【完結】熱血キンジと冷静アリア   作:ふぁもにか

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 どうも、ふぁもにかです。今回はお喋り王者ランキング:後半戦です。……最近、感想欄で喋った文字数もキャラごとに計測すればよかったと思っている今日この頃。感想欄でも結構色んなキャラに喋らせてましたからね。ま、今更思い至ってももう後の祭りですけど。



106.突発的番外編:お喋り王者ランキング 後半戦

 

アリア「ではでは、皆さんお待ちかねのお喋り王者ランキング:後半戦です。今回は前語りはなしでさっさと結果発表に移ろうかと思いますが、どうですか千秋さん?」

千秋「だな。今回はランキング上位陣の発表だから、結果が楽しみで楽しみで仕方ないって読者もそれなりにいるだろうしな。それがいいだろ、とっとと始めようぜ」

アリア「べ、別に今この前座で話すネタがないわけじゃないんだからね!」

千秋「なんでツンデレ口調なんだ、アリアさん?」

千秋(ってか、そういう裏事情は言わなきゃ誰もわからないってのに……)

アリア「コホン。それでは、張り切って行きましょう! 続いては、喋った文字数が三ケタの、サブキャラ一歩手前と言えなくもない程度の存在感を醸しだすモブキャラたちのランキングです! レッツ、キャウントダウン!」

 

順位  氏名                  お喋り文字数

59位  群青タイツに覆面をした男        104文字

58位  横浜ランドマークタワー周辺で作業中の親方 124文字

57位  YYY団員B              127文字

56位  僧侶カノッサ              129文字

54位  S○SUKEのナレーション         132文字

54位  遠山金一                132文字

52位  ヤクザに憧れる公安0課の男A      135文字

52位  葛西臨海公園のチャラい男B       135文字

51位  リサ                  142文字

48位  YYY団員G              147文字

48位  葛西臨海公園駅のチャラい男A      147文字

48位  高天原先生               147文字

46位  葛西臨海公園のチャラい男C       148文字

46位  聖剣エクスカリバー 無印(ソウルイーター) 148文字

45位  剣士アグル               154文字

44位  過去カナ                157文字

43位  ルシルの館のエセ占い師         159文字

42位  ロリ白雪                168文字

41位  看護師の葛西さん            204文字

40位  YYY団員F              210文字

39位  ボッチな日本人記者A          211文字

38位  Q&AのQの人             227文字

37位  原作におけるハイマキ          242文字

36位  奇跡経験!?アンビリーバブルのナレーション 255文字

35位  戦闘機を操縦している若手操縦士     274文字

34位  救護科の人               284文字

33位  ANA600便の機長          296文字

32位  Q&AのAの人             309文字

31位  エルちゃん(エル・ワトソン)       310文字

30位  ANA600便に乗ってた20代の変態  315文字

29位  ヒステリア・キンさん          344文字

28位  テレビから流れる狂気のわんわんおーOP  349文字

27位  ネットカフェの店員(厨二病)        381文字

26位  滝本発展屋の経営理事:桔梗       390文字

24位  ヒルちゃん(ヒルダ)            415文字

24位  戦闘機を操縦しているベテラン操縦士   415文字

23位  ショタキンジ              491文字

22位  赤タイツに覆面をした男         567文字

21位  平賀文                 725文字

20位  りこりんママ              784文字

 

アリア「以上、59位から20位まで。喋った文字数が三ケタの、それなりにセリフがあるが、モブキャラ以上サブキャラ未満って感じの人たちのランキングでした!」

千秋「さすがにここまで来ると原作キャラもそれなりに名前を連ねてくるな。ようやく普通のランキングらしくなってきた気がするぜ」

アリア「そうですね。前回は中々にカオスでしたからね。感想欄でも『ざっと見てたら「これ何の作品だっけ?」と言わざるを得ない』って意見がありましたよ」

千秋「……考えてることは一緒なんだな。感想欄に一般人な感性を持つ人もいて安心したよ」

 

