東方喰種録   作:しーや(厨二全開)

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第2章はあんまり展開をはやくしないでゆったりやって行こうとおもいます!


琲世

ーー湖 上空ーー

 

琲世「え..えっと僕はなんで..落ちてるの?」

 

状況を整理しよう。オロチと戦ってたら急に景色が変わって、金木研を知ってる人に会い、幻想郷?に招待されて今落ちてる最中

 

琲世「全然分からないや..」

 

ザッパーーン!!

 

琲世「ゲホッゲホッ!!ちょっ、ほんとに死ぬところだったよ..」

 

??「あ、あれ?あなたは..」

 

琲世「誰?」

 

そこには羽根の生えた小さな子が3人仲良く遊んでいた

 

??「大ちゃーん!!どしたの?っておまえ!」

 

琲世「え、えっと..」

 

??「お兄さん..?」

 

琲世「ど、どちら様でしょうか..」

 

大ちゃん「..いえ、人違いでした。すいません。行こチルノちゃん、フランちゃん。」

 

チルノ「え、でもあいつ!」

 

フラン「なんで..どうして..」

 

琲世「行っちゃった..僕の事を知ってる。いや知ってるのは金木研の事か..でもここがどこなのかくらいは知りたかったなぁ..」

 

とりあえず持ち物を確認する。

 

琲世「クインケ..うん。雪村はあるけどアッシュケースが壊れちゃったからしまえないな。あとは手帳と財布か。とりあえずあの子達を追うべきか..それとも別の道に進むべきか」

 

少し悩んだが..

 

琲世「いややめておこう。あの大ちゃんって子は僕をあの2人に近づけたくないみたいだし..。ならあっちに行こうか」

 

それから何時間歩いただろうか..

 

琲世「流石に..捜査で足を鍛えてても..これはきついな」

 

そう嘆いていると..

 

琲世「うわぁ..凄いな。向日葵畑だ」

 

その光景に見惚れてしまった。辺り一面黄色1色に染まっていた

 

琲世「..?立て札?なになに..太陽の畑、か。この名前つけた人いいセンスしてるね」

 

??「あら..嬉しいことを言ってくれるのね」

 

琲世「うわっ!?びっくりした..」

 

??「驚かせてごめんなさいね..あなたはここに観光に来たの?」

 

琲世「あ、いやそうじゃなくて森の中をただ歩いていたらここに着いちゃったんですよね。あ、佐々木琲世って言います!」

 

なんかアキラさんを連想させる雰囲気だな..

 

幽香「風見幽香よ。幽香って呼んでちょうだい?」

 

琲世「はい。それで幽香さん。実は僕、突然ここに連れてこられたんですけど..どうしたらいいですかね?」

 

幽香「紫に連れてこられたのよね?」

 

琲世「あ〜あんまり覚えてないですね..」

 

幽香「紫が聞いたらなくわよ?ま、とりあえず連れてこられたのなら暫くは帰れないでしょうね」

 

琲世「そんなぁ..」

 

幽香「とりあえず博麗神社に向かいましょうか」

 

琲世「神社ですか?というか足がガクガクなんで歩くのはもうきついんですが..」

勘なのだが、行ったら絶対にめんどくさい..

 

幽香「そこは安心していいわ。こうやって飛んでいくもの」

 

琲世「へ?」

 

人生初の..浮遊散歩..

 

琲世「いぃぃやぁぁぁぁぁ!!!」

 

むしろ散歩というよりダッシュだよね

 

 

ーー博麗神社ーー

 

幽香「はい、到着!」

 

琲世「あ、ひゃい..」

 

こんなに疲れたのは才子ちゃんを起こす以来だよ..

 

幽香「霊夢..いるかしら?」

 

霊夢「珍しいお客さ....あんたは..」

 

琲世「えっと佐々木琲世です」

 

なんでこんな睨まれてるんだろう..僕なんかしたかな

 

霊夢「..博麗霊夢よ。琲世って言うのね..」

 

琲世「あ、はい!えっと元の世界に戻りたいんですけど..」

 

霊夢「無理よ」

 

幽香「言った通りでしょ?」

 

琲世「どうしよう..Qsの皆が心配だ..。特に才子ちゃん」

 

紫「はぁ〜い♪こんにちは♪」

 

琲世「あ、さっきの人!あの僕を戻してくれませんか!?」

 

紫「嫌よ〜。それに知りたいんでしょ?」

 

琲世「うっ..まあそうですけど..。」

 

女性に手を挙げたら男性失格(喰種以外)ってアキラさんに言われてるからな..

 

霊夢「紫..ちょっと..」

 

紫「はいはい..」

 

そう言って2人は神社の奥にいってしまった..

 

琲世「はぁ〜どうしようかな。幽香さん助けてくださいよ」

 

幽香「私としてはあなたがいた方が楽しそうだから..助けないわ」

 

琲世「ひどいっ!!」

 

 

 

ーー霊夢&紫sideーー

 

霊夢「ねぇ..あいつ研なの?確かあの時死んだはずじゃ..」

 

紫「あの子の世界がちょっと歪んでてね..殺さずに兵器として使ってやろうって事で琲世が生まれたの。彼の中には研がいるわ..。記憶もそのうち治るでしょうし、たまに彼が出てくることもあるでしょうよ」

 

霊夢「なんでこっちに連れてきた!」

 

紫「面白い..なんて理由じゃないから安心なさい。ただみんなにポッカリと空いた穴を埋めるために、連れてきただけよ。」

 

霊夢「..こいしのため?それとも紅魔館の連中のため?もしくは妖夢かしら?」

 

紫「全部当たってるわ..。こんな中途半端なままで終わりたくないのよ。だから琲世を呼んだの。記憶を戻すのは二の次..まずは研が琲世として生きてるって皆に伝えたい」

 

霊夢「ま、分かったわ..。でもきっと琲世を研に戻したいって連中が表れるわよ?」

 

紫「その時はあの子次第よ..」

 

霊夢「..はぁ..無茶苦茶ね..」

 

琲世か..どっからどう見ても金木研よ。でも昔みたいな冷徹さや、強さが感じられない..。多分研はもともとあんな感じだったのかもね。琲世に会えなきゃ分からなかった事。そしてこれからもっと知っていく..。琲世のために?違う..研のため?違う..自分のために。私が研にいったように、私は自分のためにこれからを使っていくわ。

 

 




琲世のキャラがよく分からない..。もっとママ感を出すようにしないと..。

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