東方喰種録   作:しーや(厨二全開)

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やっぱり名前は入れることにします(*´艸`)
やりにくいです(๑>؂•̀๑)テヘペロ


琲世と妹様

レミリア「と、まあこんな所ね」

 

琲世「え、ちょっと待ってくださいよ。それじゃあ金木研は咲夜さんの腕を折ったんですか!?」

 

咲夜「そうよ..ちなみに両腕よ。あとその後に色々あって目も潰されたわね」

 

金木研..なにやってるんだよ。

 

霊夢「それで..フランは?」

 

レミリア「やっぱり会わせないとダメかしら。最近やっと落ち着いてきたのよ」

 

霊夢「そこはあんたに任せるわよ」

 

琲世「フランって誰?」

 

レミリア「私の妹よ」

 

琲世「へぇ〜、じゃあレミリアちゃんと同じ様な羽が生えてるんだ」

 

レミリア「ちゃん!?ま、まあもっと綺麗な羽をしてるわ。ガラス細工みたいな感じよ」

 

琲世「それで金木研とフランって子の関係ってどんな感じなの?」

 

かなり気になるところだ。

 

レミリア「研はフランに、君を救うために生きる。だから僕が挫けた時は助けてくれ。って言ってたわね。率直に言えば紅魔館の中で1番仲がいいと言ってもいいわ」

 

琲世「そんな約束を..」

 

レミリア「咲夜..フランを呼んでちょうだい」

 

咲夜「..かしこまりました」

 

流石メイド長だ..少し反論があるようにも見えたけど、それを押し殺して主の言う事を聞く..余程信頼してるんだろうな。いや多分レミリアちゃんが言うことは大抵正しいって思ってるのかも。僕と有馬さんみたいに..

 

琲世「フランちゃんはどういう子なの?」

 

レミリア「情緒不安定..破壊衝動にかられると歯止めが効かなくなるわ。ま、それを研は一度止めてるから貴方にだって出来るはずよ」

 

霊夢「つまりフランの暴走覚悟で会わせるってこと?」

 

霊夢ちゃん..凄い真剣そうな話してるけど、リスみたいにクッキーほうばってるからシリアス感が台無しだよ..

 

琲世「ほら..クッキーポロポロこぼしてるよ?ちゃんと飲み込んでから話なさい」

 

コクコク..

 

なんかほんと妹をあやしてる気分..

 

琲世「暴走覚悟ってもしかしたら戦うかもってこと?」

 

レミリア「えぇ。というか..100%戦うわよ」

 

コンコン..

 

咲夜「妹様をお連れしました」

 

レミリア「入りなさい」

 

フラン「お姉様?何か....研お兄ちゃん?」

 

琲世「君がフランちゃんかい?僕は佐々木琲世って言うんだ。君の知ってる金木研に似てるけど今は別人だよ」

 

フラン「嘘..だって..そっくりだもん!お兄ちゃんじゃなきゃ誰なの!?」

 

情緒不安定..と言うより感情の起伏が激しいのかな?

 

琲世「僕は金木研だけど金木研じゃない。今は佐々木琲世って言うんだ。今は割り切ってくれないかな?」

 

レミリア「フラン..研は琲世の中にいるの。今は記憶を失ってて琲世と名乗ってるだけ。」

 

なかなか心にグサッと来る言葉だな..それじゃまるで僕は、佐々木琲世は変わりの人間、偽物みたいじゃないか。僕は金木研じゃない..僕は今は佐々木琲世だ。それは分かってほしい

 

霊夢「レミリア..記憶失ってても、元は研でも今は琲世。今の言い方は琲世に失礼よ」

 

琲世「霊夢ちゃん..」

 

レミリア「そうね..悪かったわ琲世」

 

フラン「そんなのどうでもいい!お兄ちゃんを..返してよ!!私の大切な..お兄ちゃんを..返して..」

 

俯いていても泣いてるのが分かってしまう。よく分からない罪悪感が湧き出てくる

 

琲世「初めて、戦い以外で初めて金木研を頼りたくなった..」

 

