東方蒼天葬〜その歪みを正すために〜   作:神無鴇人

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な、なんとか2月中に間に合った……。


力を持つ資格

「……どうなってんのよ、コレって?」

 

 就寝時間を控えた旅館の一室で、鳳鈴音は困惑した表情で携帯端末を凝視していた。

 

「心山拳が……既に、消滅した拳法?」

 

 切っ掛けは、些細な好奇心だった。

美鈴から伝授された心山拳……そのルーツに興味を持った鈴音は、暇な時間を利用してはネットなどで中国拳法の歴史を調べ、その中にあると思われる心山拳の名前を探し、そして今日、遂にその名に見つけたのだが……。

 

 

 

『今は亡き拳法 其の四拾壱 

 

心山拳

 

かつて中国の一地方で発祥した拳法であり、力よりも精神と心を磨く事を主とする流派(それ故に師範格の人物は人格者が選ばれ、荒くれ者を多数更生させた実績もある)。

しかしながら、拳法自体の技術も非常に高かったようであり、野盗や猛獣退治に大いに貢献した記録が存在する。

日本の年号に換算して明治時代前後、当時中国でも屈指の悪名高き非道の格闘集団『義破門団』を討伐した事でその名は広まり、一時期は大きく隆盛し、繁栄を極めた。

 

しかし、第二次世界大戦の折、当時の師範、及び次期師範候補者と門下生が相次いで死亡したため、心山拳の歴史は完全に途絶えてしまった。

 

余談だが、当時の心山拳師範の子供は生き残っていたという記述がある。』

 

 

 

「じゃあ、美鈴さんはどうして心山拳を?

もしかして、分家筋とか何か?今度直接聞くしかないか……」

 思わぬ形で生まれた新たな疑問を抱えつつ、鈴音は何とか考えを切り替え、床に就いたのだった。

 

 

 

 

 

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

 

 

 

 

 

 そして夜が明け、日付は臨海学校2日目に入り、河城重工所属者や代表候補生といった専用機持ち達は、各国より代表候補生に送られた専用機の追加パッケージの運用テストとデータ収集を目的とした演習を行うべく海岸に集まっていた。

なお、ラウラのシュバルツェア・レーゲンは、先の暴走事件にてコア以外が大破したため、現在は予備パーツで急造された代替機を使用している。

 

「あの、織斑先生……何故専用機持ちでない篠ノ之さんがココに居ますの?」

 

 そしてメンバーの中には箒の姿もあった。

当然ながら彼女の事情を知らないセシリア達は顔に疑問符を浮かべる。

 

「その事については追々話す。

まずはお前達の国から届いた武装の確認だ。河城重工所属の者にも間も無く新武装が届くはずだが……ん?」

 

 不意に千冬は上空を見上げ、それに釣られて生徒達も上空へと目を向ける。

やがて、徐々にけたたましい音と共にひとつの機影が目に映る。

 

「何だありゃ、ヘリか?」

 

「あれは……VTOL(垂直離着陸機)だ!」

 

 弾とラウラの声が上がって間も無く、VTOLは一夏達のほぼ真上に位置し、扉が開いた。

 

「着いたか……しかし、この国も随分とハイカラになったのぉ!」

 

 直後に銀髪の少女が姿を現す。

少女の名は物部布都(もののべの ふと)。ラウラの暴走事件と同時期に幻想郷で起こった神霊異変の当事者の一人で、現在は主である豊聡耳神子(とよさとみみの みこ)共々幻想郷に定住し、同時に外界での活動に協力するようになった尸解仙である。

ちなみに、当の神子は現在自らの本拠地である霊廟の移動作業のため、布都は河城重工の手伝いに一人出向している状態である。

 

「先に降りるぞ。とぁーーーっ!」

 

 言うや否や布都はSWを纏い、そのままVTOLから飛び降りる。

そしてくるくると回転しながら落下し、そして……

 

「ふごっ!?」

 

 頭から砂に突っ込み、見事な犬神家状態を披露したのだった。

 

「何やってんのよアイツは……」

 

「あらあら……」

 

 そんな布都を見て、VTOLに同乗していた雲居一輪はため息を吐き、聖白蓮は苦笑いを浮かべたのであった。

 

 

 

 

 

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

 

 

 

 

 

「……見苦しい所を見せてしまい申し訳ない。

我は物部布都と申す。今回新しい武器とやらの運搬と護衛を任され、馳せ参じ、あだっ!?」

 

「アナタ、喋り方もう少し考えなさいよ。物凄く変な目で見られてるわよ」

 

 犬神家状態から抜け、古めかしい口調で自己紹介に入る布都の頭を一輪が軽く小突く。

傍から見たらその様子はさながら漫才のようだ。

 