千秋「しっかし、この辺りの順位帯だと過去の時間軸に登場したキャラがチラホラ見えるのが特徴っぽいな」

アリア「確かに。軽く見た限りでも、44位の過去カナ・42位のロリ白雪・23位のショタキンジ・20位のりこりんママが本編での回想シーンで登場してますからね」

千秋「けど、なんでわざわざ過去と今とで別々に集計してるんだ? 例えば、ショタだろうと成長してようと遠山キンジは遠山キンジだろ?」

アリア「理由は簡単ですよ。当初、ふぁもにかは熱血キンジと冷静アリアの登場人物の数が少ないと考えてたらしいです。それで、『せっかくお喋り王者ランキングを作るのにランキングに表示できるキャラの数が少なかったら企画が盛り上がらないんじゃないか? 3000字も稼げないしょぼい企画になるのではないか?』と考え、恐れおののき、結果として同一キャラを利用したキャラ数のかさ増しを図ったということです」

千秋「要するに、遠山の奴をショタキンジ、普通の遠山キンジといった風に分解することで、お喋り王者ランキングに厚みを加えようとしたってことか」

 

アリア「実際は他作品キャラやモブキャラが大量に跋扈していたため、ふぁもにかの懸念は杞憂だったんですけどね」

千秋(ま、遠山含めて314人もこの作品に登場してたみたいだしな)

アリア「なので、キャラ数のかさ増しの必要はなくなりました。ですが、『わざわざ別々のキャラとして文字数をカウントしてたのに、今更になって同一キャラとして統一すると私の苦労が水の泡になるじゃないか!』とふぁもにかが考えたため、喋った文字数を統一することなく、別々のキャラとしたままこうしてランク付けしたというわけです」

 

千秋「なるほどなぁ。てことは、54位の遠山金一って人とカナって人の喋った文字数が別々に集計されてるのもキャラ数のかさ増しが理由なのか?」

アリア「いえ、それは別件です。ふぁもにかが各キャラの喋った文字数を計測しているとの情報を独自ルートで手に入れたキンジがふぁもにかの元へ全力ダッシュでやって来て、『も・ち・ろ・ん、兄さんとカナ姉は別々に集計してるよな!? 間違っても同一人物として喋った文字数集計してないよな!? いいか、ふぁもにか! 兄さんは兄さんでカナ姉はカナ姉だ! どっちにもそれぞれ固有の素晴らしい所がそれはもう言葉にできないぐらい沢山あるんだ! ヒステリアモードになった時に表れる兄さんの一側面、という枠組みを超えた何かをカナ姉は持ってるんだ! ……後は、わかるな? 兄さんとカナ姉は正真正銘、別人だ。俺の憧れの兄さんと姉さんだ、みんな違ってみんな良いだ! さ、わかったら兄さんとカナ姉の喋った文字数を区別した上で集計作業に戻るんDA☆』と早口でまくし立てながら拳銃を突きつけてきたために、仕方なく別々に集計したんだそうです」

千秋「……おいおい。何やってんだよ、遠山」

千秋(あいつのブラコン具合はとどまる所を知らないな、マジで……)

 

アリア「あ、そうそう。ちなみに、キンジに関してはショタキンジの他にも派生系がありますよ? 136位の未来キンジとか29位のヒステリア・キンさんとか」

千秋「え、ヒステリア・キンさんってあれ遠山のことだったのか――って、アリアさん!? いきなりなんでそんなに震えてるの!?」

アリア「す、すすすすみません。ヒヒヒヒステリア・キンさんの名前を出したら、あ、あぁぁあああの時のトラウマを、おおおお思い出してしまいまして」

千秋「アリアさんがあのビビりの峰みたいに震えるなんて……でもその反応はさすがに大げさじゃないか? いくらなんでもさ」

アリア「大げさ? これが大げさなものですか。千秋さんはヒステリア・キンさんを間近で見たことないからそんなこと言えるんですよ」

千秋「つってもなぁ……」

 

アリア「なら、ヒステリア・キンさんの映像を見ますか? 見れば、私が今こうしてトラウマがぶり返している理由を肌で理解できますよ?」

千秋(うーむ。好奇心は猫を殺すとは言うけど、ここまで言われると見ないわけにはいかないな)

千秋「わかった。せっかく映像あるなら、見させてもらうよ」

 

――87話より映像抜粋――

 

キンさん【……】

 

