女の子だらけの職場で俺が働くのはまちがっている 作:通りすがりの魔術師
最近、ドロシーがきてます。アグロヴァンプ多すぎるんだよなぁ……。まぁ、虹で帰らせるんだけど。
さて、今期アニメは早速いい感じですね。Fate/Apocryphaに賭ケグルイ、青山くん、妖怪荘、アホガールとか。あと、再放送でグレンラガンやstaynight Unlimited Blade Worksとかもやってますしね。
どうでもいい話ですが、ここ1ヶ月は不運続きでした。Fate/Grand Orderでは30連引いても星4、5鯖は来ない。シャドバも新パック30剥いてレジェンド0で、さらに靴は隠されるわ、チャリはパンクさせられるわ。
俺が何をした。
さて、そんなこんなで色々ありましたが僕は元気です。
Twitterの方がフォロワーが50超えました。やりました!
RTされた数だけ小説書きますとかやったんですが2RTされてたので書きました(元から書く気だったんですけど)
おそらく、しばらくFate/Grand Orderのイベントが来ない限りは書けると思いますので再び応援願います。
あと、八幡が青春してるとか言う感想貰いましたが高校時代からしてるだろと思ったのは僕だけですか?
俺も変な作文書いたのに美人で若手(自称)の女教師に呼び出されてないし、あんな黒髪ロングの美少女がいる部室に案内されないわ、春に助けた犬の飼い主には木炭クッキー貰ってないし、男の娘には会ってないし……てか、そもそもそんなことねぇわ。
ということで始まるザンス。
「うーん…」
恐怖と血に満ちたバレンタインというイベントが終わって外に出てもあまり学生も見かけなくなっていった。理由はこの時期は受験シーズンの終盤だからというのもあるだろうが、単に寒いからだろう。昔は寒いからという理由で学校を休んだ俺だが、流石に会社は休めない。てか、そんな理由で休んだらクビ確定だろうな。
「うーん…」
しかし、仕事効率を良くするため社内では暖房が効いているから大丈夫だ。今時の学校はついてるらしいが俺の時はついてても動かなかったからな。いい時代になったもんだ。
「う〜〜〜ん……!」
それにしても、こんなに暖かくてうちのパソコンはオーバーヒートとかしたりしないだろうな。この前PS2が動かなくなって触ってみたらオーバーヒートした時は驚いたもんだ。上に保冷剤置いたりして冷ましたがやっぱり寿命だったのかおじゃんになってしまった。
やはり、形あるものは壊れるが運命。それは物も人も……
「だめだ〜!なんにも思い浮かばない〜!!」
ふむ、とうとう、はじめさんも壊れたようだ。
「はじめさんの企画のお仕事大変そうだね」
と、先日ウイスキーボンボンで酔っ払って仕事終わりまで俺を殺そうとしてきたヤツは椅子を寄せて耳打ちしてくる。なんだろうな、ひふみ先輩とかりん先輩みたいにいい匂いとかしたら興奮するんだけどな。いや、したら犯罪ですね。
「ねぇ、比企谷くん、今失礼なこと考えなかった?」
「ないです」
「……ならいいんだけど。というか、はじめさんのことなんだけど」
「あぁ、結構きつそうな感じだな」
はじめさんは今回の企画担当に立候補してそのまま採用されちゃったりしている。それにモーションの仕事もあるらしいし、それができるのはやっぱり好きなんだろうな。俺もこうして続けてるあたり多分好きなんだろうなぁ。ほら、嫌いなら今頃やめてるしな。いや、高卒だからやめたらニートどころかフリーターなんだけど。早く誰か貰ってくれよ!
「なにか相談に乗れることあったらなんでも乗ってあげたいけど…」
「なんでもって……それで無茶振りされても知らんぞ」
「何気に心配してくれるんだね……その時は最悪比企谷くんにも手伝ってもらえばいいし」
「おい今なんつった」
聞き捨てならないことを言った気がしたんだけど気のせいですかね。
「ちょっと聞いてくる!」
「……いってら」
適当に送り出しけど良かったよな。
まぁ、変なことにはならんだろ。多分な。……あれ?これフラグじゃね?
