Fate/カレイドライナー☆UNLIMITEDStratos   作:荒潮提督

16 / 18
その剣は永遠に届かぬ王の剣


永久に遥か黄金の剣後編

イチカ達がアリーナにいる無人機と戦闘中、イリヤ達が生徒達の避難誘導兼護衛をしている最中管制室では・・・。

 

 

 

 

 

千冬「クソッ!一体何処のどいつだ!こんなふざけた事をした奴は!」

麻耶「アリーナの警戒レベル4・・・しかもハッキングする度にハッキングされ返されてる・・・!これじゃキリがありませんよ!」

千冬「タダでは済まさんぞ・・・!犯人が分かった暁にはイチカから貰ったこれ(イチカが作った対人型特攻が付与された刀。見た目はガンダムバルバトスの刀。鞘付き)で血祭りに上げてくれる・・・!」

麻耶「せ、先輩!?お、落ち着いてください!?」

 

 

 

 

 

 

この時とある元亡国企業コンビは何かを感じ取り元仲間達に十字を切ったという。

 

 

 

 

 

 

 

イチカ「トレース・・・!ハァッ!」

セシリア「全目標ロック完了・・・誤差修正・・・ファイア!」

式「直死・・・!」

 

 

 

イチカは計6本の干将・莫耶を扇状に投擲し、セシリアは愛機のブルーティアーズ・ルプスのビットを使い多数の無人機をロックし最大出力で斉射、式は直死の魔眼で1体の無人機の死の線を切りバラバラに解体する。

既に何体倒したか分からない。

イチカは数分ほど前から咳き込み始め時たま血を吐いた。

セシリアも途中からISを使い応戦しているが数が多く捌き切れていない。

式はまだ余裕そうだがナイフの方はボロボロだ。

だが、数は減ったとはいえまだ無人機はいる。

セシリアはランスと脚部に格納されていた大型ナイフを取り出し無人機群にビームガンを乱射しながら突撃、式はセシリアから渡された予備のナイフで斬りかかる。

イチカも新たな夫婦剣を投影しようとしたが突然体に異変が起きた。

全身が焼け付くような痛みに襲われ堪らず膝をついた。

 

 

 

 

 

イチカ「ウグッ!?ガハッ!?ハァッ・・・!ハァッ・・・!(調子に乗って投影しすぎたか・・・!ちょっとやばいわね・・・でもまだ・・・!)セシリア!式!私が合図したら無人機を空中に追い込みなさい!」

セシリア「イチカさん!?何を・・・」

式「・・・何か策でもあんのか?」

イチカ「なけりゃ言ってないわよ。ともかく頼んだわよ!」

セシリア「わ、分かりましたわ」

式「りょーかい」

 

 

 

 

 

イチカside

 

 

 

 

 

さて、セシリアと式に策はあるって言ったけど・・・ぶっちゃけこれしか手がないのよねぇ。

アイツは「この剣の投影は出来る限りするな。君の命に関わる」って言ってたっけ。

悪いけどアーチャー、これの投影やらせて貰うわ。

例え死んだとしてもね。

守りたい物があんのよ、私は。

 

 

 

投影、開始(トレース・オン)

 

 

 

 

 

ー創造となる理念を鑑定しー

 

 

 

その瞬間今まで感じたことの無い激痛が身体中を駆け巡る。

 

 

 

ー基本となる骨子を想定しー

 

 

 

全身の魔力回路が暴走を始め今にも焼き切れそうだ。

 

 

 

 

ー構成された材料を複製しー

 

 

 

 

そして内包している固有結界までもが暴走を始める。

 

 

 

 

ー制作に及ぶ技術を模倣しー

 

 

 

 

目が霞み、腕が震え、足元が覚束なくなる。

 

 

 

 

 

ー成長に至る経験に共感しー

 

 

 

 

 

だがそれでも、倒すべき敵をまっすぐ見据え続け投影を続ける。

 

 

 

 

ー蓄積された年月を再現しー

 

 

 

 

 

目から、鼻から、血が出てくる。だが、その目の輝きは決して衰えない。

 

 

 

 

 

ーあらゆる工程を凌駕し尽くしー

 