 ブラドの間に立つ、身長2メートル強の男はやたら筋骨隆々だった。上へどこまでも伸びている黒髪は天をも貫かんほどの長さとなっており、夜空と同化しているためにその終わりが見えない。だが。その顔つきは、まさしく遠山キンジそのものだった。ちなみに。先ほどまで着ていたはずの防弾制服は下腹部を残してもれなく破れ去っている。

 

キンさん【……Follow me、ブラド】

キンさん【This way】

キンさん【……】

キンさん【さい、しょは、ROCK】

キンさん【ジャン、ケン――】

キンさん【――オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!】

 

――抜粋終わり(※より詳しい内容は87話参照)――

 

千秋「……( ゜д゜)ポカーン」

千秋「((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」

千秋(え、何? 何あれ? あれも遠山なの? 何だよ、あの13キロはありそうな髪!? あの筋肉!? 体格と全然釣り合いのとれてないアンバランスな顔!? あれどう考えても人間じゃないだろ、人間の皮被った何かだろ!? こ、これはアリアさんがガクガク震えるのも道理だわ)

 

アリア「理解できましたか?」

千秋「……(←無言のまま何度も首肯する千秋)」

アリア「了解です。それでは、千秋さんがヒステリア・キンさんの恐ろしさを真に理解した所で――本題のお喋り王者ランキングへ戻りましょう。続いては、喋った文字数が4ケタであり、サブキャラ以上、メインキャラ未満なキャラたちのランキングです! レッツ、キャウントダウン!」

千秋(もう遠山と本格的に縁切ろうかな。あいつと関わってるとロクなことにならない気がしてきたし。うん、それがいい)

 

順位  氏名          喋った文字数

19位  原作キンジ       1409文字

18位  中空知美咲       1561文字

17位  カナ          2410文字

16位  小夜鳴徹        2489文字

15位  武藤剛気        2500文字

14位  パトラ         2682文字

13位  不知火亮        3719文字

12位  ブラド         3752文字

11位  神崎かなえ       4344文字

10位  綴梅子         4345文字

9位   神崎千秋         4481文字

8位   風魔陽菜(忍者フー含む)  4659文字

7位   逃走中のナレーション   4870文字

6位   レキ(魔導士ヴァン含む)  6110文字

 

 

アリア「以上、19位から6位まで。喋った文字数が4ケタであり、サブキャラ以上、メインキャラ未満なキャラたちのランキングでした!」

千秋「ざっと見ただけでも、7位にランクインしてる逃走中のナレーションの場違い感が凄まじいな。『ここお前の居場所じゃねぇよ、さっさと故郷へ帰れ』感が凄まじいな、ホント」

アリア「ですね。しかしこればかりは仕方ないですよ。35話、36話で開催した熱血キンジと逃走中でたくさん喋ってましたからね、逃走中のナレーションさん。いえ、マーク・大●多さん」

千秋「……ふと思ったんだが、二次創作で芸能人の名前出して良いんだろうか?」

アリア「黒丸で微妙に名前を隠しているから大丈夫じゃないでしょうか?」

 

アリア「それはともかく、千秋さん。お喋り王者ランキング9位入賞、おめでとうございます」

千秋「あぁ、その件か。いや、自分でもびっくりだぜ、これ。まさかベスト10に滑り込んでるなんてなぁ。4481文字も喋ってたとか、未だに信じられないんだけど」

アリア「やっぱり71話、72話で一日占い師をやったのが大きいんでしょうね」

千秋「あれ、読者の間では『これ占い師じゃなくてカウンセラーの仕事だよね』って感じのツッコミ多数だったらしいがな」

アリア「私もそれ思いました。全く、ふぁもにかは何を考えてどうかんがえてもカウンセラーの職務としか思えない仕事を占い師と称したのでしょうね」

千秋「単に無知だっただけじゃねぇの?」

 

アリア「しっかし、9位にランクインするぐらいふぁもにかに気に入られてるなら今後も色々と出番あるかもしれませんね、千秋さん」

千秋「え、いやいや。いくらなんでもそれはないだろ? だって俺『一般人代表』って位置づけだぞ? 戦闘力も精々人並みだぞ? 確かこれから熱血キンジと冷静アリアは原作における序盤最大の盛り上がり所に突入するって話だし、俺が介入できるわけないって」

