【本編完結】ハリーポッターと転生した猫   作:響緑

11 / 56
いいサブタイトルが浮かばない;^_^A
後々タイトルを変更予定(?)

お気に入り70件‼
UA6500突破‼

それだけども作者はやる気が出てきます。
これからも無理しない程度であげれたら・・・と思っています。


初めまして、笹倉梨花です

「い、やあ。懐かし友よ。」

 

「こんな友を持った覚えはない。」

 

シリウスが冷たく突き離す。

シリウスらは、ピーターを殺そうとしたがハリーがそれを阻止。

罪を償い、反省させたいらしい。

本当、ハリーはお人好しなんだから。

私を先頭に暴れ柳の場所にたどり着く。

ハリーとシリウスが、今後について話し始めている。

少し微笑ましい光景である。

そういえば今日って・・・満月じゃなかったっけ?

月をみたルーピンは狼へと変化していく。

ルーピンを抑えるべくシリウスも犬に変わり、対抗する。

ピーターがロンの手の中から逃げ出した。

薬を飲んで先回りしよう。

 

 

(ピーター視点)

 

逃げないと・・・

そればかり考えていた。

ムーニーが狼になった隙に、ロンの手から逃げ出すことに成功した。

このまま逃げて、ヴォルデモートの所にでも身を寄せようかな。

 

「待ちなさい、ピーター・ペティグリュー。」

 

‼︎

 

「ワームテールって言った方がいいかしら?」

 

そこにいたのは、吸魂鬼。

声からして女性の声だが・・・

ありえない。

吸魂鬼に声があるなんて聞いたことがない。

 

「どちらでも同じことね。いただきまーす。」

 

逃げようとしたいが足が動かない。

動いてくれ自分の足。

幸福が吸われる感覚を感じながら、気を失った。

 

out

 

 

あのくそジジイ‼︎

人間じゃなくて、吸魂鬼になってんじゃん‼︎

まあ、そのお陰でピーターを捕まえることができたんだが・・・

(幸福は奪っていない。錯乱呪文をかけただけである。)

でも、このままハリーには会えないのでは?

そんなことを考えていると、人間の状態に変化した。

服装は一市民の装いだ。

あれ?

髪が薄柿色になっている?

そんなことより、早くハリー達に会わないと効果が切れそうだね。

 

 

 

元の場所に戻ると、まだ2人が戦っていた。

しょうがない助太刀しようかな。

 

「エクスペリアームス。」

 

勢いよく放った武装解除呪文で、2人を吹き飛ばす。

 

「インカーセラス。」

 

そしてシリウスとルーピンを縛っておく。

突然現れた私に驚く3人。

 

「あなた誰よ。」

 

ハーマイオニーから質問がくる。

かなり警戒されているみたいだ。

一市民が魔法を使っているからだろう。

 

「(Rika Sasakura)笹倉 梨花。」

 

その一言を言って、私は煙玉を地面に投げつける。

徐々に猫に戻っていった。

 

 

(ロン視点)

 

2人の戦いが始まった。

その時の隙を狙って、スキャバーズが逃げだした。

二人の戦いをどうにかして止めないと・・・

スキャバーズが逃げて、五分くらいだったかな?

二人の戦いを突然やってきた奴が止めた。

そいつはブルーの瞳、茶色にピンクを溶かしたような髪を肩ぐらいまで伸ばした女性。

見た目からして2つくらい上なのだろうか?

 

「あなた誰よ。」

 

ハーマイオニーは疑いの目を向けている。

 

「(Rika Kasakura)笠倉 梨花。」

 

その一言を言うと煙玉を投げた。

ハーマイオニーがすぐに消失呪文をしたが、そこには誰もいなかった。

代わりに、クルックシャンクスがスキャバーズを咥えやってきた。

追ってくれていたのか。

お袋が新しくペット買ってくれるだろうか?

 

out

 

 

「これはどういうことだ。」

 

セブルスが現れた。

これとはルーピンと黒い犬が、縛られていることかな?

 

「ルーピンよ、また脱狼薬に砂糖を入れたな?」

 

ルーピンが気まずそうに明後日の方向へ向く。

 

「先生。笹倉 梨花って名乗った人が、ルーピン先生達を縛りました。」

 

「君の話は聞いていない、ミス・グレンジャー。」

 

ハーマイオニーがかわいそうだよ。

セブルス、女の子には優しくしなさいよ。

そしてロン、何小声で“笠倉じゃないの?”って聞いているのよ?

 

「少しは生徒の声を聞いてはどうじゃ、セブルスよ。」

 

ダンブルドアがやってきた。

私が首輪を2回叩いたて呼んでおいたのだ。

 

「校長お言葉ですが、外出禁止時間に外にいるのだ。罰を与えるのが妥当だろう。」

 

薄気味悪く笑うセブルス。

 

「それもそうじゃが、そうなってしまった理由もあるじゃろ。」

 

ダンブルドアとセブルスが、暫くお互いを見つめ合う。

セブルスが先に折れたようだ。

 

「いいでしょ、校長に一任します。」

 

セブルスは足早に城へと帰っていく。

 

「さて、何があったんじゃ?」

 

