もし、宝物殿の一部が別の場所に転移していたら?   作:水城大地

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昨夜の盗賊相手の実験考察と、現状についてのウルベルトなりの考察です。


ウルベルトによる、現状への考察(ウルベルト視点)

 そして……ウルベルトとパンドラズ・アクターにとって、色々と都合が良く……彼らに手を出したが故に盗賊団にとって最悪の結末を迎えただろう、惨劇の夜が明けた。

 

 昨夜の一件は、間違いなくウルベルトにとって、一つの最良の答えを齎したと言っていいだろう。

 一応、周囲を警戒しつつある程度の確認を兼ねた実験を済ませた所で、ウルベルトはパンドラズ・アクターとオルファ―ナを伴って最初に夜営していた場所に戻る。

そして、オルファ―ナを見張りとして仮眠を取るべく指示を出したものの、色々と判明した事が多すぎて、気分が高揚して暫く眠れなかった程だ。

 そう、昨日の盗賊の(ねぐら)での実験結果は実に有意義なもので、どの実験もこちらの予想は外れていなかった。

 

 どうやら、ウルベルトだけでなくパンドラズ・アクターが召喚したものも含め、悪魔達は十分ウルベルトが復活する為の贄として使えるらしい。

 

 ただし、召喚したからと言っても全ての悪魔が魂を回収する指輪の効力の対象ではなかったのだ。

 ある程度予想していた事だが、悪魔の中でも実体を持たないシャドウデーモンたちは、指輪の効力の対象外になるらしい。

 時間的に、全ての悪魔に対して確認した訳ではないのではっきりとは言えないが、もしかしたら他の悪魔でも同じような存在は、指輪の効果対象外になる可能性も出てきたのだ。

 

 この辺り、どういう判定なのか微妙に考えてしまうのだが、彼らが指輪の効力の対象外と認識された以上、これを覆すのは無理だと考えるべきだと、そこは納得するしかないだろう。

 

 シャドウデーモンで駄目なら、アンデッド系はほぼ全部が駄目だと考えた方が間違いない。

 もちろん、本音を言えばそちらの検証もしておきたかったのだが、その為にパンドラズ・アクターにモモンガさんの姿になって貰うのも躊躇われ、今回は検証するのを見送った。

 多分、ウルベルトが言えばすぐに協力してくれただろうが、何となく最初から駄目だと思われるアンデッドを、贄の対象として考える気は流石に起きなかったし、何より現状でパンドラズ・アクターの魔力を無駄使いさせる気にはならなかったのである。

 

 それにしても……と、昨夜の状況を思い返したウルベルトは、一つだけ気になる事があった。

 

 自分自身、昨夜の一件でここまでしておいてなんだか、割とパンドラズ・アクターたちが敵に対して容赦なかった様にウルベルトは感じていたのだ。

 元々、温和な性格で物腰も柔らかい筈のパンドラズ・アクターが、ここまで戦闘面で過激な程の行動を示すのは、ウルベルトを守る事に終始しているからだろうと、何となく察するものの……微妙に彼らしくない気がした。

 だが……その理由が前回の戦闘のからの絡みから来ているのだろうと、ウルベルトも何となく察している。

 本人に直接言った訳ではないが、ウルベルトの攻撃能力が著しく落ちている事は、オルファーナとの戦闘時の【大災厄】の威力によって察しているのは間違いない。

 だからこそ、可能な限り自分の手で戦場をコントロールし、ウルベルトの負担を軽減する点だけを考えた戦場を作る事に終始したんだろう。

 確かに、今回は前回よりもかなり楽に戦えたと言っていい。

 元の戦力差を考えれば、特に何もせずともこれ位の余裕はあって当然なのだが、それでも様々な点でウルベルトの魔力を温存する様に采配をしてくれたのは、間違いなくパンドラズ・アクターだ。

 

 流石は、指揮官系の能力も持たされている上に、ナザリックでも一二を争う頭脳の持ち主だけはある。

 

 残念だが、現在は【道化師の請願】によるレベルダウンの為に、その職業種そのものは封印されてしまっているようだが、元々設定されていた頭の良さそのものは変わらないから、俺の状況を考えて戦闘を組み立ててくれたのだろう。

