卯ノ花さん護衛します!   作:杉山杉崎杉田

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1日目(続)

雛森、恋次、一護の3人は瀞霊廷の中を歩いていた。

装備は、雛森が二丁拳銃に突撃銃、恋次は盾に突撃銃、一護は盾に2丁拳銃で、なんというか「雛森さんを護り隊」てな感じだった。

 

「ふわーあ、なんつーか、眠ぃな」

 

一護が欠伸をしながらボヤいた。その一護に恋次が言った。

 

「おい、一応戦場だぞここ。欠伸はマズイだろ」

 

「や、悪い。そうだったな……。でもよ、そんなん言われてもオモチャの銃の戦場なんてイマイチ緊迫感欠けね?」

 

「まぁ、言いたいことぁ分かるけどよ……。つか、なんでこんなことになったんだっけ」

 

「それはあれだよ、阿散井くん。水上くんが上手く総隊長を言い包めたんだよ」

 

雛森も会話に参加した。

 

「そういえば、あいつが副隊長になってからだよな。なんか色々おかしくなったの」

 

「あ?どういう意味だよ」

 

「お前は護廷十三隊じゃねぇから知らねーだろうけどよ、以前はこんなバカばっかじゃなかったんだよ。以前の護廷十三隊の隊長達をまとめるとな、」

 

山本元柳斎重國→最古最強の斬魄刀を使いこなす護廷十三隊の総隊長

砕蜂→隠密機動隊隊長でありながら、護廷十三隊随一の速さを持つ二撃決殺

市丸ギン→最速最年少で霊術院を卒業した蛇のような男

卯ノ花烈→女性でありながら総隊長に次ぐ長期の隊長で、護廷十三隊唯一の回復部隊隊長

藍染惣右介→直属の部下にも他の部隊の部下にも優しく面倒見のいい、上司にしたい人No.1

朽木白哉→若くして朽木家歴代最強と言われる朽木家党首

狛村左陣→わんこ

京楽春水→総隊長の教え子で、誰よりも思慮深く真実を見抜くベテラン隊長

東仙要→絶対正義の元に動く、盲目の身でありながら隊長になった

日番谷冬獅郎→最年少で隊長になった氷雪系最強の斬魄刀を操る天才

更木剣八→護廷十三隊最強戦力十一番隊の隊長

涅マユリ→技術開発局局長で、常に自身の研究の事を考えている

浮竹十四郎→病弱でありながら、京楽と同じく山本の教え子で、二刀一対の斬魄刀を操るベテラン

 

「って、感じだったのによ」

 

「待て、一人おかしくね?」

 

「それが今では、」

 

山本元柳斎重國→よくヒゲの落ちるハゲ

砕蜂→部下になめられ放題の泣き虫貧乳

市丸ギン→テロリスト1

卯ノ花烈→部下にやたらと仕事を押し付けるドS

藍染惣右介→露出魔テロリスト2

朽木白哉→オセロ

狛村左陣→わんこ

京楽春水→祐作の悪友1

東仙要→メンタル弱雄テロリスト3

日番谷冬獅郎→ひばんたに理事長

更木剣八→未だに出てこない人

涅マユリ→耳Phone(5800円)

浮竹十四郎→祐作の悪友2

 

「なんだよなぁ」

 

「おい、メタい話やめろ。あと一人だけ全く変わってねえぞ」

 

「でも、まったく否定できないのが悲しいよね……」

 

雛森も悲しげに目を伏せた。ほんと、どうしてこうなった……と、思った直後、目の前の十字路から誰かが飛び出してきた。

 

 

藍染、ギン、東仙の3人は呑気に歩いていた。

 

「おい、どういうつもりだギン。なんで私までこんな茶番に付き合わなきゃならない!」

 

藍染がギンに摑みかかるが、半分くらいキレ気味にギンは躱して、藍染の鼻の穴に指を突っ込み、背負い投げした。

 

「いっだ!鼻取れた?取れてない?」

 

「うるせーよカスメガネ。ええか、藍染はん。これはチャンスや。今現在は唯一、隊長達の監視を躱せている状態なんです。全員、これからの尸魂界の存亡を賭けて戦闘をしている。なら、この状況を利用して朽木ルキアから崩宝を取り除くのがベストやと思いまへんか?」

 

「な、なるほど……いや、しかし向こうにも狙撃手はいる。そこから見られているんじゃないか?」

 

「なら、身を隠せる場所に行きましょ。相手だってこっちと同じで二人一組以上で動いてるはずや。卯ノ花さんの指示をよく聞いて、こちらも戦況を把握しながらチャンスが来るまで待つのが得策やと思います」

 

「な、なるほど……。そうしよう。なぁ、これからは敬意を込めてギンさんと、呼ばせてもらってもいいかな?」

 

「ふざけんなや!それもう別のキャラやん。バカも休み休み言えアホ!」

 

「おい」

 

ツッコんだギンの肩に東仙が手を置いた。

 

「いくらなんでもさっきから言い過ぎだぞ。市丸」

 

「うっさいわ似非ラッパー‼︎いいからはよ身を隠せるとこ探さんかいボケェ‼︎」

 

「ひどい!そこまで言わなくても!」

 

直後、泣きながら東仙は走り出した。

 

「いや話聞いてたァッ⁉︎」

 

慌てて追いかけるギンと藍染。

東仙は十字路を飛び出した直後、ガガガガッという発砲音と共に東仙に乱射された弾丸が直撃し、ペイントまみれになって倒れた。

 

「東せ……‼︎」

 

直後、十字路から盾を構えた一護、恋次が現れた。

 

「っ!」

 

藍染とギンは塀を乗り越えてお互いに別々の壁に隠れた。

 

 


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