東方蒼天葬〜その歪みを正すために〜   作:神無鴇人

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涙と常識を越えて(後編)

「やべ……降ってきたな」

 

 魔法の森の上空で空から降ってきた数滴の水滴に魔理沙は箒に乗りながら顔を顰める。

数時間前まで晴れていた空は曇天となり、間も無く雨が本降りになりそうな天気だった。

 

「ん?あれは……」

 

 そんな時、彼女の目に見覚えのある人影が映り、魔理沙はその人影に近寄る。

 

「ち、千冬!?どうしたんだよその格好?」

 

 千冬の姿がハッキリと見え、魔理沙は驚いて声を上げる。

千冬は全裸で森の中をさまよっていたのだ。

 

「魔理、沙……うっ……ひっく……」

 

「千冬お前……」

 

 千冬の様子に魔理沙は唖然とする。

千冬は涙と鼻水で顔をクシャクシャにしながら嗚咽を漏らしながら泣いていた。

その様子からただ事ではないという事は十分に理解できる。

 

「来いよ、こんな所に居たら風邪引くぜ」

 

 千冬の様子に魔理沙は何も聞かずに千冬の手を引き、ある場所へ向かった。

 

 

 

「ハァ、ハァ……千冬姉ぇーーー!!どこだーーーー!?」

 

 魔法の森の中、降り注ぐ雨に濡れながら一夏は素っ裸のまま家を飛び出した千冬を探し飛び回っていた。

 

「何処にいるんだよ、千冬姉?」

 

 どれだけ探しても見つからない千冬の姿に一夏は弱々しい声を漏らす。

頭に浮かぶのは涙を流しながら全裸で飛び出した千冬の姿。

それを思い出すだけで千冬を泣かせた自分が激しく憎くなり、そして千冬の身に何か起きるのではないかという不安が生まれる。

 

「クソッ!!何やってんだよ俺は!?千冬姉殴って、泣かせて……全部俺の所為だ」

 

 あの時、千冬が自分の前で全裸になった時……いや、化粧をして自分の前に現れた時……正直な所、内心一夏は千冬に見惚れ、興奮していた。

告白され、肉体関係を求められた時だって抵抗してはいたが誘惑に負けて千冬を抱いてしまうのは時間の問題だったと思う。だが……

 

『私にはもう、こうするしか無いんだ……身体でお前を繋ぎ止めるしか……。どうして分かってくれないんだ!』

 

 この言葉を聞いた時、何故か怒りが沸いてしまった。

何が不満だったのか分からなかった。ついさっきまでは……。

 

(あんなヤケクソみたいな気持ちの千冬姉、見たくねぇよ……)

 

 本当に自分で自分を呪いたくて仕方が無い。

今になって、本当に今更になって……千冬が裸で飛び出し、自分以外の男に千冬の裸姿を見られたくない、千冬が無事であってほしい、千冬とまた笑い合いたいと、そう思って漸く気付いた己の心。

 

(ああ、そうか。俺はきっと…千冬姉の事、女として見てたんだ)

 

 思い返せばそれは当たり前の事実。

初めてこの幻想郷で千冬と初めて夜を明かしたあの日、一緒に寝る事に恥ずかしさと同時に嬉しさも感じていた。

にとりにISコアの解析を頼んだ時の帰路で背中に千冬の胸を押し付けられて顔を真っ赤にして意識してしまった。

飛行訓練で自分の顔に落下した千冬の胸が嵌まった時、鼻血が出そうな程に自分は興奮した。

姉弟だとかそんなのは言い訳でしかなかった。

今まで恋愛に全くと言って良いほど無頓着だったのは誰よりも魅力的な女性が自分のすぐ傍に居たから……。

 

「千冬姉……俺は……」

 

 自分の想いを漸く、そしてハッキリと理解し、一夏は再び千冬を探すため森を駆け回る。

千冬の想い、そして自分の想いにケジメをつけるために。

 

 

 

 一夏が千冬を探して森の中を飛び回る最中、当の千冬の姿は森の中に建つ一軒の家の中にあった。

 

「ほら、これでも羽織ってなさい。風邪引くわよ」

 

「……すまない」

 

 金髪の髪に赤いリボンをヘアバンドの様に巻き、ワンピースにも似たノースリーブとロングスカートを着用した少女が全裸で膝を抱える座る千冬に毛布を手渡す。

彼女の名はアリス・マーガトロイド。この家の主で『七色の人形遣い』という二つ名を持つ魔法使いで一夏と魔理沙にとって共通の友人(知人)だ。

 

「悪いなアリス。部屋貸してもらって」

 

 毛布を羽織る千冬の様子を見ながら魔理沙はアリスに声を掛ける。

数分前に千冬を保護した魔理沙は本降りになった雨で千冬の体調を考慮し、知人であるアリスを頼り彼女の家を避難場所にさせてもらっていた。

 

