時代干渉少年   作:絶神

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超壁を超えろ

 

精神と時の部屋

 

「ハッ!!ダッ!!デヤァァア!!!」

 

あれから約150日程が経過した。大成は時間を惜しまず常に授業をしていた。

 

「ふぅ…ブルマに作ってもらった重力室もだいぶ慣れてきた…」

 

重力室の限界はおよそ1000倍近く、精神と時の部屋ではさらにその重力が増すわけだが、それもほぼ慣れてきたようだ。

 

「とりあえず、今の段階で分かったことがある。」

 

大成は重力室を一度出て、精神と時の部屋の真っ白で広々とした空間に出る。

 

「…」

 

一度目を瞑って、深呼吸する。

 

「……ハァァァァァァ…」

 

「ダァァァァァァァァァァァァァァア!!!」ドンッ!!

 

大きな声をあげ、大成は超サイヤ人へと変身する。

 

「からの…ハァァァァァァア!!!!」

 

さらに大成は気を上昇させ、さらなる変身をとげる。

筋肉が何倍にも増幅し、髪の毛もさらに逆立つ。

大成の周り全体の大気が震えているようにも感じる。

 

「これが超サイヤ人の第4段階ってところか…トランクスのいずれ変身する姿にはなれるようになったが…」

 

およそ150日で、原作でベジータとトランクスが2年かけて辿り着いた所まで追いついた大成の才能は、まさに天才的でもあると言える。

 

「次は普通の超サイヤ人の状態をキープしつつ生活するか…この興奮状態を自然なものにしなければ2にはなれないだろう…」

 

先ほどの超変身を解き、通常の超サイヤ人に戻った大成は、そのままの姿で入浴、食事をとり、通常状態に戻り、ベッドに入って睡眠をとろうとする。

 

「これを数十日続けて、あとは荒技で戦闘力をあげるか…」

 

今後の理想図を描きながら、大成は眠りにつくのであった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

その頃とある小島にて

 

「やるじゃないか…まさかピッコロがここまで強いとは知らなかったぜ…」

「へっ…お前ら人造人間の好きにはさせんぞ!」

 

ピッコロと17号が互いにボロボロの姿で立っている。

どうやら両者共に互角の戦闘を繰り広げているようだ。

 

「(とはいえ、俺の魔空包囲弾を食い止めるとは…しかも永久エネルギーとなると間違いなく俺がフリ…まずいな…)」

「なにをボーっとしてやがる!!こっちからいくぞ!!」

「チッ!」

 

17号とピッコロが互いに殴りあっているその近くで…

 

「見つけたぞ…!!この気はピッコロだなぁ…奴と互角に戦えるのは17号と18号しかいない!!!今いくぞ!!完全体になるために!!」

 

とある化物が近づく完全体の日を待ちわびて獲物を探す。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

精神と時の部屋 300日経過

 

「だりゃぁぁぁぁあ!!!!はっ!!」

 

あっという間に現実世界の時間が少し経つだけでこちらの精神と時の部屋の世界では300日が経過していた。

大成は自身に強烈な気弾を打ち込みダメージを負って仙豆を食べる荒技をしている。

 

「…」ポリポリ…

 

「ハッ!!」ドゥ!!!

 

そして大成は精神と時の部屋にはいった当初とは比べものにならないほどの力を身につけていた。

 

「これでセルにも遅れはとらないだろう…そろそろ出るか。」

 

精神と時の部屋のドアに手をかけ、扉をあける。

 

ガチャ…

 

そこから眩い光と共に目の前には元の正常な時間の流れの現世が現れる。

 

「よう、ベジータ。トランクス。久しぶりだな。」

 

そして扉から出てまず大成が会ったのはベジータとトランクスであった。

 

「俺らから見たらお前は1日前に会ったばかりだ。さっさとどきやがれ。俺たちが入る。」

「タイセイさん。かなりパワーアップしたみたいですね。俺たちも追いつきますよ。」

「あぁ、頑張ってこいよ。俺はいち早く超サイヤ人を超えてきた。」

 

ベジータとトランクスはその言葉に驚く。まだ自分達はその目標を見出すところにすら至っていないため、超サイヤ人を超えたと吐いたその言葉には驚かずにはいられなかった。

 

「貴様…人造人間を殺るんじゃないだろうな。」

「安心しろ。お前に譲ってやるよ。そのために今から行くんだろ?」

「フン…いくぞ、トランクス。」

「はい!では、また1年後に!」

「俺にとっては1日なんだけどな。親父と頑張れよ。」

 

そう残してベジータとトランクスは精神と時の部屋に入っていった。

 

「よう、ポポ。」

「タイセイ…下界が大変だ。」

「こりゃピッコロだな…セルの仕業か。」

「天津飯も駆けつけたが、もう限界。このままでは2人とも殺される。」

 

 

「でぇじょうぶだ。オラが今2人を助けてくる。」

 

⁉︎

 

大成とポポが振り返った先には悟空と悟飯が立っていた。

 

 

「久しぶりだな悟空、助けに行くのはありがたいがセルには間違っても挑むなよ。」

「あぁ、さすがに奴にはどうやっても勝てねぇ…じゃあ、いってくる!」シュン

 

そう言って悟空は瞬間移動でセルの元へと飛んでいった。

 

「さて…俺も覗いてくるかな…」

「覗くとは、今から行っても悟空には追いつかないぞ。」

「おれも使えるようになったんだな〜」

 

大成は指を二本額に当ててポポに見せつける。

 

「瞬間移動!!」

「そゆこと!じゃな!」シュン

 

「…みんな、サッときて、サッと消えた…」

 

ポポはその場で1人残されてしまった。

 

 

 

 




久しぶりの更新ですがキリがいいのでここで切ります!!
近いうちに更新します!!

コラボして欲しいアニメがありましたら知ってる内容しかできませんが、お願いします!

  • 進撃の巨人
  • 灼眼のシャナ
  • ギルティクラウン
  • ドラゴンボール超
  • 魔法少女まどか☆マギカ(原作編

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