 

 

 

 

 

その時、彼女は気がついていないが赤原礼装に隠れた場所からジャリジャリと音を立てながら複数の小さな刃が顔をのぞかせていた。

 

 

 

 

 

ーここに、幻想を結び剣と成す!ー

 

 

 

 

 

ーその剣はかの騎士王が振るいし王の剣。

 

 

 

 

 

その名は現代まで語り継がれてきた最強の剣の代名詞

 

 

 

 

 

多くの人々の祈りと願いが星の内部に集まり結晶となり精製された奇跡の剣

 

 

 

 

 

儚き夢の結晶、誰もが憧れ、目指した奇跡

 

 

 

 

 

星が生み出した最強の幻想(ラスト・ファンタズム)。その投影品

 

 

 

 

 

 

永遠に届かぬ王の剣

 

 

 

 

 

 

 

かの聖剣とは比べものにならないがその輝きは真作に迫りしもの

 

 

 

 

 

 

真作に極めて近く、そして遠い複製品

 

 

 

 

 

 

 

その名は・・・ー

 

 

 

 

 

 

 

イチカ「永久に遥か黄金の剣(エクスカリバー・イマージュ)・・・!」

 

 

 

 

 

これが今できる最大にして唯一の手段!

この命尽きるとも構うものか!

私は投影したエクスカリバー・イマージュを構える。

セシリア達にも合図をだす。

身体がどれだけボロボロでも手も足もまだ動く。

これで終わらせる!

私の全力をもってあんたら鉄くず共をぶっ潰す!

 

 

 

 

 

 

その頃イリヤ達。

 

 

 

 

 

イリヤ「あうっ!」

美遊「イリヤ!?待ってて、今行く!玉藻、援護お願い!」

玉藻「お任せをご主人様!良妻賢母、自他共に認める良妻サーヴァント、玉藻の前の真髄お見せします!」

 

 

 

 

その頃別の世界線

 

 

 

 

???「(?何かの電波を察知したような・・・)・・・|ΦωΦ)ジー」

???「どうした『 』?」

???「ううん、何でもないよ『 』。それより早く行こ?」

???「だな。早く行かないとうちの皇帝陛下が機嫌を損ねだすからな。アルテラ楽しみにしてたしなこのピクニック」

???「ふふっ、だよね。玉藻もネロもあっちで手を振ってるし」

ネロ「おーそーいーぞー!奏者よ!余を待たせるとは何事だ!」

玉藻「んもぅ。ご主人様?道中でイチャつくのも良いですけど早く行かないと日が暮れてしまいますぅ」

???「はいはい、ごめんごめん。さ、行こっか玉藻?」

???「行くぞネロ。置いてくぞ?」

ネロ「待ってくれそうしゃ〜」

玉藻「はい!不詳この玉藻、いつまでもご主人様をお守りいたします!」

アルテラ「ピクニック・・・は良い・・・ぶん・・・めい・・・すぅ・・・すぅ・・・」

 

 

 

 

はてさて???の2人は一体誰なんでしょうかね〜(棒)

 

 

 

 

 

 

 

玉藻「呪層界・怨天祝祭!参ります!呪相・炎天!氷天!はいや!」

美遊「ありがとう玉藻!後ろお願い!」

玉藻「承りました。この玉藻、1匹足りともご主人様の元へは行かせません!さあ、来なさいヒトデ共!このタマモちゃんが相手して差し上げます!」

 

 

 

美遊は玉藻が作り出した道を通りイリヤの元へ急ぐ。

イリヤは先ほど攻撃を受けてからぐったりしている。

それを見た美遊はさらに速度を上げイリヤの元に急いだ。

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

 

 

 

 

 

何も見えない・・・

 

 

 

 

 

 

何も聞こえない・・・

 

 

 

 

 

 

手も足も・・・指ですら動かない・・・

 

 

 

 

 

 

私・・・死んじゃうのかな・・・?

 

 

 

 

 

 

そんなの・・・嫌だ・・・!

 

 

 

 

 

 

まだ・・・死にたくない・・・!

 

 

 

 

 

 

私の中の小聖杯でも何でもいい!

