夏休みいかがお過ごしでしょうか?
自分は先月の15日に、男友達と沖縄に旅行に行きました!
現地にあるホテルで、二泊三日泊まったのですが、部屋から見える海の景色は素晴らしかったです。
もちろん海に行って泳ぎましたよ。男4人で。
はい。
俺の話が終わった後もしばらく沈黙が続いたが、それから間も無くシャロが先に口を開いた。
「…それで奏斗先輩はあんな悲しい顔をしていたんですね」
「悲しいって言うよりは、寂しいが正解だけどな。…ん、まぁ兎も角、俺はもう大丈夫だから」
はは、と愛想笑いをすると、シャロはいきなり俺の手を取り、安心させるような、励ますような声で言った。
「奏斗先輩のご友人は、きっと元気でやってますよ」
「え、あ、おう。い、いきなりどうしたんだシャロ?」
「奏斗先輩が何か隠してる時、よく愛想笑いをしているんですよ。気づきませんでしたか?」
え、そうだったのかと、手を取ってない方の手で、自分の顔を触る。それを見るシャロは優しく微笑んでいた。
それに、と言葉を続けて。
「メールや電話だってあるから、離れていても大丈夫…って言ったのは奏斗先輩ですよ?」
全く、その通りだ。このくらいで一々寂しがってちゃ駄目だ。
気合いを入れるように、気持ちを切り替えるように頬をバシッと叩いてシャロに言った。
「ありがとうシャロ。お陰で目が覚めたよ」
「ふふ、それなら良かったです」
会話はそれで終わり、辺りは途端に静かになる。耳に入ってくる木の葉っぱの揺れる音が心地いい。
しかし、ずっと聴き続けることも出来ない。
数十分も待たせてるであろうココア達に追いつくべく、急ぎ足で行こうとしたところで、ふと気づいた。
右手に感じる暖かい物。
「あの、シャロ?」
「はい、何ですか?」
「手、掴んだまま」
そう言われてシャロは自分の手を見たと同時に、ボンッと音が聞こえるくらい、顔を凄く真っ赤にして。
「すすす、すみませんすみませんすみません!///」
物凄い速度で、何回も頭を下げて謝ってくるシャロ。あ……なんか残像が見える。
俺はぶんぶんと頭を下げるシャロを落ち着かせ、早くココア達の所に行こうと提案をする。
「は、はいそうですね。お手数おかけしました…///」
「全然大丈夫だから。さ、行こう」
「…はい!」
▼△▼△▼△▼△
風呂から上がり、自分の部屋戻ると俺のiPonに通知がきていた。どうやら最近ココア達が作ったグループからのようだ。
トークの内容をじっくり見た後、俺はiPponの電源ボタンを押し、画面が消えたのを確認した後、静かに机に置いた。
そして一息つき、再び見る。
ココア『奏斗くんの話ってほんとなのかな?』
……あ
リゼ『奏斗が言っていた桜雪さんっていう人が奏斗の彼女さんとか…』
………これは
千夜『でも本人は好きじゃないって言ってたわよ?』
…………ばれてーら
チノ『というか皆さん、このグループは奏斗さんも入っていたのでは…?』
ココア『あ』
リゼ『あ』
千夜『あ』
奏斗『気づくの遅いよみんな』
後日、みんなが何故知っているのかきっちりとO・HA・NA・SHI☆させて貰いました。
というわけで後日談でした。
散々待たせた割には短い文で申し訳ない。
次回からはちゃんとやりますので、楽しみに待っていてください!
ところで小説ではiPhoneって書くのはOKなんでしょうか、サイゼとかも同様です。
今回は一応iponとなんだか可愛らしい感じにしてみましたが。
そこのところがよくわからないので、知っている方がいましたら、コメントお願いします!
誤字脱字報告もよろしくお願いします!