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はじめさんに話しかけにいった涼風だが「これは己との戦いだ」的なことを言われて引き返してきた。その後、はじめさんも葉月さんのとこに行ってなんか言われて帰ってきた。なんかってなんだよって?俺が聞きたい。
「水の中での仕様……ですか」
「それで魚人のアイデアを出したんだけどいまいち良くなくて」
「八神さんとも話してたんですけど、種類によって特徴を活かしたデザインにしようかなと思って。魚だったら例えば……」
で、何やらはじめさんから涼風とゆんさんに相談事があるらしくいつものテーブルの上で作戦会議というわけだ。今は涼風が何か書いてそれを見たはじめさんが引きつったような感じの声で困惑してた。ちなみに俺は呼ばれてないよ。なんでだろうね、ハハッ。
「でも、これじゃあ手足がなくて攻撃できないしなぁ。体当たりだと顔が痛そうだし」
体当たりして顔痛めるってそれ頭突きとかそういう類の攻撃なんじゃ…
「ならシュモクザメみたいなのは?あれ目なんやけどナイフみたいにすればいいかも」
「なるほど強そう!そしたらフグみたいなトゲトゲもいいかもですね」
俺の後ろですごく盛り上がってる。よくあることだが。気になって手が止まっていたが俺に仕事がないってのはいいことだ。
「八幡もなんかない!?」
はじめさんの急な無茶振りにビクッと肩を震わせて、振り返るとキラキラした目でこちらを見ている。その目絶対朝のスーパーヒーロータイムとか見る目だよ。
「あータコとかイカもいいじゃないんすか?」
あの中に人が入るとは思えんが、ファンタジーだしいいんじゃないかな。それに俺の意見を聞いてすぐに紙にイメージを書いてくれる涼風ナイス。
「巨大なクジラとかもいいよね!」
「青葉ちゃん、クジラの尾ひれは縦やのうて横やで」
「あ……そういえば」
「やっぱりゆんってそういうの詳しいよね」
「へ?……あ、あたりまえやろ!だてにずっとモンスターとか作ってへんし!」
「照れなくてもいいのに」
「照れてへん!」
やっぱり同期って仲いいんだな。俺と同じことを思ったのか涼風がこちらを見ているが無視しておこう。
「というか、俺全く話聞いてなかったんですけど葉月さんに何言われたんですか?」
「あ、えっとね…水中ならではの変化とかつけられないかって言われて」
水中ならではの変化ねぇ……ビコーンって光るとか水圧弾撃ったり、装甲板を爪で貫いたりとか?ってこれ全部ズゴックだな。
「水中だと息ができないけどこれ着れば出来るとかってことですよね?」
そう言いながら涼風が描いたスケッチを指すとはじめさんはコクリと頷く。
「でも、これ着たら攻撃できないんじゃないですか?」
「……あ!そっか!これだよ!これ!」
どれだよどれ。という表情をしているゆんさんとはじめさんにはじめさんは涼風が最初に描いた魚に包まれた主人公の絵を手に取る。
「攻撃ができないことが代償なんだ!」
「でも、それじゃあ戦えへんやん」
「戦わなくてもいいんだよ。隠れながら進むのもこのゲームのスタイルじゃん。それにどうしても戦いたければ魚の着ぐるみを脱げばいいんだよ」
「でも、それだとスキューバダイビングの装備を外すようなもんだから場所によっては溺死しますよね」
モンハンとかグラセフでも水中で呼吸出来る時間は限られてる。理想を抱いて溺死することはないが相当なリスクだ。それを聞いた涼風が前のめりになる。
「スリルが出る!」
「そう!水の中のスリル!」
その後も意見はたくさん出た。蟹型だと攻撃は出来るが移動は遅く地底を伝ってしか動けなかったり、タコやイカも動きは遅いがスミを撃って邪魔したり出来るなど……四人寄れば文殊の知恵状態だ。
「すごいや、話してたらこんなにすぐに解決するなんて…実は、相談するのってかっこ悪いなって思ってたんだけど……助かったよありがとう」
少し恥ずかしそうな顔で言うはじめさんにゆんさんは紅茶を置いてジト目になる。
「なんやみずくさいな」「水だけに?」
「そうですよ困ったらお互い様です!」
「でも手柄は山分けな?……あと八幡後でちょっと」
「そんな!?」
「冗談冗談。あ、八幡はマジな」
なんだと……何されるんだろ。もしかして、この前のプレイ(ひふみ先輩に顎クイされてたやつ)を俺にやれと……!?
「あ…あの……」
俺が顔面真っ青で俯いてたら後ろから可愛らしい声が。振り向いてみると、何か描かれた紙を持ったひふみ先輩が。いたんですね。
「私も…ちょっと描いてみたんだけど…」
あ、話は聞いてたんですね。どれどれとはじめさんと2人で見てみると……。
「ヤドカリ…」
「だね。でもこれじゃあ……」
動けないんじゃないかと思ったのだが、ひふみ先輩にはある作戦があったようだ。
「敵がいなくなるまでじっとし続ける……みたいな」
「耐久プレイはリスクが高い気がします……」
「そ、そうかな……」
けど、カニとかにくっつける能力とかあれば良くなるかもしれませんね!といい笑顔のつもりで言ったら喜んでくれたぞ!やったね!個人的にイソギンチャクとかつけると強そうだなと思いました。
あとこの後、はじめさんは葉月さんに出てきた案を見せて高評価をもらい、俺は机の片付けを命じられたのでした。
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なんでかって?作者の語彙力の問題です