イルヴァの大地でとりあえず世界一位でも目指しましょうかplus(Overdose) 作:輝く羊モドキ
elona第一部のメインストーリー部分は主人公があんまり関わらないので大幅カットする方向性にしました。ゆるしてちょ。
9月になった。
それとほぼ同時にエーテルの風も吹き出した。まあエーテルの風が吹き荒れる事なんて分かっていたのですぐにシェルターの中に避難する。
「・・・おお、流石王都。シェルターもデカいとは。」
王都の住人のほとんどを収容できる広さだった。これを無料開放とはすごいな。
・・・とはいえ、だ。
「フハー、ご主人。退屈だぞ・・・。」「だよなぁ・・・。」
数日間何もすることが無いのはキツい。
余りにも暇すぎて未だに習得していない学習書を読むくらいには暇だった。オートスはトレーニングマシンの上で全力疾走していた。こけた。
「ネェ、雑貨屋のおじちゃんが見当たらないのだけど。」
「あん?お前知らなかったのか?昨日人狼に喰われたんだとさ。」
「エェ!?人狼が出たの?大変ネェ。」
「大変ねえって・・・。それでさっき処刑投票が行われてただろうに。」
「アァー、あれって処刑投票だったの。怖いわぁー。」
・・・人狼?処刑投票??elonaにそんなんあったっけ・・・??
「もしかしてシェルターの中に入り込んでるんじゃないノ?」
「ん~、まぁ入り込んでても襲ってこないだろう。これだけ人の目があれば。」
「ソッカァー、それもそうよねぇ。」
なんで町の中で人狼なんてモノが出てくるんですかねぇ・・・。よく考えたらelonaではしょっちゅうモンスターに襲撃されてるからおかしなことではない・・・のか?
・・・うーむ、分からん。
「フ、フハー!ご主人!ごしゅじん!」
「どうした、今考え事してるから後に・・・」
「はわわ!冒険者さん、シルバーキャット捕まえたって本当ですか?見せて見せて!!」
うわぁオマエ居るのかよ・・・
* * *
「お~♪シルバーキャット~♪ミーアうれしぃであります!ほらほら~こっちにおいで~だっこだっこっ♪にしし!」
エーテルの風が吹く少し前に入ったネフィアで偶々見つけたシルバーキャットにこれまた偶々拾ったモンスターボールを投げつけたが外してしまった。「フハハ、私に任せろ!」とオートスがモンスターボールを全力で投擲したらシルバーキャットに*メキョッ*っと命中。そのままボールの中に入っていった。
捕まえ方違うんじゃないですかね(
まあともかく捕まえて、偶々シェルターでミーアに会ったというのならついでにシルバーキャットを渡す事にした。ボールの中から*ボワン*と出てきたシルバーキャットはすぐにミーアに駆け寄っていった。
・・・正確に言うなら、オートスから逃走した先にミーアがいた。
「んふふ~♪ねこーねこ~ねこぉ~♪そうだ、お礼にこれあげますっ!」
そういってミーアは何かを渡してきた。
心臓だ。
心臓だ。
何度見ても心臓だ。なんだこれ。いや心臓なのは分かるけども。
「それは、モンスターハートっていって、持ってるだけで支配の成功確率を高めてくれるアーティファクトなんですよ♪」
要らねぇ・・・。しかもなんか動いてやがる・・・。キモイ。
「フハー、動いているな。面白いなぁ。」
「じゃあやるよ」「いらない」
* * *
余りにも暇なのでシェルターの中にいる住人達と話でもしようかな。
「ん?何か用か?」「暇だし話がしたいと。」
「話ね。・・・。食料は十分あるみたいよ。」「そうですか。」
「・・・」「・・・」
「このシェルターは、みんなの献金で建設したの。」「へぇ、こんな大きなものを。」
「うん。」
「・・・」「・・・」
「たまには豪勢な食事をしたいな。」「・・・シェルターの中で言うことですかね。」
「・・・」「・・・」
「・・・ものすごく暇よ。」「私も暇です。」
「・・・」「・・・」
「・・・」ジワァ 「え!?何で泣くの!??」
はやくエーテルの風吹きやまないかな・・・
この後凄い気まずくなった模様。
更新遅いうえに少ない文字数でごめんなさい。しかも全然進行してません。すみません。
死んで詫びます。
三日後に這い上がります。
死んだらまた更新遅れるがなァァァァ!!