 

 

 

 

 

 

力を・・・皆を守れる力を頂戴!

 

 

 

 

 

 

???「やれやれ、傍観する予定だったけど仕方ないわね。手を貸すわ」

 

 

 

 

ほえ?

 

 

 

 

???「というわけでドーン☆!」

 

 

 

 

 

ちょ、待っ・・・!いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤ?「倒さなきゃ・・・夢幻召喚(インストール)・・・」

美遊「い、イリヤ・・・?」

 

 

 

<推奨bgm エミヤのプリズマ☆イリヤアレンジver「少女進化」>

 

 

 

 

 

イリヤ?が虚ろな目で立ち上がり倒さなきゃと呟きながら手にいつの間にか持っていたアーチャーのクラスカードを構えながら夢幻召喚(インストール)と呟きイリヤ?の身体を包み込む。

光が晴れると其処には明らかに別人としか思えないほど変貌したイリヤ?がいた。(見た目は何処ぞのアチャ子。詳しくはアチャ子でググってくだしあ)

 

 

 

 

???『さあ・・・ついてこれるかしら?』

イリヤ「上等よ・・・!あんたのほうがついて来なさいよ!投影、開始(トレース・オン)!」

美遊「イチカやアーチャーさんやお兄ちゃんと同じ魔術!?でも武器が違う・・・?」

 

 

 

 

 

イリヤは両手に干将・莫耶改を構え海魔の群れに突撃しながら両腕を円状に回す、するとそこから大量の剣が投影され海魔の群れに放たれる。

投影された剣により串刺しにされた海魔を踏みつけながらイリヤは飛び上がりまた大量の剣を投影して雨のように降らせつつ着地し海魔を斬る、斬る斬る斬る斬る斬るとにかく斬り捨てまくる。

まさに圧倒的だった。

イリヤが暴れ回った事により道が開け、それを確認した美遊達は周りの生徒に襲いかかって来ている海魔を倒しつつ生徒を避難させた。

因みにイリヤは最後尾から左腕の籠手に固定されている弓を撃つという魔術を刻まれた魔術刻印である「刻印弓フェイルノート」を使い剣を弓矢代わりにセットして撃ちまくっていた。

なお、半分ほど当たっていない模様。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イチカ「セシリア!式!今よ、お願い!」

 

私は目と鼻から出た血を拭いながら言った。

 

セシリア「分かりましたわ!ランサー!ティアーズ!」

式「了解・・・直死・・・!」

 

 

 

セシリアと式が追い込んでくれたおかげで全ての無人機が空中にいる。

さっき投影したエクスカリバー・イマージュを構える。

イマージュが光り輝き自身の身体から魔力が放出され光になり剣に収束されていく。

それだけで私の身体が悲鳴をあげる。

だけどまだ倒れない。

倒れるわけにはいかない。

死んでもこの剣を離すものか!

 

 

 

 

イチカ「真名・・・解放・・・!この剣は永久に届かぬ王の剣・・・永久に遥か黄金の剣(エクスカリバー・イマージュ)!」

 

 

 

 

 

刹那、私の視界は赤く染まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イチカが決死の思いで投影したエクスカリバー・イマージュはかの聖剣の名を冠するのにふさわしき威力で無人機群を薙ぎ払った。

セシリアと式は安堵したがイチカの方を向いた瞬間凍り付いた。

何故なら・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全身から無数の剣が突き出し血だらけになっているイチカがいたのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セシリア「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?イチカさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!?」

式「何だよあれ・・・!おい!早く医務室かなんかに運べ!てかセシリア!お前が取り乱してどうする!早く応急処置するぞ!」

セシリア「は、はい!急ぎましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃のイリヤ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤ「どうしよう・・・戻れなくなっちゃった・・・」

「「「「何ィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!?」」」」

 

 

 

 

 

 




ヒロインXオルタがでねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
キャスターはもうお腹いっぱいでちィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!(10連でまたエレナ。せめて孝明か三蔵ちゃん寄越せ)






ところでイチカの赤原礼装、クロ版の方かイリヤ版の方か、どっちが良いですかね?
活動報告にてアンケとりますのでそちらも是非。



▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。