イルヴァの大地でとりあえず世界一位でも目指しましょうかplus(Overdose)   作:輝く羊モドキ

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プロローグでした。


旅立ち → 迷走?

多分転生?してからもう16年も経ってしまった。

それこそ始めは夢だと思ったよ。

すごい細部まで細かくできてる夢だなーとは思ったよ。

自称超天才ことオレ様(そう呼べと言われた。というかオレって名前かよ。)が何かよくわからん学習装置なるもので世界の一般常識とか基本的スキルとかを叩きこむ(言葉通り”叩き”こまれた。)時だって、痛みまで再現すんのかよすげーな夢とか思ったよ。

そしてなんか聞き覚えのある言葉や地名で此処がelonaの世界だって知った時は二徹するまでにハマったからなー夢にまで出るかーとか思ったよ。

まさか現実だとは思わないジャマイカ(迫真)

 

さて、16年。今まで何をしていたかっていうと

 

 

死 ん で ま し た 。

 

 

冗談じゃないぜ。

正確に言うなら死んでは這い上がりを繰り返していた。

というのもオレ様が戦闘訓練だとか言って初めて見るモンスターと戦わされました。

 

結果 即ミンチ(というより爆散)

 

オレ様曰く肉体のスペックだけならば余裕で勝てるはず。とのこと。

その結果何度も何度も死んでは這い上がり死んでは這い上がりを繰り返した。

そのせいか分からないけどなんだか前世?の記憶がかなり薄くなってきてしまった。

といっても自分の名前が分からなくなるだとか家族・友達の顔も思い出せなくなるとかそういうものではなかった。

かつて前世?で住んでいた地名とか好きな料理店の名前とかが思い出せなくなったくらいか。

あとこの世界がelonaの世界であるってことは覚えてるけど細かいところは全然覚えてない。まあいいか。

ん?良くない気もするな。

とにかく帰りたいって気が高まってきた。それと同時にこの世界を楽しみたいって気分も高まっていた。

 

なんでかって?そんなもんこんだけ痛い思いしたんだからちょっといい思いしたって良いだろうってもんよ。

 

まあそんなこんなでなんだかかなりこの世界に染まった私は*ふらり*とオレ様の研究所から抜け出して冒険者になるのだった。

前世?に戻るあてはある。みんな大好き願いの神様だよりだ。

井戸の水を適当に飲んでるだけで叶いそうだ。

帰るのはこんなにも簡単なんだから冒険者としてこの世界を楽しむぜ。

せっかくだからこの世界で一番を目指そうか。

なぁに、今まで何度も死んだんだ。これ以上に苦しいことなんてないさ。

 

 

無計画で研究所を飛び出した私はその後、エーテルの風に苦しんだのは言うまでもない。

 

 

 

* * * * *

 

 

今はもう忘れ去られた昔

イルヴァの地に十の文明の残骸が埋もれ

レム・イドの傷跡が癒えぬまま迎えた十一紀、

最も多くを破壊し生み出したと語られる時代

シエラ・テールの物語。

 

なんか色々あってヴィンデールの民エレアは嫌われてましたとさまる

 

 

* * * * *

 

 

皆さんこんばんは、いやおはようございます?間をとってこんばんございますで。

なんかよくわかんないけど自分より兄のほうが知名度高いジローと申します。今更ながら自己紹介。

なんで兄のほうが知名度高いんでしょうね?

なんか異名?というのが 兄は蛇 なんですよね。

 

いや確かに前世?での不肖の兄はとても自慢できるようなものではなかったですけども、少なくとも蛇だのなんだのと罵られるほど狡猾だったわけでもないわけで。いやそもそも兄はこの世界に来てるのか?いや多分きてないと思うけど。

だとしたらオレ様研究所で生まれる前に兄的なモノがいてそいつが蛇だのなんだのと言われてるのだろうか?でもオレ様はそんなこと一言も言ってなかったし。

まあよくわかんね。

 

さて、今私はどこにいるのでしょうか。わかんないか。

まあ正解はノースティリスに向かう船に乗っています。

というのも微かな記憶では確かelonaの物語はノースティリスが舞台だったはず。あわよくば間近で見てみたいと思うのはミーハー心かひと心か。

とにかく思い出したからにはすぐ実行。颯爽とノースティリスはポート・カプール行きの船に乗り込もうと思ったらですね。

 

お金がない。

切実にお金がない。

 

これはよろしくない。実によろしくない。期待に膨らんだ胸がどんどん萎んでいく。まあゴーレムだから膨らむも萎むもないんだけどね!

しかし思い立ったが吉日。客船には乗り込めなかったがなんだかスキだらけだった商船に紛れ込んでノースティリスに向かうことを思いついたのだ。今思えばほんとにすっかり染まったよなあとペットの頭を撫でながら思い返していた。

 

すでに季節外れのエーテルの風が吹き始めていたことには、船が轟音の波動も裸足で逃げだすほどに音を立てて破壊されるまで気付いていなかった。

 

だれだよ終末呼んだ奴祟ってやる。

そうしてノースティリス行きの商船。『クイーン・セドナ』は夜の海に飲まれていったのだ。

 

 

 

 

 

 

目を覚ますと目の前に緑の髪の男がいた。




最後の男は一体何アスさんなんだ……

ちなみに主人公のジロー君はまだエロナやり込みプレイしてないしエロナプラスに至っては知りもしないのでいわゆる原作知識は一章まで。それもだいぶ曖昧になっていて役に立つのか立たないのか分かんないですねぇ(無関心)


主人公のキャラデータ

名前 ジロー(仁郎)      年齢 16歳
異名 兄は蛇          身長 702cm
種族 キメラゴーレム(ゴーレム)体重 936kg
性別 男性
職業 魔法剣士

まあこのキャラデータが話の中で使われることってあんまりないだろうなぁ…

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