アリア「それがそうとも限らないんですよね、千秋さんの場合。確かに、熱血キンジと冷静アリアは基本原作沿いで進んでいる以上、原作キャラの登場場所はどうしても限られてしまいます。しかし千秋さんは熱血キンジと冷静アリアが誇るオリキャラ。原作の流れに縛られない稀有な存在である以上、出番には無限の可能性があるといって差し支えありません」

千秋(全然嬉しくない無限の可能性だな、おい)

アリア「ゆえに。例えば、実は千秋さんがオリ色金を持っているとか、実は千秋さんが神様転生していて今の今まで前世の記憶と神様特典が封印されていたとか、実は千秋さんが物語の根幹についての知識をたくさん保有している情報屋ポジションを確保しているとか、実は千秋さんと私は異母兄弟だとか、そういった設定が今後追加され、千秋さんが本編に大いに関わっていく可能性は十分にあり得るわけです。……もしかしたらここハーメルンでこれから始まるかもですよ? そうですね、例えば『硝煙のにおい漂う赤松ワールドに転生しちゃった件について by.神崎千秋』って感じのタイトルのつけられた、千秋さんを取り巻く激動の物語が」

 

千秋「はぁぁぁぁあああああああ!? 何それ聞いてないぞ、ふざけんな! 俺は平穏無事な一般人生活を送りたいんだ! 誰が終わりなき闘争の日々に足を突っ込んでやるものか!」

アリア「やれやれ何を今更。感想欄では既に逸般人として定着しているだけに、信憑性に欠ける発言ですね、千秋さん」

千秋「は、逸般人? 何それ?」

アリア「簡単に言えば、常識の通じない化け物のことです」

千秋「ちッッッげぇよ!! 俺は人間だ! 普通で平凡でその辺にゴロゴロいる有象無象の一人なんだあああああああああああ!」

 

アリア「それを私に必死に主張しても意味ないですよ? 結局千秋さんに設定のテコ入れを敢行するかはふぁもにかですからねぇ」

千秋「はッ、そうだ! そうだった! おい、ふぁもにか! 絶対俺に余計な設定くっつけるなよ! 俺を非日常の渦中に放り込む真似するなよ! いいか、絶対だぞ!!」

アリア「フリですね、わかります」

千秋「フリでもねぇからッ!(←テラ必死ww)」

 

アリア「それでは、面白楽しく千秋さんいじりが出来た所で――最後のランキング発表に行きましょうか! 最後を飾るは喋った文字数が5ケタであり、ふぁもにかに気に入られているメインキャラたちのランキングです! はたして、栄光のお喋り王者に輝くのは一体誰なのか!? レッツ――ッ!?」

千秋「?」

アリア「あ……」

千秋「どうした、アリアさん? 急に押し黙って」

アリア「いや、そんなまさか、けど……」

千秋「アリアさん、大丈夫!? 顔が真っ青だぞ、体調悪いのか!?」

 

アリア「いえ、体調は心配ありません。ただ、これまでのランキングで私の名前が出てこなかった件について、最悪の展開が頭をよぎってしまいまして、ね」

千秋「え、それそんなに蒼白の表情になるほどのことか? 今まで名前出てないってことは、要するに上位5位にランクインしてるのが確定ってことだろ?」

アリア「私もついさっきまでそのように考えていたのですが……今しがた、ある可能性に思い至ってしまったんです」

 

 

 ――ふぁもにかが私の順位を計測し忘れたために、私がランク外となっているという可能性に。

 

 

アリア「ほら、千秋さんも覚えているでしょう? ふぁもにかが引いていた、存在を見過ごしたために喋った文字数を計測し忘れたキャラもいるかも、という予防線を」

千秋「い、いやいやいくらなんでもそれはあり得ないだろ!? アリアさん本編にいっぱい登場してたじゃん! いくらあのふぁもにかでも見過ごすわけ――」

アリア「それはどうでしょうね。最初にも言った通り、今の私はエアーなアリアでエアリアさん状態です。路傍に転がる小石を一々気にかけることがないように、ふぁもにかが私という存在をサラッとスルーした可能性は、否めません」

千秋(エアリアって何かカッコよさげな名前だな……じゃなくて! あー、また鬱になっちゃったよアリアさん。どうしよう、どうやってこれ励ませばいいんだ! 何をやってもアリアさんが元気を取り戻すビジョンが思い浮かばねぇぞ!?)

