東方蒼天葬〜その歪みを正すために〜   作:神無鴇人

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これでストックはラストです。
次回からは更新速度が落ちると思いますが今後ともよろしくお願いします。


中国代表候補?何それ美味いの?

「アンタが二組の代表で一夏のルームメイト?」

 

 その少女は、食堂で朝食を取っていた美鈴に突然話しかけてきた。

髪型はツインテール、背丈は150cm程の小柄な少女だった。

 

「そうですけど、それがどうかしましたか?」

 

 怪訝な表情で聞き返す美鈴に少女は不適に笑ってみせる。

 

「代表、代わってくれない?」

 

 

 

 

 

「ねーねー知ってる?2組に転校生が来たんだって」

 

 クラス対抗戦を数日後に控えたその日の朝、一夏達のクラスメートである布仏本音が発したその一言が発端となり、教室内がざわめき始めた。

 

「本当?この学校の編入試験って相当難易度高いはずだよ」

 

「いや、本当だぜ。昨日新聞部のダチ(文)から聞いたけど、どっかの国の代表候補だとか」

 

「そうそう!たしか中国の代表候補らしいよ」

 

 一夏の言葉で話の信憑性が増し、教室内のざわめきは大きくなる。

 

「……あんまり大した事じゃありませんわね。私達の同年代には常識破りな人達が沢山居ますから」

 

 早朝訓練で疲れきったセシリアがやつれた顔で呟く。

周囲の女子たちはそんな彼女を同情と肯定の眼差しで見つめる。

一夏達にボロ負けした当初、セシリアは周囲から嘲りの目で見られていたが、現在はそうでもない。

武術部に入部して以来毎日のように身体に痛々しい痣を作りながら日々訓練に励み、自分達があっという間に音を上げた武術部の訓練に付いて行っている彼女と簪は、ある意味一年生達(一部を除く)の英雄であり希望とも言える存在だった。

 

(ふん、あんなメイド如きに敗れた負け犬が何をほざいて……)

 

 最もそんなセシリアを……というよりも河城重工を認めようとしない者(箒や女尊男卑主義者)からは未だに蔑視されているが……。

 

「その情報、古いよ」

 

 そんな話で盛り上がっていると不意に教室の扉から声が聞こえる。

そこには髪をツインテールに纏めた小柄な少女がいた(貧乳と言ってやらんのは作者からせめてもの優しさ)。

彼女こそ今話題に挙がった中国代表候補生、そして一夏の幼馴染の一人である凰鈴音、通称・鈴だ。

 

「鈴?お前鈴か?久しぶりだなぁ!……でもその格好つけ方似合わないぞ」

 

「あ、アンタねぇ!久しぶりに再会した幼馴染に言う最初の台詞がそれ!?」

 

 再会の懐かしさと鈴の行為への突っ込みを同時にやってのける一夏に鈴は憤慨する。

 

(まさか、鈴が中国代表候補に……ある意味、一番会い辛い奴が)

 

 フランクに鈴に対応した一夏だったが、内心では頭を抱えていた。

凰鈴音……彼女は箒と同様一夏の幼馴染であり、彼に好意を寄せている。

その証拠に彼女は小学生の頃『料理が上達したら毎日私の酢豚を食べてくれる?』などと遠まわしな告白をしているのだ。

以前の一夏なら彼女の好意に全く気付かなかっただろうが千冬達との一件以来女心に多少は敏感になった今なら鈴の見え見えの行為に気付く事は(何とか)出来る。

箒のような暴力混じりの好意は流石に無理だが……。

 

(もし本当に鈴が俺の事意識してるんなら、振らなきゃいけないって事だよな……気が重い)

 

 目の前でゴチャゴチャと自分に向かって何か言っている鈴の言葉も耳に入らず、一夏は思考の海に落ちていった。

 

「ねぇ、一夏!アンタ人の話聞いて……あがっ!?」

 

「再会を喜ぶのは勝手だがもうHRだぞ。さっさと自分のクラスへ戻れ鳳」

 

 叫ぶ鈴の脳天に千冬の出席簿が振り下ろされる。

 

