【完結】熱血キンジと冷静アリア   作:ふぁもにか

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ふぁもにか「みwなwぎwっwてwきwたwww」
白雪「みwなwぎwっwてwきwたwww(←便乗)」
キンジ(……これは俺も乗らないといけないのか? 乗らないと『空気読めない奴』扱いにされてしまうのか?)←困惑中

 どうも、ふぁもにかです。何気に今回で話数がぞろ目になると気づいた瞬間、執筆意欲が『みwなwぎwっwてwきwたwww』状態になったので、衝動のままに投稿させてもらいました。

 閑話休題。ここしばらく予約投稿機能を全然使ってなかったので、今回久しぶりに使用させてもらったんですが、随分便利になってますね。私が以前利用していた時は○日○時までしか指定できなかったはずなのに、今や○日○時○分まで指定できるようになってたのが凄くビックリです。便利な世の中になったものだべなぁ……。



111.熱血キンジと二者分断

 

 時速300キロという超スピードでオルクスを進ませること約10時間。現在時刻が午後5時となり、呪弾を撃たれたアリアの命のタイムリミットが1時間に迫った時。ついに、白雪が占いで示したアリアの居場所たる『東経43度19分、北緯155度3分』の地点に到着したキンジ&白雪。キンジは周囲の様子を探ろうとデジタル潜望鏡を使用して、絶句した。

 

 なぜなら。キンジの視界に、何度も写真や映像で見たために非常に見覚えのある豪華客船がぷかぷか浮かぶ姿が入ったからだ。遠山金一が死を偽装するために利用した客船が、去年の12月に浦賀沖にて沈没したはずの客船が、サルベージされて幽霊船のように存在していたからだ。

 

「アンベリール号……ッ!」

 

 キンジが視界に捉えた船の名はアンベリール号。一時は兄を亡くした失意から武偵を止めようとしていたキンジが世界最強の武偵を目指すこととなった原点である。尤も、甲板には天辺だけがガラス製の巨大ピラミッドが増設されていたり、船の前方に砂地を増設したりと、せっかくの豪華客船があまり原形を留めていなかったりする。哀れ、アンベリール号。

 

 

(ま、まさかこんな形で実物を拝むことになるとはな……)

「キンちゃん、大丈夫?」

「……あぁ、思ったより大丈夫だ」

 

 キンジの精神状態を心配して声をかけてくる白雪に、キンジは軽く息を吐きつつ白雪に返答する。内心、キンジは自分が想定より動揺していないことが不思議だった。不思議だったが、キンジはうっかり自分が動揺しないように深く考えないことにした。

 

(まぁ。アンベリール号が沈没してから今まで本当に色々あったからな。それに結局兄さんは死んでなかったわけだし、特に思う所がないのも当然か)

 

 キンジは至って平常心のままオルクスを浮上させ、アンベリール号前方の砂地に接舷させる。その際、なぜかアンベリール号の周囲を思い思いに遊泳するシロナガスクジラの群れにうっかりオルクスをぶつけないようにするためにキンジが無駄に労力を使ってしまったのは別の話である。

 

 

「なぁ、ユッキー。あのバカでかいピラミッド、壊せるか?」

「う~ん。あのサイズなら壊せないこともないかもだけど……それやっちゃうと私、力を使い果たして確実に使い物にならなくなっちゃうからそれはやりたくないかな。別に無限魔力がなくたってパトラちゃんがG25の強敵ってことには変わりないしね」

「それもそうか」

 

 オルクスのハッチから身を乗り出し砂地に上陸したキンジと白雪は、あたかも天空に届かんとそびえ立つ巨大ピラミッドを見上げて、どこか緩々とした雰囲気のまま言葉をかわす。傍から見れば、勝ち目の薄い強敵に立ち向かう人間2人の姿にはとても見えなかったことだろう。

 

 

「よし、パトラの牙城に乗り込むぞ!」

「おー!」

 

 キンジがギュッと拳を握って意気込み、白雪はキンジに追随するように聖剣デュランダルを持った右手を空高く振りかざす。かくして。力強い笑みを携えたキンジとニコニコ笑顔を絶やさない白雪はピラミッドへの入口かと思われるトンネルへとまっすぐに歩んでいくのだった。

 

 

 ◇◇◇

 

 

 トンネルの奥は分かれ道だらけの迷路だった。その迷路を、しかしキンジと白雪はどの道を選ぶか悩むことなく歩み続ける。理由は簡単。どうやらパトラは俺とユッキーの侵入を察知した上で自身の元へ招き入れるつもりらしく、パトラが待っているであろう上階へ繋がる階段が篝火でマーク付けされていたからだ。

 