 

――ふぁもにかがヌルッとログインしました。

 

ふぁもにか「落ち込むことないですよ、アリアさん。だって、アリアさんはランキング1位なんですから」

アリア「え、私が……!?」

千秋「そうなのか!?」

ふぁもにか「はい。それでね、アリアさん。今回のお喋り王者ランキングは、私がアリアさんのために企画したものなんですよ、実は」

アリア「へ?」

 

ふぁもにか「今現在、熱血キンジと冷静アリアの作品上に漂うアリアさんのエアリアさん現象。これは元はと言えば、私が63話の前書きで『|ω・`)ワタシノデバン…』とかアリアさんに言わせたのが元凶っぽいからですね。感想欄でネタにされ、私にも散々ネタにされ、さぞ苦渋の思いだったことでしょう。そんなアリアさんに、私はずっとおわびがしたいと考えていたんです」

アリア「……」

ふぁもにか「だからこそ、普通に考えて1位になりそうな主人公:キンジくんという名の邪魔者は殿堂入りというノリで排除した上でこのお喋り王者ランキングを行ったんですよ」

 

 

――すべては、神崎・H・アリアをランキング1位に輝かすために。

 

 

アリア「ふぁ、ふぁもにかさん……!(←感涙の涙)」

千秋(へぇ。粋な真似するじゃねえか、ふぁもにか。見直したぜ)

千秋「良かったじゃねぇか、アリアさん。ふぁもにかに愛されてるみたいで。どんな分野だろうと、1位になるのは簡単じゃないんだぜ?」

アリア「はい、はい!」

千秋「そんじゃ、発表といこうぜ! 喋った文字数が5ケタであり、ふぁもにかに気に入られているメインキャラたちのランキング!」

アリア「はい!」

アリア&千秋「「レッツ、キャウントダウン!」」

 

順位  氏名          喋った文字数

5位  星伽白雪         14637文字

4位  峰理子リュパン四世    19153文字

3位  ジャンヌ・ダルク30世  23344文字

2位  神崎・H・アリア     39230文字

 

千秋「ん?」

アリア「あれ? 2位? 私、2位? 私、1位のはずじゃ……ふぁ、ふぁもにかさん? これ一体どうなって――」

 

 

  __ .-‐==ニ二! 「`! !`i               /´'7

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 ト-┤.      /    (__人__)    \    ,ノ  ̄ ,!

 i   ゝ、_     |     ´ ̄`       | ,. '´ハ   ,!

. ヽ、    `` 、,__\              /" \  ヽ/

   \ノ ノ   ハ ̄r/:::r―--―/::7   ノ    /

       ヽ.      ヽ::〈; . '::. :' |::/   /   ,. "

        `ー 、    \ヽ::. ;:::|/     r'"

     / ̄二二二二二二二二二二二二二二二二ヽ

     | 1位 |   ふ ぁ も に か   │|

     \_二二二二二二二二二二二二二二二二ノ

※上記のAAは携帯デバイスだとおそらく何が何だかわかりません。

 PCでの閲覧をオススメします。

 

順位  氏名      喋った文字数

1位  ふぁもにか    43565文字

 

 

ふぁもにか「やったぜ」

アリア「……(←絶句)」

千秋「お、おいいいいいいいいいいいいいいいいい!! ちょっと待て、ちょっと待てえええええええええ!! さっきまですっごくいい感じの空気だったじゃん! アリアさん1位で感動のエンディング突入のはずだったじゃん! 何上げて落とす戦法やっちゃってんの!? 何やらかしちゃってんの!? バカなの、死ぬの!?」

ふぁもにか「まぁまぁ落ち着いてくださいよ、千秋くん。私がアリアさんにおわびをしたいって気持ちは本当ですよ? でも、それとお喋り王者ランキングとは関係ないわけでありましてでしてね、デュフフフ」