「ま、また後で来るわ!逃げんじゃないわよ!!」

 

 頭を抑えながら鈴は教室へ戻っていった。

 

 

 

 

「咲夜、牽制しなくて良いの?あの娘確実に一夏に惚れてるわよ」

 

 去っていく鈴を眺めながらレミリアは咲夜に問いかける。

 

「大丈夫でしょう、雑魚ですから」

 

 哀れ鈴……最早咲夜の眼中にすら無し。

 

「それよりも……厄介なのはあっちね」

 

 鈴を酷評する一方、咲夜は横目である人物を一瞥する。

 

「何なんだ、アイツは……一夏に馴れ馴れしく」

 

 咲夜が向けた視線の先にいる人物……篠ノ之箒は歯軋りしながら終始鈴を睨み続けていた。

 

(随分と暴力的な目ね……ああいうタイプってかなり厄介なのよね。一夏を奪われる心配は無いだろうけど、一夏に……いえ、私達に負担を掛ける可能性がある。まったく、妖夢に叩きのめされてまだ懲りてないなんて、スッポンみたいな娘ね)

 

 咲夜の中で箒は早苗達とは別の意味でマークすべき人物になりつつあった。

 

 

 

 そして昼休み

一夏達は鈴、そして何故か付いて来た箒と共に食堂で昼食を取りつつ昔話に花を咲かせる。

 

「なるほどな、それで代表候補に」

 

「まぁね、でもびっくりしたわよ。アンタが突然見つかったと思ったら世界初の男性ISパイロットでその上あの河城重工に入ってるなんて」

 

 近況報告を終えて再会を懐かしむ二人だったが、そんな一夏と鈴を不機嫌な表情で箒は睨む。

 

「おい一夏!その女とはどういう関係なんだ!?いい加減教えろ!!」

 

 そして我慢の限界に来たのか、箒は怒鳴るように二人の会話に割って入る。

 

「ああ、幼馴染だよ。箒とほぼ入れ違いに転校して来たんだ」

 

「そういう事、っていうか誰?」

 

「ああ、コイツは篠ノ之箒、お前と入れ違いになった幼馴染だ。昔話した事あるだろ?」

 

「ああ、そういえば。……ま、よろしくね。私の事は鈴って呼んでくれていいから」

 

「……ああ」

 

 鈴からの自己紹介に箒は多少表情に不機嫌さを残しながら返す。

 

「そういえばさ、一夏もクラス代表なんでしょ?」

 

「ああ……っていうか『も』って何だよ?二組のクラス代表はもう決まってる筈だろ?」

 

 まるで自分がクラス代表であるかのような物言いに疑問を感じ、一夏は聞き返す。

 

「そんなの代わって貰うに決まってるじゃん。ついでにアンタのルームメイトの座もね」

 

「はぁ?」

 

「な、何だと!?」

 

 鈴の言葉に一夏は呆れたような、箒は憤怒の表情を浮かべる。

 

「代わってもらうって、美鈴は了承したのか?」

 

「いえ、今日の放課後に試合で決める事になりました」

 

 一夏の後ろの席に座っていた美鈴が解説するように会話に参加する。

 

「そういう事、つまり今日の試合で勝てば私は晴れてクラス代表って訳」

 

 自信満々に答える鈴。勝つ気満々とでも言わんばかりだ。

 

「お前なぁ……随分無謀な」

 

「無謀って何よ?私はこれでも中国代表候補よ。そう簡単に負けたりしないわ」

 

「そうかい……じゃ精々頑張れ」

 

 幼馴染の余りに無謀な挑戦行為に一夏は溜め息を吐く。

 

「……なぁ鈴、クラス代表はともかくとして何で俺のルームメイトの座まで賭けるんだよ?」

 

「え?そ、それは……その……」

 

 赤面しながら鈴は視線を逸らす。

それに反応するかのように箒の睨みはより鋭くなる。

 

「それに…その、お前が小学生の頃言った『毎日酢豚を食わせてくれる』っていうアレだけど……アレって、やっぱ……そういう意味、なのか?」

 