 そうして。パトラが狡猾な罠を用意している可能性を考慮しつつもパトラに導かれるままに上へ上へと歩み続けたキンジと白雪は、鳥や蛇で描かれた象形文字(ヒエログリフ)が特徴的な巨大な扉の元へたどり着いた。

 

 

「キンちゃん。この扉の先に、パトラちゃんとアーちゃんがいるよ」

「了解。にしても、よくわかったな。気配か何かを察知したのか?」

「んにゃ、星伽巫女の勘♪」

「そっか。なら精度は問題ないな。じゃあ、さっさと入るか」

 

 キンジが先行して扉に手を押し当てようとした瞬間、ぎぎぎぎぎと扉がひとりでに開かれる。その先には、どこまでも黄金尽くしで目が痛くなるような光景があった。

 

 いかにも高級そうな絨毯が敷かれた砂金。室内を支える石柱。階段の上にある、パトラの座る玉座。奥の方でお座り状態でいる極大のスフィンクス像。そのスフィンクス像の前足付近にある場違い感の漂う棺。どれもこれもが眩いばかりの黄金でできていて、非常に目に優しくない空間が構成されていた。

 

 

「あら、ごきげんよう」

 

 あまりの黄金っぷりについ固まるキンジと白雪に、玉座に座って優雅に読書をしていたパトラが『今、侵入者の存在に気づきました』と言わんばかりの白々しさで声をかけてくる。ピラミディオン台場で差していた純白のコウモリ傘を持っていないらしいパトラは軽く2000ページはありそうな分厚い本をパタンと閉じて玉座の手すりにそっと置くと、玉座前の階段を足音を鳴らしながらゆっくり降りていく。

 

 

「また会いましたね、遠山キンジさん。結構ボロボロにしたつもりでしたけど、思ったよりピンピンしていますわね。さすがは腐ってもカナさんの弟ですわ」

「御託はいい。アリアはどこだ? さっさと答えろよ」

「あらあらまぁまぁ、随分とせっかちさんですわね。それで、この私がその問いに素直に答えると思ってまして?」

「そうか。それなら……ネオ武偵憲章46条『己の欲望に従順であれ』ってことで、力づくで吐かせてもらう」

 

 口元に手を当ててお淑やかに微笑むパトラを前にキンジは懐から拳銃を取り出す。戦闘体勢に入ったキンジと、そのキンジの動作に合わせてデュランダルを両手に構えた白雪。敵意丸出しな2人を目の当たりにして、しかしパトラは無防備なまま言葉を紡いでいく。

 

 

「あらまぁ。これが本に書かれていた最近のキレる若者……ふふふ、怖いですわね」

「なに棒立ちしてんだよ、とっととお前も構えろよ」

「あらあらまぁまぁ、本当に血気盛んですわね。とても十数時間前に私にあっさり敗れた情けない男の発言とは思えませんわ」

「……」

「本当なら貴方たち2人をここへ来させないためにあの潜水艇を破壊することもできました。そのために私は魔力でシロナガスクジラの一群を操り、このアンベリール号の周囲に配置していますもの。では、なぜわざわざお二方をこの聖なる『王の間』に招き入れたのか。答えは単純明快、私の力を全てのイ・ウーメンバーに思い知らせるためですわ」

 

 パトラは仰々しく広げた両腕を天へと掲げ、高らかに歌うように、遥か空の彼方まで届かせるように声を出す。一歩一歩、踏みしめるように階段を下りながら、まるで舞台役者のように大げさに言葉を紡いでいく。

 

 

「私は『わたくしのかんがえたさいきょうのぷらん♡』に則り、銀河☆掌握のための足掛かりとしてイ・ウーのリーダーの座に就き、イ・ウーの支配権を手中に収めますわ。しかし、イ・ウーは教授(プロフェシオン)の圧倒的な力により形を保ってきた組織ゆえ、イ・ウーを崩壊させないためには私にも教授(プロフェシオン)並みの力を保持しているという証拠が、少なくとも神崎・H・アリアさんなんかより私の方が遥かに優秀で絶対的でイ・ウートップにふさわしいという証拠が必要ですわ。だから、貴方たちをここへ招待したのです。私が事前に入念に呪ったおかげでブラドを倒せたにもかかわらず、『ブラドを倒したのは神崎・H・アリアとその一味の実力だ』などと平然とのたまう、ハエのようにうるさい反対勢力を黙らせるためには、神崎・H・アリアさんの一味を私が正々堂々と完膚なきまでに叩き潰すのが一番手っ取り早い方法でしょうからね」

(なるほど。俺たちがここへ来るまでのルートに姑息な罠とか一切仕掛けてこなかったのはそういう理由か)

「イ・ウーの次のリーダーは、イ・ウーの新たな王となるのはこの私ですわ! 他の誰でもない、この私以外はあり得ませんわ! そのことを今から証明してみせる――貴方たちには私が王道を歩むための尊い犠牲になってもらいますわ」

