時代干渉少年   作:絶神

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ドラゴンボール編が終わったら、シャナと決めてましたが、更に面白くするために先に緋弾のアリアを入れようと思ってますが…どうでしょう?

ドラゴンボール編なので、サイヤ人の名前はカタカナなのでキャラは主人公をタイセイと呼びますが、作者視点は大成で書かせていただきます。

それでは、スタートです。


互角

 

「さあ、俺が代表して相手してやる!かかってきな!」

「随分舐めた口を聞いてくれるじゃないか、サイヤ人ってのはバカなのか?勝てる筈のない戦いをするなんて、理解に苦しむね。」

 

大成と17号が向き合う。お互いに出方を伺っている。

 

「…」

「…」

 

沈黙が続いた上で先に動いたのは…

 

「これはゲームなんだ。待つのは嫌いだからこっちから行かせてもらうぞ!!」ダッ

 

17号が先に動き、すかさず大成の腹部に拳を繰り出す。

 

パシッ

 

「!!」

「俺はゲームをやるならスピードクリアするタイプでな…オラァ!!」

 

拳を手で受け止め、17号を振り払う。

 

「悪いが勝負を早く終わらせてもらうぜ」ドゥ!!

「へぇ…!」

 

大成は超サイヤ人になり、すかさず17号に近づく。

 

「さっさと決めさせてもらうぞ!」バキッ

 

「グッ…!いいぞ!そうこなくっちゃ面白くない!」ドゴッ

 

大成が先手を打ったが、17号は攻撃を食らったまま蹴りを入れる。見事に大成の頭に直撃する。

 

「グッ…!!」

 

一度距離を置き、大成は気を解放する。

 

「ハァァァァァア!!!!」

 

「タイセイの奴…なんという気だ…!地球でフリーザの兄と父を倒した時よりもパワーが上がっている!!」

「サ…サイヤ人ってのは心底恐ろしい奴らだぜ…悟空もベジータも俺達とは桁外れな域にいっちゃってるよ…」

 

ピッコロとクリリンは大成の膨れ上がる気に驚いている。

その傍らで…

 

ガッ!ドガガガッ!!ガキッ!!

 

「ゴフッ…」

「ちょっと…もう終わりなの??サイヤ人の王子が、聞いて呆れるわ。」

 

18号に滅多打ちにされて今にも倒れそうなベジータがいた。

 

「…ハァ…ハァ…な、舐めるなぁ!!」

「フフッ…楽しませてちょうだいね…」

 

「クッ…父さん…!!」

「落ち着け、トランクス!!今はあいつらに任せるしかない…!」

 

今にも父を助けようと飛び出しそうなトランクスをピッコロが抑制する。

本来ならば今頃加勢に出た全員が17号1人に敗北している筈だが、大成が現れたことにより、事態は変わっている。

現にベジータも火事場のクソ力と言わないばかりに奮起している。

 

「そうだ。お前達がベジータを助けると言うのなら、俺が遠慮なく邪魔させてもらう。」

「どこ見てんだオラァァア!!」

 

バキッ!!

 

「グハッ!!」

「余所見とは随分と舐めたことしてくれるじゃねぇか?ゲームとほざいてた割には、ダメージ受けすぎじゃねえのか?」

 

ぺっと口から血を吐き出して17号は構えを取る。

先ほどとは違い、目が真剣になり、大成を睨んでいる。

 

「悪かったな…ゲームとは言ったが、少し舐めてたよ。こっちも本気でいかせてもらう。」

「かかってこいよ」

 

 

 

 

ダッ!

 

 

互いにその場を蹴って近づく。

いち早く大成が17号を殴り、足をつかむ。

 

「うおらぁぁぁぁあ!!」ブンッ

 

17号は上空へと投げ飛ばされるが、直様体制を立て直し、下を見る。

 

「チッ…!どこだ…⁉︎」「ここだぁあ!!」

 

ドカッ!!

 

四角から大成がスピードのついた蹴りをヒットさせる。17号はそのまま岩山へと衝突する。

衝撃により、岩が崩れさる。

が、勢い良く瓦礫から17号が飛び出して姿を表す。

 

 

「…あの野郎…ダメージ通ってんのかも分かりやしねぇ」

「…」ブゥーン…

 

17号は無言で両手にエネルギーの詰め込まれた玉を作り出し、大成へと放つ。

 

「早い…!!逃げ切れねぇ!!」バッ!

 

ドーーーーーーーーーーーーーン!!!!!

 

大成は咄嗟に両手を交差させ、その場で受ける。

凄まじい爆発が起こり、空に大きな爆風も伴って出る。

 

「こんなんでくたばる男じゃないだろ?」

 

17号は笑みを浮かべながら爆風の中にいるであろう大成へと言葉を向ける。

 

「…ったりめーだろ…テメェの攻撃なんざビクともしねぇな…」

 

言葉に答えるように爆風から大成が姿を表す。

そして大成も17号に向けてエネルギー波を打つ構えをとる。

 

「お返ししてやるよ…」ビッ!!

