Fate/カレイドライナー☆UNLIMITEDStratos 作:荒潮提督
セシリアがナイフでの接近戦に特化しすぎた為に改良されたブルーティアーズ。
背中に4本のランスとビームガンを4つ内臓した大型のランスと機動性を高めるためのブースターを追加。
小型のランスは内部にビームガンを内臓しておりビットとして使用可能。
拡張領域に大量のナイフを入れている。
脚部の装甲内部に大型のナイフを1本ずつ内臓している。
元のブルーティアーズの武装は残っているがセシリアはあまり使わない。
その世界は異様だった
無数の剣が突き刺さり
空にはいくつかの歯車が動いている
空の色は暗く
辺りは夕暮れの様な色に染まっている
だがその一角では
金属が砕ける音と
爆音が響いていた
<bgm FGOオープニング曲「色彩」>
セシリアはティアーズを総動員してさらには普段使わないライフルまで取り出してイチカに攻撃している。
対するイチカは自らが作り出した無限の剣を振るいまたは投擲し迫り来るレーザーを防いでいた。
だが全方位から迫ってくるビットを完全には防ぎきれず何発かは当たってしまっている。
だがそれでも諦めるわけにはいかない。
イチカ「
これしかない。
イチカはそう判断しある武器を投影する準備を始める。
その剣は余りにも巨大で余りにも無骨だった。
だがその剣速は神速とも言うべき速さ。
一瞬にして9連撃を叩き込む剣。
かつてイリヤのサーヴァントのバーサーカーが振るった巨岩剣。
その名を・・・
イチカ「
刹那、投影のため無防備になっていたイチカにビットとライフルによる全方位射撃が殺到するがそれを神速の5連撃で
セシリア「んな!?た、太刀筋が全く見えませんでしたわ・・・」
イチカ「当たり前よセシリア・・・この剣はかの英雄ヘラクレスが使っていた剣。神速の9連撃、その目に焼き付けなさい!」
セシリア「くっ!まだですわ!ランサー!」
セシリアのブルーティアーズ・ルプスの背中から小型のランスが飛び出し
合計8基のビットが襲いかかるがその内4基のビットの砲撃を地面から剣を射出して防ぎ残りの4基は巨岩剣でまたほぼ同時に切り裂く。
役目を終えた巨岩剣を捨て新たに剣を引き抜きセシリアに突撃する。
8基のビットとライフルによる弾幕がイチカを襲うがイチカは全てを弾き剣が砕かれるたびに新たな剣を引き抜き迫り来るレーザーを防ぎ続ける。
剣が砕かれれば新たに剣を引き抜く。剣なら幾らでもある。
マズイと判断したセシリアはライフルを左手に持ち直し背中の大型ランスを右手に構えイチカに突撃する。
セシリア「ハアアアアアアアアア!」
イチカ「ちぃ!」ガキィイイン!
セシリア「やりますわねイチカさん・・・!奥の手のランサービットまで出す羽目になるとは思いませんでしたわ・・・!」
イチカ「あんたに出し惜しみなんかするなんて失礼でしょ?だから・・・こっちもあれを使わせてもらったわ・・・!」
セシリア「ならおあいこですわ・・・ね!」キィン!
イチカ「(っ!今!)
セシリア「この距離で!?」
イチカ「っーーーー
セシリア「ティアーズ!ランサー!」
一際大きな爆音が響きその黒煙が晴れた場所には
イチカ「まさかあの状況で投影した剣の迎撃を最小限にして私に全力で攻撃してくるとはね・・・!もうちょっと展開が遅かったらヤバかったわ・・・」
セシリア「やって・・・くれましたね・・・!こんな至近距離でソードバレルフルオープンを使うなんて・・・!」
イチカ「おかげで
セシリア「当然・・・ですわ・・・!」
イチカは想像する。
自らが最強であると。
夢の中で彼は言っていた。
「常に想像するのは最強の自分」であると。
今イチカが想像出来うる中で最強の剣を投影する。
ー
その刀を知らぬ者はいないだろう。
その刀はかのブリュンヒルデが振るい世界最強を勝ち取った刀。
純白の刀は美しくそれでいて秘めたる強さを感じさせる一撃必殺の刀。
千冬「雪片・・・(イチカ・・・負けるなよ)」
イチカ「これが私にとっての最強の剣。雪片・・・もちろんこの雪片は偽物。零落白夜も使えない・・・。でも私にとっては世界で一番の剣よ!」
セシリア「ええ・・・確かにその通りですわ。でもわたくしだって負けられませんの!」
イチカ「行くわよセシリア。シールドエネルギーの貯蔵は十分か!」
瞬間、
勝者は・・・
「わたくしの負け・・・ですわね」
「ええ、私の勝ちよ・・・セシリア」
雪片を振り抜きブルーティアーズを切り裂いたイチカの勝ちだった。
お互いのシールドエネルギーは僅か10の差であった。
1回戦勝者 イチカ・フォン・アインツベルン
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