一護・チャド組、一角・弓親を撃破。
織姫・石田組、涅マユリを撃破。
夜一、砕蜂と恋次の奪還に成功するも、追っ手が現れたため一時的に退避。双極の地下に作った部屋にて、恋次の卍解の修行を開始。
そして、祐作、
「さて、そろそろ俺たちもやり合うとするか?そろそろここでずっと跨ってんの飽きて来たしな」
「ふん、断言しよう。貴様のような副隊長如きでは私に手も足も出んぞ」
「おい、東仙。状況はイマイチ分からねえが、水上に手を出したら殺すぞ。俺が先に倒すって決めてんだからよ」
「みんな落ち着かないか?血気盛んなのは悪いとは言わないけど、水上副隊長にも何かしら事情があってこのような行動に出たんだ。まずは話し合おう」
「話し合うだと?私が白黒付けたいのはオセロでだ。話し合うのは盤上の上で十分だろう。しかし、その前にやることがあるだろう」
それは、トイレから出ることだ。
ここからは、全員身動き取れないので、台詞だけになります。よって、誰が誰の台詞だか分かりやすくしておきます。
祐作「だな。じゃあまずは紙っぽいもの持ってる奴は言え」
藍染「そんなものがあるなら、みんな先に言っていると思うよ。少なくとも全員、お尻を拭き取れるようなものは持ってないということだ」
祐作「なら、もう全員持ち物を言おう。そこの中にヒントがあるかもしれない。じゃあ一番右の俺から、財布と斬魄刀」
東仙「財布と斬魄刀」
日番谷「財布と斬魄刀」
白哉「財布と斬魄刀とオセロセット一式」
祐作「揃いも揃って使えねー奴ばっかだな。つーか最後から2番目、お前は何を持ち歩いてんだよ」
白哉「オセロは我がオセロ也」
祐作「ごめんちょっと何言ってるか分からない」
日番谷(しかし、だ。今のところの様子を見た感じだと、東仙は祐作を殺そうとしている)
白哉(オセロをするためにも、私以外の奴に祐作を殺させるわけにはいかない)
東仙(娯楽バカ二人はまちがいなく、私の邪魔をしてくる。ならば……)
白哉・日番谷(少なくとも東仙よりは先に出なければならない。そのためには、)
東仙(少なかともあの二人よりは早くでなければならない。そのためには、)
3人(紙を誰よりも先に手に入れることだ‼︎)
藍染「みんな、一ついいかな」
3人「!」
祐作「どうしました?」
藍染「トイレの便器の裏にこんなものが置いてあったよ。『エロエロフルカラー』」
3人(え、エロエロフルカラーだとぅ⁉︎)
祐作「へぇ、どんな本なの?」
藍染「タイトルの通り、エロティックな本だよ」
日番谷(だめだ、そんなもので尻を拭くわけにはいかない!)
東仙(エロ本とは男の宿命だ。そんなもので尻を拭くのは……あ、いやある意味興奮するけど)←盲目であるのを忘れてる人
白哉(男としてのプライドが許さない……が、今、この事態においては、抜いてから尻を拭くという選択肢を選ぶことも可能な神と呼ぶべき代物)
3人(超欲しい!)
祐作「へぇ、どう?可愛い子います?」
日番谷(待て水上!そんな事を聞けばどんどん尻が拭きづらくなるぞ‼︎)
藍染「うっ……!ふぅ……まぁまぁかな」
東仙(既に使用しているだと⁉︎)
白哉「(くっ……!このままでは藍染の一人勝ちだ。どの位置に藍染がいるかは分からないが、東仙側である可能性がある以上は阻止せねば!)藍染、それは紙に他ならない。回せ」
東仙(くっ……!先手を打たれたか!朽木隊長は藍染様の隣、受け取りやすいことを利用してもらいにいくとは……!)
藍染「はぁ、はぁ……」
3人(二発目に夢中で聞いてない、だと⁉︎)
祐作「おい、何一人で楽しんでんだよ藍染隊長。俺も欲しいんだけど」
日番谷(そして、こいつも諦めない⁉︎)
藍染「ふぅ……。さて、そうだね。もう十分楽し……エッチじゃない部分もそこそこ多くあるから、君達にもそこを分けて渡すよ」
白哉(しかも渡すのか⁉︎)
東仙(いや、これは……!誰が先に尻を拭き終わるかによる勝負!)
日番谷(順番的には俺や朽木隊長が有利、だが!)
白哉(東仙には卍解がある。つまり、)
3人(先に卍解して尻を拭いた奴の勝ち‼︎)
藍染「じゃあ、下から回すよ」
3人(来た!)
ピンポンパンポン〜台本形式終了〜
直後、3人は斬魄刀を抜くと共に紙を拾い、肛門を拭いて袴をあげた。
敵の位置は分かっている、なら3人ともそっちに向かって全力攻撃をするだけだ。
「卍解、『千本桜景厳』」
「卍解、『大紅蓮氷輪丸』‼︎」
「卍解、『清虫終式・閻魔蟋蟀』」
大きな衝撃と共にトイレは吹き飛び、爆発した。3人揃って吹き飛び、その場に倒れた。ついでに藍染も巻き込まれてメガネが割れ、下半身丸出しで気絶した。
ヒラヒラと舞い降りたエロ本の1ページを祐作は掴むと、自分の尻を拭き、トイレに流して下半身をしまった。
「………なんかよくわかんないけど、一気に四人片付いたな」
そんなこと呟いてみた。