「あ……う……それは……(覚えててくれたんだ)」

 

 自分の告白を覚えていてくれた事への喜びと自分の想いに気付いてくれたことへの喜び、そしてその気恥ずかしさに鈴は顔を茹蛸のように真っ赤にしながら僅かに頷く。

 

「き…貴様……!」

 

 箒は怒りで顔を真っ赤にして今にも鈴に飛び掛らんと拳を硬く握る。

しかしその拳が鈴に向く事は無かった。

 

「ごめん!俺、付き合ってる人がいるんだ!!」

 

「へ?………う、うそ」

 

 余りにも予想外すぎる一夏の言葉に呆然とする鈴。赤かった顔が一変して蒼白になる。

 

「……だ、誰よそれ?」

 

「それは言えないんだ。俺の立場なら言えない理由、分かるだろ?」

 

 頭を下げたまま一夏は答える。

一夏は世界で唯一操縦スーツ無しでISを操縦できる貴重な存在ゆえ、各国は一夏の身柄が喉から手が出るほど欲しい。

そんな一夏に恋人がいればその恋人が人質にされてしまう可能性があるためその存在を公には出来ない……これが表向きの理由。

本来その彼女である千冬は人質に出来るような存在ではないがこれが公になれば千冬の権威と名誉はガタ落ちする事は間違い無く、河城重工の活動にも支障をきたす恐れがある……これが本当の理由である。

 

「それは……そうだけど」

 

 理由を察して鈴は言葉を詰まらせる。

しかしとても納得できるような事ではない。

せっかく会えたずっと想いを寄せていた幼馴染に漸く想いを伝える事が出来たと思ったら一夏は既に彼女持ちだった等、天国から地獄へまっ逆さまである。

 

「すまない……俺は鈴の気持ちに応えられない」

 

 キッパリと言い放つ一夏。

鈴は身体を震わせながらそれを見詰める。

 

「一夏……」

 

 やがて震える声で鈴は一夏の名を呼び、彼に近付く。

そして右手で思い切り一夏の頬を張った。

 

「馬鹿ぁ!!アンタなんて大っ嫌い!!」

 

 目に涙を浮かべてそう叫び、鈴は踵を返す。

 

「対抗戦でメッタメタにしてやる!首洗って待ってなさい!!」

 

 そして捨て台詞を残して食堂を後にした。

 

「……ごめん」

 

 去っていく鈴の姿を眺めながら一夏は小さく呟いた。

 

 

 

「しゅ、修羅場ですよね?これって……」

 

「ああ……」

 

 一夏達とは少し離れた席で真耶と千冬は一夏達のやりとりを見ていた。

 

(鳳……すまない。お前の気持ちは痛いほど解る。だけど、私は一夏を手放せない。一夏がいないと生きていけないんだ)

 

 結果的とはいえ想い人を奪ってしまった事に千冬は心の中で謝罪した。

 

 

 

 

「そ、そんなぁ〜〜」

 

「織斑君が彼女持ち……」

 

「この世には神も仏も居ないのぉ〜〜!?」

 

 周囲からは一夏が彼女持ちだった事実に女子達が悲鳴を上げている。

 

(一夏に恋人だと?ふざけるな!!)

 

 しかしそんな中、鈴以上に納得していない者がいた。篠ノ之箒である。

最早彼女の頭の中に鈴の存在などこれっぽっちも無い。あるのは誰かも分からぬ一夏の恋人への怒りと憎悪のみ。

(認めん、絶対に認めんぞ!!……誰なんだそいつは?きっと身体を使って一夏を誑し込んだに決まってる!!必ずそいつを突き止めて叩き潰してやる!!)

