物語館   作:むつさん

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どうも夢子です

昔のことは昔のこと
今のことは今のこと

メリハリつけていきましょー


それではごゆっくり


過去の面影

よう霊夢。お賽銭どうだー

 

ちょいちょいってとこね。

 

おっ、入れてる人いるのか。

 

まぁ、居なくはないわ。

それで、今日は何のようかしら

 

用がなくても来るのがここだろ?

 

そういうと思ったわ。

 

しかし。最近は何もなくて暇だよなー

 

三ヶ月前のあの異変が忙しすぎただけよ。

 

霊夢だけだもんなー、まともに動けたの。

 

あの紫にですら、手に負えないんだもの、あれは疲れたわ。

 

終わった後もみんな宴なんかいいから、帰って寝るって言ってすぐ解散になったもんな。

 

私としては出費が減って有りがたかったわ。

 

しかし、元凶のあいつどこ行ったんだろうな?

 

あら、魔理沙はまだ知らされてないのね。

 

何を?

 

彼もうこの世に居ないのよ。

 

そうか、外の世界に…。

 

違うわ、本当にどこにもいないのよ、

 

おい、それってまさか。

 

亡くなったわ。

 

そんな…

 

自分かららしいわ。なんでも、あの異変がうまく行きすぎて罪悪感を覚えてしまったらしく、それで、らしいわ

 

だれから、そんなこと

 

サボり魔死神。

 

ああー、あいつかー

んで、黒判定か

 

まぁ、十中八九そうでしょうね。

 

仕方ないことだよな…

 

なんか、やけに下向きじゃない。

あなたにしては珍しいわね、

 

まぁ、最近いろいろあってな少しテンションの上がりが悪いんだよな。

 

まぁ、気を落としてばかりじゃ、何も面白くないわよ。いつも魔理沙がそう言ってるんだから

 

そう、だな!ちょっくらこーりんとこ行ってくるぜ。

 

ええ、行ってらっしゃい

 

 

…………………………

 

 

やぁ、魔理沙今日は八卦炉の調整かな?

 

いや、違う……

 

どうした?そんなに俯いて。

 

あのさ、あいつが死んだのは知ってんだよな

 

三ヶ月前の

 

そう、

 

あぁ、聞いているよ

 

その時、あいつの能力で

私とこーりんが入れ替わった。

覚えているよな、

 

人格を操れる程度の能力

怖いものだね。他人と他人の人格を入れ替えてしまうなんて。

 

その時気になったんだ

あいつがなんでその力を手にすることを、決めたのか、

でも、わかった

あいつは、外の世界に戻ってまた帰ってきた、それで、話してきた。

僕にはもう誰もいないって言ってた 

 

彼は彼で、居場所を探していたんだろう。でもここはそうではなかった。

でも、この世界で最期を決めた

 

その理由を知りたかったんだが…

最後私にそれだけ言って姿が見えなくなったんだけど、

なんの意図があったんだろう。

 

魔理沙は彼に会って何がしたいんだい?

 

単純に行動の意図を知りたい。

 

なら、もう諦めるのが得策だろう。

もう会えないだろうし。

 

……昔の私の知り合いにすごく似てたから。どうしても助けたかった。

 

過去の面影を、追いかけているんだね。

 

かっこわるいよな。こんなんじゃな。

 

そうは思わない。魔理沙はそれだけその人に対する感情があったんだよ。

素直でいいじゃないか。

 

なんか、さっきから慰められてばかりだな、これこそかっこわるい。

 

まぁ、そんな時もあるさ。

 

うん。なんかすっきりしたぜ!

 

それは良かったね。

魔理沙は元気が似合うから。そうやって笑顔で笑うほうがかわいい。

 

照れること言うなよ、こーりん

 

さて、今日は何をもっていくんだい。

 

それじゃ、お茶いただくぜ

 

これは珍しい、"サービス"を持っていくわけか。

 

変な解釈はいらないから、早くお茶をくれ。

 

はいはい、もう用意してるさ。

 

おっ、相変わらず仕事が早いね。

あんがとよー。

って、なんだ?新しいお茶か?

 

外のお茶らしい。紫さんが持ってきてくれてね。

烏龍茶って言うらしい。

 

独特の味がしてなかなかうまいぜ!

 

口にあって良かったよ。

さて僕も飲むかな。

 

しかしまぁー。

よく似てたよあいつは

 

昔の友人かい?

 

そう。身長は少し高いけど、顔とか体つきとか、結構面影を感じたんだよなー。

 

普通の人間だったんなら、他人の空似だと思うけどね。

 

まぁ、私もそんなところだと思ってるよ。

だって、なんの力もない人間なんだぜ?それにあいつ、結構内気の弱虫だったし。まぁ、ないわ。

 

その割りには、結構感情的になっていたみたいだけど。

 

そりゃ、あいつ、私のこと好きだったらしいし、

 

なるほど、それで魔理沙も同情とかしてたわけか。

 

まぁ、少なからずは。

 

それで、魔理沙はその人間が好きだったのかい?

 

いーや、たとえ仲のいい友人で、それが異性でも、あの時のあいつは、好きにならないぜ

 

まぁ、男で内気の弱虫ってのは、僕が女でも嫌だよ。

 

だろ?なんだかんだ言って、仲良かったってだけなのかもしれない

 

じゃあこの前のは?

 

んー。悪くないけど病んでるのはなぁ…?

 

結局ダメだね、彼は彼で自分の癖性格のせいで居場所がないのかもね。

 

そ、そうとしか思えねぇな、

自業自得ってやつだな。

 

おかわりいるかい?

 

いや、いい、そろそろ新しい本でも読みたいからパチュリーのとこから借りてこようかな。

 

それじゃ。今日はもう行くんだね。

 

あぁ、また来るぜ。

 




ちょっと短め。

でもまぁこんなもんと投稿

そして今回こそ他愛もない雑談。

それではまた会えたら会いましょう

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