「お久しぶりです、白蓮さん」

 

「ええ、こちらこそ。その節はどうもお世話になりました」

 

 一方で最後の護衛役である白蓮は千冬と厳かな雰囲気で会釈しあっている。

見る人が見たら『この差は何だ?』と突っ込みたくなる絵面だ。

 

「とにかく、早い所例の物を機体に組み込まないとね。

えーと、五反田弾さんとアリス・マーガトロイドさんと十六夜咲夜さん、来てくれる?」

 

 一輪から名前を呼ばれた三人は前に出てそれぞれ量子格納された状態の新装備をコンテナから取り出す。

 

「まず咲夜さんは……固定装備型のアームビームガン『クロック』よ。早速装備してみて」

 

 一輪に促される形で咲夜は新武装を自らのパーフェクト・サーヴァントに装着し、直後に空になったコンテナを見詰める。

 

「あれで試し撃ちしても良いかしら?」

 

「ええ、良いわよ。元々試し撃ちの的も兼ねてるからね」

 

「ありがと。ついでに悪いけど、コレ上空に投げてもらっていいかしら?」

 

 咲夜の頼みを快諾し、一輪はSWを展開・装着。スーパーアームを装備してコンテナを軽々と持ち上げた。

 

「せぇーーのぉっ!」

 

 そのままコンテナを投げ飛ばし、コンテナは上空高く飛んでいく。

 

「うわ、凄いパワー……」

 

「あの人が乗ってるのって、最近噂になってる作業用のパワードスーツだよね?」

 

「作業用でこのパワー……。

さすがに基礎スペックでISに劣るとはいえ、あの性能……その上、大量生産出来るとなると、完成度はISを超えているな」

 

 SWの性能に驚く鈴音達。

だが、それを余所に咲夜は新武器であるクロックを構えて、コンテナ目掛けてそれを連射した。

 

「連射性、精密性、威力……どれも十分及第点ね。気に入ったわ」

 

 一頻り撃ち終え、クロックを格納して咲夜は元居た位置に戻る。

見るも無残にバラバラになったコンテナが落下し、砂浜に叩きつけられたのはその直後の事だった。

 

 

 

「次は五反田弾とやら、お主にじゃ」

 

 続いて布都が弾の前でコンテナを開ける。

 

「何だこれ、星型のビットか?

俺ビット兵器の適正無かった筈だけど?」

 

「うむ。詳しくは知らんが、『すたぁくらっしゅ(スタークラッシュ)』という名のしぃるどびっと(シールドビット)という物らしいぞ」

 

 布都の言葉に怪訝な表情を浮かべつつも、弾は早速をインストールを開始する。

やがてインストールを終え、すぐさま弾はスタークラッシュを展開するが……。

 

「お?」

 

 展開された3基のビットは弾の周囲をぐるぐると旋回し、シールドバリアとは別の新たなバリアを展開し始めた。

 

「成る程、これなら適性は関係無いな。それに……」

 

 弾は面白い事を思い付いたかの様に笑みを浮かべて空のコンテナ目掛けてバリアと化したビットを投げ付けた。

 

「攻撃や仲間の援護にも使えるな。気に入ったぜ!」

 

「うむ。ただし、使える時間は限られておるから過信は禁物じゃ」

 

 

 

 

 

「最後はアリスさんですね」

 

「ええ、私のは元々注文していたやつだから説明は良いわ」

 

 白蓮から手渡されたコンテナの中身を見詰め、アリスは一瞥してから仕様書を見て納得したように頷く。

 

「ほぼ注文通りね。河童達の事だから変な追加機能つけてないか冷や冷やしてたけど、これなら十分許容h『ち〜〜ちゃ〜〜〜〜〜ん!!』……!?」

 

 突然場の雰囲気をぶち壊す声が響き渡る。

何事かとアリス達が周囲を見回したその瞬間、轟音と共に上空から何かが降ってきた。

 

「な、何じゃ、何が起こった?……って、あーーーーっ!?へ、へりが……我らが乗ってきた機械が……」

 

 見るも無残にぶっ壊れたVTOLの惨状を前に、布都が悲鳴をあげる。

一方でその元凶はというと……。

 

「束……」

 

「やあやあ!久しぶりだねち〜ちゃん!箒ちゃん!