 

 血が出る程に唇を噛み締め、箒はそう決意した。

それは独りよがりな決意でしかないが、今の箒ではそれを理解する事は出来ない……。

 

 

 

 

 

 そして放課後……2組のクラス代表をかけた美鈴VS鈴音の試合の時間が来た。

 

「美鈴とか言ったわね、戦う前に忠告してあげるわ。私今物凄く機嫌が悪いの、だから手加減なんて出来ないわ。絶対防御だって完璧じゃないんだから怪我しないうちに降参した方が良いわよ」

 

 アリーナ中央にて自身の専用機『甲龍』を纏い上から目線でものを言う鈴に美鈴はやや呆れがちに首を振る。

 

「あんまり調子に乗ってると手痛い竹箆返しが来ますよ。中国代表候補だか何だか知りませんけど、大物ぶるならまずはその短気を治したらどうですか?」

 

 挑発混じりに言い返し、美鈴は自身の専用機『紅龍』の武装である特殊装甲『極彩』を展開して身構える。

美鈴専用機『紅龍(ホンロン)』……一夏のダークネスコマンダーの兄弟機であり、スピードと瞬発力に重点を置いた高機動格闘戦型の機体だ。

 

「言っておきますけど、私の機体は一夏さんの機体と同系機です。私に負けるようじゃ一夏さんには絶対敵いませんよ」

 

「フン、調子に乗ってるのはアンタの方じゃない。私の甲龍を甘く見てるとどうなるか思い知らせてやるわ!」

 

 直後に試合開始のブザーが鳴り響く。

開始と同時に鈴は甲龍に装備された衝撃砲『龍咆』を展開する。

 

「喰らえ!」

 

 展開と同時に発射される不可視の砲弾。

龍咆……それは中国の誇る第三世代武装で空間に圧力を掛けて見えない砲身と砲弾を形成し、攻撃する射撃武器だ。

初見でこの不可視の一撃を見切れるはずが無い、故にこの戦いの主導権は自分のもの……と、鈴は思っていた。

 

「見え見えですよ!」

 

「え!?キャアア!」

 

 しかし鈴の目論見と射撃は見事に外れ、逆に紅龍の腕部荷電粒子砲『颱風』の連射を浴びてしまう。

 

「クゥッ……このぉ!」

 

 思わぬ手痛い一撃に動揺しながらも鈴は再び龍咆を連射して攻撃を仕掛ける。

しかし美鈴は余裕の笑みを浮かべて一つ一つを余裕で回避していく。

 

「怪我しちゃっても恨まないでくださいよ!」

 

 そう言い放ち美鈴は砲撃を掻い潜りながら鈴に飛び掛った。

 

 

 

「やっぱり凄い……衝撃砲を一発で見切るなんて」

 

 美鈴の戦闘を観客席で眺めながら簪は呟く。

簪だけでなく、一夏や魔理沙を始めとした武術部の面々は試合を観戦していた。

 

「それにしても無様ね。彼女、この状況になってもまだ実力差に気付いてないわ」

 

「以前の私と同じですわ。嗚呼、情けない……私もアレと同類だったと思うと」

 

「それに気付けただけ一歩前進だ。……じゃあ問題だ、美鈴はどうやってあの見えない砲弾の軌道を見切っている?」

 

 鈴への酷評が飛ぶ中、一夏は不意にセシリアと簪に問いかける。

 

「タイミングは分かりませんが、砲弾の軌道は……目、でしょうか?」

 

「正解だ」

 

 戸惑いがちに答えるセシリアに一夏は笑みを浮かべる。

いくら砲身が見えないとはいえ所詮それを操作するのは意思のある人間、狙い撃つ際に目は追ってしまう。

ましてや実戦経験の無い学生風情がそれを行えば尚更目に頼るのは必然。

 

「じゃあ第二問、発射タイミングはどうやって見切ってる?」

 

「!……表情!?」

 

 今度は簪が声を上げる。

これも正解だ。実戦経験の無い人間、つまり戦い慣れていない者は攻撃の際に必ずそれが表情に出る。それを見切ってしまえばどんなに攻撃自体が不可視であろうが恐れる必要は無いのだ。

 

「そうだ……攻撃しますって表情に出てたら避けてくれっていってるようなもんだ。さてココで第三問だ、俺が言いたい事言ってみろ」

 

「……目だけに頼るな」

 

「そして、戦いにおいて攻撃する事は当たり前」

 

