時代干渉少年   作:絶神

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地獄の強敵再び⁉︎

 

天下一武道会の話から数日が経過した。

 

「なぁ、タイセイは天下一武道会行かねえんか?」

 

悟空はタイセイも天下一武道会に出ないかと誘っている。

 

「あぁ、俺は遠慮させてもらうよ。」

 

「絶対盛り上がると思うんだけどな〜」

 

原作の魔人ブウ編の始まりとも言える天下一武道会に出場しないという大成。いったいどういう風の吹き回しなのだろうか。

 

「あんな狭いリングでは本気で戦えねぇし、金には興味無いしな。本気で戦うなら試合外でお前らに申し出るよ。」

 

「そっか、まっオラはきっちり一位取って賞金をチチにプレゼントしてえな!」

 

「お前…家族の事もしっかり考えてんだな…」

 

普段は修行と飯にしか目が無い悟空のため、意外な言葉を聞けて大成は唖然とする。

 

「おう!オラも一応家の大根柱っちゅーやつだかんな!死んでっけどよ!」

 

「それを言うなら大黒柱だ…」

 

相変わらずの悟空にペースを飲まれる大成であった。

 

 

「お〜い悟空〜!!そろそろいくぞ〜い!」

 

「あぁ!じゃ、いってくる!」

 

悟空が占いババの元へと歩いていく。

 

「あ、悟空!」

 

大成は悟空を呼び止める

 

「どうした?」

 

「ベジータと戦うなら、本気出してやれよ。超サイヤ人3でな。」

 

悟空はあぁ…と言って占いババに連れられて下界へ行ってしまった。

 

 

「さて…今回も訳のわからん歴史改変でも起きるのかねぇ…」

 

毎度毎度ドラゴンボールの世界に来ると本来の歴史のは違った展開へと進んでしまうため、大成は警戒を怠らないようにしていたのだ。

 

「確かにあいつらと一緒にいた方が間違いなく歴史の流れについて行けるとは思うけどよ…」

 

「なーんか今回は違う気っちゅうかな…別の場所で何かが起きそうな予感ってのが…」

 

その時…

 

 

「どなたか!!腕に自信のある武闘家はいないかオニ!!」

 

「ん?」

 

そんな矢先に大界王星に武人を探しているTシャツに棍棒を持った赤鬼と青鬼がやってきた。

 

「あら、地獄で門番やってる赤鬼ちゃんと青鬼ちゃんじゃない?どうしたのかしら?」

 

そこへ大界王もやってきた。

 

「大界王様!!今、地獄にいるフリーザ達が急に暴れ出して手がつけられない状況なんですオニ!!オレ達だけでは全く歯が立たなくて…誰か強い人を探してるオニ!!」

 

「しょーもこりねぇな…あいつも…」

 

どうやらフリーザ率いる地獄組達が暴れているようだ。

 

「大成ちゃん、行ってくれるかしら?」

 

「お任せあれ。」

 

「こ…こいつ1人で大丈夫なのかオニ⁉︎」

 

ぱっと見ただの人間のため、赤鬼と青鬼は驚きを隠せない。

 

「大丈夫よ。この子はね、あの世の中じゃ三本の指に入る武闘家なんだから♪」

 

「言い過ぎだ。大界王様。」

 

「そ…それでは早速お願いするオニ!!」

 

 

 

 

 

 

 

その頃の地球では…

 

 

「やっほ〜!!みんなぁ!!」

 

「ご…悟空!!!」

 

どうやら無事、悟空は皆と合流することに成功したようだ。

 

「腕はあげたようだな、カカロット。」

 

「おめぇもな…」

 

なにやら2人のライバル同士は早速火花を飛ばし合っているようだ…

 

 

 

 

 

 

再びあの世…

 

 

「ここが地獄か…」

 

大成は鬼に連れられて地獄へとやってきた。

 

「さてさて…あいつらは…いたいた…」

 

早速暴れまわる地獄の死人達とそれを統一しているフリーザ。

 

 

「ホーッホッホ!!さぁ皆さん!口うるさい鬼達に私達の方が上だと教えてあげなさい!!」

 

「うらぁぁあ!!」

 

「オニィ!!!」

 

ギニュー除く特戦隊始め、色んな死人が鬼達を攻撃している。

 

 

 

「相変わらずだな、フリーザ。」

 

「⁉︎」

 

そこへやってきた大成。

 

「あなたは…ナメック星で私の邪魔をしたサイヤ人…!!」

 

「そういえば自己紹介が遅れたな。俺はタイセイってんだ。」

 

「サイヤ人に自己紹介されるほど私も落ちぶれてませんよ…!皆さん!!あのサイヤ人を殺しなさい!!」

 

その言葉に反応して多くの下っ端達が大成へと飛びかかる。

 

…がしかし

 

「…はぁっ!!」

 

両手を広げて気合砲を放つ大成。その気圧だけで下っ端達は彼方へと飛ばされていった。

 

 

「…う、腕を上げているみたいですねぇ…」

 

「お前は相変わらず変わらないみたいだな…」

 

「このフリーザに勝てると思うなぁ!!」

 

大成は超サイヤ人へと変身し、フリーザと交戦を始めた。

 

「キェェェ!!」

 

デスビームを連続で放ってくるフリーザ。大成はそれを容易く交わしていく。

 

「ほっ!はっ!よっ!」

 

「おのれぇえ!!」

 

間合いを一気に詰めてフリーザの腹へ蹴りを入れる。

 

「グァァ!!」

 

「お前は攻撃が単調すぎるんだよ…お前ら一族も学習しねぇな…」

 

今やフリーザも敵ではなくなってしまった大成。舐められた態度にフリーザは激怒する。

 

 

「舐めやがって…宇宙最強の一族を…舐めるなあ!!!」

 

「その通りだ、フリーザ。」

 

突然声がし、殺気を感じたため大成は反射的にその場から飛ぶ。

 

「あぶね…」

 

予想通り、大成が立ってた場所へエネルギー弾が放たれた。

 

「久しぶりだな。サイヤ人。」

 

その声の主は…

 

「クウラか…」

 

「フリーザのような甘い愚か者を侮辱するのはともかく、我が一族を舐めるのは聞き捨てならんな。」

 

その途端、再び背後に巨大な気を感じた大成は振り向き際に防御の構えをとる。

 

「ぐぉ!!」

 

思いパンチが飛んできたのを反応で防御できた。

 

「お前はコルド…!!」

 

「我が一族を侮辱した愚かなサイヤ人よ…我が息子と共に葬ってやろう。」

 

フリーザ、コルド、クウラのフリーザ一家が全員フルパワーへと変身。

 

フリーザは100%、クウラは最終形態、コルドは原作では見せていないクウラ形態の最終形態へと変身。

 

「チッ…これは少し時間がかかるかもな…」

 

大成はそんな状況でも笑みを溢さずにはいられなかった。

コラボして欲しいアニメがありましたら知ってる内容しかできませんが、お願いします!

  • 進撃の巨人
  • 灼眼のシャナ
  • ギルティクラウン
  • ドラゴンボール超
  • 魔法少女まどか☆マギカ(原作編

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