時代干渉少年   作:絶神

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とびっきりの最強対最強

「クウラ機甲戦隊!ドーレ!」

「ネイズ!」

「サウザー!」

 

「悟飯、気を抜くなよ…!こいつらできるぞ…!」

「はい!ピッコロさん!」

 

サウザーとピッコロ、悟飯にはネイズが相手となり戦闘が始まる。

 

「サウザーとネイズだけ…ちぇ…俺は無しかよ…ぐわぁ!」

「フッフッフ…貴様にはこのベジータ様が相手になってやる…!」

 

 

 

 

「さぁ…オレ達もそろそろやろうではないか…」

「ヘッ…前の俺とは大違いってのを教えてやる…ハッ!」

 

先手必勝!タイセイはクウラに向けて気弾を放つ。

 

「フン!」

 

もちろん簡単に弾かれてしまう。

 

「この程度か?」

「まだまだ…!これならどうだ!界王拳!!」

「ムッ⁉︎」

 

悟空の見よう見まねでやってみたが界王拳、なんとか使えるようだ。

 

「一気に20倍だぁ!!」

「早い…!」

 

タイセイは悟空がベジータ戦で見せたように巧みにクウラの周りを移動しては確実に打撃を当てていく。

タイセイの戦闘力はおそらく今のクウラを上回っているだろう。

 

そう、『今』のクウラは…

 

 

「グッ…流石に俺もこのままではまずい…悪いが奥の手を使わせてもらう。」

「させるか…!かめはめ…波ぁぁあ!!」

 

見よう見まねその2と言わんばかりにタイセイは技を真似る。

こうでもしなければ良い技が無いからだ。

 

かめはめ波は直撃したかに見えたが爆風から敵は姿を現す

 

「…クウラの気がどんどん上がって…最終形態かよ…クソ…!」

 

現れたのは先ほどの姿とは違い見た目はカッコいいがとても強い戦闘力を持ったクウラの新たな形態であった。

 

「さぁ…始めようか…」

 

カシャリとマスクの閉まる音と同時に強烈なヒザ蹴りがタイセイの顎にクリーンヒットする…

 

「ぐは⁉︎」

「俺にこの変身をさせたのは貴様が最初で最期だ!!」

「くそ…強え…」

 

クウラの凄まじいパワーとスピードに圧倒されてしまう。

どれだけ攻撃をしても当たらない。たまたま当たってもほぼダメージは通らない。

 

「くそっ…絶対絶命だ!」

「なんだ?もう弱音ごとを吐き始めたか…ではこの星もろとも楽にしてやろう…」

 

クウラは上空へと飛びフリーザ同様のテスボールを展開し始める

 

「まずい…!」

「ハッハッハッハ!さぁ、少しは抵抗してみろ!サイヤ人!」

 

 

 

『おーい!大成!』

「…!神か⁉︎」

 

心に声がしたと思ったらその声は俺中タイセイを転生させた自称神であった。

 

「今それどころじゃないんだよ!」

『お主…この事態が分かっておるのか?このままストーリーが変わってお前が死んでしまえば、現代のドラゴンボールのストーリーそのものも変わってしまうのじゃぞ?」

「な…!」

「(なんだと…ドラゴンボールが30年に渡り人気アニメとして語り継げられてきたってのに…それが…俺のせいで…!)」

 

『そしてもしもお主が死んだ場合は、現代のお主に関係する人物全員も一緒に消えてしまうのじゃ。言ってはいなかったがの』

「は⁉︎ふざけんな!みんなは関係ねえだろ⁉︎」

『これも鉄則なのじゃよ。本来は記憶を消すことによって完結する話でもあるのじゃが…人間些細なことで記憶を取り戻す種族でもあるからの…その際に発生する感情エネルギーは神では対処しきれぬほど莫大なのじゃ。』

 

「ふざけんな…」

 

『つまりは、それを恐れたワシら神達の決断は。転生者の死亡に伴う関係者の抹殺じゃ』

 

「ふっざけんなぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」

「な…なんだ…⁉︎」

 

突然起こる地響きと共に目の前の光景に思わずデスボールを展開させたまま硬直してしまうクウラ

 

「……これは…」

「何だ!何が起こったと言うのだ!奴のあの変わり様は…」

 