二人が待ちに待った頼れる天災お姉ちゃん束さんだよ〜〜!」

 

 ふざけた口調と共に姿を現した女性……ISの生みの親にして天災と呼ばれる女・篠ノ之束が、遂に千冬達の前にその姿を見せた。

 

「束……その、久しぶりだな」

 

「うんうん!ちーちゃんったら急にいっくんと同じように行方不明になっちゃったから心配したよ〜。

じゃあ再会のハグしよハグ!」

 

「やめろ!そんな事するような歳か!?」

 

 抱き付こうとする束を押さえる千冬。

そんな二人にある人物が静かに近付く。

 

「おい、お主。騒ぐ前に我らに対して言う事があるのではないか?」

 

 額に青筋を浮かべ、布都は束の肩を掴んで強制的に振り向かせる。

 

「………………………………消えろ」

 

「っ!?」

 

 振り返り、束は静かに布都を睨みつけ、ただ一言そう呟いた。

その様子に布都は思わず狼狽してしまう。

 

(な、何という冷たく鋭い眼光……。

まるで、死に掛けの者を容赦なく踏み潰し、その事に呵責も躊躇も無い……そんな眼をしておる)

 

 その瞳は先程までの千冬に向けていた能天気なそれとはまるで違う。

まさに絶対零度と呼ぶに相応しいものだった。

 

「き、貴様……他人の乗り物を壊しておいて言う事はそれだけか!?」

 

 しかし、布都も黙っては居ない。

VTOLを壊した挙句、それに対して何の詫びも無く、こちらを見下すような視線を投げかける相手への怒りを再び燃やして束に詰め寄る。

 

「飛んで帰れば?天下の河城ご自慢の劣化版ISのガラクタでさぁ」

 

「貴様ぁ!もう許さ『お待ちなさい』」

 

 横暴極まりない束の言葉に怒り、布都は思わず拳を振り上げるが背後に居る白蓮がそれを制止する。

 

「聖殿、何故止める!」

 

「腹立たしいのは解ります。勿論私とて彼女に対してお咎め無しにする気は毛頭ありません。ですが……」

 白蓮は静かにある人物を見詰める。

その人物……篠ノ之箒は、暗い表情を浮かべ、怒りとも悲しみとも付かない表情を浮かべていた。

 

「どうやら我々よりも重い話をしなければならない方も居るようです。

私達の話は彼女の後でも良いでしょう」

 

「…………」

 

 白蓮の言葉に少しではあるが冷静さを取り戻し、布都は束を掴んでいた手を離す。

束はそれに一瞥する事も無く、再び表情を柔和なものに戻し、箒の方へ歩いていく。

 

「やあやあ箒ちゃん!ごめんね遅くなっちゃって」

 

「い、いえ……それより、その……」

 

「うんうん!

皆まで言わずとも解ってるよ!さぁ、箒ちゃんお待ち兼ねの専用機のお披露目タ〜〜イム!!」

 

 有無を言わせぬ勢いで捲くし立て、束は真紅のISを展開して見せた。

 

「これぞ!箒ちゃん専用機にして現存するすべてのISを凌駕する世界初の第4世代IS・紅椿!!」

 

 束は胸を張りながらその機体・紅椿を見せびらかす。

一方で箒は拳を握り締め、何かを言いたげに唇を振るわせる。

 

「あ、あの姉さ『さぁ箒ちゃん早速コレに乗ってみよう!』……」

 

 箒の言葉を遮るように束は箒に紅椿に乗るよう促す。

 

「さぁ、早く乗って『姉さん!』……なぁに?箒ちゃん」

 

 捲くし立てる束を大声で遮り、箒は束に向き合い、申し訳無さそうに硬く目を瞑り、深々と頭を下げた。

 

「姉さん、すいません。……自分で頼んでおきながら、こんな事を言うのは身勝手な事を言っているのは重々理解してるつもりです。

だけど、今は……今の私には、その機体に乗る事は出来ません」

 

「え?…………どうして?箒ちゃんが欲しいって言ってた専用機だよ?

これがあればいっくんの隣に立てるんだよ!?なのに何で?」

 

「……それは、違います。

確かに今でも一夏の隣には立ちたいです。一夏の彼女とやらに対しても悔しい思いはあります。

けど、鳳や東風谷と戦って、一夏や千冬さんと話して、

いくら力があったって、どれだけ凄い機体に乗ったって、それに私自身が見合わなければ、何の意味も無いって……そう教えられたんです。

それで色々と考えて、今までの自分の行いを振り返って……、

今の私は、力を持つ資格は無いと、今のままでは専用機を活かせないと、そう思ったんです!!

我侭だというのは解っている。

だけど、お願いします!!専用機を受け取るのはもう少し待ってください!

