女の子だらけの職場で俺が働くのはまちがっている   作:通りすがりの魔術師

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ある方から「こういうフラグの建方どうよ?」と言われ、それと自分の合わせたらご都合主義も少しはマシになりました。でも、やっぱりご都合主義。普通、女の子2人のシェアルームに会社の先輩の男連れ込むとかない。甘々と稲妻のようには上手くいかないさ。

本編、後書き合わせて7500文字でした。お疲れ様でした。


鳴海ツバメはしっかりしてる。

シェアハウスとシェアルームの違いってなんなのだろうか。両方の利点としては、賃貸アパートに比べて費用が少なくて済むところだろうが、他のいいところがあまり思い浮かばない。

 

適当にインターネットで検索をかけるとシェアルームは知り合い同士。2人なら自分の部屋があり、暮らし方は家族と暮らすのとほとんど変わらないようだ。

 

 

シェアハウスは新しい出会いや入居者同士との交流を大切にしたい人や、通常のアパートにはないラウンジやシアタールームなどの充実した設備を利用したい人……つまりリア充志望の人におすすめらしい。

 

 

どうして急に調べ始めたのかと言うと、うちの後輩2人がシェアルームをしているという話を聞いたからである。相変わらずの盗み聞きだけどね!いや、帰る方向一緒だから聞く前から察してはいたけどね。

 

 

「あ、比企谷先輩」

 

 

帰る方向が同じで住んでる場所も近かったが故に、買い物に立ち寄ったスーパーで鳴海と会ってしまうなんてこともある。前にもあったように言ってるが今日が初めてである。

 

 

「よう、じゃ」

 

 

「えぇ!?なんでですか!?」

 

 

いや、外で知り合いに会うのとか気まずいじゃん?これ全ぼっちに当てはまることだと思うんだよね。特に相手が2人以上でこっちが1人の時とか最悪。空気を読んで話しかけないでくれると嬉しいのだが、あいつら目が合うとポケモントレーナーみたいにビックリマーク出して近づいてくるから嫌い。

 

 

「すまん、つい癖で」

 

 

「なんですかその悲しい癖……」

 

 

後輩の言う通り過ぎてグウの音もでない。

 

 

「で、比企谷先輩も買い物ですか?私もなんです」

 

 

見たらわかるわ。逆に買い物かごに野菜がたんまり詰まってるのに買い物じゃなかったら何なんだ。営業妨害じゃねぇか。

 

 

「あぁ、家の食糧が底を尽きたからな」

 

 

「そうなんですか。私は今日の晩御飯の材料を買いに来ました」

 

 

買い物かごを見るとにんじんやキャベツにレタスに玉ねぎにピーマンと野菜づくしである。対して俺はと言うと。

 

 

「じゃがいもににんじんに豚肉……あ、もしかしてカレーですか?」

 

 

「まぁな」

 

 

カレーは素晴らしいぞ。野菜と肉を切って、軽く炒めてカレーの素入れたらあら不思議。それに1日目も美味しいし、2日目はさらに美味しい。これはシチューや肉じゃがにも言えることである。

 

 

「でも、意外です。比企谷先輩料理出来るんですね」

 

 

「そりゃ一人暮らししてたら自然とな」

 

 

それに小町がするまでは俺がしてたし。味は服が破けたりとか頬が落ちるとかそんなことはないが、食べられない味ではない。でも、やっぱり小町が作ってくれたやつの方が美味しいんだよなぁ。けど、今年は大学受験を控えてるから甘えるわけにもいかず、休みの日は図書館で料理本借りてそれ読んで料理作ってます。

 

 

「お肉か……いいなー」

 

 

「なんだ肉食ってないのか」

 

 

「はい……その、ももが結構たくさん食べるのでお肉を足すとなると予算が……」

 

 

あぁ、そういう……。北海道の子はよく食べる子なのかしら。トリミングしたら美人の子もよく食べて夏バテして痩せてるし。それは関係ないか。

 

 

「給料が入れば買えるかもなんですけど」

 

 

チラッ、チラッとお肉コーナーと俺を交互に見やる鳴海。

 

 

「なんだ買って欲しいのか?」

 

 

「いや、そんなつもりは」

 

 

「いいぞ」

 

 

俺が適当に「20%OFF」というラベルの貼られた豚肉の入った商品を手に取って自分のカゴにぶち込む。それを見た鳴海は驚きの声を上げる。

 

 