 挑発的にニヤリと笑う一夏にセシリアと簪は強い口調で答えたのだった。

 

 

 

「クッ……射撃がダメなら、こっちで!!」

 

 何発撃っても当たらない射撃に業を煮やし、鈴は近接専用の刀『双天牙月』を展開し、美鈴目掛けて突進する。

 

「わざわざそっちから向かって来るなんて、私の事を嘗めるのもいい加減にしないと……」

 

 突進する鈴を美鈴は静かに、大地にしっかりと根を張るように脚を付けて立ち、迎え撃つ。

 

「ハァアアアア!!」

 

 そして鈴の双天牙月が振り下ろされたその刹那、美鈴はその刀をまるで払いのけるかのように受け流してしまった。

 

「え?」

 

「怪我じゃ済みませんよ!!」

 

 一喝と共にがら空きになった鈴の脇腹に美鈴の掌底が叩き込まれた。

 

「ガッ……!?」

 

 肺に襲い掛かる思いもよらぬ衝撃に鈴の呼吸が一瞬止まる。

皮肉にも鈴は試合開始前に言った『絶対防御は完璧ではない』という事実をその身を以って体感した。

 

「これで終わりです!」

 

 直後に美鈴は極彩を解除し、そのまま鈴の首を右手で鷲掴む。

 

「せぇーーのぉ!!」

 

 掛け声と共に勢い良く美鈴は鈴の体ごと跳び上がり、そしてそのまま鈴を背中から地面に叩き付けた。

 

「ウゴェェッ!!?」

 

 首と背中に落下の衝撃が一気に掛かり、鈴はその可憐な顔付きに似つかわしくない声を上げる。

直後に鈴の表情から血の気が失せ、そのまま鈴は白目を剥いて口から泡を吐いて失神し、甲龍は待機状態へ戻されてしまった。

 

『凰鈴音、戦闘不能。勝者・紅美鈴』

 

「……ふぅ」

 

 電子音声によって美鈴の勝利が告げられる。

それを聞き美鈴は一息吐いて気絶した鈴を担いでピットへと戻っていった。

 

 

 

「落ちたな……文字通り」

 

 管制室内で試合の監督を担当していた千冬は試合の様子を眺めながらそう呟いた。

「え、ええ…あの、凰さん……死んでませんよね?」

 

 余りにも無残な鈴の姿に真耶は若干引き気味に訊ねる。

 

「安心しろ。紅はきっちり加減している」

 

「よ、よかった……」

 

 千冬の言葉に真耶は胸を撫で下ろしたのだった。

 

 

 

おまけ

 

「美鈴、お疲れ様。はいこれ、差し入れのサンドイッチよ」

 

「あ、咲夜さん、ありがとうございます」

 

「美鈴さん、よろしかったら今夜一緒に夕食でもどうです?私が奢りますから」

 

「あ、それなら私の部屋で皆一緒に食べませんか?丁度新しいレシピが完成したので」

 

「早苗さんに妖夢さんまで……」

 

 試合直後、美鈴に対して咲夜達は妙に優しかったとか……。




次回予告

遂に始まったクラス対抗戦。
第一試合は2組VS3組
試合開始ギリギリまで少しでも強くなるための知識を得ようとするセシリアと簪。
二人は第一試合で何かを掴むことが出来るのか?

次回『踊る人形VS紅の龍』

セシリア「驚いてばかりはいられませんわ。少しでも何かを掴まなければ……」



IS紹介

紅龍(ホンロン)
パワー・B
スピード・A
装甲・C
反応速度・A
攻撃範囲・D
射程距離・C

パイロット・紅美鈴

武装
格闘用特殊アーマー『極彩』
両手両足に装備された特殊装甲。

腕部荷電粒子砲『颱風』
連射性と速射性に優れた射撃武器。
発射時は腕をまっすぐ伸ばす必要がある。

紅美鈴専用機。
一夏のDコマンダーの兄弟機であり、Dコマンダーと比べて若干機動性重視に設計されている。
カラーリングは紅をベースに緑のライン。待機状態はアンクレット。

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