「別に構わないわよ。ただ、こういう時ぐらい勝手に私の物を持っていかないようにね」

 

「分かってるって」

 

 ジト目で睨んでくるアリスに苦笑いしながら魔理沙は千冬を見る。

それなりに落ち着きは取り戻しているものの、まだ全身から滲み出る悲壮感は消えていない。

そんな千冬に魔理沙は近寄り、優しい口調で話しかける。

 

「なぁ千冬、一体何があったんだ?言いたくないならそう言わなくても良いけど一夏が心配するから」

 

「ッ……心配なんて、もう……してもらえない」

 

 一夏の名前を聞き、再び涙を流し始める千冬。

その反応に魔理沙とアリスは千冬がこうなった大体の原因を察する。

 

「一夏と何かあったのね。何があったの?」

 

「私は……取り返しの付かないことを……」

 

 アリスの問いに千冬は声と身体を震わせながら事の経緯を語り始める。

実の弟である一家にずっと恋愛感情を持ち続け、その一夏が咲夜達に告白され一夏が自分から離れてしまう事を恐れて肉体関係を結ぼうとしてしまった事を……。

流石に内容が内容なだけに魔理沙もアリスも話を聞いた直後は絶句していたがそれでも最後まで口を挟まず真剣に話を聞き続けた。

 

「あー、つまりそん時一夏にキツイ一発貰ったと……」

 

 話を聞き終え、魔理沙は千冬の頬に残る赤い痕を見ながら呟き、千冬は力無く頷く。

 

「もう、戻れない。一夏に……一夏に、嫌われ、て」

 

 離し終えて再び嗚咽を漏らす千冬。

そんな彼女を心配そうに見つめる魔理沙とは対照的にアリスは少々呆れた目で千冬を見ながら口を開く。

 

「馬鹿ね。一夏がその程度の事でアナタを嫌いになるとでも思ってるの?」

 

「え?でも……」

 

「じゃあアナタは一夏に平手打ちされた程度で彼の事を嫌いになるの?アナタがやった事は確かに重い、けど一夏はそれで肉親であるアナタを嫌いになる程器の狭い人間ではないでしょ?」

 

「だけど……だけど……」

 

 迷いを見せる千冬にアリスは溜息を吐きつつ千冬と魔理沙に背を向ける。

 

「まぁ、いきなりじゃ気持ちの整理も付かないでしょうし、今日は泊まっていって構わないわ。2階に空き部屋があるからそこで休んでなさい。魔理沙、悪いけど彼女の相手をお願い。私は一夏に連絡して彼女の服を見繕うから」

 

「ああ、わかったぜ」

 

 素っ気無く言うアリスだったが、その裏では使い魔の人形を使ってこっそりと魔理沙に一枚のメモ用紙を渡す。

そんな彼女の真意を汲み取り、魔理沙はただ一言だけ返して千冬と共に2階に上がっていった。

 

「さてと……」

 

 二人が2階に上がったのを確認し、アリスは使い魔である上海人形と蓬莱人形を取り出す。

 

「雨の中で悪いけど、一夏を連れてきてちょうだい」

 

 アリスの頼みに答えるように人形達は森の中に散っていった。

余談ではあるがアリスが魔理沙に渡した紙にはこう書かれていた。

『一夏を連れてくる』と……。

 

 

 

 そして2階に上がった魔理沙と千冬は部屋に用意されたベッドに腰掛け、一息吐く。

 

「私、なんであんな事してしまったんだろうな?」

 

 暫らくの間静寂が二人の間を包むが、やがて千冬が口を開いた。

 

「一夏が許してくれたって、もう今までの関係には戻れない。どうしてあんな……最低な事を……」

 

 嗚咽を漏らす千冬。心の中が後悔で一杯になり、絶望が支配する。

そんな彼女を魔理沙は何も言わずに抱きしめた。

 

「……泣いてもいいぜ」

 

「え?」

 

 不思議そうに自分の顔を覗き込む千冬の頭を魔理沙は優しく撫でる。

 

「思いっきり泣けば少しは楽になれるぜ。だから、泣いて良いぜ、千冬」

 

「私……私……う……うぁ……うああああああああああ!!!!」

 

 まるで妹を慰める姉の様に魔理沙は千冬を優しく抱きしめて優しく微笑む。

そんな魔理沙の行動に千冬は堰を切ったように声を上げて泣き叫んだ。

 

 

 

 数分後、千冬を落ち着かせた魔理沙はアリスが即席で作った千冬の服を彼女に手渡し、一度外に出た。

 

「一夏は見つかったか?」

 

「ええ、さっき上海が見つけて今連れてきているわ。ついでに千冬の部屋も結界で完全に防音している」

 

「そうか、なら好都合だぜ」

 