それに関しては、パンドラズ・アクターに対して本当に感謝するしかない。

そして今回、色々と有意義な実験がこの場で実行出来たのも、パンドラズ・アクターによる細かい気配りがあったからだ。

多分、ウルベルトだけではここまで色々な実験を実行するのは、かなり難しかっただろう

MPとかそういう問題だけじゃなく、手持ちのアイテムやら何やら様々な点でウルベルトは多くの問題を抱えている状況である。

多分、ウルベルト以外のギルメンでも、今のウルベルトと同じ状況になっていたら、かなり苦労する事になっていた筈だ。

それら問題点を踏まえ、現時点で選べる最上の手段で全てフォローしたのが、合流する事が出来たパンドラズ・アクターである。

やはり、サポート役を必要とした自分が探し出せた相手が、パンドラズ・アクターで良かったと思わされるのは、こういう時だろう。

下手に、戦士職でも戦闘系に偏っているシャルティアやコキュートスが合流相手だったとしたら、ウルベルトは今回の実験でここまでの事を出来なかったと思う。

 直接的な戦闘と言う意味で頼りになっても、サポート系のスキルはどうしても戦闘よりの彼らに期待する事は難しいからだ。

アウラやマーレだったら、サポート役としてもそれなりに優れているだろうが、二人とも先の事まで細かく考えるのには、性格的にあまり向いていない。

そもそも、昨夜のオルファ―ナの一件が発生した際に、パンドラズ・アクター以外のNPCがサポート役では勝ち切ることは出来なかった可能性が高いのだ。

 間違いなく、あれはギルメンの能力を与えられ、一部だけでも使いこなせる万能型のパンドラズ・アクターだからこそ、なし得た勝利だと思う。

 

 これだけは、例え自分が手塩に掛けて作り出したデミウルゴスでも、不可能だったと考えていた。

 

 元々、デミウルゴスは参謀型の頭脳タイプであり、MPを譲渡したりできる回復薬でもなければ、戦闘向きのタイプでもないのが理由だ。

 あの戦いでは、物理等の直接攻撃をしつつウルベルトの盾役をこなし、ポーションや装備などの物資の補給やMPの回復など、それこそ幾つもの能力がどれ一つ欠けていたとしても、あの段階まで持って行けなかった。

 だから、パンドラズ・アクターのNPCなら、最低でも盾役とMPの回復役の二人は必要だっただろう。

 そもそも、【MPの譲渡】をする事が出来るNPCは早々居ない。

 消費したMPの回復方法が、急速による自然回復以外はMPの譲渡以外ない時点で、ウルベルトに【大災厄】を二度撃たせられると言う条件を満たした上で戦闘可能なNPCなど、パンドラズ・アクター以外に居なかった。

 

 多分、他のNPCたちが味方だった場合、ウルベルトは一度しか放てない【大災厄】を射てないまま、全滅していた可能性があっただろう。

 

 オルファーナの前身であるフリーズに勝つには、かつてのギルメンたちが一緒だった時でも、前衛の戦士職や後衛の魔法職だけでなく補助魔法によるサポートなど、チームワークが必要不可欠だったのだ。

 流石に、いきなりNPCに同じレベルを求めるのがどれだけ無謀な事なのかは、ウルベルトにも理解できている。

 むしろ、パンドラズ・アクターがあそこまでこちらの要求に即対応出来た事の方が、正直「凄い」と言っても良いだろう。

 もし、フリーズとの闘いが起きなかったとしても、パンドラズ・アクターが今のウルベルトにとって必須の能力を持っているのは、ほぼ間違いなかった。

 小さなねんどろいどゴーレムの姿になったウルベルトは、レベルこそ百のままと言う事になっているものの、実質の能力値はかなりダウンしている。

 それを出来うる限り補正しつつ、あらゆる面でサポート出来ているのも、現在レベルダウンしているパンドラズ・アクターがギルメン全員の能力を一部とはいえ使用可能な上、自身の生産職系の能力をある程度残していたからだと言っていい。

 

 もし、パンドラズ・アクターと同じ条件でレベルダウンしている状態なら、多分他のNPCではウルベルトをフォローする処か、自分自身の能力が仕えない事を忘れて行動して、そこから大きな失敗を起こしていた可能性すらあるのだ。

 

 それこそ、NPCにとって自分の能力は呼吸をするのと同じ位、使えて当たり前の状態の筈だ。

 彼らにとって、特殊技能や魔法が戦闘などの使用回数限度で使えなるのは常識でも、レベルダウンと共に最初から能力が使用出来なくなるなど、まずあり得ない。

 だから、もしその状態になった場合、その場では【情報の一つ】として理解したとしても、実際に戦闘になれば無意識に行使しようとする筈だ。

 ぎりぎり、デミウルゴスやアルベドと言った頭脳明晰な二人ならその状況に対応出来るかもしれないが、他のNPCには難しいだろう。

 どちらにせよ、パンドラズ・アクターと同じ状態になったNPCでは、彼ほどのサポートが出来るとは、とても思えなかった。

 彼が、ここまでのサポートを出来る要因は、彼の立場も関係しているだろう。

 

 そう …………パンドラズ・アクターは、どの階層よりも豊富なアイテムなどの物資を抱えている、宝物殿の領域守護者だ。

 