「そんなのお断り、だよ!」

 

 己の胸の内を語り終えると同時に階段を降りきったパトラに白雪がデュランダルの切っ先を向ける。どうやら白雪はこれ以上パトラの話に耳を傾けるつもりはないらしい。

 

 

「あらあら。人に刃物を向けるなんて、マナーがなっておりませんことよ?」

「それを言うなら、本人の了承なしに人を攫うのもマナー違反だと思うけど?」

「マナー違反? 何を言っておりますの? 私は王様。王は、何をやっても許されると相場が決まっておりましてよ? ふふふ♪」

 

 パトラは天へと掲げていた右手を真横へ動かす。瞬間、パトラの足元の砂金がずずずずずッと盛り上がる。砂金で覆われた何かを右手で掴んだパトラは軽く何かを真横に振るい、砂金を払う。すると、キンジと白雪にとって既視感のある刀身が顕わとなった。

 

 

「え!? あああああああああ!? それ私の刀! どうして貴女がそれ持ってるの!? どーゆーこと!?」

「ふふふ、これは王の刀。ゆえに、王となる私が持つべき所有物。今、私がこれを所持していることは至極当然の成り行きですわ」

「なるほど。星伽神社から盗んだんだな。王の風上にも置けないレベルの手癖の悪さだな」

「お黙りなさい、遠山キンジさん! ……それにしても、神社から貴女へ連絡、されなかったのでして?」

「あ、あー。そういえばこなちゃんがLINEで教えてくれてたような……どうだったかな? ま、何でもいいや。それは私のものだから、取り返させてもらうよ」

 

 自慢げに色金殺女(イロカネアヤメ)を見せつけるパトラに白雪はジト目を注ぎつつ、ククッと膝を曲げる。そして、白雪は「キンちゃん」と目配せをする。白雪からのアイコンタクトを受け取ったキンジは目配せに応じるように1つ頷き、声高に叫んだ。

 

 

「行くぞ、ユッキー!」

「うん!」

 

 キンジが合図をした瞬間、二人は同時に駈け出した。勢いよく地面を踏みつけて、白雪はパトラへと、キンジは場違い感の凄まじい棺へと、二手に分かれて疾走する。キンジの強襲科(アサルト)Sランク武偵としての直感が、アリアの居場所はあそこだと盛大に主張していたからだ。

 

 

「行かせませんわ!」

 

 パトラは自身の前方に床の砂金から黄金の丸盾を生成して、デュランダルに炎を灯して上段から斬りつけてきた白雪の攻撃を防ぐと、バッと右手を横薙ぎに振るう。瞬間、見る見るうちにキンジの行く手を遮るようにジャッカル男の一群が生み出された。

 

 

(やっぱこうなるか。厄介だな)

「私の相手をした上でキンちゃんのこと気にするなんて、随分余裕だね。もしかしてあの蟲人形……自動操縦だったりする?」

「当然ですわ。あれは私の傀儡、手動も自動も自由自在ですもの。大方、貴女が私の相手に手一杯の所で遠山キンジさんに神崎・H・アリアさんを回収させるつもりだったのでしょうが、作戦は失敗みたいですわね。何せ、私は神崎・H・アリアさんを盗られないよう召喚のタイミングだけ把握していればいいだけですもの」

 

 前方で立ち塞がるジャッカル男たちのせいでキンジが足を止める中、一旦パトラから距離を取った白雪の問いかけにパトラは清楚に笑う。笑顔だけなら完全に深窓の令嬢そのものなパトラの微笑み。対する白雪はニヤニヤ笑顔で「それはどうかな?」と挑戦的な言葉をパトラへ向ける。

 

 

(何をするつもりだ、ユッキー?)

 

 思わせぶりな白雪の一言にキンジとパトラが怪訝な眼差しを向ける一方、白雪はデュランダルを床の砂金にザンと突き刺す。白雪は白と黒のリボンの体を為している封じ布をそれぞれ取り「ふふッ」と得意げに笑みを浮かべる。

 

 

氷壁聳(アイシクル・ウォール)!」

 

 白雪が高らかに技名を口にした瞬間。床に突き刺さったデュランダルを起点として、前後方面にずずずずと氷壁が現れる。青白い氷壁はあっという間に高さを増し、キンジ&ジャッカル男たちと白雪&パトラを分断するようにグングン成長する。そして、3秒後。氷壁は天井にまで到達し、お互いの姿を視認できないほどに分厚い氷の壁が築かれた。

 

 

