〔そうよ。エンスケ匠が37〜38.5℃、ウィザーエンスケが37.5〜39℃で育つらしいわ。〕

 

魔法生物の卵という本には、卵が孵化する温度が事細かく書かれている。

しかし、どうやって測っているのだろうか?

作者は小倉 渚(おぐら なぎさ)さんか。

日本の魔法省の人なのかな?

 

end

 

 

ポチを追いかける2匹。

そうなるのは当然なのかな?

2日間とはいえ、卵を温めてくれた親だし・・・

 

「これってまさかポチを獲物だと思っているじゃない。双方とも生肉を主食としているし・・・」

 

「獲物を見る目をしていないから違うわ、ネビル。親としてちゃんとみているわ。」

 

ネビルの言葉をハーマイオニーが否定する。

 

『そうね。どちらかと言うと・・・』

 

梨沙が言うと、双方がこちらを見た。

 

『こっちの方を獲物として、見ているって感じですね。』

 

獲物を見る目だ。

やばい襲ってきそう。

 

〈%×2:<々6・°¥〆〉

 

ポチが何やら話した。

すると2匹は動きを止める。

 

〔やっぱしな。無形声で通じ合えるようだ。〕

 

〔無形声?〕

 

〔簡単に言えば形のないの言葉だよ。〕

 

〈6¥#☆♪$5€÷〉

 

〔食べ物ではないの?だってよ。〕

 

〔牛肉と豚を持って来たけど、合うかな?〕

 

〔いいぞ。〕

 

2匹が美味しそうに食べた。

持ってきた量を6分で食べてしまった。

 

〔少なかったのかな?〕

 

〔いや、こんなもんだろう。〕

 

暫くすると、2匹はぐっすり眠っている。

寄り添って寝ている姿は、とても可愛らしい。

しかし問題が発生していた。

それは・・・

 

「どちらとも素材になる物を手に入れるには、誕生2ヶ月かかるそうよ。」

 

「え?それじゃ間に合わないよ。」

 

そう。

第3の課題まで1ヶ月切っているのだ。

到底間に合わせることができない。

ここは腹を括るしかないかな?

 

「仕方ない。第三の課題はこのまま出るよ。ようは4時間内に見つけ出せばいいことだし・・・」

 

フラグかな?

でもヴォルデモートが出る前に、ポーターキーを持っていけばいいことだし・・・

その日は別れを告げた。

それから数日は何日かに一回集まっては、作戦会議をしていた。

ハーマイオニーは、浮気していると思われたくないからっと来なかったが、ネビルを伝って伝言と言う感じをとっている。

作戦会議の内容は、ハグリッドの魔法生物についてや優勝杯がどこにあるかなど。

 

「ネビル、本当にこんな生物がいるの?」

 

「そうだよ、梨沙。名前は尻尾爆発スクリュートって言うらしいんだけれど、ハグリッドが創り出したらしいんだ。名前の通り尻尾が爆発するんだ。」

 

〔多分だが、マンティコアとファイア・クラブの雑種だろう。〕

 

やっぱり、こいつも出るよね。

他にも、トロールやスフィンクスみたいな生物が出るらしい。

ここら辺は原作と同じか。

 

 

(??視点)

 

『ねえあなた。』

 

『なんだ?』

 

『今度生まれる子が、ロンドンで魔法を習っていたわ。この前見た時より、茶色成分が抜けて干柿になってきているけれど・・・』

 

『運命は変わらなかったと言うわけか。』

 

『そうね。』

 

夫は半分にちぎられた紙を取りだした。

 

『“9月に産まれしハーフの女の子は、闇の帝王に気に入られ、今後の世界の運命を握ることだろう。”・・・か。』

 

梨花。

その世界の未来は、あなたにかかっているの。

戻ってこれたのなら、思う存分話し合いましょうね。

お母さんはいつまでも、あなたを応援するわ。




備考
・脱狼薬からはぶかれたもの(原作変更)
そんなことがあってもいいよね。

・エンスケ匠
詳しくは雑談にて

・ウィザーエンスケ
詳しくは雑談にて

・魔法生物の卵
小倉 渚が書いた本で、ほぼ全部の魔法生物の卵が孵化する温度や生態について書かれている本。

・小倉 渚
作者「これでいい?」
友人「なんで潮田じゃ無いんだよ‼︎」
作者「こ、これにはマリアナ海峡より深い訳があってね?」
友人「覚悟はいいですか?」
作者「ぎにゃー」
流石にそれはアウトだと思ったので、名前を返させて頂きました。
でも小倉にしたのには、意味があります。
まだ言えませんが・・・

・無形声
混合血の魔法生物が喋る声。

次は5/28になると思います。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。