 もちろん、勝手に自分の守護する領域のアイテムを使用している訳じゃないが、アイテム関する知識がNPCの中で一番豊富なのもまた、最初から設定で〖アイテムフェチである〗定められている、パンドラズ・アクターで間違いないだろう。

 戦士系ガチビルドのシャルティアやコキュートスは、戦闘方面に関しての情報やアイテム等は与えられていたとしても、それ程豊富ではない筈だ。

 そもそも、拠点防衛用のNPCである彼らには、回復や蘇生系アイテムはギルド防衛戦の都合で多少与えられていたとしても、それは自分の回復に使用出来る程度の数しかないだろうし、弱体化しているウルベルトのフォローが出来るようなアイテムがあるとは、とても思えない。

 これは他のNPCでも同じだろうし、ウルベルトの手によって生み出されたデミウルゴスですら、パンドラズ・アクター程のアイテムの種類の豊富さはなかった。

 デミウルゴスの場合、自室があるエリアにはそれなりに彼の為に作った装備はあるが、それでもウルベルトに一番必要な【MP増幅】や【MP消費量カット】などの補助系装備は殆どおいていない。

 

 それらの装備は、デミウルゴスには不要だったからだ。

 

 ウルベルトは、デミウルゴスの為に幾つもの装備を用意するのに腐心したが、あくまでもでもそれは彼の能力に合わせた品物が中心であり、アイテムだった。

 故に、今のウルベルトの状況に必要な類のアイテムその他装備は、ほぼ彼の所持品として用意していない。

 本音を言えば、自分の意思で動いているデミウルゴスの姿をこの目で見たいと思わなくもないが、こうして弱体化している自分の姿を彼に見せる気にはとてもなれなかった。

 

 そう言う意味でも、パンドラズ・アクターと合流出来たのは、ウルベルトにとって好都合だったのである。

 

 一先ず、盗賊の塒で予想以上の実験が出来たお陰で、夜が明けるまでに合計五百前後の魂が指輪に収められたのは、かなり僥倖だったと言っても過言じゃないだろう。

 彼らが溜め込んでいた金品等は、盗賊団の大きさに比べて予想よりも少ないものだったが、自分達に仕掛けてきたのが商隊を襲った直後だった状況から考えても、資金が乏しくなっていたと考えれば納得がいく話だった。

 アイテムボックス等を上手く利用し、二人で使えそうな物はすべて回収した後できっちりと後始末をしたから、もし万が一誰かがこの辺り一帯を探ったとしても、盗賊が塒を移動したと認識してくれるはずだ。

 

 まぁ……万が一、盗賊たちの塒が何者かの襲撃を受けて壊滅したと知られても、その犯人が自分達だとバレなければ問題ないのだが。

 

 とにかく、盗賊相手に予定していた必要事項は確認出来たし、それなりの資金を調逹出来た。

 だが、それに胡座を掻く訳にはいかないだろう。

 旅の冒険者が、依頼などで何も稼がずに旅を続けるのは、周囲に違和感を感じさせるのは間違いない。

 それを避ける意味で、パンドラズ・アクターは何らかの方法で収入を得る必要があるだろう。

 ここで、ウルベルトが自分も稼ぐと言わないのは、もちろん理由がある。

  

 今の五歳児と言う外見で派手に稼いだら、流石にパンドラズ・アクターの立場がなくなるからだ。

 

 この辺りに関しては、パンドラズ・アクターの意見も聞いた上で、どうするのか決めるべきだろう。

 今までの言動から考えると、ウルベルトの事を〖仕えるべき主の一人〗として認識しているようだし、主に稼がせるのは僕としての矜持に関わるかもしれないので、この件に関しては話し合う必要があった。

 あくまでも、今回の盗賊の一件は予定外の出来事であり、そこから発生した臨時収入はいざと言う時の為に手を付けるべきではないだろう。

 むしろ、出来れば金貨等の貨幣以外は一度パンドラズ・アクターに鑑定させた後、本当に貴重なもの以外は一通りアイテムボックス送りにしても構わないと、そうウルベルト自身は考えていた。

 

 出来れば、より多くのアイテム等を手に入れて、シュレッダーに放り込んでユグドラシル金貨に変えておきたいのが、ウルベルトの本音である。

 

 現在、パンドラズ・アクターが宝物殿から一部のアイテムと共に分断された影響が、ナザリックにどのような影響を与えているか判らないのだ。

 それに対する修繕費等は、出来るだけ稼いでおきたいと考えるのは、ある意味当然の話だろう。

 もちろん、これに関してウルベルトはもちろんパンドラズ・アクターにも非がある訳ではないが、少しでもギルド長のモモンガの負担を減らせるのなら、折角手持ちのアイテムにシュレッダーがあるのだし、それ位の事はしておくべきだろうと、ウルベルトは考えていた。