「えっ!?」

 

 

「その代わり俺も食う」

 

 

「へっ!?……って、え?えぇー!?」

 

 

さらに追加条件を言うと、さらに動揺してその場で混乱していたがしばらく「うーん」と唸ると「じゃあ行きましょうか」とレジへと向かった。

 

 

 

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「ただいまー」

 

 

流石都内と言うべきか、中に入ってみるとそれは結構な玄関が俺を出迎えてくれる。これが賃貸だもんな。俺の住んでるとこも賃貸なのだが、ゴジラとショッカーの戦闘員くらいの差があるな。

 

 

「ももー!レラジェがきたぞー」

 

 

「え?なにそれいみわかん……ってえぇ!?」

 

 

お肉を手に入れて上機嫌の鳴海は笑顔で言い放つ。すると、ひょこっと裸で出てきた望月は顔を真っ赤にして悲鳴に近い驚嘆の声を上げる。まぁ、見えたのは肩までくらいだからせーふだよな。うん。

 

 

「もう!だからシャツくらいは着なって言ったでしょ!」

 

 

「だって、比企谷さん来るなんて聞いてないし!!」

 

 

こういう時俺はどういう反応をすればいいのだろうか。男の子らしく鼻の下を伸ばせばいいのか、紳士っぽくエクスカリバーだけ起立させて真顔でいればいいのか。俺の答えは目を手で覆って見なかったことにするだ。

 

 

「もう!まだびしょびしょじゃん!ほら、これ着て!」

 

 

「ううぅ~~!!!」

 

 

いつもあんな感じなのだろうか。鳴海のオカン力の高さが窺えるな。やっぱり肉を買う代わりに飯をいただくというのは不味かっただろうか。それと望月に嫌われてるの完全に忘れてた。も~八幡のバカ!って俺を叱ってくれる戸塚の声が聞こえる。

 

 

「あ、比企谷先輩入ってもらって大丈夫ですよ」

 

 

やっと入室の許可が出たので入ると普通にパジャマ姿の望月とエプロンを着こなした鳴海が立っていた。

 

 

「……あの、見ました?」

 

 

泣きそうな顔でそう尋ねてくる望月。見たとは何のことだろうか。あれか、スタンドとか?見てないよ。そういう意味を込めて首を振ると「…そ、そうですか…」と口を尖らせる。

 

 

「さて、ご飯作りますか。遅くなっちゃったし…悪いんですけど比企谷先輩、手伝って貰っていいですか?」

 

 

「それくらいはお易い御用だ。で、何を作るんだ?」

 

 

「そうですね…お肉もありますし回鍋肉ですかね」

 

 

回鍋肉とは中華料理の一つであり、簡単に言うと野菜炒めにお肉を入れました的な奴である。ちなみにこれを本場の料理人に言うと多分殺されるから注意な。

 

 

「え?今日お肉あるの!?」

 

 

「うん、レラ…じゃなくて比企谷先輩が奢ってくれたから」

 

 

今、素で俺のことレラジェって言おうとしたよな鳴海。そんなに似てるか……自分で作ったからこそ言えるがそんなに似てないと思うぞ。

 

 

「あ、ありがとうございます!」

 

 

こっちは料理を作ってもらうのだから気にしなくていいと手を振ると、早速調理にかかる。食材を回せ!決めに行くぞ鳴海!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へいおまち」

 

 

 

食材を切ったり肉の処理をしたりした後は全て鳴海に任せたため、俺は落ち着きもなく部屋を見渡したり、望月のレラジェトークに付き合ったりしながら時間を潰すこと数10分で皿に盛られた回鍋肉が現れる。

 

 

「「いただきます」」

 

 

手を合わせて箸で肉と野菜を掴み、それを白いご飯の上に乗せて一緒に口に入れる。

 

 

「美味いな…」

 

 

「ありがとうございます!」

 

 

小町といい勝負かもしれない。だが、キングはただ1人小町のみ。結局小町が勝つのだが、回鍋肉は作ってくれなかったから1番美味いかもしれない。

 

 

「うーん、やっぱり肉は正義」

 

 

「ご飯より肉の方が多い!?」

 

 

「もも、取りすぎだって!」

 

 

幸せそうな顔で肉を頬張る望月から肉を数枚奪おうとする鳴海。多分俺がいなかったらもっと楽しげな会話を繰り広げているのだろう。

 

 

「そういえば、給料入ったら何か買いたいものとかあるのか?」

 