フラン「え?」

 

琲世「金木研はね..とっても強いんだよ。僕なんか到底及ばない、でもポッカリ穴が空いてるんだ、とっても大きい穴。その穴はとても暗くて中を覗くと吸い込まれそうになる..それがとても怖い。そんな強さしかないと思ってたけど、今この現状、フランちゃんを満足させることができるの彼しかいないんだと思う。でも彼ともし変わったら僕は戻らなくなるかもしれないんだ。それがとても嫌なんだ」

 

フラン「知らない..」

 

琲世「え?」

 

フラン「そんなのしらない!カワレルナラ変わって!あなたなんて..イラナイ!!」

 

琲世「そっか..でもゴメン。それは出来ない」

 

ここまで僕を否定してきたのはこの子が初めてかもな..それでも僕を待ってる人がいるから..ここは譲れない。

 

フラン「ナラ..コワレチャエ」

 

彼がフランちゃんを止めるためにいたのなら..僕にもその責任がある..だから全力で..

 

琲世「おいで..遊んであげる」

 

フラン「あのヒトの..マネヲスルナァァ!!!」

 

あれは..剣?炎を帯びてるけど、この世界はなんでもありだな..それでも

 

琲世「ユキムラ..いくよ!」

 

ガキィン!!

 

鍔迫り合いになる

 

琲世「熱っ!!それでも!!」

 

フランの押す力をうまく受け流し、ユキムラで攻撃する

 

フラン「ガッ!!コンノォォ!!」

 

大量の弾幕を張る..

 

琲世「どれも適当にやりすぎだよ。そんなんじゃ..当たらないよ!!」

 

それを全て避け、間合いを詰める!

 

フラン「アハァ..ヒッカカッタァ〜」

 

地面から赤黒いなにかが飛び出し琲世を貫く..

 

琲世「カハッ!?こ、これは..赫子?」

 

フラン「オニイチャンのマネヲシテミタンダヨォォ!!!」

 

その赤黒いなにかは蝙蝠になって消えてしまった..

 

フラン「アハハ..オニイチャン。スグソコカラダシテアゲルヨォ..」

 

琲世「クソッ..痛いなほんと..でもこんなんじゃ僕は壊せないよ!」

 

バキッ..

 

琲世「本気で..行くからね!」

 

赫子を出す。形状を変化させて剣の形にする。

 

琲世「ハァッ!!!」

 

四方八方から様々な形で攻撃する

 

フラン「ハハハハ!!スゴイスゴーイ!!」

 

ザシュッ!!

 

フラン「!?」

 

フランの両足に赫子が刺さる

 

琲世「痛いだろうけど..ごめんね。レミリアちゃん!金木研はフランちゃんをどうやって止めたの!?」

 

レミリア「首を切り落としたわ」

 

琲世「え!?くそ..それは僕にはできない。」

 

そんな事を選べる強さは僕には無い..だからせめてあまり傷つけないようにして、助けてあげたい!!

 

霊夢「甘いのね..ほんと。研とは大違いだわ」

 

琲世「これが僕だから..これが佐々木琲世の選択だ!!」

 

フラン「きゅっとしてドカーン..」

 

パンッ!!

 

甲高い破裂音とともに足に刺さっていた赫子が破壊される

 

琲世「さぁ、そろそろこの遊びも終わりにしよう..」

 

フラン「コワシテ..アゲル..」

 

ユキムラを構えて..投げる。

 

フラン「?」

 

それを体を捻って避けるが、ユキムラはフランの目の前で停止した。赫子によってキャッチされていたのだ。それをそのまま..

 

フラン「マタソレ?」

 

琲世「彼が一度使った手か..でもこれは使ってないでしょ?」

 

地面に刺し固定する。そのまま赫子を縮めて距離を一気に詰める

 

フラン「ハハ!オイデ!!」

 

ハグを要求するような構えでフランは待ち受ける..