 僅かに言葉を交わして二人は一夏を待つ。

やがて一人分の人影が見え、彼女達の待ち人である一夏が姿を現す。

 

「ハァ、ハァ…アリス、魔理沙……千冬姉はココに居るのか?」

 

「ええ、そうよ。安心しなさい、服も着せてあげてるから人前に肌を晒すような事は無いわ」

 

 息も絶え絶えに一夏は千冬の居場所を尋ね、アリスは無表情でそれに答えた。

その答えに一夏は安堵の表情を見せる。

「それで、どうするつもりなんだ?」

 

 直後に魔理沙から問いかけられる。

その真意を察し、一夏の表情は真剣なものに変わる。

 

「事情は大体聞いてるわ。だからこの際ハッキリ言ってあげる。……中途半端な気持ちで彼女と仲直りしたいなんて思っているなら帰りなさい。そんな気持ちで今の彼女に会えばお互い傷付くだけよ」

 

 辛辣とも言える言葉が一夏に突き刺さる。

しかし一夏は表情を変える事無く一歩前に踏み出す。

それに反応するように魔理沙とアリスは行く手を阻むように立ち塞がる。

 

「……どいてくれ。俺は真剣だ」

 

「真剣に、どう思ってるんだ?」

 

 一夏に負けず劣らずの真剣な表情を見せながら魔理沙は一夏に問いかける。

その問いに僅かな間をおいて一夏は口を開く。

 

「……千冬姉は俺にとって大切な人だ。……家族としても女としてもな」

 

「一度拒絶しておいて今更やっぱり違うって言うの?随分と勝手ね」

 

「わかってる」

 

 アリスの皮肉を強い口調で返す一夏。その口調には力強い決意がにじみ出ている。

 

「今更……本当に今更だって自分でも思う。褒められた感情じゃないって事も理解してるつもりだ。だけど俺は千冬姉の事が……」

 

「はい、ストップ!」

 

 一夏の言葉を遮ると同時に魔理沙は一夏に道を譲る。

 

「お前の気持ちは十分理解したぜ一夏。でも、そういう台詞は千冬の前で言ってやれ」

 

 表情を快活な笑みに変え、魔理沙は一夏に近寄る。

 

「さっさと行きなさい。……あ、でもその前に」

 

 突然何かを思い出したかのように魔理沙とアリスは一夏の肩を掴み、一夏の顔面と腹を思いっきりぶん殴った。

 

「フゲッ!?」

 

「平手とはいえ女の顔殴って泣かせた罰だ!」

 

「ま、甘んじて受け止める事ね。さっさと行きなさい、もたもたしてると彼女寝ちゃうわよ。泣き疲れてるから」

 

「ああ!」

 

 二人から手荒い激励を貰い、一夏は千冬のいる部屋へと向かって駆け出した。

ドアを潜り、階段を駆け上り、そして部屋の前に辿り着き、そのドアノブに手を掛けた。

 

「千冬姉……」

 

「ッ!…い、……いち、か」

 

 ドアを開き、自分の目に映る千冬の姿に一夏は絶句する。

千冬は膝を抱えながら身体を震わせていた。普段の凛とした面影は消え失せ、何かに怯える小動物のように弱々しい姿だった。

そんな千冬に一夏は無言のまま静かに歩み寄る。

 

「来ないでくれ!」

 

 自分に近寄る一夏に千冬は涙声で叫ぶ。

 

「千冬姉……」

 

「幻想郷に来て、変われたと思った。私だってちゃんと罪を償えば真っ当な人間になれると思った……けど、ダメだった。どんなに取り繕ったって私は…弟であるお前に欲情して、お前に好意を向けてる女に嫉妬して……どこまでも身勝手で、自分本位で、最低な…………ぅ……っ……」

 

 そこから先はもう言葉にならず、千冬は言葉の代わりに嗚咽を漏らす事しか出来なかった。

そんな姉の姿に一夏は口元をギュッと結んで再び千冬に歩み寄り、その手を伸ばす。

自分に向かってくる一夏の手に千冬は身体を大きく震わせ、硬く目を閉じる。

その手は千冬の頬に添えられ、千冬の顔は上を向く。

 

「ッ……!?」

 

 直後に千冬の唇にやわらかい感触が当たる。

覚えのある感触だった。かつて何度か感じた事のあるやわらかさ……初めてはあの日、幻想郷で初めて一夏と共に過ごしたあの日の夜、些細な偶然から起きた一夏への一方的な口付け。

二度目は数時間前、尚早と孤独への恐怖から一夏を求めた時。

それが今度は逆に一夏が千冬に口付けている。

何も言わず、ただ千冬の涙を止めるかのように深く、優しく……。

 

「……一、夏」

 

 僅か十数秒、しかし千冬にはそれが何分にも感じられた頃、二人の唇は一度離れ、そのまま一夏は千冬を抱きしめる。

 