 

ちょうど一年前に遠山さんからされた問いを投げかけると2人は思案顔になる。

 

 

「私は特にないですね…ももは?」

 

 

「ジンギスカン」

 

 

「ヤギかー」

 

 

「いや、羊だろ」

 

 

「え、嘘?」

 

 

別名マトン。この辺ではお肉の専門店にいけば出してもらえるが市販で売っているところは少ない。鳴海の反応に怪訝な顔になって望月は味噌汁を啜るのを止める。

 

 

「ほんとに道民?」

 

 

「そんなに軽蔑されるような間違いなの?」

 

 

どうなんだろう…でも、千葉県民からしたら落花生をピーナッツと間違えるのと同じだよな。え、落花生とピーナッツは同じだろ?って違うんだよなー。多分。

 

 

「ジンギスカンだと鍋がないから外食かな」

 

 

「買おう鍋」

 

 

「えー?でもあんまり食べれないかもしれないし」

 

 

「ううん、そうじゃなくてなるが作ってくれた方が美味しいし」

 

 

それは一理ある。自分の大切な人や身近な人に作ってもらった料理の方が美味しいということは多々ある。実際、一流シェフの作ったハンバーグより小町の作ってくれたハンバーグの方が美味しかったしな。

 

 

「もう、嬉しいこと言ってくれるじゃないの!じゃあお給料入ったら買おうか、鍋」

 

 

「うん」

 

 

そんな仲睦まじい会話を聞きながら食事は進み、あんなにあった回鍋肉はほとんど望月の胃袋へと吸引されていく。

 

 

「「ごちそうさまでした」」

 

 

「はい、お粗末様です」

 

 

久しぶりに誰かの手料理食べた気がする。いやー5時過ぎてるけど満足満足!肉を食べれてもっと満足したのか望月は床にどかっと倒れ込む。

 

 

「今日も美味しかった……」

 

 

「もう、牛になるよ!」

 

 

「牛肉もいいかも」

 

 

「食べることしか頭にないのか!」

 

 

こんな頬が緩みそうになる会話をいつまでも聞いてられるかと言うとそうでも無く、シェアルームに混ざりこんだ異物は早めに退散しなければならない。

 

 

「ありがとな、鳴海。美味かったわ、じゃまた会社で」

 

 

「こちらこそ、お肉美味しかったです!」

 

 

「あ、ありがとうございました」

 

 

肉が美味しかったのは豚とそれを育てた人と調理したお前とこの場のおかげだと思うんだな。まぁ、敢えて口にしないでおこう。

 

 

「帰る前にトイレだけ借りていいか?」

 

 

「どーぞどーぞ、廊下出てすぐ左のドア開けたらありますから」

 

 

飯まで食べてトイレまで借りるとか図々しいかと思ったけど生理現象だから仕方ないよな。ドアの鍵を閉めてズボンを下ろして便座の上に座って一息つく。あ、便座が温かい。うちのアパートは洋式だけどウォシュレットではないからこういう機能は羨ましい。ゆったりとアレが出るのを待っていると、リビングから悲鳴が轟いた。

 

 

「きゃあああ!!」

 

 

何かあったか、泥棒か!?と思って急いでパンツとズボンを履いて水を流してドアを開けてリビングに飛び込むと……

 

 

「どうし……ひぇ!?」

 

 

「み、見ないでぇぇぇぇー!!!!」

 

 

風呂にでも入っていたのかバスタオル1枚の鳴海と涙目でおろおろと立ちすくむ望月の姿が。見ないでと言われても、白いのが不敬であるぞと全部隠してて特に何も見えてないぞ。まぁその、形はくっきり出ちゃってるけど……そんなことより。

 

 

「な、何があった」

 

 

「黒い…虫が…さっき…初めて見た…隠れちゃいましたけど」

 

 

なんだ、ゴキブリかよ。そんなの何回も見たわ。でも、北海道では滅多に出ないって言うし…。

 

 

「きょ、去年までは出なかったのになんでまた……」

 

 

「引っ越したばかりだし…」

 

 

「だいたい単なる黒い虫でしょ?おおげさな…」

 

 

強がるなよ、余計に弱く見えるぞと言いたげな顔をした望月だが、カサカサと姿を現したゴキブリに「ぎゃああああ!!」という叫び声を上げると鳴海と一緒に俺にくっついてくる……ってなんで!?