「これで、キンちゃんの様子を確認できなくなったね? これならいつ蟲人形を召喚すべきか、判断に迷うんじゃない?」

「……こ、これは、何のトリックでして? 星伽白雪さん、貴女は炎の超能力(ステルス)しか使えないはず。こんな話、聞いてませんわよ?」

「その情報、古いよ。今の私は炎と氷を使えるハイブリッド超能力者なんだよね。というか、この程度の想定外の事態にそんなに動揺してるようじゃ、銀河☆掌握なんて夢のまた夢の話なんじゃないの?」

 

 ぎょっとした様子で氷壁を凝視し、震え声で問いを投げかけるパトラに白雪はナチュラルに精神攻撃を仕掛ける。すると、パトラは表情を歪ませて「あ、なたねぇ!」と怒声を上げる。どうやらパトラは策士の割には感情に流されやすい性質のようだ。

 

 ちなみに。なぜ白雪が氷の超能力を使えるようになっていたのか。答えは簡単、白雪が炎の超能力を筆頭に自分の技をジャンヌに教える代わりに氷の超能力を習得していたからだ。それもたった3日そこらで。この事実を前にジャンヌが呆然と「わ、我の今までの努力は一体……」とorz状態となったことは白雪のみが知る出来事である。

 

 

「パトラちゃん。最初に言っておくけど……私、アーちゃんに危害を加えた貴女に今すっごくキレてるんだよね。だから。本気で、貴女を殺す気でやらせてもらう。でも、まだ武偵法9条を破る気はないから――お願いだから、死なない程度には生き延びてよね!」

 

 こめかみに怒りマークを浮かべるパトラを白雪はギンと睨みつける。そして、底冷えするような声で心情を吐露すると、白雪は突き刺さったままのデュランダルを抜きつつ、再びパトラの元へと一瞬で駆けていく。

 

 

 かくして、白雪とパトラという強力な超能力者同士の激しい戦いが幕を開けるのだった。

 

 




キンジ→いい感じに平常運行な熱血キャラ。もう何も怖くない状態である。
白雪→いつの間にやらジャンヌから氷の超能力(ステルス)を学んでたらしい怠惰巫女。G24なだけあって、大規模に氷の超能力(ステルス)を使用できる模様。ちなみに。作者曰く『何か最近、キンジくんよりユッキーの方が主人公してない? 主人公交代を検討してみてもいいんじゃね?』とのこと。
パトラ→何気にキンジたちがやってくるまで『薔薇の楽園~漢たちの向かう先~』という内容がお察しな分厚い本を読んでいた貴腐人。意外と沸点が低かったりする。

 というわけで、111話終了です。実はユッキーは『ほのお』タイプではなく、『ほのお・こおり』タイプのポケモンだったということです!(錯乱)

 まぁ、それはさて置き。今回、ユッキーが生み出した氷壁によってキンジくんとユッキーが物理的に分断されたので、次回からは視点を分けてキンジ編とユッキー編で戦闘描写していきます。だって、この私の雑魚な執筆スペックでは2つの戦いを同時進行させるとかまず無理ですからね。


 ~おまけ(その1 ユッキーが使用した技説明)~

・氷壁聳(アイシクル・ウォール)
→文字通り、氷壁を生み出す技。今回は左右を分断させる形で空高くそびえる系の垂直な氷壁を形成したが、上下を分断させるように水平な氷壁を形成することも可能。ちなみに。今回の規模の氷壁をジャンヌが生成しようとすると、形成までに1分かかり、さらに力を使い果たしてしまう。ジャンヌちゃん涙目不可避な技であることは言うまでもない。


 ~おまけ(その2:没ネタ どこまでも緩々でズレていく武偵二人)~

白雪「ここがあの女のハウスね!」
キンジ「正確には、ここがあの女のルームだけどな」
白雪「キンちゃん。この扉の先に、パトラちゃんとアーちゃんがいるよ」
キンジ「了解。にしても、よくわかったな。気配か何かを察知したのか?」
白雪「んにゃ、星伽巫女の勘♪」
キンジ「そっか。なら精度は問題ないな。じゃあ、さっさと入るか」
白雪「あれ、でもインターホンがないよ? どうしよっか?」
キンジ「あ、ホントだな。ならノックするか。……そういや、ノックって何回やるのがいいんだっけ?」
白雪「確か2回がトイレノックで3回が家族や恋人相手の時に使って4回が正式じゃなかった? よくわからないけど」
キンジ「……付け焼刃のマナーだとかえって相手を不快にさせなねないし、ノックは止めとくか」
白雪「そうだね。ごめんくーださーい! パトラちゃん、いますかー? 一緒に遊びましょー♪」
白雪「……」
キンジ「……」
白雪「返事、ないね」
キンジ「どっかに出かけてるのか?」
パトラ(一体何なんでしょうか、この人たち……)

 何かキンジくんのキャラが崩壊してるような感じがするけど、今更だし別にいいよね!

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