 

琲世「ならお言葉に甘えて..」

 

そのままフランを抱きしめる。

 

フラン「?」

 

そして当然のようにフランのては琲世の腹部に突き刺さる

 

琲世「ぐっ..それが君を置き去りにしてしまった罰なら、僕は快く受け入れるよ」

 

フラン「エ?」

 

思いもよらぬ言葉にフランは動揺する

 

フラン「コンナモノジャ..こんなモノじゃナイ!!」

 

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も....何度も琲世の腹部を刺す

 

琲世「ガハッ....君がどんなに悲しかったかは僕には分からない。僕は金木研じゃないから、僕は佐々木琲世だから、君の事は何も分からない。でもね、心の奥底には金木研がいるんだと思う。彼がこう言うんだよ、フランちゃんを泣かせないでって..。僕を受け入れてくれとは言わない、僕を傷つけることで君が救われるならそれで全然構わないよ」

 

フラン「あぁ..あぁぁ..私は、私はぁ!!なんで、なんでいなくなっちゃたの..お兄ちゃん..」

 

琲世「ごめんね?僕は金木研の変わりにはなれないけど、佐々木琲世として君の兄になる事は出来る。戦ってて分かったでしょ?僕は金木研みたく強くないし決断力が無い、別人だって..」

 

フラン「私を..一人にしないって言ったのに..」

 

琲世「今だけでいいからさ..僕を佐々木琲世を頼ってよ..兄として」

 

フラン「もう一人にしない?居なくならない?」

 

琲世「うん!勿論!佐々木琲世の家訓は女性を悲しませないことだからね!任せておいてよ!」

 

フラン「約束だよ?お兄ちゃん?」

 

琲世「わかった..約束。改めて..初めまして、僕は佐々木琲世。君は?」

 

フラン「私はフランドール・スカーレット..フランって呼んでね!」

 

琲世「宜しくねフランちゃん!」

 

金木研..君は意外と周りの人に恵まれてたんだね。あんなにポッカリ穴が空いてるから一人ぼっちだと思ってたよ。君が大切にしてきたっていうなら僕も大切にしないとね..





琲世「ハイ!始まりました!第1回佐々木琲世のママンの回!!このコーナーは誰か1人を呼んでただ会話するだけというコーナーです!題名詐欺?僕そんなの知りません!」

霊夢「んで、私が呼ばれたと..」

琲世「そうそう!今回は霊夢ちゃんになります!」

霊夢「えぇ〜嫌よめんどくさい..」

琲世「とか言いつつここに来てるじゃないか..ツンデレってこれの事をいうのか..」

霊夢「ち、違うわよ!私のキャラ的にそういう事言ったほうがいいかなって思っただけで!」

琲世「ハイハイ..メタ発言は控えてね。さてさて僕的には今回の話、かなり頑張ったと思うんだけどどうかな?」

霊夢「ん〜とりあえずお茶..」

琲世「甘いね..僕が霊夢ちゃんにお茶を出し忘れるなんて事あるわけないじゃないか!」

霊夢「ん、ホントだわ..もう注いで置いてある。さすがママン。」

琲世「それで?どうだったかな?」

霊夢「ん〜とりあえず煎餅」

琲世「ハハハ!甘すぎるね!霊夢ちゃん!僕がお茶請けを忘れるわけないでしょ?」

霊夢「ホントだわ..もう既に出してある。しかもご丁寧に一口サイズに割ってある..恐るべきママン」

琲世「とりあえず..質問に答えよ?霊夢ちゃん..」

霊夢「琲世..もう夕食の時間なんだけど?」

琲世「....はい、作ってきます。」

霊夢「ママンでも夕食はすぐに用意は出来ないのね。」

琲世「今回はこれにて終了ですが..これから他の人もジャンジャン呼ぼうと思ってます!!」

霊夢「めんどくさいから琲世と誰かの1体1の会話にしてほしいそうよ?」

琲世「だからメタ発言だよ..霊夢ちゃん..」

霊夢「次は誰かしらね?」

琲世「作者の独断と偏見..もしくは読者の皆様のご要望次第だよ!!」

霊夢「琲世..お腹すいたわ」

琲世「ハイハイ..それじゃまた次の機会に..」

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