 

 

「お、おい、お前ら……」

 

 

「比企谷先輩なんとかしてください!」

 

 

「お、お願いします!」

 

 

わ、わかったから離れて!そ、その当たってるからぁ!お前ら両方とも布1枚で密着してるから!やめてぇ!!理性が!理性がぁぁぁ!!なんともないけどぉ!

 

 

「さ、殺虫剤は?」

 

 

「ありません!でるなんて思ってませんでしたし!」

 

 

「じゃ叩くもの!」

 

 

「新聞とかとってません!」

 

 

なんだよ使えねー!都内で暮らすならそれくらいは用意しておこうよ。てか、ほんとに早く離れて!お前ら女子なんだからブラくらいしろよ!あんまりない小町でもしてたぞ!

 

 

「レラジェみたいに弓矢撃ってくださいよ!」

 

 

「ねぇよ!」

 

 

そんなの持ってたら銃刀法違反で捕まるわ!……え、弓矢って銃刀法に入んの……? 持ってたら捕まんの…?教えて横わけの弁護士。そんなこと気にしてる場合じゃないな!

 

 

「とりあえず、お前ら離れてくれ…!身動きとれないから」

 

 

「で、でも……!」

 

 

「Gが!」

 

 

Gくらい「これが開拓者魂だー!」って踏みつければいいでしょうが。Gは汚いとか思われてるけど実は結構綺麗な生き物なんだよ?表面テカテカだから汚れとかつかないし。しかも、どっかの超能力者はこれとNが出たんだぞ。俺もNとGが揃うとかNGだわ。俺がジャンプ作品のとある回を思い出していると、鳴海が青い顔をして俺の袖をぐいぐい引っ張ってくる。

 

 

「じょうじとか言ったらどうしよ!」

 

 

「それは絶対ないから安心しろ」

 

 

もし言われでもして筋肉隆々にでもなられたら勝ち目がない。かのレラジェでも苦戦を強いられるだろう。あんなのチートもいいところだ。ほかの虫の能力見て吸収するとか魔人ブウかよ。

 

 

「……!これ使うぞ!」

 

 

その辺に落ちていた雑誌を拾って丸めて一撃で叩き潰そうとするが大慌てで俺の手を抑えてくる鳴海によって阻止される。

 

 

「な、何をするだァーッ!?」

 

 

「こっちのセリフですよ!それまだ読むんです!」

 

 

「じゃ、他のは!」

 

 

「昨日に全部捨てちゃいました」

 

 

なんなのこの子達、スプレーはない、叩き潰すものはないとか大丈夫かよ。最悪ティッシュはあるからあれで何とかするか。もしくは今履いてるスリッパか。

 

 

「比企谷さん、これ!」

 

 

ゴミ箱からペットボトルを抜き出し、それを渡してくる望月。えぇ、これで倒せと?そんな装備で大丈夫か?無理です。

 

 

試しにGの進行方向にそれを勢いよく叩きつける。手応えはあった。威力は充分なはず……。見ると、見事に叩いた部分が潰れていた。それでもピクピク触角が動いてるあたり生命力高ぇな。

 

 

「悪い、望月ティッシュ取ってくれ……」

 

 

「え、あ、はい!」

 

 

慌てて6枚ティッシュを抜き取る望月だが、そんなにいらない……。多すぎるティッシュでゴキブリを包んでゴミ箱にシュート!超エキサイティング!主に俺の心臓が!女子2人にあんなに密着されると誰でもこうなると思うんだ……さてと。

 

 

「へっくしゅん!」

 

 

「……鳴海はもう一回風呂入ってこい。あとは俺がやっとくから」

 

 

「は、はい…ありがとうございます……」

 

 

なるべく、直視しないように言うと雑巾でGの死骸があった場所を拭く。少しは綺麗にしておかないとこいつらも安心して眠れないだろう。礼を言って風呂場に戻る鳴海となにか出来ることはないかと聞いてくる望月。さっきから丁寧語使われるけど、よく良く考えたらこいつら後輩だけど同い歳なんだよな……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの、お肉といいゴキブリといい……それに洗い物まで……本当にありがとうございました!」

 

 

死骸のあった場所を一通り綺麗にしたついでに洗い物を済ませると、ちょうど鳴海が服を着て浴室から出てきたので帰りの挨拶をすると清々しいほどのお辞儀をされた。

 

 

「ま、まぁ、気にするな」

 

 