 多分、ナザリックがどんな状況であったとしても、モモンガがギルド長としてあらゆる手段を講じて維持しているのはほぼ間違いない。

 それなら、偶然にも外でこうして臨時収入が得られ分は、必要経費を残しておいて渡せるようにしておくのは、ギルメンとして当然の行動だった。 

 

 ナザリックの維持費が、ユグドラシル金貨で賄われるのは変わらないシステムだろうし、金は幾ら有っても困らないのだから。

 

〘 どちらにせよ……朝食の際にお互いの認識の擦り合わせと、これから向かう街での行動などを決める必要があるだろうな。

 一応、パンドラ自身は「サーティ・ルゥ」と言う名前で冒険者として登録したらしいが、街での依頼を受けるよりも吟遊詩人として歌わせた方が、下手に時間を取られずに稼げそうな気がするし。

 まぁ……現在の目的地である王都方面に行く商隊の護衛とかがあれば、それを受けると言う手もあるが……何となく、逆に面倒事を引き寄せそうで怖いし。

 面倒事に巻き込まれる位なら、無理に依頼を受けずにさくさく二人だけで旅を進める方が、お互いにとっても余程楽だろうし、パンドラの冒険者の資格の有効期限が切れそうにならない限り、その方向で進めるとするか 〙 

 

 実際、商隊の護衛の依頼を受けてしまった場合、オルファ―ナを表に出すのは問題があるので出来なくなる。

 万が一、人目に触れさせなくてはならなくなった場合、周囲に対しては〖代々一族で受け継がれる秘宝の召喚獣〗と告げるつもりではあるものの、その存在を知ったものからどんな噂が立つか判らなかった。

 もしかしたら、この国の王侯貴族からオルファ―ナが宿るブローチを引き渡すように要求されたり、ウルベルトの身柄をこの国に押し留めようとしたりするかもしれない。

 

 そんな状況になったら、それこそ厄介なんて話で済まされないだろう。

 

 ウルベルトは、かつて仲間と苦労して手にしたドロップアイテムであり、こちらの世界でこうして再会してからは自分にとって娘の様な家族同然のオルファ―ナを、人手に渡すつもりなど欠片もない。

 そもそも、オルファ―ナがウルベルト以外に従うなど、それこそ世界級アイテムでも使用されない限りあり得ない話なのである。

 大体、だ。

 オルファ―ナを……〖憂氷と凍結の女帝フリーズ〗を召喚する為の契約を結ぶ為には、最低でも種族と職業を合わせたレベルが九十以上必要な、高レベルモンスターである。

 今までパンドラズ・アクターから聞いた話から考えても、こちらの世界で契約を交わして召喚できるだけのレベルを持つ存在は早々居ないのだ。

 

 暴走どころか、呼び出して契約を交わせるだけの実力がない相手に、現在最高値を誇る【MP最大値の三割アップ】と言う破格のアイテムを渡すなど、もはや愚か者のする事だろう。

 

 そんな事態を引き起こさない為にも、基本的にはウルベルトはこの世界の住人と共に行動をすると言う選択をつもりは、欠片も持っていなかった。

 もちろん、状況によってはそんな事も言っている余裕もなくなるかもしれないが、今の時点では不確定要素が多すぎてまだ危険すぎて出来ないと言うべきだろう。

 少なくとも、ウルベルトとパンドラズ・アクターがある程度この世界での慣れ、アイテムを問題なく使いこなして人の中で擬態したまま生活出来る様になるまでは、とてもそんな危険な真似は出来なかった。

 

 現時点で、ウルベルト達がいる国は【ビーストマン】と言う亜人種の襲撃と言う脅威に晒されている以上、自分達がそれよりも強力な力を持つ異形種だとバレたら、確実にお互いに不幸になる道しか思いつかないのだから。

 

 つらつらと、ウルベルトが思考を巡らせている間にも、パンドラズ・アクターが簡単に設えた竃で朝ご飯の支度を進めていく。

 昨夜もそうだったが、これからは野営も定期的に行う予定なので、普通に料理しているのは野外での調理になれる一環なのだろう。

 万が一、現地の冒険者なり商隊なりと野営地が一緒になった場合、アイテムボックスの中から作り置きの料理を取り出すという訳にはいかないからだ。

 

 出来るだけ、普通の冒険者と同じ方法で調理している様に思われるべく、色々と思考錯誤をしているパンドラズ・アクターの様子を見つつ、朝ご飯が完成するのを待つウルベルトだった。

 

 




書き溜めての為に、半年ほど更新が開いてしまいました。
すいません。
まずは、ウルベルトさんがどう考えているのか、現状とかいろいろな考察をして貰いました。
次の更新は、5月15日を予定しています。

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