東方喰種録   作:しーや(厨二全開)

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喪失

魔理沙「あぁぁぁぁぁ!!!」

 

魔理沙の断末魔が響く

 

咲夜「魔理沙!?どうしたの!?」

 

目に刺さった小刀を抜いて問いかける

 

レミリア「う..うぅ」

 

金木「あヒャは..」

 

金木が近づいて来る..

 

レミリア「け..研..後悔するわよ..」

 

金木「こ、こう、カイ?ハハハハハ..」

 

グサッ..ムシャムシャ..

 

レミリア「かっ!?..あぁ..」

 

金木「デモ..コォォォンナニ愉しぃぃぃ!!!」

 

咀嚼音が絶えない..

 

魔理沙は生きてるのかすらわならない、咲夜は失明、フランは心臓を潰され、レミリアは咀嚼されている。知らぬ間に無意識に1番犯されていたのは..金木だった

 

金木「こーいーしぃちゃぁぁん..」

 

歩き始める..人里へと。その後には惨たらしい姿になった4人、恐らく咲夜以外は瀕死..このまま行けば死が待っているだろう

 

ーー人里ーー

 

こいし「あれ?ここどこだろう。みえないや」

 

慧音「きみは!?こいしではないか!?」

 

こいし「先生?どーしたの?」

 

慧音「よかった!研に君を見つけたら匿ってくれと頼まれていたんだ!」

 

こいし「え..じゃあわたし..また」

 

能力の暴走..悟ってしまった。悟り妖怪とか関係なく分かってしまった。そしてさっきまでの記憶が蘇る

 

こいし「あぁ..あああぁぁぁぁ!!うそ、うそうそ!!」

 

慧音「どうした!?」

 

こいし「霊夢..れいむぅ..」

 

蘇った記憶は霊夢が苦しんで倒れる情景。自分の友が死ぬさま..。こいしは狂いそうになるくらい叫んだ

 

慧音「お、落ち着け!!」

 

こいし「あ..お兄さんは..」

 

慧音「大丈夫だ。きっと..」

 

金木「邪ん魔ぁぁぁ!」

 

慧音の横腹に百足のような赫子があたる

 

ベキベキバキ!!

 

肋骨が折れる音が聞こえ吹き飛ばされる

 

こいし「おにいさん..」

 

金木「みぃツケたぁ..」

 

金木は狂ってるとはいえこいしが発した言葉は驚くべきものだった

 

こいし「私を..殺して」

 

金木「あっ..!?」

 

ズキンッ!!!

 

金木「あぁ!?がぁぁぁ!!」

 

頭痛が走る

 

こいし「はやく..殺して!」

 

金木「い、いやだぁ!ヒャハハ!!お仕置..ちがう!!これは僕じゃ..」

 

赫子が勝手に動いてしまい周りの家に被害がで始める

 

金木「くってやる..ちがう!!ぐちゃぐちゃにしてぇ..やめろォォ!」

 

赫子がこいしに向かう

 

金木「くっ..ああ!!」

 

赫子はこいしの目前で止まる。

 

金木「こいし..ちゃん..にげ、て!」

 

こいし「ううん..。私はもういい。このまま行けばまた同じ事を繰返しちゃうから」

 

金木「それでも!!きみは..もっと..幸せになってもいいんだ!!」

 

こいし「充分幸せだよ..。お兄さんに出会えて最後に少しだけでもお兄さんの顔が見れてよかった」

 

視力が落ちてる為ボヤけてしまうがなんとか姿が見える程度の視力はあるらしい

 

金木「だめだ!!君は生きなきゃ!..くっ..もう抑えられないからぁぁ..ほらァこんなにぃ美味しそ..うなわけないだろ!!ちがう..違う違う違う!!」

 

こいし「苦しそうなお兄さんは見たくないよ..。もう辛いんだ..だからはやく」

 

今にも泣きそうな哀しい笑顔を向けてきた。その時一瞬だけそれに意識を持っていかれてしまい赫子の制御を忘れてしまう。そのたった一瞬の気の抜きようで全てが..終わるのだ

 

ザシュ!!

 

金木「やめっ..ヒャハハハハハ」

 

金木の声は届かなかった..変わりにカネキの声が響く

 

 




まだ間に合う..死なない未来も作れる..あぁどうしましょう

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