ハリー達は全てを話し始めた。

ロンがそこの黒い犬に連れられたこと、黒い犬がシリウスだったこと、シリウスが無実だったこと、スキャバーズがピーターであること、満月だったためルーピンが人狼になったこと、私がピーターを捕まえにいったこと、そして笹倉梨花という人について。

ダンブルドアはその話になると、チラッと私の方をみた。

私は明後日の方向へ向く。

 

「そうか。笹倉梨花については、儂も検討もつかんが相当な魔法使いじゃろうな。動物もどきの2人を縛れるだけの実力じゃ。それにしても君の猫は賢いの。まるで人の言葉がわかっているみたいじゃ。」

 

ダンブルドアさん鋭い。

イギリス英語は勿論、フランス語と日本語がわかることがテレビ伝いで判明している。

 

「君達はよくやった。時間ももう遅い。早く寮に戻りなさい。」

 

ハリー達が立ち去るのを見届け、ダンブルドアに近づく。

 

〔なんで吸魂鬼になったのよ‼︎漏れ鍋で使っていたら、凄い騒ぎになっていたわよ‼︎〕

 

〔でも、使わんかったのじゃろ?ルーナに君を助けるように言っておいて正解じゃった。〕

 

つまり、ルーナがあんなに早く帰ってきたのはダンブルドアの仕業というわけだ。

 

〔自分の正体をあの3人に晒してよかったかの?〕

 

〔後悔はしてないわ。それよりも、ピーターにいい処罰を与えられたらいいわね。〕

 

〔そうじゃの。こればっかりは、魔法省がどのような対応するかにかかっているが・・・〕

 

そうだね。

ピーターに逃げられたら、シリウスの無実が証明されない。

 

 

 

「今年も1年が過ぎた。今年も優勝はグリフィンドールじゃ、おめでとう。」

 

その言葉に、グリフィンドール生は感激の声をあげる。

 

「結構。それと共に一言二言喋ろうかの。魔法省は先ほどシリウス・ブラックが、冤罪で捕まっておったことを正式に話した。」

 

生徒のがざわめき出す。

 

「その辺の詳しいことは、明日発行される新聞をしっかり読むように。次じゃ、ルーピン先生が退職されることになった。とても悲しいことじゃが、本人たっての願いを受け入れることにした。」

 

退職した理由は、スネイプがうっかり人狼であることを喋ったからだそうだ。

流石スネイプ、汚い。

 

「それではまた新学期にお会いしよう。」

 

 

 

ホグワーツ特急にロンドンへと帰っていく。

ピーターはと言うと真実薬を飲み真実を話し、アズカバンに着いた時に、吸魂鬼に幸福を吸い取られたようだ。

魔法省はシリウスを解放したが、まだ疑っている者がいるらしい。

 

「ハーマイオニー、猫をゲージに入れないのか?」

 

「ゲージに入れてもすぐに抜け出しているようだし、ゲージに入れても無理だと分かったわ。ダンブルドア先生が気を使って、毎年新学期の新しい教科書の後に、猫アレルギーがいるかも書いてくれるそうよ。後、逆転時計は魔法省に返すことにしたわ。」

 

そう、私は自由を手に入れたのだ。

これでホグワーツ城をうろつくことができる。

そういえば私のお母さんもいるはずだし、会いにいきたいな。

そんなことを考えていると、ハリー達のコンテナに向かって飛んでくるフクロウが飛んできた。

咄嗟的にハーマイオニーの膝上から飛び、窓を開ける。

フクロウには手紙が付いていた。

 

「シリウスからだ‼︎」

 

そこにはファイアボールを送ったのは自分であること、私に頼み買いに行って貰ったこと、箒は13年分の誕生日プレゼントと言うこと、そして

 

“シリウス・ブラックはハリー・ポッターの後見人として、週末のホグズミード行の許可を与えるものである。”

 

「ダンブルドアだったらこれで十分だ!」

 

ハリーは幸せそうに言った。

更に、追伸が書いてあった。

そこにはロンがペットのネズミの代わりに、この小さなフクロウを飼ってくれたら嬉しいと書かれていた。

ロンはその一文に目を丸くし、フクロウを見る。

 

「僕がこいつを飼うって?」

 

ロンはじっくりとフクロウを見ていたが、恐る恐る私の方に突き出し匂いを嗅がせた。

 

「どう思う?間違いなくフクロウなの?」

 

ロンが心配そうに私に聞く。

間違えなく普通のフクロウだよ。

私は満足げにゴロゴロと喉を鳴らした。

ホッとしたロン達は、今度行われるクィディッチワールドカップの話で盛り上がる。

その大会に私も連れていってくれるそうだ。

これでアズカバンの囚人は終わり告げる。

今度は炎のゴブレットだね。




備考
・髪の変更
深い意味はない(嘘)。

・初お目見え
ここで初めて主人公(ハリー、ロン、ハーマイオニー)に顔を見せる。

・スネイプ出番が遅い(原作変更)
シリウスを有罪にできなくするため。

・魔法省が無罪を発表(原作変更)
ピーターの証言により。

・ピーター死亡(原作変更)
復活する人の変更につながる・・・かも?

寒いですね。
作者の所は雪が積もり始めました。
雪を見ると、冬が来たんだな~と感じます。
次回からは炎のゴブレットですね。
さあ、どうしましょ(まだ未定)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。