「フンッ」サッ

 

17号は最も簡単にかわしてしまう。

 

「そんな単調な技、喰らうわけないだろ?」

「なら、これなら避けれないだろ!」

 

その途端、大成の分身が17号の周りに複数出現し、全員がエネルギーを溜める構えをとっている

 

「なんだと…⁉︎」

「「「「「さあ!避けてみろよ!!」」」」」

 

およそ10人ほどの大成が17号を囲みこむ。

 

「ど、どうなってるだ!タイセイのやつ!!」

「おそらく奴は高速で残像拳を作っているのだろう…それにしても気を溜めながらあれほど速く残像拳を出せるのは…」

 

「チッ…!」

 

大成が放ったエネルギー波を今度はまともに受けた17号にも先ほど大成が受けた時のように爆発が起こる。

 

「グァァア!!」

「よし…」

 

17号の服が背中の部分が大きく破れている。どうやら受けたのは背中のようだ。

 

「お…お前…よくも俺の服を…!」

「さっきまで余裕ぶっこいてた面がしわくちゃになってるぞ?」

「だまれぇぇえ!!」

 

近接で本格的に殴り合いがはじまった。

 

「ガハッ!!うらぁ!!」

バキッ!!ドゴッ!!

「グッ…!だぁ!!」

 

お互い避けては殴りを繰り返している。

 

 

 

 

 

 

「…17号のやつ、楽しんじゃってさ…」

「き…貴様…!!余所見など…するんじゃない…!!!」

 

息を荒げてベジータは18号に怒鳴る。

 

「もぅ…あんたは私に負けたの。そんな体で立ち向かってこられてもねぇ…」

「だまれぇぇえ!!!」ブンッ

 

サッ、ガッ

 

「うぉ⁉︎」

「じゃあ、もう動けないようにしてあげるわ!!」

 

バキッ

 

「ギャァァァァァァァァァア!!!!!!」

 

生々しい骨の折れた音が響き渡り、ベジータが激痛に声をあげる。

 

「ウフッ…もう片方もっ!!」

 

メキメキッ…バキッ!!

 

「ウガァァァァァァァア!!!」

 

両手を折られてベジータはついに痛みに耐えきれずに気絶してしまった。

 

「こんなもんか…じゃあ、もう終わりだね」

 

「父さぁぁぁぁぁん!!!!」ドゥ!!バッ

「待て!!!!トランクス!!…クソッ!天津飯!俺達も行くぞ!!クリリンは残っていろ!」

「ベジータを助けるなんてな…性に合わんが、行くしかないか!」

「2人とも気をつけろよ!!」

 

18号に飛びかかったトランクスに続き、ピッコロと天津飯も加勢する。

 

「あらあら、素敵な友情だこと…服が汚れたら嫌だから、一瞬で終わらせてあげるわ。」

「18号!!お前は俺が倒す!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァ…ハァ…」

「ハァ…ハァ…」

 

17号と大成はお互いに息を切らしそうになっている。お互いに相当疲れているようだ。

 

「お…お前…そろそろ限界なんじゃないか…?」

「ハァ…そういうお前は…ロボットのくせにゼェゼェ言ってんじゃねぇか…」

 

お互いにボロボロになりながらも殴る手を止めない。

だが、そろそろどちらかが倒れてもおかしくはない。

 

「(17号の野郎が予想以上に強え…互角…いや、それ以上かもしれん…)」

 

大成は顔に汗を垂らしながら、限界に近い体を動かし、必殺技の構えをとる。

 

「これで終わりにしようぜ…どっちかがぶっ倒れない限り、おわらねぇ!」

「それはお前だと思うがな!」

 

2人の気が最高潮に高まったその時…

 

 

「17号!!もう終わりにしようよ!!」

「18号!いいとこなんだ!邪魔すんなよ!」

「なっ!!」

 

大成も18号の方をみると、そこにはベジータを始め、トランクス、ピッコロ、天津飯が倒れている光景が目に入る。

 

「…よし…死んではいないな…」

 

「服もボロボロだし!あたしはもう疲れたからさー。17号も孫悟空を殺すんでしょ?もうそんなやつ放っておいて、さっさと行こうよ。16号もずっと待ってるし!」

「…」チラッ

 

「…」

 

17号が無言で横を見ると、鳥と戯れている16号がいた。

 

「…チッ…命拾いしたな。孫悟空を殺したら、お前と続きをしてやる。」

「クッ…おとといきやがれ…うっ…」

 

大成も体力の限界がきたため、超化が解けて、地に崩れ落ちる。

 

「あわわわわわ…」

 

クリリンは近寄ってくる17号、18号、16号に恐怖してしまっている。

 

「あいつらはまだ死んでない。早く仙豆とかいうやつを食わせてやれよ。俺たちは孫悟空を殺しに行く。じゃあな」

「バイバイ」チュッ

「…」

 

シュタッ

 

そのまま三人が飛んでいってしまい、クリリンはその場に取り残される。

 

「…可愛かったな…18号って言うんだっけ…ってそんな場合じゃない!!仙豆を!!」

 

不意にほっぺにキスをされてしまい、18号に夢中になっていたクリリンは慌てて皆に仙豆を食べさせるのであった…

 

 





珍しく終わり方がいつもと違うのはお許しください…笑

ちょっとグダグダになりましたが、今回はこれにて…


戦闘シーンが思いつかなさすぎてワンパターンになってしまう…

コラボして欲しいアニメがありましたら知ってる内容しかできませんが、お願いします!

  • 進撃の巨人
  • 灼眼のシャナ
  • ギルティクラウン
  • ドラゴンボール超
  • 魔法少女まどか☆マギカ(原作編

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