『成功じゃな。グッドラックじゃ』

 

「あいつめ…この話で俺を怒らせたってわけか。どちらにしろおかげでなれたみたいだ。」

 

ニヤリと笑いクウラを睨みつけるタイセイ。

 

「超サイヤ人にな…!」

「な…超サイヤ人だと⁉︎」

 

「舐めた口もそこまでだ!消え去れぇ!」

 

超サイヤ人と言う言葉にクウラは少し嘲笑いながらデスボールを放つ

 

「てめぇに孫悟空の帰ってくる地球は消させねぇ!!ハァァア!!」

「な…!受け止めただと⁉︎」

「うぉりやぁぁぁあ!!」

 

バレーボールのトスの様に簡単に弾きかえす。思ったより強くなっているみたいだ。

 

「…そりゃ基礎戦闘力を底上げしておいたからな…確かベースは1000万はあったはず…超サイヤ人の倍率は分からんが40倍ぐらいはあったか?ならクウラにも勝てるはず…」

「俺に勝てるだと?生意気な猿め!」

 

初撃に俺に与えた膝蹴りを放つクウラだが今のタイセイには屁でもない。

いとも容易く避けたタイセイはスキのできたクウラの腹部に強烈なパンチをかます。

 

「ゴハッ⁉︎」

「まだまだ…」

 

パンチの雨をクウラに浴びせる。

頭、肩、胸、腹、足、多数の部位に無数の打撃を何処となく放ち続け、それを浴び続けるクウラ

 

「おのれ…!」

「ほぅ…まだ避けるほどの力を持っていたか」

「まさか…超サイヤ人がここまで恐ろしい力を持っているとは…⁉︎」

 

「だが…勝つのは俺だ!」

「あれは!スーパーノヴァ…」

 

先ほどのデスボールとは違いまるで太陽の様に赤オレンジのような輝きを伴い巨大なエネルギーを展開するクウラ

 

「この星もろとも、消えてなくなれぇ!!」ブンッ

 

 

 

 

 

「ロッソ…」

 

 

 

 

元はタイセイの撒いたタネだ…きっちりタイセイの手でカタをつけるために構えをとる。

 

「ブラスタァァァァァア!!」ドゥ!

 

あの時劇場版で悟空が放ったかめはめ波とはまた別段に強いタイセイのオリ技を放ちクウラのスーパーノヴァを押し返す。

 

「何⁉︎」

 

あまりのスピードに対処しきれずそのままスーパーノヴァと共に宇宙へと弾かれるクウラ

 

 

「フフフフフ…この程度で俺は死なん!貴様の読みは外れたな!このまま太陽に激突させようとしたのかは知らんが大きくずれているぞ!」

 

「後々太陽に当てても面倒事が増えるからな。俺は先の事も考える天才だぞ。まぁ、自分の事に関しては…だけどな…」

 

「だから…ここで消えろ!フルパワーだ!!!」

 

かめはめ波に更にエネルギーを加え元々のかめはめ波が更に太くなる。たちまちスーパーノヴァを消え、俺のかめはめ波がクウラを包む

 

「グァァァァァァア!!」

 

クウラはもろ直撃し変身が解けてしまう

 

「俺が甘かった!あの時…!あの時サイヤ人を生かしておかずに殺しておけば…!甘かったのは弟だけじゃなかった!甘かったのはぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」

 

 

 

 

 

クウラは遥か彼方へと消え去っていった。

 

 

 

超サイヤ人タイセイの勝利で最強対最強の戦いは幕を降ろした。

 

 

 

「フリーザ一族はサイヤ人によって滅ぼされる運命なんだ。安らかに眠れ。」

 

 

 




クウラ戦終了です!
結局タイセイも超サイヤ人になってしまいました笑
さすがは神様?超サイヤ人へのきっかけをよく分かってらっしゃる(⌒▽⌒)
おそらくあと数話でドラゴンボール編は一度終わると思います。
お次は魔法少女まどか☆マギカかリゼロの世界に転生の予定です…!

コラボして欲しいアニメがありましたら知ってる内容しかできませんが、お願いします!

  • 進撃の巨人
  • 灼眼のシャナ
  • ギルティクラウン
  • ドラゴンボール超
  • 魔法少女まどか☆マギカ(原作編

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