アリア「……(←フリーズ状態)」

ふぁもにか「そもそも私がお喋り王者ランキングを企画したのは、私が1位になると容易に想像ついたからなんですよね。私ってば毎回前書き後書きでたくさん喋ってましたもの。だからこそ。集計を終えた時、キンジくんがこの私を差し置いてぶっちぎりの1位を取るという結果になっちゃった時は本気でどうしようかと思ったけど、そこで殿堂入りという手段を思いついた私ってマジ天才ですな! にゃッはッはッはッはッ!」

 

アリア「……(←体から色素が抜けて真っ白になってるアリア)」

千秋(ヤベェ、これはマジでヤバすぎる。今日のアリアさん、ただでさえ時々情緒不安定になってたのに、ここでこんな上げて落とす系の仕打ちされたらもう立ち直れないんじゃ――)

アリア「もうこれで終わってもいい。だから、ありったけを――!! 貴様を殺す、ふぁもにかぁ!!」

 

 突如、一瞬にして変貌するアリア。身長2メートル強のやたら筋骨隆々の体。天をも貫かんほどに上へどこまでも伸びている桃髪。しかし、その顔つきは、まさしく神崎・H・アリアそのものだった。ちなみに。アリアの体の膨張により身に纏っていた防弾制服は、その、うん。18禁にならない程度にもれなく破れ去っている。

 

リアさん【……】

千秋(あれ、あれー? この光景、ついさっきどこかで見たことが……まさか進研ゼミでやったとこか!?)←リアさんのオーラに当てられ、ただいま絶賛混乱中の人

ふぁもにか(ど、どどどどういうことだ!? なぜアリアさんが脈絡もなくゴンさん化してるんだ!? ま、まさかアリアさんの中にある緋弾が何かこう空気を読んでガチャッ的な感じで組み合わさり絡み合い突然変異を起こした結果、強制的に成長したとでもいうのか!? 私を倒せる境地まで!?)

リアさん【……ふぅ、誰か一人に純粋な殺意を抱くことがこうも心地いいとは意外でした。ねぇ、ふぁもにかさん?】

ふぁもにか(アリアさんが強制成長した原理なんてどうでもいい! ここは――)

ふぁもにか「に、逃げるが勝ちぃ!」

 

――ふぁもにかが尋常でない逃げ足でログアウトしました

 

リアさん【逃がすものですか、ふぁもにか。貴方の寿命は、今日だ】

 

――神崎・H・アリアもといリアさんがラスボスオーラを放ちつつログアウトしました。

 

千秋「はッ!? お、俺は一体何を――(←正気に戻る一般人)」

千秋「あれ? アリアさんもふぁもにかの奴もいなくなってる。いつの間に」

千秋「……まぁいいか。えーと、お喋り王者ランキングの結果も全て発表し終わって、ここに誰もいなくなったんで、ここらでお開きにしようと思います」

千秋「今回、晴れて連載2周年を迎えることのできた熱血キンジと冷静アリアですが……これからもこんな感じで物語が展開されていくと思うんで、ま、よろしくお願いします」

 

――ふぁもにかがひょっこりログインしました。

――リアさんが殺気をたぎらせながらログインしました。

 

リアさん【Kill you】

ふぁもにか「喰らえ、千秋くんガード!」

千秋「え、ちょっ――ぎゃあああああああああああああああああああああああ!!(←断末魔)」

 

――神崎千秋がログアウトしました。

――神崎千秋が人生からログアウトしました。

 

 

 

 

 

 熱血キンジと冷静アリア2周年記念企画:お喋り王者ランキング

                               ―― End ――

 

 




 というわけで、106話終了です。今回開催したお喋り王者ランキングですが、個人的にジャンヌちゃんが3位にランクインしてたのが衝撃的でした。まぁ私ってば厨二ジャンヌちゃん大好きっ子ですからね。これからもたくさん出番を与えられたらいいですなぁ。

 ちなみに前回、前半戦を投稿した際、天の邪鬼mk2さんに『ランキング一位作者だったりしてなHAHAHAHAHAHA!』と感想欄に書かれた時はどうしようかと思いました。ですが、今回の本編の流れが最高に面白いと思ったので当初の筋書きを変えずに投稿した次第です。……やっぱり予言者っているものなんですね。それとも私の考える展開が非常に読まれやすくわかりやすいだけなのか。むむむッ、謎は尽きない。

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