少しはこっちも罪悪感あるからな。最初と言いG出現時といい2人の裸を見た上に密着されてしまったからな。その事を思い出して頬をかくと鳴海がまたお辞儀をする。

 

 

「こ、このお礼はまたしますから」

 

 

「ほんとに気にしなくていいから大丈夫」

 

 

「そ、そうですか……?でも、じゃないと気が済まないので!また今度ご飯食べに来てください!」

 

 

まぁ、それくらいならいいか。美味かったし。靴を履いてつま先をトントンと押してちゃんと踵まで入れる。

 

 

「じゃ、頭乾かして風邪引かないようにな」

 

 

「は、はい!ほんとに、ほんとにありがとうございました!」

 

 

 

「そんな重ねて言わなくていいから」

 

 

 

じゃあなとドアノブに手をかけて扉を開いて外に出ると、空はすっかり暗くなり月の光だけが夜空に照らしていた。多分、今夜は眠れないだろうな。

 

 

 

 

 

「あ」

 

 

 

 

 

そういえば言うの忘れてたな。今日の態度で望月達が勘違いしてることに確信がもてた。確か、涼風はこいつらに同い歳であることを伝えたが俺のことは伝えてなかったはずだ。それでいて、俺を下の名前で呼ぶ先輩方。そのせいで多分俺は涼風より先輩だと思われている。

 

 

「まぁ、次会った時でいいか」

 

 

おそらく、言ったところで先輩であることは変わりないとか言ってくるんだろうが。それでもいずれはちゃんと言うべきだろう。だから、その日まで精一杯先輩面しておくとしよう。

 

 




八幡がいなければ、本当はツバメちゃんがゴキブリをお茶碗に閉じ込めるという荒業をして、閉じ込めて抑えている間に紅葉ちゃんがスプレーを買いに行くという流れでした。それでタオル1枚で紅葉ちゃんが帰ってくるまで耐えていたツバメちゃんは風邪を引いてしまうのですが……八幡のおかげでそれも防がれました。やったね!……これでフラグ建つのかな……?



ツバメ(思ったよりいい人かも……)


くらいには思ってるでしょう。次の次くらいで完全に建てちゃいたいですね。





おまけ→感想でヒロインズが八幡のことどう思ってるの?(どれくらい好き?)という質問があった気がしたので回答。全員はきついので少しずつ。
ついでにヒロインズに「八幡と付き合えるなら?」という質問してみた


青葉→初めてまともに話した男性+同い歳で同期+ぶっきらぼうだけど優しい=好き。でも、最近は八幡よりいい男もいるのではないかと思ってるがやっぱり八幡がいいみたい。


「八幡と付き合えるなら……?えぇと、20歳になったら2人でお酒とか飲みたいな…。え?付き合うってそういう意味じゃない?八幡と恋人になる……?えっーー!!!?」この後自らの勘違いと八幡と恋人になることを想像した恥ずかしさに回答不能になった。




ひふみ先輩→後輩としても異性としても好きで信頼を寄せている他、何かシンパシーを感じてる。1度やりたかったディストピア、ユートピアのペアコスが出来て満足。またしたい。違うこともしたい。デートとか……その他諸々。多分同人誌とか買ってるからその手の知識あると思う(作者の見解)


「……!!?……えっと……その………たくさん、コスプレ……したり……ご飯作ってあげたり……その……うう~~~!!」と最初は頑張ってましたが後半頭を伏せてうずくまってしまいました。



はじめさん→そんな話書いたことないけど、特撮、魔法少女の話で盛り上がる。趣味の話を心から出来たのが初めてだったので好感度はある。また、八幡の社会人になってから初めてのお使いでの一幕で後輩から多少の変化はあった模様。


「八幡と付き合えるなら?……うーん、考えたことないわけじゃなかったけど……そうだね、2人で水族館とか行ってみたいなぁ……柄でもなくて悪かったね!」と少しベソをかいて言う。




ゆん先輩→生意気な可愛い後輩。冗談も言うし、面倒見がよく察しも良いということで結婚するなら~くらいのポジション。また、面と向かって話した男子で痩せてるとか可愛いと言ってもらったこともあって好印象。

「え?八幡と付き合えるなら?…………せ、せやな。弟と妹の遊び相手になってもらおうかな……う、うち?……ま、まぁ、お茶くらいは……?」とか赤い顔して言ってるので脈アリである。お疲れ様でした。



今回は以上!次やるとしたら八神さん、遠山さん、うみこさんですね

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