イルヴァの大地でとりあえず世界一位でも目指しましょうかplus(Overdose)   作:輝く羊モドキ

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願いの女神「幸運と聞いて」
ジ「まじか」
オ「フハーン!」
 何を望む?
オ「もちろんご主人とのあ
ジ「願いの女神のパンティーおーくれ!」
オ「?!」
願「はいてないわ」
ジ・オ「なん…だと…?」


稼ぎ → 買い物

「ご主人」

「…ん?なんだオートス。」

「ご主人の隣にいるその女は誰だ。」

「お兄ちゃん♪」

「なんだこいついつのまに」「お兄ちゃーん♥」

「こら、抱き着くな。おい。」

「フフッフフッフハハハハハ!」

「オートス?」「お兄ちゃーん」

「この私というものがありながら浮気とは…。」

「…オ、オートス?」「お兄ちゃん!」

「裏切り…許さない…」

「オートス?!」

 

 

 

  し ん で

        」

 

 

 

* * *

 

 

 

「ふお!」ガバッ

…………夢か。

 

 

 

* * *

 

 

 

「絶望的に資金が足りません。」

「フハー?」

 

今いる場所はヴェルニースの酒場の一角。ここの看板娘からの依頼を達成し、報告に来たらすでに噂は聞いていたらしくお礼に幾許かの金貨と魔道具を貰い、さらには一杯奢ってくれると言った。

せっかくだからとお言葉に甘え奢ってもらい、席についてウイスキーを豪快に飲んでいるオートスに先の一言だ。

目の前には一見すると機械だか生き物だかよく分からない清掃員(『ダンジョンクリーナー』という50歳の紳士らしい。)がミンチになった何かを掃除していた。

 

「先ほど報酬をもらいました。」

「貰ったな。今貰っている真っ最中ともいえる。フハハ!」

「私らは冒険者で、今回は何とかなったけどいつまでもこんな弱い装備で良くない。」

「たしかにそうだ。」

「そこで装備を新調したい。」

「フハァ!なるほど!ではさっそく武器屋に」

「だからお金がないんだって言ってんだろう」

冒険者の醍醐味はなんといってもネフィア攻略だ。冒険者の花形ともなれば、ネフィアの秘宝を売っただけで1年は遊んで暮らせるらしい。もちろん私も冒険者の端くれで、今すぐにでもネフィア攻略に行きたいところだが…

「お金がなくてはまともな装備どころか食料すら買えないんだよな。」

「フハ!?そこまで切羽詰まっているのか!」

少なくとも二人分の食料を買ったら資金が尽きるくらいには。

新しい装備を買う金もない。ネフィアで十分に活動できる食料もない。ないない尽くしだ。ではどうするか?

簡単なことだ。

「街中で資金稼ぎするぞ。」

 

 

* * * 

 

 

資金稼ぎといっても商売を始めるわけじゃない。冒険者の資金稼ぎといったら町の依頼を達成する事だ。

「ちょっとした用事でテレポートの杖が必要なの。」「ほらよ。」

「作物を収穫する手伝いをしてほしいわ。」「任せろ!フハーン!」

「子供のプレゼントに藁が欲しいんだけど。」「何に使うんだよ。」

「子供のおやつにシュークリームを出そうと思ってるの。」「フハハ!持ってきたぞ!」「ありがとう!」モグモグ「?!」

「子供がどうしても野菜を食べないから困ってます。野菜シチューなら食べるかもしれないので。」「フハーン!作りたてだ!」「助かったよ」モグモグ「?!?!」

「明日ピクニックに行くんだけどサンドイッチ欲しいな。」「…ホラ。」「ありがとうございます!」モグモグ「いい加減にしろ!」

 

 

 *

 

 

「フハハハハ!結構資金が集まったのではないか?」

「これだけあればまあ大丈夫だろう。」

資金は順調に稼げた。それでは早速武器屋に行こう。

 

 

「フフハハハ!ご主人ご主人!この鎧はご主人に似合いそうだぞ!」

「ご主人!あの槍試しに持ってみても良いか?」

「ご主人!なんか変な武器があるぞ!」

「ご主人!」

「ご主人!」

やかましいわ

 

 

「ご主人。結局手袋と腰当しか買ってないじゃないか。」

「いいんだよ。」

あんまり武具にお金使うと食料が買えないだろう。それに

「他に必要な武具は近くのネフィアからいただこうかと思ってな。」

「!それって!」「ああ。」

いよいよネフィア攻略と行こうか。

 

 

 

「冒険者さん!お願いがあるの!」「うん?」「フハ?」




「フハハハ!突然だがここでお便りコーナーだ!」
「突然すぎやしませんかねぇ」
「フハーン!人生の選択とは突然訪れるもの!ぼさっとしていると機会を逃すぞ!」
「機械だったらいいです」「マニィ?!」
「フハ?何か聞こえたな。まあいい。ここからは完全オマケの蛇足の外れクジみたいなものだ!読み飛ばしてくれて構わんぞ!」
「最初のお便りはこいつだ!なになに。」
「…」
「ふむ」
「…」
「ほうほう」
「…」
「なるほど!とても面白いお便りだったぞ!フワハァーあ痛っだぁ!」
「この状況で黙読するんじゃないよ」
「フハン!もし仮に内容がちぐはぐでなんだかよく分からないお便りだったらどうする!だから仮にそんなお便りが来ても要約してから読もうとしたのだ!謝って!」
「できるのか?」「フハン?」
「要約できるのか?」
「…」
「…」
「フハーン!最初のお便りはこちら!」「無かったことにしやがった」
「じろーさんとおーとすちゃんはどんなであいだったのですか。子供の様な丸文字でとても可愛らしいお便りだったぞ!」
(意外とマトモな内容だ…。)
「ペンネーム、つるつる少将。本名コネリー」「そこ言っちゃまずいだろ。てかジジイじゃねえかいい年してしっかりした文字書けねえのか」「いい年してまともな文章考えてないやつに言われたくないと思うぞ」
やめろ。その言葉は俺に効く。

「出会いね。ノースティリス行きの船に乗る前に出会ったって話はしたな」
「本編でな。フハーン!」
「まあすごい劇的だったが文章にするとすぐだな」

「まあ簡単に言うと少年と少女とババアとおっさんズとグラサン大佐が空飛ぶ城を目指す話は知ってるな?OK。要はその少年と少女のファーストコンタクトみたいな出会いだったな。まあなんとなく察してるかと思うけどあれほど色気のある出会いではなかったけど」
「衝撃的ではあったぞ!」「まあインパクトはあったね」
「多分フリージアより高速で空から地面に激突してたからね。隕石もかくやと言わんばかりの衝撃はあったよ」
「そのくせ契約の魔法の効果があったのか生きてたし」「フハァ!その後の揺れ戻しで死んでしまったがな!」
「それでミンチになってたオートスにたまたま拾ってた復活の書を使って、たまたま成功して復活したオートスに懐かれた。というわけだ。」
「ちなみにこの時はまだご主人のペットではなかったぞ!ペットになったのはもう少し後の話だ!フハーン!」
「…ん?その部分も話しとくべきか?」「それではお便りのコーナーは終了だ!これからも後書きで特に意味のない設定とか裏話とかがこんなノリで乗せるかもしれないぞ!そういうのが嫌いならもちろん読み飛ばしてしまっても構わん!でもできるだけ読んでほしいぞ…」
「あと感想とかも欲しいな」チラッチラッ
「ご主人の流し目ってよくわかんないぞ」「ゴーレムだからしゃーないな;;」

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