東方喰種録   作:しーや(厨二全開)

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ママン感出せるよう頑張ります(`・ω・´)キリッ


思い出

 

紫「幽香〜ちょっといいかしら?」

 

幽香「何かしら?」

 

紫「琲世の実力を見たいのだけれど..どうしたらいいかしら?」

 

幽香「普通に言えばいいじゃない。」

 

紫「でも前の性格からして考えると無駄な争いはしない感じなのよ」

 

霊夢「なら餌で釣るわ」

 

幽香「餌?」

 

琲世(はぁ..不知くんに瓜江くん、六月くんに才子ちゃん、心配だなぁ..。あ、でも今帰ったらアキラさんになんて言われるか。マドパンチは勘弁してほしいな..)

 

霊夢「琲世..ちょっといい?」

 

琲世「あ、はい。なんですか?」

 

霊夢「敬語じゃなくていいわ。単刀直入に言うわ..私と勝負しなさい」

 

琲世「....え?」

 

霊夢「だから私と勝負しなさいって言ってるのよ」

 

琲世「ええっと..理由を聞いても?」

 

霊夢「実力を測るためよ」

 

また強引な..でも待て。これは交渉の余地があるって事じゃないか?

 

琲世「なら条件を一ついいかな?」

 

霊夢「何かしら?」

 

琲世「戦った後に僕を元の世界に帰すっていう条件」

 

霊夢「却下よ。でもそうね..もし私に勝てたら帰してあげるわ」

 

よしきた!

 

琲世「ならその勝負受けるよ..」

 

霊夢「ルールは参ったもしくは戦闘不能まで追い詰めたら勝ち。あとは何でもアリで行くわ」

 

琲世「うん。それでいよ」

 

さて、赫子は極力使わない..なら雪村?いやこれも極力使いたくない。なら格闘術で..

 

紫「お互いいいわね?....はじめ!」

 

琲世「いくよ!」

 

距離を詰め蹴りの間合いに入る。からの右足の前蹴り

 

霊夢「甘いわね」

 

クルリと回って避け、その勢いを使って裏拳で肋を狙う

 

琲世「ふっ!」

 

裏拳を腕でガードし、右足を横にふる勢いをつかって左足の踵で霊夢の顎を蹴り上げる

 

霊夢「ちっ..」

 

琲世「今の避けられんだ..すごいな」

 

次に霊夢のお札が大量に飛んでくる

 

ザシュッ..

 

琲世「っ!?」

 

切れ味がよくかすっただけで切れてしまう。それをギリギリで避けつつ間合いをまた詰める

 

霊夢「..これは前、金木研に見せた技よ」

 

お札を何枚も重ね合わせ、刀の形にして待ち構える

 

琲世(まずいっ!!)

 

霊夢「はぁっ!!」

 

突っ込んでくる琲世に向かって上段から斜め下に振り下ろす

 

ガキン....

 

琲世「くっ..これは使いたくなかったけど..」

 

雪村を即座に取り出し刀を抑える

 

霊夢「ほんと、覚えてないのね..」

 

琲世「え?..あぐっ!?」

 

琲世の体が急に動かなくなる。

 

霊夢「それは体を麻痺させるお札よ..。結構効くでしょ?」

 

琲世の丁度心臓の当たりにお札が1枚貼り付けられていた..

 

琲世「くっ..そぉ..。」

まずいっ!体が動かない!!このままじゃ....

 

霊夢「終わりよ..」

 

琲世「ま..だだぁぁ!!」

 

琲世はそのお札を無理やりはがし、赫子をだす

 

霊夢「っ!?」

 

バキッ..

 

琲世「仲間の元に帰るために..あなたの力を使います!!」

 

ズキンッ!!

 

琲世「あぁ!!頭が....クソこんなタイミングで..」

 

霊夢「琲世?」

 

琲世「こん..のぉぉ!!」

 

赫子で攻撃する..

 

霊夢「ちっ..これで!!」

 

お祓い棒を取り出しお札で作った刀を投げる。

 

琲世「はぁぁ!!!」

 

刀を払い除けそのまま突っ込む

 

霊夢「っ!!!」

 

....立っていたのは霊夢だった。

 

霊夢「最後..手を抜いたわね」

 

琲世「ハァ..ハァ..そんなつもりは..ないんだけどな..」

 

霊夢「金木研は、私なんかじゃ手も足も出ないくらい強かったわよ」

 

琲世「知ってる...あの人は強いし怖い。でもとっても悲しい人」

 

霊夢「..ま、あなたの負けだから帰すことは出来ないわ」

 

琲世「はぁ..あ〜あ。負けちゃったよ」

 

霊夢「これから宜しく。佐々木琲世」

 

琲世「うん。宜しくね霊夢」

 

ここで僕を金木研を知っていこうってそう思うから、ちょっとの間..休暇を貰うことを許してください

 

ーー次の日ーー

 

霊夢「ん!?美味しい!!なにこれ!琲世アンタ此処で暮らしなさい!そして3食私に振る舞うこと!!」

 

琲世「ふふん♪これは琲世スペシャルっていって僕の得意中の得意としている料理なんだ!ちなみにこのスペシャル料理は昼と夜って続くコースメニューとなってるんだよ!」

 

霊夢「なんてこと..これは一大事だわ!!今すぐ売り出して商売を始めましょ!」

 

琲世「えっ..ちょっ..なんでもう準備始めてるの?てか寝癖..ちゃんとなおしてから行こうよ。あと洗い物も..」

 

霊夢「むぅ..あんたはオカンか!!」

 

琲世「ママンと呼んでくれてもいいんだよ?あと幽香さん来るまで待たないと..」

 

霊夢「昨日勝負終わる前に帰っちゃったものね。ま、いいわ..これ商品にしたら私の分が無くなるものね」

 

琲世「もともと商品にするつもりないから平気だよ..」

 

なんか世話の焼ける兄妹を持った気分だよ..

 

 

 




ママン感を求めてた皆....これでいいだろ!?

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