「千冬姉……俺、千冬姉の事が好きだ」

 

「……え?」

 

 突然の告白に千冬は頭の中が真っ白になっていくのを感じる。

 

「引っ叩いといて今更何言ってるんだって思うかもしれない。けど、俺…気付いたんだ。俺も、千冬姉の事を異性として見ていたって」

 

 そこまで言って一夏は一度間をおくと同時に千冬から身体を離し、彼女の顔をじっと見つめる。

 

「好きだから……千冬姉の事が大好きだから、ちゃんとした形でそういう関係になりたい。自棄みたいな形で千冬姉を抱きたくない。恋人として千冬姉のことを抱きたい、幸せにしたいんだ!!」

 

「い、ち……か……」

 

 また千冬の目から涙が零れ落ちる。

だけどその涙は決して今までのような悲しいものではない。

最愛の存在と心が通じ、結ばれようとしていることへの歓喜の涙だ。

 

「本当に、今更かもしれないけど、千冬姉……俺と付き合ってください」

 

「はい!……一夏、私も……愛してる」

 

 想いは重なり、一夏と千冬は再び抱き合い、口付けを交わす。

そしてそのまま一夏が千冬の身体を押し倒し、互いに身も心も重ねあうまでさほど時間は掛からなかった。

 

 

 

 

 

 翌日の正午……一夏と千冬は二人並んで日の光が差す森の中を歩き、万屋への帰路についていた。

千冬の歩き方は少々ぎこちないがそんな彼女を支えるように一夏は千冬と手を繋ぎ、身を寄せ合っている。

 

「アリスに悪い事をしてしまったな。アイツ私達を呆れ目で睨んでたぞ」

 

「うん…でもまぁ、ちゃんと掃除したし。今度依頼受ける時は依頼料をサービスしてあげるって約束したから」

 

 お互いに頬を赤く染めながらぎこちなく笑い合う。

その後二人の間を静寂が支配したが、やがて千冬が口を開く。

 

「一夏、本当に私で良いのか?」

 

「良いに決まってるよ。だって俺は、千冬姉だから好きになったんだから」

 

 僅かに不安げな表情を浮かべて問いかける千冬に一夏は優しく笑みを浮かべる。

それにつられて千冬も笑い、一夏に顔を近づける。

 

「私もだ、一夏……」

 

 触れるだけの軽いキスを交わし、二人は再び歩き始めた。

 

 

 

「まさか、こんな事になるなんてね」

 

 寄り添いあいながら歩く一夏達を上空から見つめる三人がいる。

十六夜咲夜、魂魄妖夢、東風谷早苗だ。

彼女達は朝起きて早々に妙な予感を感じ、一夏達の様子を見に来たのだが何があったのかは千冬のぎこちない歩き方を見れば何があったのかは大体想像が付く。

 

「あんな超ドストレートな告白までしたのに……告白から一日も経たずにこんな……」

 

 失意丸出しで早苗がうな垂れる。

 

「で、どうするの?このまま一夏を諦める?」

 

 咲夜の言葉に二人は顔を見合わせ、直後に咲夜の方を見る。

 

「言っておくけど私は諦める気は無いわよ」

 

「私もです。今は一夏さんが千冬さんに傾いてるかもしれませんけど、いつか必ず振り向かせるつもりです!!」

 

「それなら、私だって!!」

 

 威勢良く返す二人に咲夜は笑みを浮かべ、一枚の紙を取り出し、二人に見せる。

 

「それじゃ、この手紙は私たち全員の総意って事で良いわね?」

 

 紙に書かれた文字を読み、二人は頷く。

それを確認すると咲夜はナイフに手紙を結びつけ、一夏達が歩く道の近くにある木を目掛け、ナイフを投げる。

投げたナイフに一夏達が気付くのを確認すると三人は背を向けてそれぞれの帰る場所へ去っていく。

 

手紙にはこう書かれていた。

『今回は私達の負けだけど、必ずアナタから一夏を奪って見せる!』と……。

 

「一夏はお前らにはやらん!!」

 

 千冬の怒鳴り声を背に、三人はこれからの長い戦いに必ず勝利する事を心の中で誓ったのだった。

 

 

 余談ではあるが咲夜達の千冬への宣戦布告に一夏はある事を心に決めていた。

 

(これからは女心をもう少し知ろう。身が保たないから……)




次回予告

遂に完了したにとりによるISコアの解析。
そして起こりつつある異変の前兆に集う幻想郷の強豪達。
因縁は外界だけでなく幻想郷をも巻き込み、物語は新たな展開を迎える。

次回、幻想郷編最終話・『真実と異変の予感。いざ外界へ!』

千冬「束……お前は何故そんな真似を?」

にとり「河童の技術力は世界一ィィィ!!」

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