【本編完結】ハリーポッターと転生した猫   作:響緑

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ダンスだけで1話となりました。
まさかここまで伸びるとは・・・


お陰様で、お気に入り登録100人達成‼︎
UAは11000を超えました。
まさかここまで見てくれる人がいるとは、思いもしませんでした;^_^A。
これからも頑張っていきます。



ダンスパーティー

私は部屋で着替えをしている。

服装は上から下まで一つのドレスで、肩から手首にかけて薄い水色、胸元から下まで深い青をイメージした服装、後ろには透明なヒラヒラがウエディング衣装のように旅いている。

 

『雪の女王的な装いね。』

 

梨沙は私の姿を見て、感心していた。

梨沙はというと、何回も誘拐されている姫のようなピンクに統一した服装。

 

『似合っているじゃない。これさしてみて。』

 

取り出したのはピンクの傘。

ちゃんと落下時にゆっくりと落ちる仕様だ。

梨沙は?を浮かべていたが、傘をさす。

や、やばい。

本格的に似ている。

金髪じゃないのが、本当に残念なくらいだ。

2人して大広間に向かう。

数多くの視線を感じる。

男子問わず、女子からも尊敬の視線が注がれる。

 

『健一、待った?』

 

梨沙は彼氏を見つけたようだ。

黒のスーツ姿になってかっこ良くなっている。

(赤を着ろよ‼︎マ○オじゃないと釣り合わないだろう‼︎)

 

『今来たところさ。その傘は?』

 

『梨花からのプレゼント。似合っているかしら?』

 

『お姫様みたいでいいよ。』

 

『ありがとう。』

 

梨沙とはそこで別れた。

ネビルはどこかしら?

 

「相手もいないのに、ダンスパーティーに出るとはとんだ浮かれもんだなネビル。それに、梨花がお前なんかと踊るわけがないだろう?」

 

いた。

マルフォイらに虐められている。

ここは助太刀してあげようか。

 

「あら残念ね。ネビルと踊るのは、この笹倉梨花様よ。貴方みたいな、他人を陥れる事しか考えていない人とは踊るつもりは一切ないわ。」

 

マルフォイは突然そんなことを言われ、黙り込んだ。

 

「ネビル、いきましょ?こんな奴に関わる必要はないわ。」

 

「あ、うん。」

 

マルフォイ等から離れ、ホールの方へと足を向ける。

 

「凄く綺麗だよ。異世界のお姫様みたいだ。」

 

「私にとっては、ここが異世界よ。」

 

すると、ロンとハーマイオニーが階段から現れた。

転けそうになるロンを、ハーマイオニーが手助けしている。

普通・・・逆じゃねぇ?

 

「梨花、ありがとうね。あのままのロンと踊るのは、耐えられなかったかもしれないわ。」

 

「ピッタリサイズだから、びっくりしたよ。梨花にはこんな才能があったんだね。」

 

ロンには淡い青のタキシードを作った。

何色がいいか散々迷ったが、男の子なんだし青の方がいいと思った。

結果、ハーマイオニーと肩を並べれるくらいに美男になっている。

ハーマイオニー達と話していると、ミネルバがやってきた。

 

「ミス・笹倉。代表選手は最初に踊るのが伝統です。早く前に来なさい。」

 

「そうなの?ネビル。」

 

「僕、そんなこと知らないよ。」

 

私は原作知っているから、知ってはいるんだけれどね。

ロン達と別れ、前の方へ移動する。

ハリーとジニーを見つけた。

 

「はい、ハリー。ジニーもちゃんと言えた?」

 

その言葉に真っ赤になる2人。

どうしたのかしら?

 

「それがジニーがテンパっちゃって、『私と結婚してください。』って言ってしまったんだ。それも、ロン達がいる前で・・・」

 

何、それ?

とても惜しい場面を見逃してしまった感があるな。

 

「そうなんだ。聞いていたロンが気を失ってしまって、医務室の世話になったくらいだよ。」

 

ハリーは気まずそうにそういった。

クラムの相手はラベンダー・ブラウンのようだ。

振られ続けてたが諦めず、申し込んでいた結果とも言える。

 

 

 

ダンスが終わり、ネビルと食事をしている。

 

「梨花さん。なんで、僕なんかを選んでくれたの?僕はハリーのように有名人じゃないわけだし・・・」

 

ネビルが質問して来た。

この質問は予想していた。

 

「そうね。私、夢をみたの。」

 

「夢?」

 

「そう。そこは深い海、もしくは湖の中で迷っている夢。そんな時、貴方がこっちだよと手を伸ばしてくれたの。なんで貴方だったのかは謎なのだけれど、水から出ると名前を名乗って後を去っていってしまった。その夢を4回もみたの。これは、貴方を誘いなさいという神からの予告ではないかと思ってね。」

 

それを聞いたネビルは驚きの顔をしていた。

 