私が十分に心身共に強くなるまで、それが無理でもせめて、その期待が必要になる時まで、その機体を預かっていてください。

お願いします!!」

 

 胸の内を吐露し、箒はいつしか土下座をしながら束に懇願していた。

箒は苦悩していた。いくら気まぐれで自由気ままな性格の束が相手とはいえ、自分のために態々作製し、用意してくれた専用機を、いざ受け取るときになってそれを断るという、余りにも相手の気遣いを無碍にしている行為、

元が自分の我侭同然の願いからという負い目も加わり、その罪悪感が箒を土下座という行為に走らせた。

 

「…………」

 

 それに対し、束は無言。

あれだけハイテンションだったのに、それを真逆にしたような態度は、見るものに不気味な雰囲気を感じさせる。

 

「……箒ちゃんさぁ」

 

 やがて束は静かに、そして不気味に口を開く。

 

「ちょっと、河城の連中に影響されすぎなんじゃない?」

 

「っ!?」

 

 初めて聞く姉のドスの利いた言葉に箒は思わずたじろいでしまう。

しかしそれを気にする事無く束は箒に一歩近付いてくる。

 

「あれだけそこの人外連中を憎んどいてさぁ、ちょっと説教されたら心変わり?

それで専用機いりませんなんて、そりゃないよ箒ちゃん」

 

「ち、ちがう!専用機が必要無いんじゃない。私がそれを持つにはまだ至らない所があるだけで、それを克服すれば改めて……」

 

「それいつになるの?

明日?明後日?一週間後?一ヵ月後?それとも十年後?」

 

「そ、それは……」

 

 先程とは打って変わって威圧的に捲くし立てる束。

返す言葉が見つからない箒は後退りながら口を噤む事しか出来ない。

 

「うん、分かってるよ。箒ちゃんが専用機を無碍にする気なんて無いって事は。

けどねぇ、今貰っとかないと損だよ?色々と、ね……」

 

「う、うぅ……」

 

 淡々と責める様に詰め寄る束に箒は言葉を失ってしまう。

その様子に束は徐々に勝ち誇るような笑みを僅かに浮かべ始める

 

「ね、だから受け取るだけ受け取って『おい、やめろ束!』……何、ちーちゃん?」

 

 そんな中、横から口を挟んだのは千冬だった。

 

「お前が妹に専用機を渡す事自体をどうこう言う気は無いがな、今お前がやってるのはただの押し付けだ。

箒は箒なりに考えた末に出した答えが受け取りの延期なんだ。

だったら彼女が自分で納得出来る実力を得るように手助けしてやれば良い。そうだろ?」

 

「…………」

 

 千冬からの叱責の言葉に束は箒に向けていた冷めた視線を千冬に向ける。

 

「ちーちゃん、前から聞きたかったんだけどさ、

ちーちゃんってさ、束さんと河城重工……どっちの味方?」

 

「何?」

 

 不意に投げかけられた問いに、千冬は眉を顰める。

 

「……河城重工には大きな恩があるし、友人も居る。

だが、私はお前の事も友達だと思っている……という答えではダメか?」

 

「ふ〜ん、友達って思ってくれてんだ。嬉しいなぁ。

でも結局は河城重工の味方な気がするんだけど?

だって、愛しのいっくんが所属してるから……私といっくんが敵になったら、どっちを取る?」

 

「っ!?」

 

 自分の答えに対する束の意味深な言葉に千冬は思わず息を呑む。

同時に相手が相手なだけに自分と一夏の関係も既に察知しているのではないかと言う不安が脳裏を過ぎる。

 

「…………ま、良いよ。今はそれでも。

で・も・ね、箒ちゃんはすぐに紅椿が必要になる、間違い無くね」

 

「?……どういう意味『お、織斑先生!大変ですぅ〜〜!!』っ!?」

 

 束の予言の如く意味深かつ不気味な言葉を問い返す間も無く、突如として響き渡る悲鳴にも近い真耶の声。

直後に駆け込んできた真耶は一目散に千冬に駆け寄り、手に持ったディスプレイを千冬に見せた。

 

「!? ……全員よく聞け! 演習は現時点を以って中止!! 一般生徒はすぐに旅館へ戻れ!!

白蓮さん、あなた方には後で説明するので生徒達の引率をお願いします。

専用機持ちは私達と一緒に来い!!」

 

 ディスプレイを見た千冬は血相を変え、大声で生徒たちに指示を出す。

それに従い生徒達は旅館へと戻り、全ての生徒が旅館内に入った事を確認し、千冬と真耶、そして専用機持ちのメンバーも旅館へと入ったのだった。

 

 

 

 

 

「…………さ〜てと、驚天動地のビッグイベントの始まり始まり〜〜!」

 

 残された束は、一人不気味に笑いながら、その場に佇んでいた。

 




次回予告

突如として入る知らせ……軍事用IS『銀の福音』の暴走事件。
そしてその裏で暗躍する束一派。

そしてある少女は最悪の現実を知る…………。

次回『凶宴の幕開け』

?「あ、あぁ……う、嘘だ…………何で…何で!」

ノエル「さぁ、蘇れ……」

束「あっはっは!感動のご対めぇ〜〜ん!!」

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