「なんか恥ずかしいな。」

 

「そうね、恥ずかしそうね。」

 

そう言うと、私は立ち上がり手を差し出す。

 

「Shall We Dance?」

 

「勿論喜んで、お姫様。」

 

ネビルはしっかりと手を握り返した。

 

「あら嬉しい。」

 

ネビルと微笑みながら2回目となるダンスをした。

 

 

 

ダンスを終えるとウィーズリー双子が現れた。

 

「左がジョージの方ね。」

 

「それがどっこい」

 

「左はフレッド、右がジョージだぜ。」

 

くそ、外したか。

2人の隣には見覚えのある2人がいた。

 

『貴方達はウィーズリーの相手って訳ね。翡翠と琥珀。』

 

『そうですよ。イタズラは世界共通の物なんですね。この2人の道具は参考になりますよー。』

 

琥珀が尊敬的な眼差しをしている。

琥珀はドレスっていうよりか、割烹着みたいだな。

 

『姉さん、あまり迷惑かけてはいけませんよ?』

 

『わかってるって翡翠ちゃん。』

 

一方翡翠は、メイド服みたいだね。

琥珀がジョージで、翡翠がフレッドの相手らしい。

4人とも楽しそうで何よりだ。

 

 

 

お手洗いを終え、誰もいない部屋で魔法薬を飲もうとした。

 

「何飲もうとしているの?」

 

その声に振り向くとネビルがそこにいた。

 

「体力回復の魔法薬よ。最後まで楽しみたいもの。」

 

体力回復の魔法薬も似たような物だし、大丈夫かな?

 

「嘘はやめてよ。その魔法薬なら、独特の匂いがするはずだよ。僕、薬草学だけは得意なんだ。ちょっと違うんだけど・・・」

 

そういえば、ネビルは薬草学が得意だったわね。

 

「ネビル、貴方は私の秘密を知ったら後悔するわよ。」

 

「構うもんか。す、好きな子の秘密は口が裂けても言わない。」

 

覚悟はあるようね。

 

「そう。もうそろそろ変化が始まるわ。よく見ておきなさい。」

 

 

(ネビル視点)

 

梨花がそう言うと、梨花が変化し始めた。

中身はポリジュース薬だったのか。

何が出るのだろうか?

実は男でした、と言うのはやめて欲しいところだ。

好きって言ってしまったし、気まずくなりそうだ。

どんどん縮んでいき・・・

 

〔ニャー〕

 

猫でした。

何処かで見たことがあるような猫だ。

 

「ハーマイオニーの猫だよね?」

 

そう、ハーマイオニーが連れている猫だ。

頷いていると言うことは、言葉がわかるようだ。

梨花に戻った。

 

「これが私の正体よ。このことを知っているのは、ハーマイオニーと梨沙、健一、ダンブルドア先生、そして貴方よ。私の秘密、言わないと言えるかしら?」

 

僕は迷った。

でも、答えは出ている。

 

「勿論。」

 

「ありがとう、ネビル。この魔法薬一緒に作って貰おうかしら?」

 

「任せてよ。」

 

ん?

凄く厄介なことを頼まれたような気がする。

魔法薬の作成?

 

end

 

 

翌日からネビルと一緒に、魔法薬の作成に取りかかった。

ネビルは作り方を見て驚きの声をしている。

 

「かなり適当な分量だね。普通なら、ミリ単位まで書かないといけないのに・・・これは、時間がかかるぞ。」

 

そうなのかな?

魔法薬に関しては、あまり知識が深いわけじゃないしな〜。

 

「これが、私が今出せる最高の効果範囲よ。」

 

“水での変化時間10分、泡頭呪文で防いだ変化時間25分、平均体温36度、服装は次の時まで継続、雨天&雪時1時間半、それ以外の天気2時間40分、視力1.5:1.5、聴力良好、体温が上がると時間が伸びる(0.1度につき1分)、体温が下がると時間が縮む(0.1度につき5分)”

 

自分が関わりがあると考えた物の結果一覧だ。

 

「何故、水での実験が多いんだ?」

 

「第二の課題よ。」

 

そう言って、金の卵を水の中で開く。

 

「騒音がしない。」

 

「水中人(マーピープル)の歌が聞こえるようになるわ。探せ、暗い水の中。大切な者を1時間で探せってね。」

 

ネビルはこれを見ながら、考えているようだ。

 

「もしかしたら、ソクーミラの血がいいかも⁉︎」

 

へ?ソクーミラの血?

何それ?




・備考
ダンス衣装
あのディ○ニーで有名なアナと○の女王の衣装をモチーフにしています。
ドレスと言えば、これくらいしか浮かばなかった。

ダンスパートナー(原作変更)
パチル、パドマ、アンジェリーナは他の誰かと踊っているでしょ?

ソクーミラ
何それ?
それは次回にて・・・


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